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タイトル:Daily Drama Express 2005/02/28 不機嫌なジーン (7)  2005/03/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/28 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 不機嫌なジーン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 蒼井仁子(竹内結子)
 南原孝史(内野聖陽)
 勝田隼人(オダギリジョー)
 神宮寺潤(小林聡美)
 若狭宗夫(平山広行)
 柳川美幸(山田優)
 吉田佳 (もたいまさこ)
 阿部啓太(岡田義徳)
 白石健一(黄川田将也)
脚  本 大森美香

あらすじ  第7回 「恋の主役と…第三の男」

 夜明け。
 他の研究員2名の元に、仁子をかついだ南原が現れる。
 「よかったー!」と喜ぶ研究員たち。南原から研究員に仁子のおん
ぶが交代される。

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 足首に湿布を貼った仁子の部屋で朝食を食べる4人(仁子、南原、
男性研究員2名)。
 仁子は3人に謝る。
 仁子「(南原に)これ(コート)、クリーニングに出しときます
ねー」
 健一の写真を見て、「彼氏ですか〜!」という研究員に「昨日、フ
ラれたし」という仁子。
 研究員たちは「でも写真キレイに撮れてるし…」「キレイに撮れて
ても仕方ない」などと言う。
 南原は別れた女でもキレイに撮れた写真は取っておく、と言う。
 南原「輝かしいレキシだしな」
 南原は、モンシロチョウは蛹の姿を過ごし、厳しい冬を越えた蛹は
より美しい蝶になる、という例え話を仁子にする。

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 帰り道、物思いにふける南原。

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 研究室で。誘発物質を見つけられずに悩んでいる仁子に、優しくア
ドバイスする三井。
 研究室のみんなが仁子に優しい。
 仁子「よく考えたら教授と撮った写真なんか一枚もない」

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 南原教授の教授室。
 白人男性「それでは教授、よろしくお願いします」
 南原と白人男性、握手する。出て行く白人男性と他男性2人の計
3人。

 そこへ仁子が入ってくる。
 南原「今夜、食事でもどう?旨い焼き鳥屋あるんだ」
 断る仁子。
 南原「ホント旨いよ」
 仁子「私を慰めてくれなくても結構ですから…」と言って、出て行
く。
 南原「(小声で)それはウソだろう…」とつぶやいて、仁子を追っ
て行く。

 廊下で。
 南原「オマエのいう見えない絆…それはオレにとってはオマエじゃ
ないか…と思う」
 仁子「誰にでもそういうこと言うの、やめといた方がいいと思いま
すよ、ケーハクに見えますから」
 南原「あ…そう…?」

 仁子、研究室に戻って動揺している。

 南原、教授室に戻って水槽の魚に向かって話しかける。
 南原「みんなよ!(水槽を見ながら)大事な時に…大事なことが伝
わらない…オオカミ少年の気分だな」

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 スポーツクラブで。
 リカンベントバイクをこいでいる神宮寺。腹筋を見せて自慢する南
原。
 神宮寺「久しぶりに夫と3人でどう?」
 南原は客室乗務員とデート、と自慢する。
 南原孝史36歳をインストラクターが形態測定をするが、胴囲が
2cm増えている。

 レッグカールをしている神宮寺とレッグプレスをしている南原。
 遺伝子によって、子孫を残したいと操作される…という南原。
 神宮寺は、自分の子供が将来幸せになる保障が計算できない、とい
う。
 南原「生物として末期的現象だ」
 神宮寺「そういう人、増えてるみたいよ。出生数
112万3828人。3年連続大幅減少」

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 仁子「まだ痛いの…」
 早智子「脚が?」
 仁子「一番痛いのはここ(左胸をこぶしで軽く叩く)」
 早智子「大丈夫よ、思い出も風化するわよ…」
 早智子は早くて2週間で風化する、と言うが、
 仁子「まだ67時間しか経ってない」
 急にさっさと帰ろうとする早智子。
 実は向こうに健一と、彼の幼馴染の女性がいる。
 女性「誰?」
 健一「ちょっと待って仁子さん」

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 外(公園の歩道のようなところ)で。
 バタン、と倒れる仁子。前に神宮時がいた。
 神宮寺「あの…大丈夫?」
 仁子「いえ…歯が欠けたかも」
 やって来る健一。
 神宮寺「歯が欠けたみたい」
 去っていく健一。
 仁子「何かイヤだ…何回失敗しても、ちっとも恋が上手くいかない」
 神宮寺は仁子のことを「生き物としてまっとうよねぇ」と言う。
 神宮寺「私、天才だけど、生き物として末期的症状みたい…南原も
相当末期的症状と思うけど…」

 神宮寺の回想シーン。
 チェストプレスをしている神宮寺とショルダープレスをしている南
原。
 南原は、子供を持つことへの夢を語る。
 神宮寺「あなたって最低ね」

 元の公園。
 仁子「知ってた」
 神宮寺「ねぇ、滅亡に向かってる人類を救ってね」
 仁子「あっ、良かったぁー、歯、大丈夫だった」

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 吉田ルームでのテニス大会について語る研究員たち。

 南原教授の教授室を覗き込む仁子の弟。南原は四つ足で研究室を這
い回っていた。
 弟と南原のマフラーはお揃いだった。
 弟「もしかして…」
 南原が答える前に、
 研究員「教授―、ミネソタ大の方が…」

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 研究室での仁子。
 健一と幼馴染を思い出している。

 回想。
 ロンドンでの南原の浮気。
 南原「オレにとって…オマエかもしれない」

 現在に戻る。
 仁子「もーう、ダメだ、全然頭に入らないよー!」
 仁子の後ろの棚には天井までキムワイプが積んである。
 阿部研究員に友人としてのお礼を言う仁子。
 阿部「それ(友人)って人間だけのことかも」
 そこへ仁子の弟が来る。
 「大学受かった!」と言う弟は今日の夜行で帰る。
 「お台場に行こう!」と盛り上がる3人。

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 南原の部屋。スッチーといい雰囲気の時にインターホンが鳴る。
 神宮寺「うーん、お楽しみ中―?大学で聞いたわ!逃げることにし
たの?長崎のゴタゴタから…。お楽しみの邪魔はしないわ…でも今止
めないと、11分後、後悔すると思って」

 怒って帰っていくスッチー。

 部屋に上がっている神宮寺。
 神宮寺「そっ、10日後の今はミネソタか…」
 南原「日本で1年半チャラチャラできて、楽しかった。長崎のこと
はずっと考えてた…でもアイツは…なぜアイツのことにこだわるの
か…」
 神宮寺「もっとシンプルに考えれば?学者っぽい言い方しないで」

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 テニス大会。
 仁子、南原とダブルスを組んでいる。対するは吉田教授&美幸のペ
ア。
 生き物テニスを提案する南原。ボールを打つ毎に研究室にいる動物
を次々を言っていくのである。「ナナホシテントウ虫」「イモリ」
「イトミミズ」「マイマイ」「大陸モモンガ」「ヤマカラスアゲハ」
「ヨーロッパイエモンガエル」などとラリーが続くが、吉田教授が
「ミナミヌマ…」と言って打った球を仁子&南原ペアが拾えず、ゲー
ム。一瞬、吉田教授&美幸ペアの勝ちと思われたが、「すみません吉
田教授。ミナミヌマ…は昨日、死にました。一匹残らず」という研究
員の指摘により、一転、仁子&南原ペアの勝利となる。思わず喜ぶ仁
子と南原。

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 帰りの車の中。夜道を南原が運転していて、仁子が助手席に乗って
いる。
 南原「今からウチに来ない?もう一回乾杯する?」
 しきりに誘う南原を笑ってかわす仁子。
 南原、急にハンドルを切って、
 南原「おまえとマジメに話したいだけだ。逃げんなよ」
 仁子「後ろ…聞こえますよ」
 後部座席で2名の研究員が寝ている。
 南原「やり直そう!今度は上手くいく…ように努力する」
 仁子「どうせ遊びたいだけでしょ?失恋してるからって…」
 南原「ひどい男性不信だ」
 仁子「あなたのせいよ…」
 文句をいう仁子に、南原は開き直る。
 南原「ああそうだ…弱い者を狙うのは当然だ」
 車を出て歩いて行ってしまう仁子。
 南原は車を後部座席の2人に託して、仁子を拾うように行って、
一人、歩いて帰る。

