メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2005/02/21大引け  2005/02/21


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株式情報局
2005/02/21大引け

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◆帝国石油(1601) 724 +21 +2.99% 
先に2005年12月期業績予想を発表、経常減益予想を出したものの、海外油田の買収
や石油公団傘下の企業買収による収益増加から、すでに業績上ブレ期待が高まる。
東シナ海での原油・天然ガス試掘計画も材料視。


◆ライト(1926) 461 -15 -3.15% 
2005年3月期の業績見通しを下方修正。今期の連結経常利益は前期比79%減の4億円に
とどまる見通し。従来予想は18億円を見込んでいた。公共工事や大型工事の減少に
より売上高が減少したうえ、競争激化により採算が悪化。業績など材料に敏感に反
応する個人投資家が増える。


◆日本配合飼料(2056) 194 +8 +4.30% 
低位材料株物色の一環。最近の相場で農産工(2051)が人気化したことの連想が働く。
仕手性も注目されていた。


◆ピープルスタッフ(2324) 512,000 --- 0.00% 
3月末割当てで1対2の株式分割を実施すると発表。効力発生日は5月20日。


◆オプト(2389) 831,000 +58,000 +7.50% 
事前にネットで集めた消費者アンケートを基に好感度の高い広告を制作するサービ
スを始める。月内にもインフォプラントに出資し、同社の調査モニターやノウハウ
を活用することで新規の広告主を開拓。収益拡大への期待というよりは、寄り付き
後の値動きの良さを受けて買いを集める。


◆DNAチップ(2397) 665,000 +100,000 +17.70% 
ストップ高。3月31日現在の株式1株を2株に分割すると発表。株式の流動性向上への
期待から、短期の値幅取りを狙った資金の流入が活発。効力発生日は5月20日。


◆ソネット・エムスリー(2413) 1,100,000 +60,000 +5.77% 
3月末の株主に対して1株を3株に株式分割すると発表。効力発生日は5月16日。


◆ダイドードリンコ(2590) 3,220 --- 0.00% 
前2005年1月期の連結経常利益を従来計画の65億円に対して70億5000万円(前期との
比較で25.5%増)に増額修正。前期の配当は従来計画の30円に対して40円(前期は30
円)に増配する。


◆カルピス(2591) 805 +10 +1.26% 
2月2日に860円を付けた後9日間の調整を経て、出直り歩調。2004年12月期の連結決
算は、経常利益が前期比28%増の50億円と過去最高。今期の連結経常利益も前期比
12%増の57億円と引き続き2ケタ増益で過去最高益更新の見通し。発売85周年キャン
ペーンの効果で「カルピス」ブランド商品が好調。


◆キリンビバ(2595) 2,500 --- 0.00% 
2004年12月期の連結決算を発表。前期の売上高は前期比11%増の3872億円となり、営
業利益は33%増の196億円。今期の営業利益は210億円と前期比7%増を見込む。立花証
は参考銘柄として取上げ。MSCI証券はリポートで、今期の営業利益はやや強気、
計画達成は販売数量次第だが、減益リスクは少ないと指摘。


◆日清オイリオ(2602) 551 -19 -3.33% 
野村証は「2」から「3」に引下げ。株価は将来の利益成長を織り込んだと判断。


◆ミホウJPN(2880) 644,000 +65,000 +11.23% 
四半期決算を発表。前年同期と比較はないものの、第3四半期までの経常利益が通期
計画の95.8%に達しており、増額期待につながる。


◆JT(2914) 1,130,000 +30,000 +2.73% 
UFJつばさは「A」を継続。第3四半期までの状況が好調に推移したことから、通
期決算を若干増額修正。希望退職者が予想上回り、来期減益の可能性も低下。


◆篠崎屋(2926) 98,000 -6,000 -5.77% 
15億円のMSCBを発行するとの発表を嫌気。シーマ(7638)、モスインスティ
(2316)、そしてライブドア(4753)が発行したMSCBが市場で問題視されるなか、
先々の需給悪化懸念が強まる。


