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タイトル:メルマガ版鹿砦社通信05/05/12号  2005/05/12


緊急ニュース!
社会的犯罪企業「アルゼ」に大打撃!
アルゼ告発第4弾書籍『アルゼ王国 地獄への道』
出版差し止め仮処分「却下」!
(神戸地裁尼崎支部5月9日付け決定)
「仮処分」制度を悪用した「訴権の濫用」はもう通用しないことを胸に刻み込め!
勝って兜の緒を締めて、阿鼻叫喚のアルゼを更に追撃せよ!
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 名うての社会的犯罪企業「アルゼ」が司法によって断罪された!────
 不正機械改造、裏ロム事件、抱き合わせ販売での公正取引委員会からの警告、爆裂機で
の検定取消、不具合機でのパチンコ・ホールとのトラブルと集団訴訟、大胆不敵な著作権
・商標権侵害、創業者オーナー・岡田和生会長の犯歴偽証によるカジノ・ライセンス取得
、「偽造紙幣事件」……一時はわが国パチスロ・シェアの5割を占めたアルゼだが、その
社史は、まさにスケールの大きい違法行為、犯罪行為の歴史でもあった。
 創業者オーナー・岡田和生会長は、ここ数年、高額納税者(総合)トップ10の常連の
みならず、権威ある世界的経済誌『Forbes』の「世界の億万長者」にも名を連ねる
、立志伝中の人物である。
 ところが、その裏では、数々の違法行為、犯罪行為を犯し、現在の代表取締役社長が警
察高級官僚出身者ということに象徴されるように、それら違法行為、犯罪行為を警察癒着
によって隠蔽してきた。
 こうしたことを批判的に採り上げるメディアに対しては、巨額訴訟を乱発することによ
って威嚇し抑制してきたことで、この社会的犯罪企業に対するマスコミ・タブーが出来上
がっている。また、尻尾を振るマスコミについては、自らを「反人権雑誌」を嘘ぶくまで
に、時に過激な記事を掲載する『週刊新潮』とこの発行元・新潮社に典型的なように、甘
いアメを与えることによって、批判を封じ込める。
 そうした悲観的なメディア情況にあって、われわれは、小なりと雖、唯一といっていい
ほど、ここ2年半余り、アルゼの社会的犯罪性を出版物によって連続して告発してきた。
既に4点の単行本を世に送り出している。出版社が出版物によって社会悪を告発するとい
うのは当然も当然である。
 しかしながら、アルゼと創業者オーナー・岡田らは、いちいち素早く対応し、訴訟攻撃
を掛けてきている。殊に、出版差し止めの仮処分の制度を悪用しての「訴権の濫用」は、
「表現の自由」「言論・出版の自由」にとって脅威である。事は鹿砦社だけの問題ではな
いことに注視いただきたい。
 われわれは5度の出版差し止め認容の仮処分を甘受しているが、この内4度は、当社の
エリアを管轄する神戸地裁尼崎支部である。地方裁判所の一支部が一出版社に4度も出版
差し止め認容の仮処分を決定するというのも、いささか異常だと思われるが(誰が考えて
も審理がゆるい!)、アルゼはそこを利用し、今回アルゼだけで3度めの出版差し止め仮
処分を申し立ててきた。
 さすがに、ゆるい審理の同支部も、これまでの反省からか、はたまた、アルゼの相次ぐ
仮処分申請を疑問に思ったからか判らないが、前回(第3弾『アルゼ王国の崩壊』)から
慎重になっているようだ(第3弾は却下)。それまで、数行の主文があっただけの決定書
も、前回から十数ページに余りにわたり、詳しく内容を記述するようになった。出版物を
差し止めることが憲法21条の「表現の自由」「言論・出版の自由」「検閲の禁止」に抵
触することからして,これも当然のことだ。
 
 さて、われわれは、アルゼ専門の出版社ではないから、アルゼ本ばかりを作っているわ
けにはいかない(創業以来30数年,約1000点ほどの出版物を出してきたが,アルゼ
本は4点にすぎない)。そろそろ総まとめ的な本を出さねばならないな、と考えて世に送
ったのが、第4弾『アルゼ王国 地獄への道』だった。本年3月18日から発売を開始し
た。
 本書には、これまでの裁判闘争の経過報告から、遂に集団訴訟にまで発展したパチンコ
・ホールとのトラブルなど、前著3冊に比べ倍ぐらいの量になっている。特に、連結子会
社でアルゼ同様ジャスダック上場企業である「セタ」による「偽造紙幣事件」について、
吉岡一栄専務の発言と証拠資料等を掲げスクープした。
 アルゼ側の焦りからか、動きは早かった。既に取次会社に搬入済みだったが、3月14
日付けで、「ゲラを出版販売前に確認すること」(検閲ってこと!)と「出版販売を自粛
すること」を求める「警告書」を送ってきたり、人を介して取引・懐柔をやってきたり(
証人いるぞ!)し,そして3月23日に出版差し止め仮処分を申し立てた。
 さらに3月24日には、本書で「偽造紙幣事件」の重要資料の在り処を示唆したことで
、雑誌『政財界』顧問・小早川茂氏の個人事務所に警視庁深川署による家宅捜査が入り、
それら重要書類一切が押収されている(これに怒った小早川氏はその後、東京地検に刑事
告訴状を提出)。
 この間、本件仮処分の審尋が2度開かれ、また、3億円もの巨額訴訟=第2弾書籍『ア
ルゼ王国はスキャンダルの総合商社』本案訴訟(東京地裁)の証人尋問もあり,原告・岡
田、元執行役員の及川麻子、そして鹿砦社代表・松岡が出廷した。
 対アルゼとの裁判闘争もヤマ場に差しかかった中で、今回の仮処分の結果は、今後の帰
趨を決するものとして重要で、注目された。
 そして……名うての社会的犯罪企業の思惑は砕かれた! 神戸地裁尼崎支部から5月9
日付け(5月11日受領)の「仮処分決定書」が届いた。アルゼ側の申し立ては「却下」
、つまりわれわれの勝利である。
 今回の仮処分「却下」決定で、特に重要なことは、次の2点だ。
 一つは、「言論には言論で」対抗すべきだというわれわれの主張について、裁判所も、
「債権者(申立人)ら、特に債権者アルゼは、債務者(鹿砦社)らの出版する書籍等に対
して、反論や反批判等をホームページに掲載したり、それらを記載した書籍等を出版・販
売する十分な資力・人材・情報網等を有していると認められ、そのような資力や有効な反
論方法等を持ち合わせていない無力な一市民とは事情を異にするといわなければならない」
 とした点だ。つまり、
 もう一つは、これでアルゼからの仮処分は3度目だが、1度目は差し止めが認容された
とはいえ(現在、大阪高裁に保全抗告中)、2度目、3度目は「却下」され、これからは
、いくら審理が甘いといわれる神戸地裁尼崎支部でも、そうやすやすと仮処分が認容され
ることにはならない、ということである。
 そろそろアルゼも、力によって言論を潰せるなどという前近代的な考えを改めるべき時
が来たことを認識しなければならない。
 
 去る5月7日発売の月刊『紙の爆弾』において、かつて裏ロム事件でアルゼにハメられ
、倒産に追い込まれた運送業者元社長が実名、顔出しで勇気ある激白をされたが、ここに
来て、われわれに協力を申し出てくれる人たちが後を絶たない。われわれの闘いは、決し
て孤立無援ではなくなったのだ。アルゼよ、岡田よ、そしてその追随者たちよ! 諸君ら
に苦しめられた人、潰された人、人生を狂わされた人たちの怨嗟の声が聞こえるか!?
われわれは、そうした人たちの声に力を得て、まさしく<ペンのテロリスト>として社会
的犯罪企業・アルゼに対し「ペンの暴力」(岡田陳述書の言)を断固行使する!
□本家『鹿砦社通信』もご一読を!
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【祝! アルゼによる出版差し止め仮処分「却下」!】
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【内容】第一章◎真相!!偽造紙幣事件はアルゼ子会社「セタ」の謀略だった!!/第二章◎破綻の危機に瀕したラスベガス・カジノ構想/第三章◎崩壊寸前の深刻な内部事情/第四章◎警察との関係と告訴・告発の行方/第五章◎対SNKプレイモア著作権・商標権訴訟にアルゼ完敗/第六章◎終わりなきホールとのトラブル/第七章◎方針転換の兆しが見える訴訟

■メルマガ版鹿砦社通信 2005/5/12号■
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 E-mail: nakagawa@rokusaisha.com
  URL:     http://www.rokusaisha.com/

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