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 翌日、研究室の仁子。
 仁子「ウソばっか…信じらんないよ…」
 電話に出る仁子。
 その間に研究室に入ってくる勝田(オダギリジョー)。
 勝田「もしもーし、アオイ…ですか?今、別の電話に出てますね。
ハーイ!」
 電話を終えた仁子に、
 勝田「南原って、ここの人?」
 また来るね、と言って出て行く勝田。

 研究室のすぐ外の廊下。
 手塚が来る。
 手塚「会ってどうするの?」
 仁子が研究室から出てきて、「あの〜、名前聞き忘れちゃって…」
 勝田「勝田です」
 仁子「アオイ、よしこです」言って研究室に戻る仁子。
 勝田「まっ、いっか、次の勝負が楽しみだ」

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 ゼミの途中で、吉田教授「南原君に意見聞けるのも、今週までだよ」
「任期は今月末までで、研究の為ミネソタ大へ行くの。私も最近知っ
て…だからテニス大会で花持たせたの」

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 南原教授の教授室の片づけをする仁子や他の研究員。
 仁子「何でこの間、言ってくれなかったの?」
 南原「言ったら何か変わってたか?最後のキスをさせてくれてたと
か?」
 仁子「ふざけないで」

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 歯科医で。
 仁子から預かっていた携帯に健一からの電話がかかってくる。
 早智子「中途半端はやさしさなんて良くなくない?」
 伝言を預かる、という早智子に、
 健一「たった一年だったけど、オレにとっては大切な一年だった…」

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 南原教授の教授室に一人いる仁子。
 荷物に自分の論文を見つける。「懐かしい…」と言って中を見てい
ると、仁子のモノクロ写真が出てくる。裏には“10 Oct. 2000 不機
嫌なジーン”と書いてある。

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 帽子をかぶって車で発っていく南原。
 自転車で追いかける仁子。

 車を降りる南原。
 論文を渡す仁子。
 仁子「これ、読んで下さい」

 仁子「2年前はちゃんとさよならも言わなかった」
 南原「確かに…」
 仁子「あれはあなたのせいじゃない…!」

 南原「ロンドンで始めて仁子に会ったとき、すぐに落とせそうだと
思った…純情そうで…」
 仁子「論文が面白いというのもウソだったんですか?」
 南原「論文は面白かったよ。スペルは間違ってたけど。プロテイン
のrが全てlになってた。中身は面白かったし…何だったんだろうなあ。
無垢で素直で…オマエはオレの中に土足で入ってきた…ずっとこの状
態が続いて欲しかった…本当に気づいたのは全部終わってからだった
けどな…愛してたよ、ジーン。知らないうちに…愛してた」
 仁子「私は愛してた…初めて会ったときから愛してた…」
 南原「キスしていい?」
 仁子「ここは日本です」
 南原「言葉では今の気持ちは伝えられない」
 仁子「ほっぺなら」
 仁子のおでこにキスする南原。
 仁子「そこはほっぺじゃない」
 仁子「何か悲しくなってきた…」
 南原「オレもだ…」
 泣き出す仁子。
 南原「泣くな、ジンコ、いつでも会える…笑え!」
 仁子「さよなら…またいつか」
 南原「またいつか…」
 立ち去る南原。後ろを振り返らない。立っている仁子。

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 “クロフォード賞受賞の南原教授、再び海外へ”と書かれた新聞を
破る勝田。

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 飛び立つ飛行機を見る神宮寺。見る仁子。



                   (次回へ)


寸  評  裏に“10 Oct. 2000 不機嫌なジーン”と書かれた仁子のモノク
ロ写真を南原はずっと持っていた…軽い感じの南原が実はずっと好き
だったのは仁子だ、ということがおしゃれに伝わるシーンでしたね。
 仁子が倒れるシーンはなんか無理矢理入れてる感じがしました。
 南原と神宮寺がスポーツクラブでトレーニングしているシーン、な
ぜか笑っちゃいました。

執 筆 者 増井()

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2. 編集後記
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 この連ドラ、第一章が仁子と健一の恋愛で、第二章が南原との別れ、第三章
に勝田が絡んでくるってとこでしょうか?(増井)

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発行元:ドラマ研究会
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