◆BSL(3113) 227 +12 +5.58% 
関連会社バイオセンサーズ・インターナショナル・グループがシンガポール取引所
(SGX)に上場申請、7日に上場が承認された。関連会社の上場に伴う株式売却益な
ど収益増への思惑が広がった。バイオセンサーズ社は心肺用カテーテルを中心とし
たハイテク医療用機器の開発・製造・販売を手掛けており、BSLが主な株主。
BSLでは「バイオセンサーズ社の売上規模は4000万米ドル程度。出資比率は当社
が設定したファンド経由もあるので開示できない。上場日が直前までわからないの
がSGXだが、3月初旬〜上旬くらいではないかと考えている」としていた。


◆大東紡(3202) 147 +7 +5.00% 
2004年4-12月期の連結業績を発表。売上高は前年同期比18%減の101億円。経常利益
は2億8500万円。昨年11月に発表した2004年9月中間期の連結経常利益は前年同期比
16%増の1億6600万円。計算上は、昨年10-12月期の3カ月間で、経常利益が1億1900万
円だった計算。PBRが0.7倍台と1倍割れであることも注目。


◆東邦テナックス(3403) 330 +7 +2.17% 
航空機素材の炭素繊維の引き合い増加を期待。1月26日に発表した今3月期4−12月期
の連結経常損益は前年同期の3億7200万円の赤字に対して14億5800万円の黒字に転換。
今期の連結経常利益はこれまでの16億円計画に対して18億円(前期は9900万円の赤
字)に増額修正された。航空機生産の一段の増加を背景にした来期以降の収益上積み
を期待。他炭素繊維メーカーは東レ(3402)、三菱レイヨン(3404)など。


◆テレパーク(3738) 382,000 +24,000 +6.70% 
先週末に東証1部指定替えが発表。40銘柄が一気に指定替えとなったが、事前のアナ
リスト予想などでは取り上げられていなかった銘柄の一つであり、比較的サプライ
ズは強い。


◆フレームWX(3740) 200,000 +30,000 +17.65% 
みずほ証券は新規に「1」、目標株価を31万円。日本の物流機能を網羅する製品は、
外資系SCM/ERPベンダーに対し高い競争力を有する。


◆テクマト(3762) 763,000 --- 0.00% 
上場2日目の21日に公開価格(23万円)の約2.9倍の68万円の初値をつけた。上場初日
の前週末は買い人気を集め、公開価格の3倍となる69万円の買い気配のまま取引を終
えていた。大証HC上場のITX(2725)が筆頭株主、ジャスダック上場の楽天
(4755)が第2位株主となっている企業向けシステム開発会社で、「楽天市場」のシス
テムなどを手がける。主幹事は大和証券SMBC。


◆ISS(4297) 382,000 +20,000 +5.52% 
2004年12月期の連結決算の席上で今期は経常利益が売上高は15%増の51億円強、経常
益が前期比45%増の9億円になる見通しを発表。また、3月7日付けで1株を2株にする
株式分割を実施することも発表。企業による個人情報保護対策の強化に伴い、セ
キュリティー機器や監視サービスの需要が伸びる見通しで、業績回復への期待が高
まる。


◆T&Gニーズ(4331) 121,000 +6,000 +5.22% 
野村証は、「2」で、カバレッジを開始。中期EPS成長率とPERとの関係でみて、
割安と判断。



三共  (4501) 2,460 +115 +4.90% 
第一製薬(4505) 2,565 +115 +4.69% 
両社が今年10月に持ち株会社を設立して経営統合することで合意。売上高は合計で
9000億円を超え、業界2位になる。得意分野は三共が循環器系、第一薬は感染症系と
重複せず、相互に補完的な関係で、統合によるメリットは大きい。4月に山之内製薬
(4503)と藤沢薬品工業(4511)が合併して国内2位となるアステラス製薬を、再び逆転。
UFJつばさ証券は「B」から「A」に引上げ。中長期の収益予想には情報不足の
面もあるが、両社の経営統合が実現すれば基本的に相互補完型の「良縁」と評価。
JPモルガンは「アンダーウエイト」に格下げ。合併によって成長は希薄化される
公算として適正株価は2070円とする。


◆医薬品セクター
武田薬品工(4502) 5,010 --- 0.00% 
山之内製薬(4503) 3,710 +10 +0.27% 
第一製薬 (4505) 2,565 +115 +4.69% 
大日本製薬(4506) 1,021  +8 +0.79% 
塩野義製薬(4507) 1,337 +43 +3.32% 
田辺製薬 (4508) 1,145 +15 +1.33% 
エーザイ (4523) 3,580 +70 +1.99% 
大正製薬 (4535) 2,135 +25 +1.18% 
藤沢薬品と山之内に続く、医薬品業界の大型再編報道を受けて、医薬品セクター全
般にM&A期待が高まる。


