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===================================================== 発行部数 20 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/02/28 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 不機嫌なジーン 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 蒼井仁子(竹内結子) 南原孝史(内野聖陽) 勝田隼人(オダギリジョー) 神宮寺潤(小林聡美) 若狭宗夫(平山広行) 柳川美幸(山田優) 吉田佳 (もたいまさこ) 阿部啓太(岡田義徳) 白石健一(黄川田将也) 脚 本 大森美香 あらすじ 第7回 「恋の主役と…第三の男」 夜明け。 他の研究員2名の元に、仁子をかついだ南原が現れる。 「よかったー!」と喜ぶ研究員たち。南原から研究員に仁子のおん ぶが交代される。 *------------------------------------------------------------* 足首に湿布を貼った仁子の部屋で朝食を食べる4人(仁子、南原、 男性研究員2名)。 仁子は3人に謝る。 仁子「(南原に)これ(コート)、クリーニングに出しときます ねー」 健一の写真を見て、「彼氏ですか〜!」という研究員に「昨日、フ ラれたし」という仁子。 研究員たちは「でも写真キレイに撮れてるし…」「キレイに撮れて ても仕方ない」などと言う。 南原は別れた女でもキレイに撮れた写真は取っておく、と言う。 南原「輝かしいレキシだしな」 南原は、モンシロチョウは蛹の姿を過ごし、厳しい冬を越えた蛹は より美しい蝶になる、という例え話を仁子にする。 *------------------------------------------------------------* 帰り道、物思いにふける南原。 *------------------------------------------------------------* 研究室で。誘発物質を見つけられずに悩んでいる仁子に、優しくア ドバイスする三井。 研究室のみんなが仁子に優しい。 仁子「よく考えたら教授と撮った写真なんか一枚もない」 *------------------------------------------------------------* 南原教授の教授室。 白人男性「それでは教授、よろしくお願いします」 南原と白人男性、握手する。出て行く白人男性と他男性2人の計 3人。 そこへ仁子が入ってくる。 南原「今夜、食事でもどう?旨い焼き鳥屋あるんだ」 断る仁子。 南原「ホント旨いよ」 仁子「私を慰めてくれなくても結構ですから…」と言って、出て行 く。 南原「(小声で)それはウソだろう…」とつぶやいて、仁子を追っ て行く。 廊下で。 南原「オマエのいう見えない絆…それはオレにとってはオマエじゃ ないか…と思う」 仁子「誰にでもそういうこと言うの、やめといた方がいいと思いま すよ、ケーハクに見えますから」 南原「あ…そう…?」 仁子、研究室に戻って動揺している。 南原、教授室に戻って水槽の魚に向かって話しかける。 南原「みんなよ!(水槽を見ながら)大事な時に…大事なことが伝 わらない…オオカミ少年の気分だな」 *------------------------------------------------------------* スポーツクラブで。 リカンベントバイクをこいでいる神宮寺。腹筋を見せて自慢する南 原。 神宮寺「久しぶりに夫と3人でどう?」 南原は客室乗務員とデート、と自慢する。 南原孝史36歳をインストラクターが形態測定をするが、胴囲が 2cm増えている。 レッグカールをしている神宮寺とレッグプレスをしている南原。 遺伝子によって、子孫を残したいと操作される…という南原。 神宮寺は、自分の子供が将来幸せになる保障が計算できない、とい う。 南原「生物として末期的現象だ」 神宮寺「そういう人、増えてるみたいよ。出生数 112万3828人。3年連続大幅減少」 *------------------------------------------------------------* 仁子「まだ痛いの…」 早智子「脚が?」 仁子「一番痛いのはここ(左胸をこぶしで軽く叩く)」 早智子「大丈夫よ、思い出も風化するわよ…」 早智子は早くて2週間で風化する、と言うが、 仁子「まだ67時間しか経ってない」 急にさっさと帰ろうとする早智子。 実は向こうに健一と、彼の幼馴染の女性がいる。 女性「誰?」 健一「ちょっと待って仁子さん」 *------------------------------------------------------------* 外(公園の歩道のようなところ)で。 バタン、と倒れる仁子。前に神宮時がいた。 神宮寺「あの…大丈夫?」 仁子「いえ…歯が欠けたかも」 やって来る健一。 神宮寺「歯が欠けたみたい」 去っていく健一。 仁子「何かイヤだ…何回失敗しても、ちっとも恋が上手くいかない」 神宮寺は仁子のことを「生き物としてまっとうよねぇ」と言う。 神宮寺「私、天才だけど、生き物として末期的症状みたい…南原も 相当末期的症状と思うけど…」 神宮寺の回想シーン。 チェストプレスをしている神宮寺とショルダープレスをしている南 原。 南原は、子供を持つことへの夢を語る。 神宮寺「あなたって最低ね」 元の公園。 仁子「知ってた」 神宮寺「ねぇ、滅亡に向かってる人類を救ってね」 仁子「あっ、良かったぁー、歯、大丈夫だった」 *------------------------------------------------------------* 吉田ルームでのテニス大会について語る研究員たち。 南原教授の教授室を覗き込む仁子の弟。南原は四つ足で研究室を這 い回っていた。 弟と南原のマフラーはお揃いだった。 弟「もしかして…」 南原が答える前に、 研究員「教授―、ミネソタ大の方が…」 *------------------------------------------------------------* 研究室での仁子。 健一と幼馴染を思い出している。 回想。 ロンドンでの南原の浮気。 南原「オレにとって…オマエかもしれない」 現在に戻る。 仁子「もーう、ダメだ、全然頭に入らないよー!」 仁子の後ろの棚には天井までキムワイプが積んである。 阿部研究員に友人としてのお礼を言う仁子。 阿部「それ(友人)って人間だけのことかも」 そこへ仁子の弟が来る。 「大学受かった!」と言う弟は今日の夜行で帰る。 「お台場に行こう!」と盛り上がる3人。 *------------------------------------------------------------* 南原の部屋。スッチーといい雰囲気の時にインターホンが鳴る。 神宮寺「うーん、お楽しみ中―?大学で聞いたわ!逃げることにし たの?長崎のゴタゴタから…。お楽しみの邪魔はしないわ…でも今止 めないと、11分後、後悔すると思って」 怒って帰っていくスッチー。 部屋に上がっている神宮寺。 神宮寺「そっ、10日後の今はミネソタか…」 南原「日本で1年半チャラチャラできて、楽しかった。長崎のこと はずっと考えてた…でもアイツは…なぜアイツのことにこだわるの か…」 神宮寺「もっとシンプルに考えれば?学者っぽい言い方しないで」 *------------------------------------------------------------* テニス大会。 仁子、南原とダブルスを組んでいる。対するは吉田教授&美幸のペ ア。 生き物テニスを提案する南原。ボールを打つ毎に研究室にいる動物 を次々を言っていくのである。「ナナホシテントウ虫」「イモリ」 「イトミミズ」「マイマイ」「大陸モモンガ」「ヤマカラスアゲハ」 「ヨーロッパイエモンガエル」などとラリーが続くが、吉田教授が 「ミナミヌマ…」と言って打った球を仁子&南原ペアが拾えず、ゲー ム。一瞬、吉田教授&美幸ペアの勝ちと思われたが、「すみません吉 田教授。ミナミヌマ…は昨日、死にました。一匹残らず」という研究 員の指摘により、一転、仁子&南原ペアの勝利となる。思わず喜ぶ仁 子と南原。 *------------------------------------------------------------* 帰りの車の中。夜道を南原が運転していて、仁子が助手席に乗って いる。 南原「今からウチに来ない?もう一回乾杯する?」 しきりに誘う南原を笑ってかわす仁子。 南原、急にハンドルを切って、 南原「おまえとマジメに話したいだけだ。逃げんなよ」 仁子「後ろ…聞こえますよ」 後部座席で2名の研究員が寝ている。 南原「やり直そう!今度は上手くいく…ように努力する」 仁子「どうせ遊びたいだけでしょ?失恋してるからって…」 南原「ひどい男性不信だ」 仁子「あなたのせいよ…」 文句をいう仁子に、南原は開き直る。 南原「ああそうだ…弱い者を狙うのは当然だ」 車を出て歩いて行ってしまう仁子。 南原は車を後部座席の2人に託して、仁子を拾うように行って、 一人、歩いて帰る。 *------------------------------------------------------------* 翌日、研究室の仁子。 