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===================================================== 発行部数 21 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/05/01 (Sun) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.日曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 日曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル あいくるしい 局 名 TBS系 放映日時 日曜21時 キャスト 真柴由美(原田美枝子) 真柴徹生(竹中直人) 真柴明示(杉浦直樹) 真柴みちる(綾瀬はるか) 真柴豪 (市原隼人) 真柴幌 (神木隆之介) 真柴唄 (松本梨菜) 脚 本 野島伸司 主題歌 『ベンのテーマ』Micheal Jackson あらすじ 第4話「妻が夫に愛される理由〜その時子供たちは泣いた」 真柴家。母・由美(原田美枝子)が退院してくるので子どもたちは 張り切って掃除をしている。祖父・明示(杉浦直樹)は子どもたちの 気持ちを引き立てるために母さんは生きるためにこの家に戻るんだ。 人間の体と心はつながっている。気力というか気合というかそれは必 ず体に伝わる。子どもたちと暮らすことでもっと生きたいもっと強く 思うために帰ってくる、医者がなんだ、万能じゃないとそうでなけれ ば誰も神様に祈ったりはしないと説明する。 次男幌(神木隆之介)のナレーション。『単純な僕たちはおじいち ゃんの言葉でいきなり勇気をもらったのです。世界中の人たちに伝え よう。僕の母さんは生きるために戻ってきたんだよ』 小学校の校庭。幌が「虹色の戦士」を作るためにビー玉を渡した南 雲愁(本郷奏多)、坂巻奈々(志保)、花井耕作(春山幹介)が話を している。愁が残りのビー玉を誰に渡すかと幌に尋ねる。耕作が幌に 原沢聖子(後藤果萌)にどうして渡さないんだと言っていると聖子が やって来て4人はビー玉を隠す。 小学校のベランダ。聖子は母千秋(南果歩)が浮気をしていないか と悩んでいると4人に相談する。愁は決定的な証拠を見つけて母に注 意することを提案。 学校帰りに千秋の後をつける幌たち。千秋がアパートの一室に入っ て行くのを確認し、奈々と耕作が聖子のカメラ付き携帯を持って部屋 の廊下で見張っている。 真柴家。退院してきた由美は腕をふるってご馳走を作る。由美は長 女・みちる(綾瀬はるか)が大学に合格していたことを明かす。家族 には大学受験に不合格だったと言っていたみちるは突然のことに戸惑 う。由美は新聞でみちるの合格を知った。 由美はみちるに入学金は明示が支払ってくれたので、みちるに大学 に行くように勧める。 徹生は由美が自分のせいでみちるの将来を変えてしまうことが辛い から行くようにと後押しする。 奈々が見張って撮った携帯画面の写真はぼやけていた。聖子は真剣 に千秋の浮気の心配をしているのは、両親が離婚したら引越しをする ことになり、幌のそばから離れなくてはいけなくなるということ。自 分がいなくなってもいいのかと幌に言う。 聖子は別れ際、幌に「幌のバカ、大嫌い」となじる。 ガソリンスタンド。豪(市原隼人)が接客した品川ナンバーのワン ボックスカーの後部座席には、少女木幡ほのか(江尻エリカ)が乗っ ていた。豪を見てほのかは必死な顔で手話をする。 喫茶店。みちると矢口淳一(小栗旬)はデート中。みちるは大学進 学を家族に勧められたが、自分がいなくなっても家族が平気そうなの がムカツクとぼやいている。みちるは自分を犠牲にして頑張っている 自負があったのにというのだ。そこへみちるの携帯に豪から電話が入 る。みちるは中学の時、手話を勉強していたことがあり、豪は少女が していた手話の格好をみちるに伝えると「助けて」という意味。豪は 少女を乗せた車をバイクで追いかけ、森の中で男性3人から暴行を受 けそうになっていたほのかを助けて逃がす。 湖畔。南雲夕子(桜井幸子)と中川竜一(萩原聖人)が話をしてい る。夕子が湖の伝説を知っているかと竜一に尋ねる。伝説とは、2つ の木の陰が光の加減で重なり枝の間で小さなハートができる。その時 に好きな男の子とファーストキスをすると初恋のまま別れないという もの。かつて夕子と竜一にもその思い出がある。その時、森の中から ほのかがうめき声を上げて助けを求めて来る。 森の中では豪が男性3人を相手に殴りあっている。1人の男性がナ イフを持って豪に襲いかかろうとしたのを竜一がパンチを繰り出して 助ける。 駅のプラットホーム。東京に行くみちるを見送る徹生と唄(松本梨 菜)。みちるは徹生に本当に行ってもいいかな?と聞く。徹生は後の ことは心配するなと言うとみちるは何か言いたげに涙ぐむ。徹生は今 まで由美のことで頭が一杯でみちるのことをかまってやれなかったこ とを詫びる。 学習塾の帰り道、聖子は幌と耕作に千秋の浮気相手が塾の講師保坂 博樹(林泰文)であることを告げる。聖子が千秋の携帯電話の着信を 確認した所、保坂の着信の後、千秋は外出している。塾から出て来た 保坂に聖子は「もうママに会わないで。パハに言うわよ。先生はクビ になる」とおどす。保坂は聖子の必死の訴えに笑いながら「もう会わ ないようにするよ」と答える。保坂の不誠実な態度に腹を立てた聖子 が保坂につめよると、保坂は「僕の方は全然構わないけどママはどう かな?誘ってきたのはママの方」と聖子に言う。 原沢篤(浅野和之)が千秋の素行調査の報告書を苦々しい顔で見て いる。写真には千秋と保坂が写し出されている。篤は千秋の浮気の決 定的な証拠を得るが、何食わぬ顔で家に帰る。 真柴家。矢口医院の研修医である瀬戸政希(田中幸太朗)が由美の 往診に来ている。由美は誰も知らせてくれなかった病状を知らせてく れた政希に礼を述べる。 由美が婦長から聞いた話では政希は優秀な医者、研修期間が終了し たら別の病院に行くかと尋ねると、矢口病院の息子である淳一は自分 の友人、淳一がトラブルを起こしたときに泥をかぶるために、淳一の そばにいると言う。由美は友人のためにそこまでするというのはなぜ かと質問すると「あなたと一緒です。生きるために」と答える。 真柴家。豪が東京に行ったみちるから電話がないのを心配している。 由美は徹生と豪にみちるが本当に東京へ行ったと思っている?と聞く。 この家にはみちるが必要、みちるは母親代わりでもある、だけど東京 に行かせた、何も言わなければあの子は大学をあきらめて黙って家の ことをしてくれた、この家のみんなの犠牲になっている、そのストレ スが雪みたいに積もっていつか雪崩のように崩れる時が来る、自分で いたいって思わなくちゃダメ、あの子は行かない、自分本位に生きて そこに幸せなんかはない、誰かのために生きることは犠牲なんかでな くて喜びなんだって気付いてほしいと話す。 電話のベルが鳴ると、「東京に行きたくない。駅にいる」と言って 泣いているみちるからの電話。豪が駅に迎えに行く。 天文台。愁が幌と天体望遠鏡を覗いている。愁は「君のお母さんを 尊敬する。死ぬのが怖くないみたい」と言うと明示は「怖いさ。人間 だもの。だけど神様はそれを乗り越えるために1つだけ強い力を渡し てくれる」と言う。 真柴家。風呂から上がった唄(松本梨菜)に徹生は服を着せながら 浴室にいる由美に話しかけている。母親っていうのはすごいな、子ど ものこと何でも見通せてしまってと言うと「かわいそうね、みちる好 きなことさせてあげたかった。私がもう少し長く(生きられたら)あ の子の花嫁姿を見るくらい長く」と嘆く。「俺の命をお前に分けてや っても(いい)、それくらい俺が絶対生かしてやる」と徹生が泣く。 天文台。明示は愁と幌に「(神様は)いたわり合う思いの力をくれ たんだよ」と言う。「無敵だね」と幌。「死神を寄せ付けない」と愁。 駅。プラットホームの椅子にぽつりと座るみちる。豪が迎えに行く と「1日も持たない。ホームシックみたいで」と泣く。「みんな私が いなくても平気みたい」と豪に抱きつき泣く。「寂しいよ。みんな無 理してただけだよ。姉ちゃんは太陽みたいなもんだよ。いねえと暗く なる」と言う。 次の日。湖畔で幌は聖子に黄色のビー玉を渡す。「虹色の戦士」と 言って喜ぶ聖子。幌は退院してきた由美のそばにいるのが怖いと告白 する。幌は由美のことで頭がいっぱいで聖子の悩みを聞いたり考えた りすることができなかったことを謝る。 聖子は由美の病気のことを知っていたのに、自分の気持ちを押し付 けたことを詫びる。聖子は幌に「どんなことがあっても幌から離れな い。私も幌のママと一緒だから。幌を愛してるの」と告白して幌の唇 にキスをする。二人の近くには木の枝が重なり合ってハートの影が出 来ている。 『正直言って僕は女の子を好きだとか嫌いだとかいう気持ちはまだ よくわかりません。でも、いたわり合う気持ちを持ちたいとは思って います。それが世界で、いえ宇宙で一番最高の強い力だから』 寸 評 家族が互いに思い合って支えあって生きるのはいいなと思いまし た。思い合っているからこそ、別れが一層辛くなるものだなあと思い ます。工藤直子の詩『痛い』を思い出しました。「好きになる とい うことは 心をちぎってあげるのか。だから こんなに痛いのか」。 (「小さい詩集 あいたくて」大日本図書株式会社) 執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 「Shall we Dance?」を見ました。タキシードを着たリチャード・ギアが 真紅のバラを1本持ってエスカレーターを上がって来るシーンがあります。こ ういう姿は彼ならではという感じがしました。似合いすぎます。日本版の渡辺 えり子や竹中直人に似ている俳優らの登場もあり楽しめます。日本版ももう一 度見たいなと思っていたら、金曜日にテレビで「Shall we ダンス?」をや っていたので早速録画しました。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |