メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME140】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/05/23


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/5/23 第140号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう
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1. お知らせ
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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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トランスワード流 プロ翻訳者養成方法

前回に引き続きプロ翻訳者養成方法をお送りします。

一流のプロとして翻訳業界で活躍するには翻訳能力のみでなく多くの知識とス
キルを身に付ける必要があります。
トランスワードでは以下の方法とステップでプロとして通用する翻訳者を養成
しています。

3. 比較的易しい技術翻訳を数多くこなし、実務の翻訳に慣れるとともに
翻訳の精度とスピードアップを図る。
当社の場合、翻訳者として入社後半年から1年くらいは比較的定型的で過去の
類似翻訳が存在する翻訳業務を多くこなし、先輩の翻訳を参考にしながら練習
を積む。こうして実務に必要な翻訳テクニックを習得し、同時にスピードアッ
プを図る。
また、翻訳に不可欠な編集作業の練習をし、テクニックを身に付ける。

4. 目標にすべき品質規準に到達する方法と能力を身に付ける。
基本的翻訳技術が身についたら次に自分より能力の高い翻訳者の訳文にふれ、
自分の翻訳能力とテクニックを高める。自分がチェックした翻訳は更に高い能
力を持つベテラン翻訳者(チェッカー)がチェックするので、フィードバック
を通じてクライアントが求める翻訳物の品質レベルを知り、それを達成する方
法と能力を習得する。(つづく)


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3. 翻訳しよう(荒井)
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「でも、あしたは、クルマで行くんなら行くんだろうけど、こっちは出さない
よ」。我が家での会話を、できるだけ忠実に文字にしようとしたものです。会
話の一部だけ抽出したところに無理があるのですが、「君(息子)は、旅行と
いってもクルマの旅行ならいつも一緒に行くようだ。あしたの旅行もクルマで
行くが、うちのクルマではなく別の人がクルマを出してくれるのだから、<君
も行くかどうか決めなさい>」という内容です。

日本語でも英語でも、発言をそのまま文字にしたもの(transcription)を翻
訳するのは至難です。英語の例。Well, it's nice to have a beat. I mean, a lot of 
the newer stuff isn't going to be so much like that. But yeah, most of it is 
still like that, yeah. タレントのような人が、ポピュラーソングについてしゃ
べっています。「だから、<歌は>ビートがあるのがいいね。つまり、新しい
の<stuff=歌の含意>はあんまりそうでもなくなってきたけど。でも、やっ
ぱ、そういうの<ビートのある歌>は多いよ。やっぱ」。

これを3秒ぐらいでショロッとしゃべります。そもそも英語の中に、こうい
う調子の英語があるのだということ自体をご存知ない翻訳者もいることでしょ
う。こういう口語のリスニングは難しいですし(like thatは「レィゼァッ」)、
文字にしたからといって大して分かり易くならないのです。

普通、翻訳者が扱うのは、次のような英語だと思います。It is nice to listen to 
songs that have a definite beat. Although people may usually feel that a lot 
of new songs are written without a clear sense of rhythm, I think we can 
still find some good songs that have. こういう英語の翻訳ばかりならいいで
すね。

日本語でも英語でも「しゃべり言葉」と「書き言葉」に違いがあります。普通、
しゃべり言葉を理屈っぽく、硬くすると書き言葉になる(あるいは、書き言葉
をぞんざいにするとしゃべり言葉になる)というように理解されていますが、
私は最近どうも、両者の存在原理に大きな差異が存在するような印象を持って
います。


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4. 翻訳者日記#30(阿久根)
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「色々な資料」

翻訳者にとって資料は大切です。恐らく、専業、副業の別を問わず、翻訳に従
事している人の家は資料で溢れかえっているではないでしょうか。私の事務所
も資料だらけです。これまでに担当した翻訳の原稿もあれば、参考用の書類、
参考書籍もあります。最近では、原稿や翻訳資料をPDFファイルでいただくこ
とも増えてきましたから、紙の資料の増えるペースは多少鈍化傾向ではありま
すが、それでもあちこちに紙が散乱しています。

Webで収集できる資料も増えました。依頼元のホームページで製品の概要を把
握することもできますし、部品メーカーのホームページでは細かい用語の説明
も目にすることができる場合もあります。

意外と見落としがちなのは、実際に製品に添付されている取扱説明書や雑誌の
記事です。ソフトウェアを購入したときに、取扱説明書に目を通すと、大変わ
かりやすいものもあれば、「何じゃこりゃ」と言いたくなるようなものもありま
す。どこがわかりやすいのか、どこがわかりにくいのか考えてみると、自分が
翻訳文を書くときに役立つものです。パソコンを一台自作すると、一気に相当
数の取扱説明書が入手できます。海外製パーツが「日本語版ユーザーガイド付
属」と謳っていても、内容を読むと、「?」となる文章も出てきます。そんなと
きは、英文を読んで、「そういう意味だったのか」と納得できることもあります。
でも、エンドユーザーに意味が伝わらない文章だったら、翻訳の意味がないよ
うな気もします。

今後も資料が部屋に溜まっていきそうですが、最近は認識率の高いOCRソフト
もあることですし、電子化を進めて、効率よく資料を参照できるようにしたい
ものです。


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5.リンクしよう  
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