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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/17 離婚弁護士2 (5)  2005/06/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/17 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 離婚弁護士2・ハンサムウーマン
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 三神達也(宇梶剛士)
 佐伯絵里(瀬戸朝香)
 大庭保 (松重豊)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 緒形亜紀(片瀬那奈)
 井上紀三郎(津川雅彦)
 小向つや子(戸田恵子)
 本多大介(玉山鉄二)
脚  本 林宏司
主題歌  −

あらすじ  第5話 涙の親権争い!

 公園で何かを必死に探し回っている男性・夏原健児(甲本雅裕)。
交番に「子供が誘拐された!」と駆け込む。

 間宮貴子(天海祐希)の元に、小向つや子(戸田恵子)のフラダン
ス友達で、依頼人の長野和美(横山めぐみ)がやって来る。

 和美の話によると・・・。
 和美は10年前に健児と結婚。性格の不一致が理由で離婚に向け話し
合いが行われていて、基本的には合意しているが、互いに親権を譲ら
ないのだという。子供は7歳で、名前は達也。

 「冬なのに服を着なくていいって言うんですよ」と、健児を非難す
る和美。
 「それって虐待じゃないですか!すぐに連れ戻さなきゃ」と驚く貴
子だが、和美は「もう連れ戻しちゃった」と言う。
 「それって誘拐ですよ!?・・・お子様は、今?」
 「連れて来てます。外にくくってます」
 「くくってる?」
 驚いた貴子が外を見ると、犬の姿。和美の言う“子供”とは、犬の
ことだったのだ。

 日本ではペットの親権は存在せず、モノであるというのが法的な解
釈。タンスやステレオと一緒で、夫婦の共有物と見なされる。普通、
双方の意見を聞いてタンスは夫、ステレオは妻、という風に分けるが、
分けられない場合は、一方がもらうなら一方がそれに見合った対価を
受け取ることになる。しかし、ペットではそれも無理。どちらがより
この犬を必要としているかがポイントとなる為、事務所としては和美
が飼うべきだという材料を揃えて勝負する方針となった。

 調べを進める中で次のことが分かってきた。
 離婚は和美の方から一方的に切り出したこと。そして、達也は健児
がお金を出して買ったこと。
 どちらがより愛情を持っているかは判断できない。
 健児は広い一軒家に住んでいて、定年退職をした父が毎日二回、散
歩に連れて行く。一方の和美は狭いマンション暮らし。フリーの編集
社という仕事上、なかなか散歩にも行けない。大型犬にとっては健児
の元の方が理想的な環境であり、情勢は厳しい。

 つや子が「人間の方の(三神)達也(宇梶剛士)も情勢は厳しいわ
よ〜」と、貴子に報告に来る。「女グセ悪いみたい。とっかえひっか
え」

 佐伯絵里(瀬戸朝香)は、普段他人の依頼など気にしないが、親権
問題には関心があるらしい。貴子の依頼を人間の子供と勘違いしてい
る絵里は、柳田俊文(佐々木蔵之介)に問う。
 「間宮先生の親権問題、手伝ってるんだって?どんな情勢?」
 「奥さんの方が不利だな」
 「旦那さんに取られるって言うの!?」
 「まぁいいんじゃない。散歩できるし」
 「散歩で親権が決まるなんて・・・信じられない」
 「まぁアイツにとっちゃ親なんてどっちでも関係ないんじゃない?」
 「それでも弁護士?あなたって最低!」

 そんな時、達也がいなくなった。貴子達スタッフが探し回り、貴子
が見つけ、井上紀三郎(津川雅彦)と共に和美の元へ届ける。和美は
「どこ行ってたのよ〜。はい、スペシャルディナー」と言って、大き
なステーキに大きなソーセージが乗った食事を達也に与える。

 和美の元からの帰り道、貴子と紀三郎が半ば呆れ気味に話す。
 「奥さん、依存症って言うか・・・かまいすぎですよね」
 「ずいぶんとかじった跡がありましたな。噛みグセというのはスト
レスの顕れだと獣医も言っていました。家出したのも、あそこが狭す
ぎて、欲求不満になったのかもしれませんな」

 事務所に戻り、犬の雑誌を読みながら「犬のことを考えたら旦那さ
んに預ける方がいいのかなぁ」とつぶやく貴子。
 そこへ絵里が「あのー、子供の親権問題なら私、詳しいですけど」
と申し出るが、貴子は「大丈夫。間に合ってます」と断る。

 カフェにて、和美と会う貴子。達也は外につながれている。
 「もうすぐ健児さんも見えますから」
 「え?」
 「一度3人で話し合って、妥協点を探った方がいいだろうと思うん
です。申し上げにくいんですが、今のままあの犬の所有権を主張され
ても、調停委員の印象は悪いと思うんです」
 「そんなぁ。あの人の味方するんですか?」
 「味方じゃありません。冷静な判断です。犬は諦めて別の条件を要
求するという・・・」との貴子の言葉を和美は遮る。
 「何言ってるの!?私は達也以外どうでもいいの!」と、強く主張
する。
 「分かりました。和美さんがそこまで主張される以上、私としては
何か別の方法で解決を図るよう努力します」
 「当然よ」
 「・・・本音を言うと、私も健児さんに預けた方が言いと思うんで
す。達也君のためです」
 「どうして?」
 「獣医さんによると、逃亡癖は全てストレスなんだそうですよ。こ
の先和美さんが働きに出たら、あの部屋に一人ぼっちですよ。本当に
達也君のことを思うんなら、それでいいんですか?」

 そこへ、「何やってんだ!」と大きな声。健児だ。「達也、吐いて
るぞ!」
 慌てて病院へ連れて行く3人。

 「糖尿病?」
 「犬でも栄養が偏ってたり、運動不足だと糖尿病になるんですよ。
肉ばかりあげすぎだし、散歩も全然足りてない。何よりそんな狭い所
に閉じ込めちゃ、ストレスでやられちゃいますよ。生活環境を変えな
さい。でなきゃ死にますよ」と獣医に言われてしまう。

 病院の廊下で、健児が和美を非難する。
 「おまえのせいだぞ」
 「あたしは・・・」
 「おかしいんだよ!大体ろくに散歩もしないで家に閉じ込めておく
からこうなるんだよ。達也が死んでもいいのかよ。おまえ、達也を殺
す気か!?達也、俺の方で預かるからな」
 ショックを受ける和美。

 事務所で紀三郎に状況を報告する貴子。
 「そうですか、達也君をあのご主人に渡すんですか」
 「ちょっと可哀想でしたけど・・・。でも私には分からないなぁ、
なーんであそこまで」
 「いや、私にも分からないですがね」
 「はい?」
 「いえね、獣医さんに聞いたんですがね、離婚する夫婦というのは
大概ペットを押し付け合うものなんだそうです。逆に言えば、夫婦共
に可愛がってる場合には仲がいい場合が多い。ペットが潤滑油になる
んでしょうな。・・・うーん、あの夫婦、本当に離婚の原因は性格の
不一致だけなんでしょうかねぇ」
 紀三郎の話を聞き思案げな表情になる貴子。

 達也を健児の元へ連れて行く和美と貴子。さっそく散歩に出る健児
と達也を悲しげにしばらく見つめ、立ち去る和美。
 バス停に向かい、バスに乗って話す和美と貴子。
 「一つ聞かせて下さい。健児さん、達也君のことはすごく可愛がっ
てるのに、どうして和美さんの方から半ば強引に離婚を切り出したん
ですか?性格の不一致だけじゃなく、何か訳があるんじゃないですか
?よかったら事情を聞かせてもらえませんか?」
 「・・・2年前、流産したんです。夢にまで見た子供がようやくで
きたのに・・・。3ヶ月でした」
 「健児さんは?」
 「出張だって言って、泊まりでどこかへ行ってたんです。部下の女
と」
 「そんな・・・」
 「前にも何度か浮気してて。でもよりによって、あたしが一人で不
安でたまらなくて病院の天井見てた時あの人は・・・。死にたい気分
で家に戻って、家に一人でいたら、何か本当に世界で一人きりのよう
な気がしてきて・・・。そうしたら、達也が普段は顔なんて舐めない
のに、そういう時だけしつこいくらいに舐めてくるんです。ホント、
バカ犬なのに、そんな時だけ・・・。いつもそうなんです。私が泣い
たり不安な顔してると、いつの間にか横にいて、子供みたいに心配そ
うな顔して、私の顔じーっと見てるんです。あの子だけが、あたしの
こと・・・」
 「浮気っていうのは、確かなの?」
 「部下の女の子で、一人だけ妙によく電話かけてくる子がいて。調
べたら、同じ日に休み取ってて。それ以外にも色々」
 「だったらなんでそのこと、彼にぶつけないの?」
 「もういいんです。もめるのもイヤだし。あたしは達也さえ側にい
てくれたらそれでよかったし・・・。」
 「もう一緒にいられないじゃない」
 「でもそれも、達也のためだし・・・」
 「それでいいの?」
 「達也もあっちの方が嬉しそうだったし」
 「本当にそれでいいの?」

 その時、外から犬の鳴き声が。
 「達也?」と驚く和美。外にはバスを追って走って来る達也の姿。
 二人はバスを降り、和美は涙を浮かべて達也を抱きしめる。
 そんな和美の背中に貴子は話し掛ける。
 「和美さん、健児さんにあなたのその想い、知らせないでいいの?
ねぇ、このまま達也と離れ離れになっていいの?」
 「でも」
 「一緒にいた方がいい、二人は。私が達也君を連れ戻す!」
 貴子の言葉に微笑む和美。

 喫茶店で健児と対峙する貴子。通知書を出しながら話し始める。
 「あなたの不貞行為により、著しく精神的苦痛を受けた、その慰謝
料の請求です」
 「何言ってるんですか?どこに証拠が?あいつに何吹き込まれたか
知らないけど、言いがかりはやめて下さい。証拠を見せてくださいよ。
不貞行為を立証する法律要件は持ってるんですか?変な言いがかりは
逆に侮辱罪で・・・」
 健児の言葉を遮る貴子。
 「何の本を御覧になったか知りませんが、素人が聞きかじりでモノ
を言うのヤケドしますよ。ラブホテルから2人で出てくる写真・・・
なーんていうのはドラマの中だけの事。現実はそんなにはっきりした
証拠がある訳じゃない。だけど法廷では、ほんの些細なものや奥さん
が言ったことも認証として立派な証拠になるんです。平成16年3月
20日、4月17日、5月3日・・・」
 貴子が挙げた日にちを聞いて顔色が変わる健児。
 「あなたはこの3日間、福島へ接待ゴルフに行くと言っている。が、
同じ日の全く別のレストランでなぜかあなたのカードが使われていた。
しかも2人分。その明細です」と、明細書を渡す貴子。
 「なぜかそのレストランで、あなたと、あなたの部下の富山さゆり
さんに似た人を見たとウエイターが証言しています。あと、和美さん
の日記があります。これにはあなたの不貞行為と同時に、達也君への
想いも書かれている。これは決定的ではありませんが、重要な証拠と
見なされる場合があります」
 憮然とした表情で日記を持ち上げる健児。
 「日記、読みましたよ。和美さん、妊娠しにくい身体だって言われ
てたそうですね」
 「ええ・・・」
 「彼女、それを聞いた時のあなたの顔が忘れられなくて、あなたが
浮気するのを私のせいだって、自分を責めていたんですよ。だから浮
気を知っていて、あなたには何も言わなかった。・・・子供ができな
いかもと言われた時の女性の気持ち、分かりますか?それでも子供が
できる日をずっと夢見てて、女の子なら“ジュリ”、男の子なら“達
也”って名前をつけようと決めていたって。ご存知でした?“達也”
って、子供につけようとした名前なんですよ。子供を諦めて、犬にそ
の名前をつけた。そのあと妊娠したけれど、流産してしまった。彼女
にとっては本当の子供と同じだったんですよ、達也は」
 健児が日記帳の表紙を見ると、達也の写真のシールが貼られていた。
 「その大切なパートナーまであなたに奪う権利はないんじゃないで
すか?和美さんの気持ち、分かってあげてもらえませんか?」

 和美の家にて。犬のグッズなどをダンボールにしまい、達也と写っ
ている写真を眺める和美。そこへ犬の鳴き声が!
 急いで外に出ると、貴子に連れられた達也の姿。走って達也の元へ
行き、抱きしめる和美。
 「どうして?」
 「若干の慰謝料と、和美さんと達也君が一緒に暮らせるように一軒
家への引っ越し代と、散歩できない時にドッグトレーナーに頼む費用、
健児さんが払わせてくれって。達也を宜しくって。月に一度くらいは
会わせてあげたら?」
 微笑む和美。

 本多大介(玉山鉄二)から、貴子の依頼が犬の親権問題だったと聞
き、ため息をつく絵里。
 「なんかずいぶん気にしてますよね」との大介の言葉に、「早く前
田さんの登記簿」とつれなく答え、何かをごみ箱へ捨てる絵里。
 大介が拾うと、それは『親権問題に関する対応策』と題し、「間宮
先生へ」と付箋の貼られたレポートだった。

 貴子はつや子と、緒方亜紀(片瀬那奈)とともに、ステファン・ロ
ーズのファッションショー会場にいる。つや子が三神に頼み、招待し
てもらったのだ。
 つや子は三神に「貴子はあなたに夢中。あなたにその気があるなら、
会場に来て」と伝えていたらしい。
 貴子はそわそわしながら待つが、なかなか三神は現れない。
 貴子が帰ろうとした、その時、「先生!」と三神の声が。
 「遅れてすみません。あなたが来てるって聞いたから・・・」と、
バラの花束を差し出す三神。
 貴子の頭に♪I love you babyと音楽が流れる。


寸  評  今回はいつもと少し違ったテイストの作品でしたね。犬の達也が
バスを追って走ってくるところは感動的でした。
 しかし、人間の方の達也は貴子のことをどう思っているのでしょう
か?いまいち読めません。

執 筆 者 テアラ(teara-lj@infoseek.jp)

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2. 編集後記
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 もうすぐ買ったノートパソコンが届きます。今、使っているのはデスクトッ
プで、かなりボロな為、フリーズなんてしょっ中。ノートなら、このあらすじ
も、ドラマを見ながら直接打ち込んでいけるので、楽になりそうです。ネット
も、今まではISDNだったのをADSLにするので、やっと快適なPCライフを送れそ
うです。(テアラ)

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発行元:ドラマ研究会
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