仁子「ウソばっか…信じらんないよ…」 電話に出る仁子。 その間に研究室に入ってくる勝田(オダギリジョー)。 勝田「もしもーし、アオイ…ですか?今、別の電話に出てますね。 ハーイ!」 電話を終えた仁子に、 勝田「南原って、ここの人?」 また来るね、と言って出て行く勝田。 研究室のすぐ外の廊下。 手塚が来る。 手塚「会ってどうするの?」 仁子が研究室から出てきて、「あの〜、名前聞き忘れちゃって…」 勝田「勝田です」 仁子「アオイ、よしこです」言って研究室に戻る仁子。 勝田「まっ、いっか、次の勝負が楽しみだ」 *------------------------------------------------------------* ゼミの途中で、吉田教授「南原君に意見聞けるのも、今週までだよ」 「任期は今月末までで、研究の為ミネソタ大へ行くの。私も最近知っ て…だからテニス大会で花持たせたの」 *------------------------------------------------------------* 南原教授の教授室の片づけをする仁子や他の研究員。 仁子「何でこの間、言ってくれなかったの?」 南原「言ったら何か変わってたか?最後のキスをさせてくれてたと か?」 仁子「ふざけないで」 *------------------------------------------------------------* 歯科医で。 仁子から預かっていた携帯に健一からの電話がかかってくる。 早智子「中途半端はやさしさなんて良くなくない?」 伝言を預かる、という早智子に、 健一「たった一年だったけど、オレにとっては大切な一年だった…」 *------------------------------------------------------------* 南原教授の教授室に一人いる仁子。 荷物に自分の論文を見つける。「懐かしい…」と言って中を見てい ると、仁子のモノクロ写真が出てくる。裏には“10 Oct. 2000 不機 嫌なジーン”と書いてある。 *------------------------------------------------------------* 帽子をかぶって車で発っていく南原。 自転車で追いかける仁子。 車を降りる南原。 論文を渡す仁子。 仁子「これ、読んで下さい」 仁子「2年前はちゃんとさよならも言わなかった」 南原「確かに…」 仁子「あれはあなたのせいじゃない…!」 南原「ロンドンで始めて仁子に会ったとき、すぐに落とせそうだと 思った…純情そうで…」 仁子「論文が面白いというのもウソだったんですか?」 南原「論文は面白かったよ。スペルは間違ってたけど。プロテイン のrが全てlになってた。中身は面白かったし…何だったんだろうなあ。 無垢で素直で…オマエはオレの中に土足で入ってきた…ずっとこの状 態が続いて欲しかった…本当に気づいたのは全部終わってからだった けどな…愛してたよ、ジーン。知らないうちに…愛してた」 仁子「私は愛してた…初めて会ったときから愛してた…」 南原「キスしていい?」 仁子「ここは日本です」 南原「言葉では今の気持ちは伝えられない」 仁子「ほっぺなら」 仁子のおでこにキスする南原。 仁子「そこはほっぺじゃない」 仁子「何か悲しくなってきた…」 南原「オレもだ…」 泣き出す仁子。 南原「泣くな、ジンコ、いつでも会える…笑え!」 仁子「さよなら…またいつか」 南原「またいつか…」 立ち去る南原。後ろを振り返らない。立っている仁子。 *------------------------------------------------------------* “クロフォード賞受賞の南原教授、再び海外へ”と書かれた新聞を 破る勝田。 *------------------------------------------------------------* 飛び立つ飛行機を見る神宮寺。見る仁子。 (次回へ) 寸 評 裏に“10 Oct. 2000 不機嫌なジーン”と書かれた仁子のモノク ロ写真を南原はずっと持っていた…軽い感じの南原が実はずっと好き だったのは仁子だ、ということがおしゃれに伝わるシーンでしたね。 仁子が倒れるシーンはなんか無理矢理入れてる感じがしました。 南原と神宮寺がスポーツクラブでトレーニングしているシーン、な ぜか笑っちゃいました。 執 筆 者 増井() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- この連ドラ、第一章が仁子と健一の恋愛で、第二章が南原との別れ、第三章 に勝田が絡んでくるってとこでしょうか?(増井) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |