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============================================================ [[ e p - b o o k s ]] edition: 6-Apr-2005 ============================================================ こんにちは。 発行人しております、shi でございます。 emichanproduction.com http://www.emichanproduction.com で、毎週連載中のいろいろなビジネス関連の本を紹介して行きます、本メルマガは 発行人の知識と経験をもとにした、ビジネス本に対する 感想や批評などを、だいぶ言いたい放題に盛りだくさんで進めて いこうと思っております。 さて、とうとう桜の季節になりましたねぇ。 といっても、私は今東京には居ないので、待ち焦がれていた お花見は週末に寒い中済ませてしまい、今週は桜前線と 逆行するがごとく、ただいま大阪です。出張です。 ということで、またたくさん本が読めるのですが、 ちょっとそのお話は後半に残したく思っております。 さて、今回のレビューですが、前回の何のたわいも無い、 というと高名な著者には失礼なのですが、世によくある類の本。 なぜ、高名な学者先生の本が、あんなだったかの 種明かしをしてくれるのが今回はこの本なのです。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [実践的ライター入門/松枝史明」 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0003399f.d4194aaa/?url=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2fRBOOKS%2f0001737828%2f さて、この本は、タイトルの通り、本を書くライターになるためには、という 内容の本ですので、お勧め度に「立ち読みで。。。」と書いたものの、 そういう志向のある人には手元に置いておきたい内容だとは思います。 なにせ、いろいろノウハウがあるので、立ち読みでは覚えきれないでしょう(笑) さて、そんな中で、うーん、ごもっとも、と思ったのが 200ページの本、とはいえ、4-5章から成り立ち、各章も 5-7の小見出しから 成り立ち、それぞれの小見出しも10から30くらいの文章から成り立っている、 というように、本って実は大体 700くらいの文章の集合体なんだ、と まず簡単に見せたところと、 ライターの仕事って、実はインタビューのような資料片手に文章を並べ替える のが多いのか、と思ってしまうような紹介だったり、 そもそも、人様の名前をかたって本を出すのだから、その書き手の 個人をかなり、というか基本的には出さない努力は必要 と言うことでしょうか。 これを補足するために、いろいろな逸話をもっともらしく並べるんですよ、 というのを実は、この本でも既に実施している、というのが、一番のポイントな 気もしますが、どうなのでしょうか。 いずれにせよ、もし物書きを目指すならば、とりあえず、700の文章、これですね。 そのためには、この本ではインタビューを文章にしてもらったものから入る、 とありましたが、最初の自分の文章は…志茂田影樹みたいに、思いついた文章を 片っ端からボイスレコーダーに入れていきましょうか。 http://www.emichanproduction.com/ -> "Book Review" <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 実は、前回ご紹介の本の中でも学者先生が、 「私とのインタビューをベースに活字にした」 なんて、お礼の言葉がライターにも宛てられていた通り、 要は前回の本もライターの手によって書かれて 学者先生の名前で出版されていた、ということで、 本人の話し言葉で進められた二つの、見た目はなれているけれども 実際には相関し合う事柄をうまくまとめきれなかったことで タイトルを含めて読者に対して方向感を示しきれなかった、 と言うところなのでしょう。 よく考えてみれば、多分今日本で疎ましがられている社長さんである 堀江氏がこの二月で5冊もの本が書けるでしょうか。もし本当に かける人ならば、今までだってたくさん書いて出版していたでしょう。 とどのつまりは、メディア戦略の一つとして本も書いてみよう、 でも書くひま無いから、テレビやインタビューなんかで話したことを そのまま本にしちゃえ!という乱暴な発想から来たんでしょうね。 だから、本のタイトルや内容も希薄そうな感じがしてたまらないのです。 そう、ライターが実は本の行く末を決める、そういうことなのでしょう。 それなのに、こんな本が出るくらいライター不足。私もなれるかな(笑) さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、 80年代や90年代のポップスの紹介をする ep-music <http://melten.com/osusume/?m=18932&u=18931> で、このところアンビエントハウスにドハマっていて 金融小話の連載、 ep-finance <http://melten.com/osusume/?m=18930&u=18931> で、証券化って、という話と、お金に関するちょっとしたティップのコラム をそれぞれ発行しております。 また、既発のきわめて個人的で、何でもありの ep-update <http://melten.com/osusume/?m=18652&u=18931> は、この3つをダイジェストを中心にいろいろアップデートしたことや はみ出したネタなどをご紹介して行こうと思っております。 そして、発行人のもうひとつの顔、浅草のお土産屋のお兄さんとしての 浅草ガイド、 info-asakusa <http://melten.com/osusume/?m=18835&u=18931> も、ぜひご覧くださいね。 ところで。 shiの糧は皆さんのフィードバックです。 ぜひとも、読後の感想もお送りいただけますと幸いです。 さて、このところ、出張で読む本の傾向に変化が出てきました。 たとえば、沖縄日帰り出張のために、 「平井賢がNYまでのフライトで渡されて号泣した」 と告白した「世界の中心で、愛を叫ぶ」を、まずDVD http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0003399f.d4194aaa/?url=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2ftenjinbest%2f661383%2f625909%2f630922%2f%23569760 で見て、「長澤まさみってかわいい」(笑)なんておじさんに なった後で、じゃあ原作 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0003399f.d4194aaa/?url=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2fRBOOKS%2f0001329794%2f はどうだ?と思って買って読んだら、 最初は数箇所で涙ぐみ、 二回目はだんだん平然とし、 沖縄から戻った時には3回目をまったくの平常心で読み上げてしまいました(笑) やっぱり、私達の世代に訴えかけるような小道具の使い方ですよね。 で、もう一つ、実父がよく読み終わった文庫本を私にくれるのですが、 その中でこれは見事にはまってしまったのが、「蒼穹の昴」 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0003399f.d4194aaa/?url=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2fRBOOKS%2fNS%2fCSfLastGenGoodsPage_001.jsp%3fGOODS_NO%3d1720326 で、電車の移動中、疲れているはずなのに、思わず読みつづけてしまいました(笑) いやぁ、これはよく出来た歴史小説なのですが、どこまでが本当でどこまでが フィクションなんだろう、と頭を悩まさずにはいられませんでした。 たまにはビジネス本じゃない本もいいですね。 とはいえ、これ以上にビジネス本も読んでますから、ちゃんと レビューしますからね。 次回をお楽しみに。 ============================================== ep-books: 発行人: shi http://www.emichanproduction.com/ メニューの "main magazine" でバックナンバーと 登録/解除をどうぞ。 melcup: 51部 emaga: 51部 Mailux: 1部 メル天: 19部 メルマ: 16部 ============================================== 本メルマガは転送は変更を加えない限り許可ですが、 あわせて、上記サイトからの購読をお勧めください。 |