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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/22 あいくるしい (7)  2005/06/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/22 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル あいくるしい
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 真柴由美(原田美枝子)
 真柴徹生(竹中直人)
 真柴明示(杉浦直樹)
 真柴みちる(綾瀬はるか)
 真柴豪 (市原隼人)
 真柴幌 (神木隆之介)
 真柴唄 (松本梨菜)
脚  本 野島伸司
主題歌  『ベンのテーマ』Micheal Jackson

あらすじ  第7話「家族のチーム力」

 真柴由美(原田美枝子)が亡くなった後、沈みがちな子どもたちを
励ますために徹生(竹中直人)は父親としての責任感を果たそうと頑
張っている。朝食後、玄関前で円陣を組もうと言い出す。子どもたち
は恥ずかしいが、徹生の気持ちを汲み取り参加する。仕事から帰って
きた明示(杉浦直樹)も巻き込み、円陣を組むことになる。

 『みんながつきあっているのは、もしかして一番悲しいのは父さん
かもしれないから。一番悲しい人が頑張ろうとするとつられてしまう
ものなのですね。僕もそういう人になりたいと思います。一番悲しい
時に頑張ろうとする人に』

 幌はトイレでビー玉を落としてしまい、羽生章司(中屋力)に拾わ
れるが、返してもらえない。

 校庭で虹色の戦士たちが話をしている。奈々は幌の母親がなくなっ
て虹色の戦士でいる意味がないので、ビー玉を章司に返してもらわな
くてもいいのではないかと言うが、幌(神木隆之介)は虹色の戦士を
作ることは、お母さんからのバトンだからと言う。花井耕作(花山幹
介)は章司は羽生(ハブ)という名前の通り噛み付いたら離れないし、
章司の父はやくざで刑務所に入っているという噂があることを理由に、
章司とはかかわりをもちたくない様子。坂巻奈々(志保)は私が取り
返してやると張り切る。

 真柴家。居間には徹生と床屋の花山芳夫(高橋克実)と警官の大伴
一(ドランクドラゴン)が座っている。徹生は一からみちるにはつき
あっている人がいると聞かされ、みちるに真偽を問う。徹生はみちる
になんでうちにつれてこないんだ?と聞くが、みちるは連れてこよう
と思っても連れてこれない、(家族に)いろいろ言われたら自信がな
いし、みんなに紹介してダメになったらどうしようかとためらってい
る。

 矢口病院院長室。部屋には院長で淳一の父貴文(中丸新将)と淳一
(小栗旬)、瀬戸政希(田中幸太朗)がいる。貴文は淳一に女と遊ぶ
のはいいが婚約破棄はできない、病院を潰すつもりかと、みちるとの
交際にのめりこまないように釘を刺す。
 淳一は貴文にみちるさんに会ってくださいと頼むが、貴文は聞く耳
を持たない。淳一が部屋を出て行った後、貴文は政希に淳一は病院を
継ぐ自覚がなさすぎるとぼやくが、政希はそんなことはないと淳一を
かばう。

 真柴家。芳夫と一が帰った後、徹生はみちるに「本当に好きなの
か?」と聞くとみちるは「好きよ」と答える。みちるは矢口淳一との
仲を大切に思っている様子なので、徹生はそれ以上踏み込んで聞くこ
とができない。

 原沢家。千秋(南果歩)は自分の浮気調査の入った興信所の封筒見
つけてしまい動揺する。

 章司の後をつけていた幌は、章司がビー玉を落とした隙に拾おうと
するが、章司が夕日を見つめて泣いているのを見て拾おうとするのを
止めてしまい、章司に見つかってしまう。泣き顔を見られた章司は、
幌がビー玉に執着しているので、そんなに大事なものなら余計に返し
たくないと言う。

 次の日。耕作は体育の時間の着替えの隙に章司の持ち物から、ビー
玉を盗み出すが章司に見つかる。章司は幌にビー玉を返してほしけれ
ば、放課後神社に来いと言う。

 由美の墓の前。みちるが墓参りにやって来ると、政希が先にいた。
政希は淳一より自分の方がずっと優秀だから俺とつきあえと強引にみ
ちるにキスをする。

 真柴家。明示が徹生の部屋を覗くと、徹生が泣いており、徹生の周
りにはたくんさの家族アルバムが散乱している。徹生は由美が亡くな
ってから眠れないので、タクシーの仕事を遅番に代えてもらおうと思
うと明示に話す。徹生は、母が亡くなった後、家の中に灯が消えたよ
うで気が滅入り逃げるように東京へ行ってしまったことを詫びる。明
示はその頃は無理に徹生と会話していたので、徹生がいなくなって楽
だったと答え、今は4人の孫がいて(幸せだ)と語る。徹生は男が先
に死んだ方がいい、女房より長く生きるのは辛い。あいつ本当に死ん
だのかなと由美の亡くなったことをまだ受け入れられない様子。

 豪(市原隼人)が通りを動かなくなったスクーターを押し文句を言
いながら歩いている。スナック「夕鶴」の入り口にいた南雲夕子(桜
井幸子)が豪に声をかけて店の中で話をする。夕子は豪にボクシング
どうなった?と尋ねる。豪が竜一にボクシングを習いたいと思ったの
は、高校卒業後の進路について決まっていないからと答える。
 夕子は豪と中川竜一(萩原聖人)が似ている所がある、竜一もそれ
を感じているからボクシングを教えることを拒むのだと説明する。

 竜一の部屋。奈々は押入に入っていた竜一のバックに鍵がかかって
いたので、中身が気になり強引にファスナーを引っ張り開けてしまう。
中身はノートで毎日の日記が書かれていた。

 スナック「夕鶴」。夕子はボクシングをしていた竜一は心身ともに
ボロボロの状態であると言う。長い間ボクシングをしていたせいで、
竜一は記憶がなくなるというパンチドランカーの症状に悩まされてお
り、記憶を保持するために毎日何をしたかのメモを欠かさないのだと
いう。

 真柴家。唄(松本梨菜)が虹の絵を書き、幌が唄の絵を明示に見せ
て、虹は明るい色ばかりなのに、なぜ紺色があるのかを問う。明示は、
虹は1日を表しているのかもしれない、静かな緑色で始まり、みかん
色の夕日が沈むと言う。すると幌は、紺色って夜なんだね、かわいそ
うだね、夜は一人ぼっちなんだよと言う。

 徹生はタクシーの助手席に由美の遺影を載せて由美の思い出を思い
出し泣きながら走っている。

 原沢家。千秋が篤(浅野和之)の帰りを待っている。机の上には離
婚届が置いてある。千秋は塾の先生とは終わったと話し、離婚を求め
る。篤は「お前は母親だぞ」と千秋を責めるが「少しでもあなたを愛
してたわ。自分でもどんな女なのか。ずっとドキドキしてたいの、な
んでもいいの仕事でも恋愛でも」と言い、篤は「お前は母親だ。俺は
離婚なんかしない」と話し合いにならない。その会話を聖子(後藤果
萌)は聞いてしまい2階の部屋に閉じこもる。

 神社。幌はビー玉を章司にあげると言うが章司は友情ごっこは嫌い
だと拒み、お前の持っているビー玉もよこせと幌に挑みかかる。幌は
倒されながら章司と友だちになりたいと訴える。耕作によって呼び集
められた虹色の戦士たちが章司の周りを取り囲む。章司は母が病気で
ビー玉を7色揃えられれば、お母さんはきっと助かると願をかけたこ
と説明ずる。
 幌は章司の母の手術が成功するようにお百度参りをすると言って、
靴と靴下を脱いで階段を上りだす。それにならって、愁もお百度参り
を始め、聖子・耕作も始める。
 聖子は奈々に5人だから1人20回と言ってお百度を踏むように促
す。

 竜一の部屋の前。豪は竜一にボクシングを教えてもらいたいと頼む
が断られる。豪はボクシングのことも忘れたのか?とか、奈々の父を
殺してしまったという罪悪感からを忘れないために奈々のことを引き
取って育てているのか?などと聞く。そこへ奈々が帰って来て話を聞
いてしまう。
 竜一はボクシングにとりつかれたらボロボロになることやボクシン
グをやっている時しか生きている実感が湧かなくなることなどを言っ
て聞かせるが豪は取り合わない。奈々は、奈々の父が亡くなった時、
竜一が「よかった」と言ったのはもう戦わなくてすむから、「今私が
いることで人間だって思える。あんたに苦しいことを思い出させるた
めにいるのかよ」と憤る。それを聞いた豪は「それじゃあ奈々が不幸
になるんだよ。俺に教えてくれよ。ここに戻ってきたのも何かの運命
だよ。あんたの希望になってやる」と言う。「教えてください」と土
下座して頭を下げる。豪は「生きている実感がほしい。ボクシングに
取り付かれたりしない。約束する」と宣言する。
 竜一は「勉強は嫌い。運動神経はいい。でも協調性はない。そうい
うやつはボクシングに向いている」と言い「朝5時に来い。死ぬほど
鍛えてやるよ」と承諾する。

 喫茶店。みちるに呼び出された淳一は、みちるから政希のことが嫌
いと言われて、医者としても人間としてもいいやつだとかばう。淳一
は携帯に病院から呼び出しが入り帰ることになり、別れ際、みちるは
淳一に「生まれて初めて男の人を好きになりました」と告白する。淳
一は「全力で受け止めるよ」と約束する。

 病院の廊下。章司は看護師から母の手術が無事に成功したことを聞
かされて安堵する。看護師は前に章司くらいの男の子がいた母親の手
術をしたが手遅れで最近その人が亡くなったという話をする。章司は
もしかしたら幌の母親ではないかと思い、看護師にその人の名前を聞
く。

 小学校の教室。章司は幌に手術が成功したと告げ、章司はポケット
からビー玉の入った包みを出して自分には必要ないと幌に差し出す。
幌は章司に紺色のビー玉をあげると言う。耕作が章司に父の職業を聞
くとやくざではなく薬剤師だった。

 真柴家。物干し台。みちるが幌に夕日を見つめて夕日のみかん色が
一番すきと言う。

 『一番悲しい時に、一番頑張ろうとする人になりたいです。あの夕
陽みたいにまん丸でニコニコ笑う母さんの色、みかん色の優しい』

 タクシーの運転中、お腹のすいた徹生は、偶然入った食事処「ひが
しやま」で由美そっくりの女性が働いているのを見て呆然とする。


寸  評  由美が亡くなってすぐに、由美そっくりの女性と出会う徹生は、
由美の身代わりとして好意を寄せることになるのでしょうか?「家族
のチーム力」というタイトルだったので、幌のビー玉を家族一丸とな
って取り返すのかと思いましたが、ここでも虹色の戦士が活躍してい
ました。虹色の戦士の残り一人はいつ登場するのでしょうか?

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 私は今週立て続けに新しい本を読んでいます。1冊目は、パウロ・コエーリ
ョの「アルケミスト 夢を旅した少年」(角川文庫)です。羊飼いの少年が宝
物が隠されているという夢を信じて旅をするという物語です。
 2冊目はオグ・マンディーノの「この世で一番の軌跡」です。「世界一のセ
ールスマン」という自著によりベストセラー作家となった主人公は自分の成功
を心の底から喜んではいません。サイモン・ポッターという謎の老人との出会
いによって、主人公は自分の生きている奇跡に気付いていきます。
 3冊目はまだ途中ですが「座右の諭吉 才能より決断」(斉藤孝 光文社新
書)です。「福翁自伝」から現代に生きる指針を読み取るというものです。斉
藤孝の本はよく読みますが、どれも参考書のような書き方で読みやすいなと思
います。
 5月29日は「美空ひばり誕生物語」が放送されるので「あいくるしい」は
1週お休みになります。以前も「美空ひばり物語」を放送したことがあるよう
に思いますが、あの時は岸本加代子が演じていた記憶があります。出演者の欄
を見たら、岸本加代子の名前がありました。(たま)

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