メルマガ:女の気持ち・男の気持ち
タイトル:『女の気持ち・男の気持ち』春海&涼子〜初恋の話  2005/04/27


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      ............. vol.0185 2005/04/27 .............

            ○── 春海&涼子 ──○
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トオルと春海と涼子……愛の形はいろいろだけど、愛しあうことが大事。
セックスがすべてではないけれども、セックスが男と女の絆を深めるもの。
互いに満たしあって、愛しあうことが日々の生きがいになっていく。
◎バックナンバー⇒ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112568 
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◆春海&涼子〜初恋の話
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春海:こんばんは。今号も涼子ちゃんとのキーボードトークだよ。
   有料版の最新号が「初恋の想い出」だったので、わたしたちもそのテー
   マで書くことにした。
   で、その「初恋の想い出」は、トオルの初恋のことが書かれているんだ
   けど、今回、じっくりと詳細を読んだ。今までにも、断片的に聞いては
   いたんだけど、通して読んだのは初めて。
   わたしたちは後編も読ませてもらった。
涼子:純情だったトオルさんが、かわいいね。
   後編が切ないというか、ちょっとウルウルしてしまった(^^;)
春海:わたしは中学の頃は、恋なんて無縁だったな。ぜんぜん男子に興味がな
   かった。男性恐怖症だったから(>_<)
   高校、短大と女子校だったので、男子とは縁がなかったし。
涼子:わたしは、いちおう好きな男子はいたよ。片思いだったけど。
   別の子から告白されたりしたけど、イヤだっていった。
   タイプじゃなかったから。
春海:すご〜い、もてたんだね。
涼子:ていうか、一時期、告白がブームだった。みんな軽い気持ちだったと思
   うよ。
春海:ふーん、そうなんだ。告白なんて、されなかったよ。わたしは男子に近
   寄られるのを嫌ってたから。
涼子:初恋は中2のとき。片思いで、相手は1年先輩の人。映画クラブの部長
   してた人。背が高くて、知的な感じ。
   ちょっとトオルさんに似てたかな(^^) というか、トオルさんに先輩の
   姿を重ねてたっていうのが、本音だけど。
春海:その話は、前にも聞いたよね。初恋の人って、あとあと好みの基準にな
   るのかしら?
涼子:それはあると思う。春海さんは、トオルさんが初恋で初体験だよね。
   うらやましい〜(^^)
春海:う〜ん、そういわれると、そうなんだけど……
   トオルに出会った初対面のときから、なんかもう長いつきあいの親友み
   たいだったのね。会う前は文通してたから。メールなんてない時代よ。
   で、実際に会ったときに、イメージ通りの人だった。それまで男性恐怖
   症だったのに、トオルにはぜんぜんそんなことなくて、すぐに打ち解け
   られた。
   それが初恋といえばそうなのかもしれないけど、好きというより一緒に
   いて安心できる人だったのよ。なんか癒されるというか、心地いいとい
   うか。
涼子:トオルさんが告白したのよね?
春海:うん、手紙でね(^^)。当時、実家にいたから、そうそういつも会えるわ
   けじゃなかったの。だから、手紙とか電話で交際してた。
涼子:ラブレターか……、懐かしい響きよね。いまじゃメールだもん。
春海:その点はよかったと思う。今でも、それ残ってるから。大切な宝物。
涼子:告白されてから、すぐエッチしたんだよね。
春海:というか、告白されて、最初にトオルの部屋にいったとき、
   「胸に触ってもいい?」とかいわれて、「うん」って答えてた(^^)
   そんなこと自分ができるなんて思ってなかったけど、自然とそうなって
   いた。それからトオルに身をまかせていたら、上半身裸になってた(^^)
   でも、ぜんぜん嫌じゃなかったの。
涼子:わたしはトオルさんと、最初からセックスしたいというところから始まっ
   たから、好きというのはあとから。順番が逆だったけど、それでも今で
   はトオルさんが大好き(^^)
春海:告白が先だったけど、トオルのことが大好きなんだと自覚するようになっ
   たのは、初体験後からよ。わたし鈍いから、トオルといるのがなぜこん
   なに気持ちいいんだろうって、自分でもよくわからなかった。男性を好
   きになったことなかったから。それで、裸で抱かれるようになって、こ
   れが恋なんだって思った(^^;)
涼子:わたしの初恋は片思いで終わったけど、その後、二人の男性とおつきあ
   いした。どちらも相手から交際を求められたから。恋愛願望があったか
   らだけど、なんかわたしのイメージとは違ってた。つきあっていても、
   一歩引いてるというか、距離感があって、デートはしても一線は越えら
   れなかった。どっか冷めてたのね。恋愛ごっこだったと思う。
   春海さんと似ていて、男性に対して不信感があったのね。父親の影響で。
春海:うちなんかすごかったよ。家庭内暴力が。父も兄も荒れてた。もうむちゃ
   くちや。男性は恐怖の対象になった。
涼子:嫌だよね、そういう家庭に育つと。
春海:トオルに出会って、初めて安らぎとか居場所を見つけた。
涼子:うん、トオルさんは男性観を変えてくれた。


涼子:春海さんはすぐに同棲始めたんだよね。
春海:すぐといっても、6ヶ月くらい経ってからかな。
   実家にいたら、親の目があるから夜遅くなれないし、泊まりもできない
   じゃない。だから、実家から出てひとり暮らしする必要があったの。
   それに、あんな家にはいたくなかった。
   トオルともっと一緒に時間を過ごすには、そうするしかなかった。
涼子:でも、大決心だよね。
春海:まぁね。当然反対されたけど、ひとり暮らししたいって、押し切った。
   そんなふうに気持ちが変わったのは、トオルのお陰ね。
   以前のわたしだったら、親に反抗なんてできなかった。
涼子:愛の力ね(^^)
春海:そうかもね(^^) トオルのためにも強くならなきゃって思った。
涼子:同棲ってどんな感じ?
春海:わたしがアパートを借りて、互いのアパートを行ったり来たりしていた。
   トオルがわたしのアパートから仕事に出かけることもあったし、逆も。
   だから、双方の部屋に、互いの下着とか着るものが置いてあった。
   親には内緒だったので、完全に一つのアパートで同棲するというわけに
   もいかなかったのよ。
   でも、そうした生活を続けているうちに、わたしがトオルの部屋にいる
   ことが多くなった。だんだん生活の中心がそっちになってしまったわけ。
   だから、数ヶ月後には、帰るのはトオルの部屋で、そこで寝て食べて出
   勤するようになった。わたしのアパートはいつも無人(^^) 持ち物の大
   半もトオルの部屋に移動してた。
涼子:同棲は3年くらいだっけ?
春海:そのくらい。3年目には、もう完全にトオルの部屋が生活の場になって
   た。わたしのアパートを引き払ってしまおうかと考えてたくらい。その
   ころに、トオルと同棲状態だってのが、親にばれて、仲を引き裂かれそ
   うになった。わたしは猛烈に抵抗したよ。そんなこというんだったら、
   駆け落ちする!とか(^^;) 
   トオルのお母さんが応援してくれて、「万が一のときはうちにいらっしゃ
   い」とまでいってくれた。とっても優しくて理解のあるお母さんだよ。
涼子:すごーい! 春海さんもだけど、トオルさんのお母さんも。
春海:で、なんだかんだとあって、結局うちの親が折れて、入籍だけでもしな
   さいということになった。それで入籍した。だから、結婚式なんてしな
   かった。わたしもそんな形式なんてどうでもよかったし。
   今でも、トオルの妻とか奥さんという意識はなくて、同棲時代と同じに、
   大好きな彼だし、いなくては困る人なの(^^)
涼子:わたしも今では、こっちが生活の場になってるけど(^^;)
   押しかけの愛人(*^_^*)
春海:形の上ではそうかもしれないけど、わたしはそんな風に思ってないよ。
   家族だし姉妹だと思ってる。夫婦だって、赤の他人だけど、家族になれ
   るんだから。涼子ちゃんはわたしにとっても大切な人。
涼子:そういってくれるとうれしい。
春海:愛しあってるから、いいんじゃない? 助け合ってもいるし。
   家族っていうのが、一番合ってると思う。
涼子:うん、そうよね。
   エッチもするけど、それは生活の一部であって、すべてじゃない。
春海:そう。エッチは楽しいし好きだけど、それだけがトオルとの関係じゃな
   い。信頼感とか絆とか、もっとメンタルなところでつながってると思う。
涼子:うんうん、トオルさんからいろんなこと学んだし、元気を分けてもらっ
   てる。わたしもトオルさんに喜んでもらえるようにしたいと思ってるよ。
春海:けっこう、甘えてばかりだけどね(^^;)
涼子:その点は、わたしも反省m(_ _)m

春海:ということで、今号はこのへんで。

(次回につづく)


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本誌はただいま発行が不定期になっていて、ほぼ週刊です。「春海」「涼子」
「トオル」のパートが順次発行されますが、時々順番が入れ替わったり、ゲス
トで「ナナ」「奈緒子」「Alias」が加わったりします。
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■『体と心のセックス・ライフ』Section-88 『初恋の想い出(前編)』
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 夢を見た。
 初恋の彼女の夢だった。
 オレが中学1年生〜3年生のころの話。
 夢の中の彼女は、当時のままの姿で記憶の中に焼きついている。
 長い髪に面長の顔。身長も高く、中一のオレよりも高かった。
 彼女は美人だった。他の誰よりも。少なくともオレにとっては。
 初恋の彼女は、幼なじみで、同学年だった。
 親同士が同じ会社で、同じ社員寮に住んでいたことから親交もあったのだ。
物心ついたころから、よく一緒に遊んでいた。

 目が覚めたとき、夢のシーンがフラッシュバックした。
 普段は記憶の奥底にしまわれているシーンが、つい昨日のことのように鮮明
に蘇っていた。
 最近では彼女のことを思い出すことも少なくなった。
 もう30年近く前のことだからだ。
 今、彼女はオレと同じ歳になっている。
 どこで、どうしているのだろう?
 母親になって、子供がいるのだろうか?
 もう、会うことは二度とないのかもしれない。
 でも、会ってみたい。
 あの頃、あの時の彼女の気持ちを聞いてみたい。
 しかし……
 それは叶うことのない夢だろう。
 過去は曖昧な記憶となり、ときどき呼び覚ます想い出になっている。
 まるで、古い映画のように……


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 次号以降の予定。
● 5月 6日号……Section-89 『初恋の想い出(後編)』
● 5月13日号……Section-90 『出会い系サイトの実態(3)』
● 5月20日号……Section-91 『ラブホテルの過ごし方(ホテル未定)』
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