◆塩野義製薬(4507) 1,337 +43 +3.32% 
モルガンは「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」に格上げ、目標株価は
2000円と設定。リストラを終えて、今後は抗肥満薬などの新薬開花期入りを評価す
る局面とみる。



ニッポン放(4660)  6,800  +90 +1.34% 
フジテレビ(4676) 236,000 +6,000 +2.61% 
ライブドア(4753)   366  +43 +13.31% 
ライブドア関係者は同社が保有するニッポン放株が、18日時点で議決権ベースで
39.95%に達したことを明らかにしたと報じた。ライブドアは過半数取得まで今後も
買い進める方針。
ライブドアは、リーマン・ブラザーズを割り当て先とする800億円の下方修正条項付
転換社債型新株予約権付き社債(MSCB)の転換売り観測に、株価は前週末までの6
営業日で31%の下落となっていたため、自律反発狙いの買いが入る。堀江社長がライ
ブドア株をリーマンに貸したことが同株の下落につながっていることに関連して、
「貸し株については基本的に、24日にCBを発行する時に返してもらうことになっ
ている」などと述べた。貸し株は転社発行までのつなぎと説明を加えており、説明
が正しいとすれば明日以降、リーマンブラザーズのカラ売りは入らないこ。株式の
返済のためには今日21日が最終売買になる。
また、ライブドアは、ニッポン放送(4660)やフジサンケイグループ各社と友好的な
提携交渉を希望すると発表。同社が保有するインターネット媒体と、フジサンケイ
グループのラジオやテレビ、新聞、雑誌との連携の実現が、国民生活への貢献と、
両グループの株主価値向上に寄与。ライブドアは、フジサンケイグループが抱える
テレビなどの媒体に関し、「従来のような単一の情報を多数の消費者に対して画一
的に提供するという双方向性の欠如した情報提供のあり方では、多種多様な個々の
ニーズに応えることは難しくなっている」と指摘。


◆ファルコバイオシステムズ(4671) 1,267 +31 +2.51% 
従来1株につき16円と予想していた今9月期の年間配当金を20円に増額すると発表。
中間期と期末にそれぞれ8円ずつの普通配当を行う計画だったが、中間期に2部上場
の記念配当2円を実施するほか、期末の普通配当も2円増やして10円にする。


◆ヤフー(4689) 526,000 +7,000 +1.35% 
近く音楽配信サービスに参入。レコード会社系音楽配信会社「レーベルゲート」と
提携、2月中にもサービスを開始する予定。ポータルサイトとしては最大級のレコー
ド39社の約7万3000曲を、自宅のPCなどに取り込んで楽しめるようにする。月間約
3900万人が利用するヤフーが乗り出すことで、音楽のネット配信市場が急拡大する
可能性。サービス名は「ヤフー!ミュージックダウンロード」。楽曲はレーベル
ゲートが提供し1曲158−368円で販売。


◆楽天(4755) 96,500 +2,100 +2.22% 
この日が1対10の株式分割(昨年12月末割当て)の新株効力発生日。特定口座に入って
いない株式については既に先週末から売りが出ていた。2004年12月期決算はプロ野
球参入効果や買収企業の通年寄与などから、経常利益が前期比3.5倍の154億円のな
るなど好調。


◆オリコン(4800) 375,000 -50,000 -11.76% 
ストップ安。2004年4〜12月期経常利益が1億1200万円(前年同期は4億4400万円)に
なったと発表したことを嫌気した売りを浴びる。


◆富士写真フイルム(4901) 3,910 +50 +1.30% 
中小病院向けに医用画像情報システムを拡販すると報じる。10月までに100施設以上
の導入を目指す。


◆コニカミノルタHD(4902) 1,254 +4 +0.32% 
立花証は参考銘柄として取上げ。今期業績は計画未達となる可能性があるが、来期
は統合効果による複写機事業の販売拡大と収益性向上が期待。


◆石油関連株
新日本石油(5001)  772 +20 +2.66% 
昭和シェル(5002) 1,026 +15 +1.48% 
前週末の米市場で原油先物価格が3週間ぶりの高値となる48.35ドルをつけたことか
ら、原油価格の先高観測が広がったことが背景。米エクソンモービルが株式時価総
額で米GEを抜いたことを踏まえると、国内の石油関連株にも上値余地がありそう。
OPECは2005年の世界の原油需要の伸びを日量8万バレル引上げ173万バレル。ま
た、3月の定例総会で公式生産枠を引下げるとの観測が強まり、再び1バレル50ドル
の大台が視野に入る。


◆ブリヂストン(5108) 2,050 -30 -1.44% 
2005年12月期の連結経常利益が四期ぶりに減少するとの見通しを発表。今期の連結
経常利益は前期比17%減の1500億円にとどまる見込み。MSCI証券は、上期、特に
1-3月期は原材料費の高騰で減益基調となりそうで、その間、株価は横ばい推移が続
く可能性が高いとみていた。収益環境が最悪期を脱する5月以降は、世界市場での販
売増など高成長期待を背景に上昇基調を強めると予想。


◆倉元製作所(5216) 840 +100 +13.51% 
ストップ高。2005年12月期の連結経常利益が前期比7倍の10億円になる見通しと発表。
79%の経常減益となった前期から収益が急回復するとの会社計画をひとまず好感。た
だ、液晶パネルの生産調整が会社の想定通りに進むことには懐疑的な見方も多い。


◆セメント株
太平洋セメ(5233) 311 -4 -1.27% 
住友大阪 (5232) 283 +5 +1.80% 
セメント輸出価格が4年連続で上昇したと報じた。セメント株は今月8日付で大和総
研が出したリポートを材料に急伸した経緯があり反応薄。大和総研はリポートで、
2005年度の国内セメント需要が底入れする見通しであるうえ、燃料用石炭価格の上
昇による影響も想定の範囲内にとどまる。セメントセクターの投資判断で強気を継
続していた。


◆鉄鋼株
新日鉄(5401) 279 -1 -0.36% 
住金 (5405) 173 +1 +0.58% 
世界的な鋼材需要ひっ迫を背景に収益拡大が続く見通しとなっていることに加え、
オイルマネーによる買いも取り沙汰される。


◆淀川製鋼所(5451) 582 +10 +1.75% 
今3月期4−12月期累計の売上高は1280億円、経常利益は145億円。経常利益は前年通
期実績の106億円を37%上回った。通期の売上高は経常利益は18.6%増の1730億円、経
常利益は74.9%増の186億円を計画。1株利益は39円弱の予想。昨年11月の中間決算発
表時には今期の経常利益を170億円と予想しており、その水準から1割弱の増額修正。


◆アンジェスMG(4563) 608,000 -1,000 -0.16% 
中国においてHGF(肝細胞増殖因子)遺伝子による糖尿病性虚血性疾患を対象とす
る医薬用途特許が成立したと発表。中国では約2000万人が糖尿病患者と推定され、
それに起因する末梢動脈閉塞疾患の患者数も多いと見られる。


◆住友チタニウム(5726) 8,190 +250 +3.15% 
東証は40銘柄を、3月1日付で東証1部に指定すると発表。1部上場に伴い、
TOPIX型パッシブ運用資金による買い需要の発生が見込んだ買い。前週末、3ヵ
年の中期経営計画を発表。2008年3月期の非連結経常利益は70億円(今期予想は22億
円)を目指す。売上高は300億円(同205億円)、売上高経常利益率は20%(同10.7%)を計
画。


◆オーネックス(5987) 640 +80 +14.29% 
約10ヶ月ぶりに昨年来高値を更新。2004年12月中間期並びに05年6月通期の業績予想
を上方修正。今期の予想PERは7倍台と割安感があることから、水準訂正の動きが
進む。


◆アドバネクス(5998) 523 +16 +3.16% 
ニッポン放送のM&Aを受け、親子上場による資本関係の歪みに着目。ストロベ
リーコーポレーションの親会社であるが、同社の時価総額200億円強に対して、スト
ロベリーのそれは300億円弱。持分は同社の時価総額の4分の3を占める状況。


◆ボッシュ(6041) 558 -21 -3.63% 
前期実績ベースの営業利益は会社計画を40億円程度上回って34%増益となったが、サ
プライズは乏しい。今期の営業益横ばい見通しなどが嫌気、足元での燃料噴射装置
の弱含み推移なども警戒材料とされる。1/26に空けたチャート上のマドをほぼ埋め
た後、切返す。


◆小田原エンジ(6149) 960 -70 -6.80% 
12月期決算を発表。前期の大幅増収益に対して、今期は経常利益が微減益予想とな
り嫌気。もっとも、ハイブリッド車向けの需要は堅調で、業績の拡大基調は続く見
通し。微減益を見込んでいるのは、業況に明るさが見えてきたことら設備投資や研
究開発費を積み増すため。先行投資を考慮すれば、この経常利益は実質的に二桁成
長が続く見通し。


◆井上金属工業(6246) 511 +80 +18.56% 
ストップ高。2005年3月期の単独業績予想で、売上高は前期比39%増の115億円と創業
以来初めて100億円を突破、経常利益は2.5倍の12億5000万円(従来予想は9億円)にな
るとしたのを好感。受注残高は高水準で推移し、昨年末時点で102億5800万円に達す
る。業績の裏付けがあるほか予想株価収益率が9倍台半ばにとどまり、上げ余地は残
される。


◆ホソカワミクロン(6277) 1,004 +30 +3.08% 
ナノテクノロジーを使った病気の新しい治療法の開発などナノテク関連の本命とし
て昨年末の500円台から2月高値1140円まで急騰、その後、増資発表で押したものの、
再度上を追う動き。23日から25日まで国際ナノテクノロジー総合展・技術会議が開
催される予定。


◆マース(6419) 3,700 -20 -0.54% 
2005年3月期の期末配当を30円(記念配当5円、特別配当10円を含む)とすると発表。
通期では50円の配当。従来見通しは期末20円(通期で40円)だったことから配当の増
額を好感。ただ、前期の年間配当(60円)に比べると10円少ない額にとどまったこと
から、上昇の勢いは限られる。


◆大和冷機工業(6459) 413 +80 +24.02% 
ストップ高比例配分、900万株以上の買残。前週末に発表した2004年12月期連結決算
で、前期は47億7000万円の経常赤字になったものの、今期は一転57億円の黒字を計
画していることを好感。税負担の軽減はあるが、1株利益は91円予想。売上高も今期
は365億円と前期比61%増を見込む。株価純資産倍率が1倍を下回っていることも関心
を呼ぶ。


◆マブチモーター(6592) 6,800 -90 -1.31% 
2004年12月期の連結決算は、純利益が132億円と前期比21%減。減少傾向にある売り
上げの拡大が今後の課題とみられるが、マブチは、2007年12月期までは厳しい」。
業績底入れが今後3年近くは見えてこないとあって、見切り売りが続く。同業他社に
比べると割高感が残り、下値余地はまだありそう。


◆エルピーダ(6665) 4,510 -280 -5.85% 
TOPIX型の指数組み入れに伴う買いなどで連騰してきたが、上場後の高値を抜
いてきたことで、利食い優勢。ただ、デジタル家電の減速を材料に売り込まれたハ
イテク株は、そろそろ目先の業績悪を織り込みつつあり、28日に発表される1月の鉱
工業生産などで先行きに明るさが見えれば、再度買い直される可能性もある。


◆富士通(6702) 665 -2 -0.30% 
直近戻り高値近辺でのもみ合いが続く。欧州とアジアを結ぶ世界最長の海底光ケー
ブル向けの伝送システムを受注したと報じる。


◆日本航空電子工業(6807) 1,100 -2 -0.18% 
新型コネクターの新製品4種投入で、来年度の売り上げを現在の4-6倍程度の10数億
円に伸ばす計画。


◆OBARA(6877) 2,650 +50 +1.92% 
2005年9月期連結業績の上方修正を発表。経常利益は前回予想を9億5000万円上回る
36億円(前期比28%増)になる見通し。売上高は25億円上乗せの300億円、当期純利益
は6億5000万円増額の23億円を計画。


◆ジオマテック(6907) 2,035 -400 -16.43% 
2005年3月期の連結経常利益が前期比44%減の20億円になる見通しと発表。従来予想
の27億円を下回る。携帯電話のカラー化が想定ほどには進展しなかった。ただ、株
価の調整で割高感は薄れているとして、在庫調整が一巡してカラー化の動きが出て
くることを考えれば、下値不安は小さい。


◆NEOMAX(6975) 2,290 +60 +2.69% 
iPod関連銘柄を物色する一環。米民間団体ピュー・インターネット&アメリカン
ライフ・プロジェクトは、聞き取り調査に基づき全米の18歳以上の11%に当たる2200
万人超が携帯音楽プレーヤーを持っているとの推計を発表。他、日電産(6594)、
フォスター(6794)など。


◆三井造(7003) 199 +7 +3.65% 
イラン国営石油化学公社グループからポリエステル繊維原料となるエチレングリ
コール生産設備を受注したと発表。生産能力は年50万tで、単一プラントとしては世
界最大規模。このところ中低位の大型株に投資家の関心が向いており、今回のよう
に海外受注といった材料が加わったことで株価の動きは一段と軽くなる。


◆三菱自動車(7211) 139 +1 +0.72% 
優先株転換に伴う発行済み株式数の増加により、月末のTOPIXのウエイト調整
が想定されており、インパクトが比較的大きい銘柄として目先の需給妙味が高まる。


◆東京部品(7277) 574 +55 +10.60% 
東証が、3月1日付で1部に指定すると発表。TOPIX連動型の運用をする機関投資
家が買いを入れるとの思惑が働いた。


◆小野建(7414) 1,777 +27 +1.54% 
2005年3月期末配当を前回予想に比べ15円増配の30円(うち記念配10円、年間配当は
45円)にすると発表。記念配は東証1部上場記念配当。


◆シモジマ(7482) 1,585 +65 +4.28% 
3月末割当てで1対1.2の株式分割を実施すると発表。


◆丸文(7537) 922 -11 -1.18% 
TIが液晶駆動IC事業を沖電気へ売却すると発表。仕入れの約60%はTI製品であ
り、TIの事業売却はマイナスインパクト。三菱証は売上げに与える影響は軽微と
して株価判断「B」を継続。


◆日本電産コパル(7756) 1,605 +15 +0.94% 
岡三証は「やや強気」から「強気」に引上げ。金属外装事業とカメラ付き携帯電話
用シャッター関連の売上げが拡大傾向にある。


◆大日本印刷(7912) 1,738 +5 +0.29% 
岡三証は「やや強気」。2006年3月期はICカード、光学機能性フィルムの拡大、カ
ラーフィルター事業での増産と生産効率の改善が見込まれる。


◆GSIクレオス(8101) 228 -19 -7.69% 
2005年3月期通期の業績見通しを下方修正。今3月期の純利益を前期比52%減の5億円
と見込む。昨年11月に発表した従来見通し(15億円)から10億円引下げ。婦人服の
卸・小売り事業が天候不順や自然災害の影響で低調に推移、当初計画を下回ること
が見込まれる。


◆フォルクス(8216) 436 +21 +5.06% 
ダイエーが、フォルクスの株式譲渡先として、同業のどん(埼玉県)が最有力になっ
たと報じられた。月内にもダイエーの取締役会で正式に決定、フォルクス株20%強を
どんに売却する見通し。株式TOBなどで、さらに出資比率を高める。どんグルー
プの傘下に入ることで相乗効果が期待できると評価。


◆西日本シティ銀行(8327) 439 +1 +0.23% 
GSは「OP」を継続。来年度以降の会社計画は極めて保守的であり、上方修正も
期待できると考える。


◆NIF(8458) 195,000 +12,000 +6.56% 
三井住友FG傘下のSMBCキャピタルと10月をめどに合併すると正式発表。18日、
合併の観測を報じたことを受けて、14時42分から売買停止となっていた。NIFが
存続会社となり、統合後の投資残高はVC業界でジャフコ(8595)に次ぐ2位。


◆大和證券G(8601) 713 -14 -1.93% 
傘下のVCであるNIFベンチャーズと三井住友FG系のVB合併が正式発表された。
合併に先立ち、NIFでは貸付債権の整理に伴う損失を80億円〜90億円計上する見込み。
同社の連結業績にとってはネガティブに働くことになる。



三菱証券  (8615) 1,008 +15 +1.51% 
UFJつばさ(8621)  419 -29 -6.47% 
先週末に三菱証券との合併比率が発表されており、さや寄せする動き。合併比率は
1:0.42とされており、先週末の三菱証券の終値993円から理論価格は417円となって
いた。


