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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/06 タイガー&ドラゴン (4)  2005/06/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/06 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル タイガー&ドラゴン
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山崎虎児(長瀬智也)
 谷中竜二(岡田准一)
 林屋亭どん兵衛(谷中正吉)(西田雅行)
 林屋亭どん太(谷中竜平)(阿部サダヲ)
 リサ  (蒼井優)
 メグミ (伊藤美咲)
 組長  (笑福亭鶴瓶)
 銀次郎 (塚本高史)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  『タイガー&ドラゴン』 クレイジーケンバンド

あらすじ  どん吉(春風亭昇太)が真打に昇進したことにより、小虎(長瀬智
也)も二つ目に昇進となる。
 二つ目は前座と違って大勢いる。そのために高座に上がる日が少な
くなり生活が苦しくなる。


 喫茶店よしこ

 どん兵衛(西田敏行)が虎児の前でオムライスを食べる・
 兄さんから夫婦の話を教わっているが、虎児には実感がないからわ
からない。
 「師匠はよーなんで結婚したんだ?」
 「夫婦はねぇ、惚れたはれたは一時的なもんだけど、それが永遠に
思えるときがあるんだよ。やがて子供が産まれる。自分の家族という
ものが出来る。無償の愛とでも言おうか・・」
 虎児が大声を出す。
 「咄家がオチも無ければ、ダラダラ話してるんじゃねー」


 ドラゴン&ソーダで竜二(岡田准一)がうきうきと支度をしている。

 リサ(蒼井優)が気を効かせて、
 「デートですか?何時に帰って来るかわかれば店番しますけど・・」
 ちびT(桐谷健太)が店に入って来る。リサからデートだと聞かされ
る。
 「メグミちゃんじゃないよね?その格好で行くんならいいよ。」

 竜二としてはダサくない格好をしているつもり…


 メグミ(伊東美咲)はデートの日だというにも関わらず、バスガイド
の仕事をしていた。
 観光バスの旗を持ちながら、「どうしても交代してもらえなかった
の。ごめんね竜二くん」

 二人でマッサージへやって来る。
 「気持ちいいー。竜二くんもやってもらえば?竜二くんも落語やっ
てるの?虎ちゃんとどっちが上手?虎ちゃんてすごい下手、だけどー
説得力があるというか、聞かなきゃいけないとういうか。竜二くんも
何かやってよ、メグミ怖い饅頭しか知らないから。」
 「俺もう落語は封印した。俺の場合全く逆。上手いけど説得力がな
い。だからつまんない。」
 「つまんなくないよー。メグミ竜二くんのこと良く知らないから」


 虎児が谷中邸へ帰って来る。食事の用意をしていた小百合ちゃん
(銀粉蝶)に
 「おお!水炊きじゃん。」
 「ダメよ、メグミちゃん帰ってから。」
 「おかしくねぇか?俺が遅く帰っても先に食ってるじゃねーか?」
 「メグミちゃんと付き合ってるの?」
 「付き合ってねーよ」

 「メグミちゃんはおまえのもんじゃないよ。メグミちゃんがもし彼
氏を連れて来ようもんなら、立ち向かって行くわけだから。」
 そこへ、メグミと竜二が帰って来る。

 「もうお腹ぺこぺこ」
 メグミは食卓へ座り、水炊きを食べ始める。

 小百合ちゃんはメグミに
 「あなたの本当の気持ちを聞かせてください。竜二さんが好きな
の?小虎が好きなの?」
 虎児は口を挟む。
 「前から言おうと思ってたけど、悪いけどコイツ×1なんだよ。そ
れを更正させたのが竜二。」
 竜二とメグミに彫ってある“MとT”の刺青を見せる。
 「生半可な気持ちで付き合ってるんじゃねーよ。」

 どん兵衛は竜二に掴みかかる。
 「おまえ親からもらった体に何したんだー!」


 どん兵衛は小虎を呼び出す。
 「小虎今からいいか?いずれ話そうと思ったけど、兄弟子たちに言
うなよ。おまえと俺の秘密な?」
 意味がわからないまま、小虎は一件の店に連れて行かれる。

 「正ちゃんまた太った?」
 「新弟子で小虎。こちら水越小春(森下愛子)さん。僕の彼女」
 「なんで俺に愛人なんだよ。」
 「超プラトニックな関係なのよ。」
 「僕が大学4年のときだから30年になるな。謙ちゃん(笑福亭鶴
瓶)とは落研の部長副部長の間柄でねぇ。付属高校の落語クラブの指
導を任されていたんだよ。小春ちゃんはクラブに入りたての一年生で
かわいかった。…」

 大学の頃、謙は小春が気になり、正吉に小春の気持ちを確かめるよ
うにお願いする。その小春は正吉のことが好き…謙と正吉は殴り合い
になる。

 「正ちゃんは卒業してすぐ弟子入りして、すぐどん兵衛になったけ
ど、謙ちゃんはわたしが入学するまで留年したのよねー大学8年生ま
で待ってたんだよ。」
 「僕は師匠の娘さんと付き合っていたんだけど、てっきり謙ちゃん
と小春ちゃんは一緒になるもんだと思ってたんだけど。」
 「どうするのOB会?」
 「行かないというか行けない。」
 「3人で会えるの楽しみにしてたんだけど。」

 虎児はびっくりする。
 親父の名前が中谷謙で落語が出来ると始めて知る。
 「親父が落語出来るなら、おまえのところに弟子入りする必要がな
かったじゃねーか。俺は親父から落語を教えてもらえば良かったじゃ
ねーか。」


 OB会の出欠届 “谷中正吉 欠席”


 虎児はドラゴン&ソーダへやって来る。

 「小春さんに会ったんだ。やたら会わせたがるんですよねー。二つ
目に上がったときに俺も会わせてもらった。どん吉兄さんたちもいた
んだよねー」
 虎児の前に1枚のちらしがある。
 “CLUB YO−SE”
 ちびTからもらったちらしに淡島(荒川良々)が写っている。

 虎児と竜二がCLUBにやって来る。DJはちびT。
 どん太(阿部サダヲ)がバイトで司会をやっている。

 ジャンプ亭ジャンプが登場。

 「こんなにざわついている中で古典をやるのかよ?」
 「うけとる・・」
 「権助提灯だ。」


 虎児がどん兵衛を起こす。
 「起きろ起きろ師匠、師匠。やってくれよあれ。権助提灯。明日の
高座で絶対やれよ。じゃなきゃこのこと小百合ちゃんにバラスから。」


 どん兵衛が高座に上がる。権助提灯を始める。

 嵐がやって来た日、
 主人が権助に提灯を持たせ、妾の家へ訪れる。
 「家内が言うには大変心細い思いをしているから、おまえが行けば
安心する。」
 「さようでございますか。と言えば奥様に合わすお顔がございませ
ん。本宅へお帰りください。」

 おかみさんのところで寝たいと思えば邪魔にされ、
 めかけさんのところで寝たいと思えば邪魔にされ、

 「まぁ感心じゃありませんか、なおの事今晩はこちらにお泊めする
わけにはございません。」

 主人は権助に命令する。
 「権助提灯つけろ」
 「消せねーで待ってたぁ」
 「馬鹿野郎家には明かりがあるだろう。一つで用が足りるところを
二つも点けておけば一つ無駄になるってもんだ。」
 「おめえさまも随分と無駄があるなぁ。カミさんなんて、一人居れ
ば用が足りるベ。お妾さんなんて無駄なもんだ。お妾さん捨ててろう
そく買ってみなせ。どんだけ提灯つけれるか。」

 「また来たぞ。おまえの言うとおり、家内に話したぞ。偉いからお
まえのところへ行って泊まってあげてくださいと」
 「おっしゃられるほど、お泊め難くなりまして。本宅へお帰りくだ
さい。」

 「権助提灯をつけろ」
 「提灯にはおよばねー、もう夜が明けたー」


 虎児はOB会会場へ組長(笑福亭鶴瓶)を送っている。
 「おまえにはいずれ話そうと思っていたんだ。わしと正ちゃんの話
し。」

 大学の頃、正吉は小春が気になり、謙に小春の気持ちを確かめるよ
うにお願いする。その小春は謙のことが好き…正吉と謙は殴り合いに
なる。

 「師匠の聞いた話しと微妙に違う・・」

 虎児の言葉に組長が反応する。
 「正ちゃん小春嬢におおとるのか?」
 「師匠と一緒に小春ちゃんに会いに行きました。」

 「何がOB会だ。帰るぞ。」

 車をUターンさせ、組長は会場から遠ざかる。


 どん兵衛の元に小春から電話が入る。「謙ちゃんが来ない?」

 小虎に聞くと、「まさか親父がショックを受けるとは・・」


 「大学出てから謙ちゃんは一回も小春ちゃんに会ってない。自分の
結婚式にも小春ちゃんだけ呼んでない。一昨年だったか、小春ちゃん
のだんなさんが亡くなったんだ。花だけ出してね。20も違う大学教
授おっかけて京都まで行っちゃったんだ」
 「じゃあ付き合っちゃえばいいじゃん。小春さんも独身なんだから」
 「付き合っちゃえばいいんだぁ。おまえさん人間わかってるねー」


 小虎が高座に上がる。
 権助提灯を始める。
 やきもちなんてもんは、女の専売特許と思われがちですが、男だっ
てやくものです。

 正吉と謙という親友同士がおりまして、
 大人気ねー野郎で、30年前に取り合った女、小春を巡って揉めに
揉めております。
 なんとか和解しようと、正吉が策を練りまして、奉公人である権助
を使い出した。

 OB会で小春は飲み過ぎる。

 谷中邸へ小春を連れてくると、小百合ちゃんが居て、子供も居て、
かわいい弟子も居るから泊めることが出来ないと、どん兵衛は小春を
組長の家へ連れて行くように、虎児に言う。

 道に迷いまして、謙ちゃんの屋敷につきます。
 インターフォンごしに組長は、先に小春が惚れたんは、正ちゃんや、
正ちゃんのお家に連れてって下さい。

 浅草の家にあります、正吉の家に行きます。
 小百合ちゃんにどうやって説明するんだよ。
 ここで揉めたらあんときと同じことになるんですからね。

 くわしいことは後で話すけど、とりあえず組長のところへ行ってく
れって。

 組長の家にやって来る。
 小春が直接交渉しようとする。
 インターフォンごしに銀次郎(塚本高史)が、親父は手紙なんて書い
た覚えはないって。今夜は何があっても泊めることは出来ませんって。
 兄貴すいませんね、親父頑固だから。

 本当に親父が書いた手紙なのか?
 「忘れたー」

 鞄から30年前の手紙を取り出す。
 “30年後の今日も変わらずあなたを愛しています。 中谷中“

 「どっちだよ」

 車の中で小春が指を指すほうに夜が明けてくる。


 寄席に小春も見に来ている。


 喫茶店よしこ

 実名を出されて、もし、うけなかったら心配だったけど、授業料を
渡して、返してもらう。
 「どう考えても書いた覚えはないんだけどなぁ」
 どん兵衛は最後まで納得のいかない。


 小春が歩いていると、組長の車が止まる。
 「謙ちゃん」
 「また、こういうことがあったら、正ちゃんやなしに、わしに連絡
して。それからな、まぁいいわ」
 「何よ」
 「30年後の今日は好きだけど、やっぱり小春ちゃんのこと好きや
ったなぁと思って。」
 「謙ちゃん。やっぱり謙ちゃんだったんだぁ」


寸  評  一人の男が二人の女の間をふらふらする【権助提灯】。どっちの
家にも泊まれずに夜が明けてしまう。
 どん兵衛と組長と小春。虎児と竜二とメグミの関係。同時進行して
行きテンポ良くまとまっていました。

執 筆 者 田村()

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2. 編集後記
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 遅くなってます。本当にすいません。
 朝、体力作りのために歩いています。仕事中に眠くなり、大あくびをしてい
る自分にびっくりです。
 だけど、少し体が絞まってきたような気がしなくもないなぁと…(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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