メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2005/05/03 離婚弁護士2 (3)  2005/05/25


===================================================== 発行部数   22 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/03 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 離婚弁護士2・ハンサムウーマン
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 三神達也(宇梶剛士)
 佐伯絵里(瀬戸朝香)
 大庭保 (松重豊)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 緒形亜紀(片瀬那奈)
 井上紀三郎(津川雅彦)
 小向つや子(戸田恵子)
 本多大介(玉山鉄二)
脚  本 林宏司
主題歌  −

あらすじ  第3話 「離婚詐欺」

 間宮貴子法律事務所にて。貴子(天海祐希)のイスに座っている佐
伯絵里(瀬戸朝香)に、「そこ、私の席なんですけど」と言う貴子。
「失礼」と席を立つ絵里。
 柳田俊文(佐々木蔵之介)を見て、「どういうこと?」と問う貴子。

 貴子・柳田・井上紀三郎(津川雅彦)の3人で、柳田の退職願を前
にして話す。
 柳田は奥さんとのコミュニケーションを取りたいので、とにかく休
職でもいいから時間が欲しいのだと言う。絵里は柳田の大学の後輩。
「彼女は僕の後輩の中でもピカ一の腕です」と柳田。要するに柳田の
抜けた穴として絵里を薦めているらしい。「誰を雇うかは私が決める
ことです。あなたの意見として聞いておきます」と貴子。

 受付の緒方亜紀(片瀬那奈)が絵里にお茶を出すが、「もめてるみ
たいだし、忙しいので」と言って帰ってしまう。

 別室から出てきた貴子に、パラリーガルの小向つや子(戸田恵子)
が「あの子雇うの?」と聞くが、貴子の返事は「そんな訳ないで
しょ」。


 カフェで話している前田千春(小池栄子)とその友達。千春は、旦
那が事業に失敗し借金を抱え、ヤミ金に追われるようになった。千春
にまで危害が及ばないよう、一度籍を抜いて離婚したことにしよう、
と旦那から言われ、応じた事を話している。

 そのとき、店のテレビでワイドショーのコーナー「突撃ブライダル
inハワイ」が映し出され、千春の友達は千春の旦那が写っている写真
とテレビ画面を見比べ、「あれ、旦那さんじゃない?」と千春に示す。
テレビを見て驚愕する千春。


 『ハンサムウーマン』の編集長・三神達也(宇梶剛士)から、貴子
へ電話が掛かってくる。「コラムの件ですよね」と貴子が聞くと、
「はい。恋のトラブルを法律的見地から答えてもらうのと、間宮さん
の恋愛感もプラスしてもらえれば」と三神。

 電話中、亜紀が「エアメールですよ」と言って一通の手紙を渡す。
差出人は貴子の元カレ・神谷佑介。手紙に目が釘付けになり、貴子の
脳裏には『イギリス行くんです。別れてください。』と頭を下げる佑
介の姿が・・・。

 電話口で、「第1回目のテーマは、“女は昔の男を忘れられるか”
でどうでしょう?」と三神。「昔の・・・・・男?」動揺する貴子。


 貴子の元に、依頼人・千春がやって来る。千春の話をまとめると・
・・・・。
 千春は平成10年4月、北山浩介(葛山信吾)さんと結婚。その後浩
介さんはIT関連の事業を起こし、当初は苦労したが2年目からは業績
を上げ、ITブームにも乗り、30歳の若さで一軒家を手に入れるまでに
なった。
 しかし、3年後事業に失敗。莫大な借金を抱えることになり、倒産。
ヤミ金から追われるようになり、千春にまでヤクザの手が及ばないよ
うにと、偽装離婚を持ちかけられた。“2年後、迎えに来る。そして
もう一度籍を入れよう”という言葉を信じ、平成15年4月、離婚した。
 かろうじて確保したという500万円を千春に渡し、ヤクザから逃れ
る為に功介は姿を消した・・・。
 ところが2年後、浩介は若い女と結婚式を挙げていた。ついては離
婚を取り消したい・・・。

 「はっきり言うわね。残念ながら離婚は取り消せないわ」
 「えっ?」
 「事情はどうあれ、自分の意志で離婚届に判を押し、離婚届を出し
てる」と紀三郎。
 「だから、それは騙されて・・・!」
 「だとしても、離婚届を出すことに同意している以上、その効力を
否定するのは難しいんです」と柳田。
 「そんな・・・」
 「もう一度、浩介さんと一緒になりたいなら再婚するしかないわね」
 「冗談じゃない!私はアイツが許せないんです」
 「まず相手の住所を探し出してみるわ。話はそれからね」
 「何としても見つけ出してください。私、決着がつくまで東京に残
りますから」


 佑介からの手紙を見つめ、“ヨリを戻さないか?”“やっぱりお前
が好きだ”など、内容に想像を巡らせる貴子。封を切ろうとしたその
時、大介が入ってくる。

 大介と紀三郎の話によると、なんと浩介は借金などしていなかった。
それどころか、会社の業績はうなぎのぼり。ヤクザの取立ては恐らく
やらせで、財産分与や慰謝料を取られるのが嫌で、借金をしたと嘘を
ついて千春に離婚を承諾させたのだ。

 調べ上げた事実を浩介の元に叩きつけに行く貴子と柳田。
 だが浩介は、「偽装離婚なんてアイツの作り話」と言う。
 「2年間待ってくれ、と言ったのは、財産分与の請求期限が2年だか
らでしょ?」との貴子の問いには、
 「言いがかりもいいところだ。たとえ2年過ぎていなくてもアイツ
は財産分与を請求できませんよ」
 「どうして?」
 「離婚の念書です」と、一枚の書類を机から出し貴子達に示す。
 「『離婚給与として500万円受け取りました。離婚に同意します。』
アイツのサインと印鑑もある。どうせその500万使い果たして金に困
ってそんなこと思いついたんでしょ、そういう女なんですよ」

 念書の件を千春に報告する貴子。
 「なんて男なの!?これがないと取り立て屋が離婚を信用しないか
ら、ってアイツが書かせたんです!」
 「用意周到な計画ね、これは」
 「つまり、私と別れたくて、でもお金払うの嫌だから、偽装離婚の
フリして本当に離婚したって事なんですか?」
 「そういうことです」
 「じゃあ何?あたしは何も出来ないんですか?あの男から一銭も取
ること出来ないんですか?」
  「でも500万はもらったんでしょ?25歳で結婚生活5年、それで別れ
る際に500万は悪くない金額じゃないですか?」と柳田。
 「あの男が一体いくら稼いでると思ってるの?そんなはした金で済
む訳ないでしょ。とにかくお金を取って!」

 事務所に帰って今後の方針を相談する貴子達。
 「彼女がお金を取れる方法は・・・相手が違法なことをして損害を
与えたという法律抗戦なら、財産分与で得られたであろうお金を損害
賠償として請求できる。しかもその期限はそれを知った時から3年」
と貴子。
 その為には、1.離婚時に夫婦で築いた財産があったこと、2.損
害賠償を支払うだけの財産が現在の彼にあること、3.千春が浩介に
騙されていたという3点について証拠が必要。
 まず1番については抵当のついてない一軒家を売っていたことで証
明されている。
 2番については、当然浩介にはたくさんの財産があると思えるが、
預貯金などはたとえ弁護士でも調べられず、不動産の登記簿を調べる
にしても会社名義にしているかも知れず、ならば彼の財産だとは言え
ない。
 つまり、2番と3番の証拠が必要・・・・・。相当難しく思え、
「あの北山って男は相当頭がキレる。証拠を残すヘマをしてるとは思
えない。やるだけ時間の無駄ですよ。それに、ちょっとあの男の気持
ちも分かるな。あの奥さんに離婚だって切り出した日にゃ大騒ぎする
だろうし、いくら取られるか分からない。そりゃやった事は悪いけど
さ」と、柳田がいささか呆れ気味に話すと、貴子が少し怒ったように
「あなたの感想は聞いてません。これはボス弁である私の命令です」
と言う。しぶしぶ「はい」と返事する柳田。

 ダーツバーでダーツを放ちながら柳田と話す絵里。
 「私なら絶対受けない。そんな依頼」
 「だよな」
 「どう見たって、その男からお金は取れない。成功報酬がもらえな
い依頼なんて時間の無駄でしょ」
 「ああ」
 「間宮貴子がその程度ならあの事務所に行く意味はない。この移籍、
断るわ。万が一、この勝負勝つようなことがあればその時知らせて」


 「留学?恋人にふさわしい男になる為に?」友達の話だと偽り、亜
紀に佑介のことを相談している貴子。
 「そんなの言い訳に決まってるじゃないですか。別れたいからカッ
コいいこと言ったんですよ。でもなんでそんなこと聞くんですか?」
 「彼に、『女は昔の男を忘れられるか』って聞かれたから。別れ方
にもよるんじゃないかって思うわけ、間宮的には」
 「・・・でも残酷ですよね。別れたいならはっきり言わなきゃ。引
きずるでしょ、曖昧なこと言われると」


 調べた結果、家や車は全て会社や奥さん名義だった。これでは浩介
に現在財産があることの証明が出来ない。

 そのことを千春に報告する貴子と柳田。
 「何やってんのよ、もう!」と憤る千春。
 「それに、騙されていたという証拠も必要なの。彼が借金があると
嘘を付いた手紙があるとか・・・」
 「ある訳ないじゃない」
 「あの旦那とは幸せな結婚生活だったの?」と柳田。
 「そんな訳ないじゃない。2年目までは事業も上手く行ってなかっ
たから、いっつもイライラして。殴られたことだってあるわ!なのに
お金が入り出したら急に女遊びし出して。だから余計腹立つの!」苛
立ちを隠せないように爪を噛む千春。
 「でもお金はもらってたでしょ。十分すぎるくらい」
 「だったら?」
 「なら、どっちもどっちだよ。そりゃ偽装離婚なんてされちゃ腹立
つだろうけど、いいじゃないか。どうせ別れるはずだったんだし」
 柳田の言葉に怒りを覚え出て行く千春。


 大介が浩介名義の別荘を見つける。購入は平成15年4月15日で離婚
直前、家を売却した翌日。これで浩介に財産があることが証明できる。

 ホテルのバーにいる千春を訪ねる貴子。
 「何か見つかったんですか?」
 「家を売却して買った彼名義の別荘」
 「そう」と一言呟くだけの千春。
 「嬉しそうじゃないのね。これでお金を取れることより、彼がそこ
までして自分と別れようとしてた、しかもお金までケチって。その事
実の方がショックなんでしょ?」
 「そりゃそうでしょ」
 「まだ好きなんでしょ?彼のこと」
 「なんで?あたしは・・・」
 「彼が最後にあなたに掛けた優しい言葉。それが忘れられないんじ
ゃない?」
 『必ず迎えに来る』という浩介の言葉を思い出す千春。
 「本気で嫌いなら離婚できてサバサバしてるはず。結婚生活は決し
て幸せなものじゃなかった。だから余計に最後の優しい言葉が心に染
みた。その言葉を信じたかった。違う?その気持ち、分かるわ。でも
現実を見ないと。北山は計画的に名義を変更し、偽装離婚を偽装した。
そして今ではそ知らぬ顔で新しい奥さんと暮らしてる。それが事実よ。
・・・奥さんね、おなか大きかったわ」
 驚く千春。
 「騙されていた証拠をもう一度探しましょ。彼から受け取ったもの
で使えるものはない?ケリをつけましょう、昔の男に」


 柳田はネイルアートの施された亜紀の爪を見て、何かに思い当たる。

 浩介の会社に行く道中、「あの子、あなたが思っているような子じ
ゃなかったわよ」と貴子。「そうですか」と柳田。

 浩介の会社にて。
 「あなたは2年前、前田千春さんに借金があると嘘をつき離婚届に
判を押させた」と、通知書を提示しながら話し始める貴子。
 「よって、不法行為に基づき財産分与で得られたであろう金額、当
時のあなたの財産8000万から換算し、4000万円請求します」
 「はぁ?何言ってるんですか?そもそも8000万て何ですか?」
 「当時あなた達が住んでいた家の評価額です」
 「そんなもん、とっくに売っちゃいましたよ」
 「その翌日、長野県佐久市にほぼ同じ評価額の別荘を買いました。
その値段です。あれだけはあなたの名義ですよね」
 「だったら?元々俺は借金があるなんて一言も言ってませんよ」
 「あなた、この2年間彼女の家に何度か電話しましたよね?留守電
に入れたこともある。彼女、留守電のテープとっておいたんです」
 顔色が変わる浩介。テープを再生する貴子。
 『俺は今も頑張って借金返してる』日付・時間もしっかり入ってい
る。
 「あなたが千春さんを騙していたゆるがぬ証拠です!・・・もしこ
の4000万が不満ならこちらも裁判の手続きをします。それによって他
の財産も明らかになると思いますよ」
 観念したような様子の浩介。
 「納得頂けたようですね。では」帰ろうとする貴子達。
 「金、金ってうるさい女だよ。弁護士まで雇って。500万じゃ満足
できないってか」と負け惜しみを言う浩介に、耐え切れず柳田が口を
開く。
 「彼女、あんたからもらった500万、多分手つけてないよ。あんな
派手な服着てるのに爪だけキレイに切ってるの、おかしいと思って調
べたんだ。彼女、ファーストフード店でバイトしてたそうだ。あんた
がまたやり直す時、その金使おうと思ってたんだろう。いい女だね。
まぁせいぜい後悔するんだな」


 実家に帰る前、貴子と話す千春。
 「肝心なトコ抜けてるの。でもそこが好きだった」
 「だから最後も会いたくなかったの?」
 「誤解しないで。捨てた男の顔なんて、見たくもないでしょ」と、
最後まで強がる千春。

 小料理屋・鬼の涙にて。
 「間宮先生、まだ来てない?・・・・おかしいなぁ、今日は朝まで
付き合うって言ったのに」との柳田の言葉を聞いて、主人の大庭保
(松重豊)は貴子が好きな男は柳田だと誤解する。


 貴子がやっと佑介からの手紙を開けようとするが、つや子が手紙の
上にみたらし団子を落としベトベトにしてしまう。吹っ切れたように、
手紙をごみ箱に捨ててしまう貴子。
 柳田の机の上には、破いた退職願。


 絵里のオフィスに、柳田の代わりに結果を伝えにきた貴子。
 「成功報酬とれたわよ」
 「私なら別のやり方を選択したけど」
 「間宮貴子法律事務所には3つのやり方があるの。正しいやり方、
間違ったやり方、そして、あたしのやり方。それに従えないなら来な
くていいわよ」
 去っていく貴子を見ながら、少し笑う絵里。


寸  評  今回は柳田がおいしいところを持っていきましたね。・・・とこ
ろで、佑介の手紙の内容はなんだったのでしょうか?気になります。
開けるくらいすればいいのに、と思います。

執 筆 者 テアラ(teara-lj@infoseek.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 少し前まで関東地方では「愛し君へ」の再放送をやっていました。リアルタ
イムで見ていたにも関わらず、ビデオに撮ってしまいました。まだ全部見れて
いないのですが、やはり好きなドラマです。この間、映画「解夏」を放映して
いたので楽しみに見たのですが、イマイチ面白くなくて途中で消してしまいま
した。(テアラ)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。