メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2005/05/18大引け  2005/05/18


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株式情報局
2005/05/18大引け

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◆国際石油開発(1604) 535,000 +1,000 +0.19% 
今期の経常減益見通しを受けて売り先行となったが、見通しは保守的との見方も
あって押し目買い。野村は、原油価格の前提を会社側で39ドルと見ているのは保守
的であるとして、会社側の営業13%減益予想に対して39%増益予想。



コムシス(1721) 966 +17 +1.79% 
國際電設(1953) 342 -53 -13.42% 
株式交換比率にサヤ寄せ。国際電設を10月1日付で完全子会社化すると発表。国際電
設の株式1株に対してコムシスHDの株式0.36株を割り当てる。完全子会社で施工能
力を高める狙い。


◆大成建設(1801) 359 +5 +1.41% 
2005年3月期連結決算、経常利益が435億円と前期比15%減った。2006年3月期は、建
設事業の利益率低落に歯止めがかかるとし、連結経常利益は前期比24%増の540億円
を目指す。前期の連結業績は、売上高が前期比7%増の1兆7079億円、営業利益は18%
減の489億円。単独の建設事業の総利益率は前期の9.2%から7.8%に低下。ただ減損損
失が大幅に減少し、連結純利益は84%増の190億円。受注は大型案件があり、連結
ベースで17%増の1兆8054億円。


◆雪印乳業(2262) 326 +4 +1.24% 
2005年3月期連結決算、グループ再編に伴い連結子会社が減少、売上高は2834億円
(前期比て10.9%減)。経常利益は66億円(前期の2.0倍)、最終利益69億円(同4.8倍)。
2006年3月期は、売上高2810億円(前期比0.8%減)、経常利益78億円(同16.7%増)を見
込む。売上やシェアは追わずに利益を重視。


◆セントケア(2374) 338,000 +40,000 +13.42% 
2005年3月期経常利益が前期比22%減の4億3700万円(従来予想は4億100万円)になった
と発表。


◆アセットイン(3121) 547 +47 +9.40% 
2006年3月期の連結業績予想は売上高が前期比92%増の50億円、経常利益が同87%増の
17億5000万円になる見通し。2007年3月期の売上高を65億円(前計画は50億円)、経常
利益を22億7500万円(同17億5000万円)に修正。ただ、信用買い残は158万株と多く、
年初来高値に近づくと利益確定などの売りが出やすく、目先は高値を更新できるか
が焦点。


◆ミタチ産業(3321) 1,176 +25 +2.17% 
今5月期末の配当、普通配当12円50銭に市場1部指定記念配当2円50銭を上乗せして15
円にすると発表。中間配当12円50銭と合わせ、年間配当は27円50銭。


◆アガスタ(3330) 271,000 +26,000 +10.61% 
コスモ証券は、「B+」を継続。第3四半期の決算発表を受け、業績の回復基調が鮮
明になってきたと評している。株価は直近で調整しているが、今後の業績変化率な
どを勘案すれば、上値余地は高い。


◆グリーンホスピタル(3360) 712,000 +37,000 +5.48% 
6月30日現在の株主に、8月19日付で1対5の株式分割(無償交付)を実施。2005年3月期
連結決算も発表。営業利益が前年比65.5%増、経常利益が58.7%増。続く2006年3月期
は経常利益が27億7000万円(前期比10.1%)増と、伸び率は低くなるが2ケタ増益が見
込まれる。


◆ストロベリー(3429) 583,000 -50,000 -7.90% 
2005年3月期連結決算、携帯電話向けの高機能ヒンジユニットなどが売り上げに寄与。
単独決算だった前期比て経常利益が38.9%増の9億3200万円と好業績だったが、2006
年3月期の増益率が鈍化する。今期の業績見通しは、売上高が前期並みの110億円、
経常利益が前期比8.4%増の10億1000万円を見込む。


◆GDH(3755) 497,000 +50,000 +11.19% 
ストップ高、比例配分はされなかった。日通しの売買高は302株。米国のCATV局
が現地で放映するアニメ番組の制作に乗り出すと報じた。日本風の味付けで当初か
ら米国向けにオリジナルのアニメを企画・制作し、新たな需要を開拓。ブロッコ
リー(2706)やまんだらけ(2652)といった「萌え」銘柄にも押し目買いが入る。


◆日産化学工業(4021) 1,005 +55 +5.79% 
2008年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表、最終年度の営業利益を
2005年3月期に比べ50%増の260億円に引上げる。2005年3月期は電子材料関連製品が
好調で、連結決算は売上高が1614億円と前期比3.5%増え、経常利益は18.7%増の174
億円。2006年3月期は売上高が1660億円、経常利益は190億円と、増収増益を見込む。
野村証は「3」から「2」へ引上げ。液晶パネル向け部材は競争力があり、会社側の
業績予想は十分に達成が可能。」


◆日本ゼオン(4205) 862 +43 +5.25% 
2005年3月期の連結決算、売上高が前期比8.5%増の2313億円、経常利益が同37.1%増
の188億円。2月4日に発表した会社予想(売上高2243億円、経常利益170億円)を大き
く上回る。前期は原材料価格の高騰が収益圧迫要因となったものの、製品価格への
転嫁やコスト削減で吸収。アナリストコンセンサスなどを上回る。


◆電通(4324) 263,000 +1,000 +0.38% 
2005年3月期決算、連結経常利益が前期比26%伸びた。2006年3月期の経常利益は前期
比横ばいを見込むものの、最終利益は前期に計上した特別損失がなくなることで12%
増を予想。今期配当は同500円上乗せの2000円。MSCIは、今期は想定していた以
上の人員増で利益は伸び悩むものの、スポーツ関連など事業分野の拡大で来期以降
は業績拡大につながると指摘。PERで博報堂DY(2433)など同業他社に比べて割
安感があり株価は堅調に推移するとみる。


◆医薬品株
三共   (4501) 2,085 -50 -2.34% 
武田   (4502) 5,110 -90 -1.73% 
アステラス(4503) 3,880 -20 -0.51% 
第一製薬 (4505) 2,265 -35 -1.52% 
日経平均株価が8営業日ぶりに反発しているため、医薬品などのディフェンシブ銘柄
から、景気変動に敏感な銘柄に物色の矛先が向う。


◆アステラス製薬(4503) 3,880 -20 -0.51% 
日興シティは「1M」を継続、目標株価を4900円から6300円に引上げ。前期決算は想
定上回る。今期計画は保守的。


◆ロート(4527) 1,285 +4 +0.31% 
医薬品の製造受託に参入すると報じる。薬事法改正を受け、生産の効率化をめざす
医薬品メーカーの需要を取込む。


◆小野薬(4528) 5,120 +20 +0.39% 
今期2006年3月期の連結経常利益は前期並みの620億円だが、QUICKコンセンサ
ス583億9200万円を上回る。米メダレックス社とがん治療薬で共同研究契約を結ぶな
ど、今後の新薬開発などを考慮すれば、中長期的な成長期待が見込める。


◆OLC(4661) 6,420 --- 0.00% 
株式TOBで500万株(4.99%)を上限とした自社株買いを実施すると発表。買い付け
価格は一株あたり6050円、期間は今月18日から6月7日まで。22・88%を保有する筆頭
株主の京成電鉄はTOBに応じることを決めたが、二位株主の三井不動産は現時点
でTOBに応じるつもりはない。取得した自社株の消却など株主利益の増大につな
がる発表があれば、一段の上値もありそう。


◆USS(4732) 7,420 -330 -4.26% 
実績経常利益は会社計画を上回って着地も、市場コンセンサスは下ぶれる。また、
今期の増益率が1ケタ台に鈍化する見通しであることもネガティブに捉えられる。ド
イツ証券は「Buy」を継続。潜在株増加やCB転換後の株式売却という株価の圧迫要
因はある程度、出尽くしたと考える。みずほは「1」から「3」に格下げ。


◆楽天(4755)  75,800 -3,500 -4.41% 
今12月期の第1四半期(1−3月期)業績は順調な収益拡大を示す内容だったものの、サ
プライズはなく新規の買いを誘う要因にはなっていない。利の乗っている投資家は、
軟調な値動きを嫌気し少しでも利益が乗っている間にいったん処分、高値掴みをして
しまった投資家は見切り売りに動く。新規参入となったプロ野球が不振。若手選手起
用を巡って三木谷氏と球団フロントとの確執も報じられ、会社へのマイナスイメージ
にもつながり、調整一巡感が強まったとしても弱含みで推移する可能性。
20万株を超える信用買い残の多さも嫌気。


◆icf(4797) 430,000 +28,000 +6.97% 
4月の売上高が前年同期比16.4倍となる11億6711万円となり、前月に続き創業以来最
高の月次売上高。グループで展開しているブロードバンド広告事業、DVD流通事
業、コンテンツ事業、コールセンター事業、広告代理店事業が好調に推移したほか、
4月からはモバイル分野の広告事業、メディア開発事業を展開する子会社の業績も算
入したことが、売上げ増につながった。


◆サイバード(4823) 179,000 +5,000 +2.87% 
ICチップを搭載した携帯電話を使う、店舗のポイントカードの共通システムを開
発。飲食店チェーンやドラッグストアなど7社2000店が、今回開発したシステムの導
入を決めた。加盟企業のシステム利用料は月10万円から。加盟企業の数が増えない
と業績の上積みにはなりにくい。


◆高砂香料工業(4914) 517 +3 +0.58% 
CSFBは「N」から「OP」に格上げ、目標株価は600円。株価下落で上値余地が
広がったことが背景と、国内事業の収益改善やアジア事業の成長継続によって中期
的に10%前後の増益ペースは維持すると予想。


◆コスモ石(5007) 364 +32 +9.64% 
2005年3月期の連結決算、純利益が3.2倍の264億円と過去最高。2006年3月期の連結
業績予想では原油高を受け利益が拡大し、経常利益は前期比10.8%増の700億円、純
利益は同21.1%増の320億円を見込む。1株利益は今期50円(前期41円)、配当は前今期
とも8円の計画。配当利回りやPER面から見ても買いやすい対象。UBSは
「BUY」に格上げ。


◆日本電工(5563) 375 +3 +0.81% 
2005年12月期の第1四半期(1−3月期)連結業績は売上高が161億8200万円(前年同期比
51.2%増)、経常利益が27億1900万円(同5.0倍)、当期純利益が16億4800万円(同7.5
倍)。通期での売上高を従来の628億円から720億円(前期比24.4%増)に、経常利益が
66億円から70億円(同4.3%減)に、当期純利益も35億円から40億円(同36.6%増)にそれ
ぞれ増額。


◆日本軽金属(5701) 253 -2 -0.78% 
前期連結経常益が前期比36%増の218億円。今期は1%増の220億円と微増を計画。電子
材料向け回復遅れはアルミペーストの生産拡大で乗切る。


◆日本鉄塔工業(5919) 620 +30 +5.08% 
前3月期連結決算が46%経常増益、今3月期も経常利益は50%増の16億円に大幅続伸す
る見通し。電力会社向け送電鉄塔の受注が伸び、移動体通信鉄塔の需要も拡大、今
期の一株利益も42.2円に増加すると見込む。3月末での一株純資産は815円あり、
PBR0.72倍の水準にあることも見直し買いを誘う要因。ただ、筆頭株主の村上
ファンドの動向が気になる。


◆ニッパツ(5991) 799 +35 +4.58% 
2005年3月期の連結決算、売上高が3347億円と前期比19.1%増え、経常利益は50.6%増
の191億円に膨らんだ。HDD向けばねなどの好調が寄与。2006年3月期も増収増益
を見込み、会社側の業績予想がアナリスト予想に沿った内容だった。


◆イハラサイエンス(5999) 935 +100 +11.98% 
前3月期決算が66%経常増益、今3月期についても2ケタ増益での最高益更新予想を明
らかにし、見直し買いが流入。主力の継手が工作機械や建設機械、半導体・液晶製
造装置向けなどに需要が拡大し、鋼材など原材料価格の上昇分を吸収して経常利益
は前期比11%増の26億円に膨らむ見通し。前期に21.4%に達した売上高経常利益率は
21.7%へとさらに上昇する予想だ。昨日終値でのPERは7倍台に低下して割安感が
強まった。


◆アマダ(6113) 673 +37 +5.82% 
PER15倍台に低下し割安感が強まった。2005年3月期の連結決算は売上高が2011億
円と前期比22.2%増、経常利益は3.8倍の250億円に達した。2006年3月期も増収増益
を見込み、会社側の業績予想はアナリスト予想を上回った。UFJつばさは「A+」
に格上げ。


◆日本エアーテック(6291) 1,141 +22 +1.97% 
コスモ証は20日に発表が予定されている東証1部指定替え候補銘柄として取上げ。


◆月島機械(6332) 941 +5 +0.53% 
富士電機システムズと来年3月をメドに、中国で水処理事業の共同出資会社を設立す
ると発表。


◆千代建(6366) 1,152 +28 +2.49% 
買い一巡後は売りが優勢で伸び悩む。2005年3月期の連結経常利益は115億円と前期
比82.5%増、純利益も同93.5%増の128億円と業績好調。ただm2006年3月期の連結業
績予想、経常利益が前期比20.8%増の140億円、純利益が12.7%増の145億円と伸びが
鈍化することが嫌気。今期の予想売上高は同社の中期計画における目標値に対して
200億円、経常利益は25億円の上積み。オイルメジャーがカタールに集中投資し、当
社の得意とする分野での受注ウエートが高まる。資材価格の先高感を受けて前倒し
的に発注される傾向にある。



ダイキン工業(6367) 2,585 +15 +0.58% 
アイシン精機(7259) 2,270 +5 +0.22% 
ガスを燃料にして動く業務用のガスヒートポンプエアコンの分野で提携すると発表。
ダイキンが室内機を、アイシンが室外機を製造して互いに供給し、それぞれのブラ
ンドでセット販売。2006年秋に、まず国内で発売。


◆宇野澤組鉄工所(6396) 468 +61 +14.99% 
2005年3月期経常利益が1億4200万円(従来予想は6000万円)になったと発表。5月11日
630円高値から大きく押していたことも買い安心感を与える。


◆グローリー工(6457) 1,750 -247 -12.37% 
今期の大幅減益見通しがネガティブサプライズ誘う。前期業績はほぼ想定線で、経常
利益は8%増益となったが、今期は78%減益の70億円と予想。四季報ではすでに大幅減益
を見込んでおり、90億円と予想していた。


◆NECトーキン(6759) 588 +35 +6.33% 
昨日決算説明会が開催。プロードライザーについての説明。三菱は「B」から
「B+」格上げ、目標株価を800円。開発したプロードライザは全く新しいデカップ
リングデバイスであり、既存のコンデンサにとっては黒船的存在。これまでは手掛
けているのが同社1社のみだったが、日本ケミコンと事業提携したことで、メーカー
側が採用しやすくなる。


◆半導体製造装置
アドテスト(6857) 7,530 -50 -0.66% 
東エレク (8035) 5,480 -50 -0.90% 
エルピーダ(6665) 3,520 -40 -1.12% 
前日の相場全体の地合い悪化につれる形で値を崩した後とあって、押し目買いや買
い戻しが株価を下支え。ただ、米AMATが発表した2-4月期決算が減収減益となり、
米国市場の時間外取引で株価が下げたため、積極的な買いは見送られる。ドイツ証
券のリポートで世界のハイテク・半導体株について、株価調整はほぼ終了し、9月ご
ろまではボックス圏で推移するとの見通しを示し下支え要因。


◆NEOMAX(6975) 2,470 +155 +6.70% 
主力の高性能磁石が携帯音楽プレーヤーや自動車向けに好調で、中長期的な成長期
待もある。25日移動平均(2437円)を上回り、上昇トレンドに乗れるかが目先の焦点。


◆近畿車(7122) 266 -41 -13.36% 
2005年3月期決算が大幅な減収減益だったうえ、2006年3月期の業績も国内外で鉄道
車両関連事業の受注環境が厳しいとして、大幅な減収減益の見通しを示した。


◆トヨタ自動車(7203) 3,820 -30 -0.78% 
米国でハイブリッド車「プリウス」が走行中に突然停止した問題が報じる。世界戦
略への影響も警戒され、様子見ムード強まる。


◆トヨタ車体(7221) 2,005 +22 +1.11% 
昨年10月にアラコの車両事業を統合し、業績は高水準で推移。今3月期の連結経常利
益は23%増の230億円、1株利益は120円計画。また、最近は親会社による上場子会社
の完全子会社化が流行で、トヨタの張富士夫社長は10日の決算説明会の席上におい
て「少しずつはやっているが、グループの資本計画の進め方が遅く、これからやっ
ていかなきゃならない」と発言。トヨタグループ内企業における先行きの再編の動
きなども株価面では意識される。


◆シマノ(7309) 3,150 -330 -9.48% 
2005年12月期の連結経常利益が前期比4%増の310億円、従来予想を20億円下回りそう
と発表。相場の地合いが悪いだけに、株価に反応しやすかった。


◆丸紅インフォ(7584) 320 -43 -11.85% 
経常利益は2ケタ増益達成とほぼ想定線と言える内容。今期も22%増益の経常利益
6.45億円を見込む。ただ、四季報で今期の経常利益は12.7億円と予想されていただ
けに、乖離の大きさが失望される。


◆ユナイテッドアローズ(7606) 3,120 +240 +8.33% 
2005年3月期決算、情報収集など経営戦略の強化、クロムハーツ原宿店のリニューア
ルが寄与し増収増益。2006年3月期も実験店舗の事業化、積極出店で増収増益を見込
む。株数は少ないが取組み面の妙味も働く。会社側は2011年3月期に1000億円の売上
目標(2006年3月期予想は517億円)を立てる。UBSは「BUY」を継続、業績予想
を上方修正するとともに、目標株価を3200円から3500円に引上げ。


◆PCデポ(7618) 350,000 +41,000 +13.27% 
2006年3月期経常利益、前期比20%増の12億円を見込むと発表。先にはJブリッジと
提携、家電量販店の再生事業に取り組むことを発表。2005年3月期実績は、従来の経
常減益予想から一転して経常増益。


◆Vテク(7717) 311,000 +20,000 +6.87% 
新世代の液晶検査装置の成長性と2006年3月期も収益を伸ばす見通しにあることを評
価する買い。


◆イーディー(7853) 80,000 +11,000 +15.94% 
2005年3月期の連結決算、経常損益が9400万円の赤字となるなど前期(1億400万円の
赤字)に続く2期連続の赤字。ただ、2006年3月期の経常損益が黒字に転じる見通しと
なったことを好感。今期は売上高が前期比28.4%増の33億円、経常利益は3700万円の
黒字を見込む。544株(4.3%)を保有するザッパラス(3770)のマザーズ上場を27日に控
え、含み益の拡大を期待した買いも入る。


◆アーク(7873) 4,230 +180 +4.44% 
みずほ証券は「1」、目標株価5200円を継続。2005年3月期予想の修正並びに2006年3
月期見通しを受け、内容はポジティブ。これまでも期初は保守的な予想を発表して
きたため、期中で増額修正となる余地があるほか、高い業績モメンタム及び割安な
バリュエーション。


◆任天堂(7974) 11,570 +120 +1.05% 
米ロスで開催されているゲーム見本市で、携帯電話サイズのゲーム機「ゲームボー
イミクロ」を発表。ゲームボーイミクロはiPodミニより約20%軽量。カスタマイ
ズが可能で、今秋発売を予定。また、2006年発売予定の次世代家庭用ゲーム機「レ
ボリューション」の概要も発表。任天堂が過去20年以上にわたり開発したゲームソ
フトを使うことができ、大きさはDVDのケース3枚分程度。


◆スターゼン(8043) 323 -2 -0.62% 
ローマイヤ(2893)を子会社化すると発表。6月に14億円の増資を引受け、持ち株比率
を35.15%から57.78%に高める。さらに10月には栃木ゼンチク(栃木県)の営業をロー
マイヤに譲渡。ローマイヤの財務を強化するとともに、グループでのハム・ソー
セージ事業を効率化する。


◆三菱商事(8058) 1,347 +15 +1.13% 
GS証券は新規に投資推奨銘柄に採用、目標株価は1650円。春先から世界景気の後
退に押されて弱含みで推移しているが、秋の原料炭価格交渉などを見込んだ場合、
当社は買いの好機と考える、他の資源関連株と比べても、これだけ強い強い業績モ
メンタムと割安感の両方を有している銘柄は少ないなど。


◆仕手系株
東日CLG(8291)  841 +100 +13.50% 
東都水産 (8038)  450 +80 +21.62% 
丸山製作所(6316) 1,131 +22 +1.98% 
石川製作所(6208)  237 +39 +19.70% 
東亜道路 (1882)  383 +24 +6.69% 
東都水は、2005年3月期の連結業績は減収ながらも営業損益、経常損益が黒字転換し
たが、10日に修正した業績予想に沿った内容だった一方、2006年3月期は最終損益の
黒字転換も見込む。
含み資産の大きさと投資集団の介入を材料に仕手化の動きが続く。売り長とカラ売
り水準が高く、踏み上げの動きもある。東日CLGの高値更新が刺激となって周辺
の仕手系株に人気が広がって来た。再度、特定筋のフォーラム開催が近いなどの思
惑。


◆大手銀行株
三菱東京FG(8306) 877,000 -8,000 -0.90% 
みずほFG (8411) 483,000 -3,000 -0.62% 
UFJHD (8307) 535,000 -5,000 -0.93% 
三井住友FG(8316) 660,000 -5,000 -0.75% 
GDPが前期比1.3%増、年率換算では5.3%増となる1-3月期の実質GDPが発表と
なったが、個々の数字を見渡すといずれも実質が名目を大きく上回りデフレ経済か
らの脱却がまだまだ困難なものとなっていることを示唆するものともなり、踊り場
景気からの脱却もまた困難といった見方が支配的となり、代表的な内需関連株とな
る銀行株の上値を重くしている。23-25日に2005年3月期決算を発表。決算での懸念
材料はなく、株価でも割安感や出遅れ感。


◆群馬銀行(8334) 613 +15 +2.51% 
メリルは新規に「買い」、目標株価は720円と設定。株価の割安感が強気の背景。前
期は大幅な与信費用を計上したとみられ、保全率は改善したと考える。最終利益は
2005年3月期53億円から2006年3月期には191億円への拡大を予想。


◆オリコ(8585) 356 -3 -0.84% 
前期業績、経常益が前期比27%増。投資不適格級だった格付けが、投資適格級に格上
げされた結果、金融費用が100億円減ったため。今期も金融費用が減る見込みであり、
7期ぶり復配を計画。野村証は「2」を継続。ノンバンクセクターとの比較から
PERは高いが、2006年3期から2011年3期までのEPS成長率は、平均を大きく上
回る。


◆野村HD(8604) 1,300 +2 +0.15% 
2005年3月期の期末配当を1株につき10円にすると発表。中間期と合わせた年間配当
は20円になる。


◆大証(8697) 437,000 --- 0.00% 
2005年3月期の年間配当を前期より5000円多い9000円にすると発表。4月26日の決算
発表時には前期の年間配当金は7000円を予定していたが、株式の10%を保有する村上
ファンドが見直すよう求めていたことに対応。決算発表後に配当予定を増額するの
は異例。大証の追加増配と同時に、村上氏側は株主提案を取り下げることを明らか
にした。


◆不動産株
三井不(8801) 1,188  -4 -0.34% 
三菱地(8802) 1,131 -17 -1.48% 
東京建(8804)  731  -4 -0.54% 
東栄住(8875) 2,225 -245 -9.92% 
1-3月期のGDP速報値は市場予想を上回ったものの、景気は踊り場を脱却していな
いとの見方が多く、内需関連を代表する業種の一つとして売りが続く。2-4月期決算
が大幅な減収減益だった東栄住宅が東証1部の値下がり率ランキングの上位に顔を出
すなど中堅不動産の一角の急落も目立つ。


◆東栄住宅(8875)
昨日四半期決算を発表、第一四半期経常利益は前年同期比で60%減益。通期では24%
増益予想で変更はしていないものの、下ブレへの警戒感が先行。


◆アパマン(8889) 134,000 +20,000 +17.54% 
先に、2005年3月期業績好調が報じられたが、この好決算を受けて新光証券が最上位
で新規格付けするなどアナリストの評価も高まる。


◆日通(9062) 472 -11 -2.28% 
2005年3月期の連結決算、経常利益が471億円と前期比7%減。2006年3月期の連結業績
予想で経常利益が前期比6%増の500億円と増益を見込むものの、QUCIKコンセン
サス516億円を下回り嫌気。旧本社ビル売却益などを特別利益に計上、前期純利益は
18%増の321億円。


◆スカイマーク(9204) 760 -34 -4.28% 
2005年3月期の単独決算、経常損益は2億5800万円の黒字(8700万円の赤字)だったが、
目先の材料出尽くし感からの売りが膨らむ。2006年3月期の売上高は羽田-関空線の
就航で2004年4月-2005年3月期に比べ20%増の385億円を見込む。ただ燃料価格の上昇
が響き経常利益は14%減の15億円となる見通し。


◆近鉄エクスプレス(9375) 2,130 +15 +0.71% 
2005年3月期連結決算は売上高が2382億8000万円(前期比17.4%増)、経常利益が88億
7300万円(同11.8%増)、当期純利益が44億4000万円(同53.8%増)。売上、利益ともに
過去最高を更新。2006年3月期は売上高が2614億円(前期比9.7%増)、経常利益95億円
(同7.1%増)、当期純利益も50億9000万円(同14.6%増)を見込む。


◆TBS(9401) 1,803 -87 -4.60% 
2005年3月期連結決算、営業利益、経常利益が市場予想に達しなかったうえ、2006年
3月期業績予想の経常利益も市場予想を下回った。役員や従業員らに対するストック
オプションの発行と、敵対的買収に対する防衛を狙った新株購入権の発行を発表。
潜在的な株式数が増加したことで、一株利益の希薄化などの懸念も株価の上値を抑
える。
同日開いた取締役会で買収提案への対処方針を決めたと発表。日興CGの子会社で
ある日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)に新株予約権を割り当て、敵対
的な買収に対抗する。
TBSが買収を提案された場合、同社の取締役会は買収提案者から情報提供を受け
た上で社外取締役や社外監査役、弁護士、会計士など計7人による特別委員会を設置。
同委員会が買収案を検討、企業価値向上の点で妥当性が認められなかった時は特別
委の勧告を基に取締役会がNPIへ割り当てた新株予約権の実施を要請。株式分割
など別の対抗策も打ち出す。
NPIに割り当てる新株予約権2000個は最大で約800億円分のTBS株式を購入でき
る。新株予約権の当初権利行使価格は4000円だが、TBSが実施を要請した場合は
先立つ6カ月間の終値平均値の90%に修正。
17日終値を基に試算すると、NPIは発行済み株式の21%強を取得できることになる。
権利行使期間は6月6日から2007年6月30日までだが、最後の1カ月間の権利行使価格
は時価に修正される。また、TBSは新株予約権を発行時と同条件で買い戻す権利
を保有する。


◆テレビ東京(9411) 3,090 --- 0.00% 
2005年3月期連結経常利益、前年比44.5%増の55億1500万円と大幅増益。年間配当も
30円に増配したほか、2006年3月期には連結経常利益で60億円とさらに増益を見込ん
でおり、また敵対的買収への防衛策を手当てしたことも評価。


◆日本通信(9424) 245,000 -40,000 -14.04% 
5日連続ストップ高で上昇の反動売りが続く。初値(7万円)や公開価格(5万円)を大幅
に上回る。20日以降、約1カ月ぶりにIPO銘柄の新規上場が始まるので、これらの
銘柄の購入資金に充てようと、利の乗っている直近上場銘柄には個人投資家からの
売り圧力が強い。


◆スク・エニ(9684) 3,350 -20 -0.59% 
次世代ゲーム機「Xbox360」向けに人気ソフト「FF11」を発売するとゲーム
ショー「E3」で発表。また、PS3向けにも開発する。


◆CSK(9737) 3,720 +70 +1.92% 
三菱証は「A」を継続。前期営業利益の未達幅はネガティブ。金融ファイナンス事
業の資産売却により2006年3期は2ケタ営業増益。


◆富士ソフト(9749) 3,000 -110 -3.54% 
決算数字は、実績・予想ともにややネガティブなものとなり、失望売り先行。ただ、
大和は、決算内容は物足りないものの金融系受託開発の回復などを材料に株価はレ
ンジ上方を目指すと考え、15%程度の上昇余地はあるとみる。三菱証は「B−」を継
続。前期業績は、不採算案件の影響で未達幅はコンセンサス以上に拡大。


◆英和(9857) 554 -20 -3.48% 
燃料電池向け測定装置の新商品開発を進めるため産学連携を強化すると報じる。燃
料電池向け事業を伸ばす戦略。


◆ソフトバンク(9984)  3,740 +10 +0.27% 
連日の年初来安値更新となったが、値ごろ感からの買いによりプラスに転じる。総
務省は新電電による家庭向け光ファイバー回線の敷設促進策を導入すると報じられ
材料視。


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◆指標
日経225 10,835.41 +10.02 
日経300 211.19 -0.72 
TOPIX 1,109.19 -2.62 
日経ジャスダック平均 1,925.69 +0.04 
日経225先物期近 10,830 +10 


外資系証券、売りが4500万株、買いが2560万株で、差し引き1940万株の売り越し。


信用取引の評価損率は2週ぶりに悪化。13日申し込み時点の信用買い残をもとに算出
した評価損率は6.42%で、前の週の5.34%から1.08ポイント上昇。その後の相場急落
でさらに評価損率は悪化し、追加担保の差し入れ義務(追い証)発生につながった。
この週(9-13日)の株式相場は軟調。企業業績を見極めたいとして買い手控えられる
中、ヘッジファンドの巨額損失のうわさなどをきっかけに投資家心理が悪化。日経
平均株価は5日続落した。個人投資家が信用で買い建てていた鉄鋼株や材料株の一角
が下落し、評価損率の悪化につながった。
この週、買い残高の増加が目立っていたのは新日鉄(5401)、住金(5405)の大手鉄鋼
株や石川島(6208)、商船三井(9104)などだった。みずほ信(8404)、ヤマタネ(9305)、
三菱化(4010)も増加していた。


13日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は、前の週に比べ559
億円減少して2兆3142億円。買い残高が減るのは3週ぶり。
この週(9-13日)の株式相場は軟調だった。企業業績を見極めたいとして買い手控え
気分が強まる中で、ヘッジファンドの巨額損失のうわさなどをきっかけに持ち高を
減らす売りが増加。日経平均株価は5日続落した。先物主導で下落した場面などで裁
定ポジションを解消する売りが現物株に出て、買い残高の減少につながった。
一方、裁定取引に伴う現物株の売り残高は、同43億円増の1352億円。


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●4月の企業倒産[帝国データバンクと東京商工リサーチ]
4月の企業倒産状況によると、負債総額1000万円以上の倒産件数は、帝国データが
948件(前年同月比20.3%減)、商工リサーチが946件(同23.4%減)と、いずれも6年2カ
月ぶりに1000件を下回った。前年同月を下回るのは帝国データが28カ月連続、商工
リサーチが32カ月連続で、「倒産の沈静化傾向は一層鮮明になっている」(帝国デー
タ)。
4月の主な倒産は、写真DPE店をチェーン展開する55ステーションが上場企業とし
ては5カ月ぶりの倒産(負債総額127億円)となったほか、大阪府の第三セクターで
「りんくうタウン」の施設を管理・運営する「りんくうゲートタワービル」(同463
億円)やゴルフ場運営の「勿来」(同293億円)などが目立った。
倒産の今後の推移については、「国内に倒産を増加させる要因は少なく、月間1000
件程度にとどまる」(商工リサーチ)見通し。ただ、今月に入って民事再生法を申請
した「スペースワールド」(負債総額350億円)など、経営の改善が進まない第三セク
ターが多数あることから、「問題三セクの法的整理は今後も頻発する」(帝国デー
タ)可能性。



●4月の粗鋼生産量[日本鉄鋼連盟]
前年同月比3.3%増の948.4万tとなり、2カ月連続で増加。炉別生産をみると、転炉鋼
が前年同月比5.3%増の694.4万t、電炉鋼が同1.7%減の254.1万tとなり、転炉鋼が2カ
月連続の増加となる一方、電炉鋼は3カ月連続の減少。






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