◆イトーヨーカ堂(8264) 4,320 -20 -0.46% 
野村証は「2」を継続。IYGデザイン研究所設立構想など再生に向けた内部改革が
活発化。GMS再生への挑戦を積極的に評価。


◆原弘産(8894) 540,000 +16,000 +3.05% 
風力発電事業に関して日本製鋼所(5631)と業務提携したと発表。オランダのゼフロ
ス社から風力発電機の開発技術を導入し、日本製鋼所に製造を委託する内容。これ
により大型風力発電設備が日本で初めて製造できるようになる。運送費用を含め、
製品競争力は一段と高まることになる。


◆創建ホーム(8911) 176,000 --- 0.00% 
きょう21日から東証二部に上場。ジャスダック市場と並行上場。東証での初値は17
万7000円で前週末のジャスダック市場の終値(17万4000円)を上回った。一戸建ての
分譲中住宅などに強みを持ち、2005年2月期通期の連結売上高は266億円、純利益5億
5400万円を見込む。発行済み株式数は5万5680株で、予想一株利益は9949円71銭。


◆東港運(9367) 233 +50 +27.32% 
2005年3月期の業績を上方修正。今期はもともと低めの予算立てだったので、第1四
半期に続く上方修正。ただ、期初累損(約9億3000万円)の今期一掃は少し厳しい。同
社の予想PERは3.8倍と割安感があり、個人の個別株物色の流れに乗っているが、
買い一巡後は荒い値動きになりそう。


◆郵船航空サービス(9370) 4,240 +70 +1.68% 
東証は、市場第1部への上場を承認。上場予定日は2月28日、主幹事は三菱証券。今
回の上場に伴う株式の公募・売出しは行わない。


◆NTTデータ(9613) 363,000 -2,000 -0.55% 
食品の生産・流通履歴の追跡などに使われるICタグを使用し、防犯対策に役立て
るシステムを開発したと報じる。


◆メガブレーン(9653) 195 +7 +3.72% 
先にSBIに第三者割り当て増資を行うとともに、不動産事業に進出、SBIパー
トナーズへの社名変更も決定、企業変身期待が高まって来ている。


◆吉本興(9665) 1,094 +24 +2.24% 
2005年3月期の業績上方修正。お笑いブームから、今期の連結経常利益は前期比30%
増の46億円の見通しと業績は好調。ただ、上げが急ピッチのため、利益確定の売り
が出やすい。短期的には1100円前後でもみ合いが続きそう。


◆ヤマダ電機(9831) 5,100 -20 -0.39% 
MM21地区に計画していた同社最大級の店舗の出店を断念したと報じる。交通渋滞
などを理由に市が却下、都心部への出店戦略の見直しも必要になるとの懸念。


◆ミロク情報サービス(9928) 996 +61 +6.52% 
3月末株主に対して1株を2株に分割、また、期末配当を20円から24円に増額すると発
表。ただ、先月31日には2005年3月通期の業績見通しを下方修正しており、買い一巡
後は利益確定売りに上げ幅を縮小。


◆アルテック(9972) 930 -40 -4.12% 
信用取引の規制強化を受け、嫌気売りが出る。21日売買分から委託保証金率を50%以
上(うち現金20%以上)とする臨時措置を決めた。日証金は21日約定分から貸借取引自
己取引分にかかる貸借担保金率を50%(うち現金20%)にした。



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◆指標

日経225 11,651.02 -9.10 
日経300 223.40 -0.14 
TOPIX 1,166.74 +0.17 
日経ジャスダック平均 1,877.98 +8.57 
日経225先物期近 11,660 +10 


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◆週の予定
2月21日(月)
15:30 奥田日本経団連会長会見(経団連会館)
16:00 1月のコンビニエンスストア売上高
    米仏首脳会談(ブリュッセル)
2月22日(火)
10:00 国の債務管理のあり方に関する懇談会(財務省)
14:00 日銀政策委・金融政策決定会合議事要旨[1月18・19日分](日銀)
15:00 西川全銀協会長会見(東銀協ビル)
・2月の月例経済報告(首相官邸)
・20年物国債入札〔2月債〕(財務省)
・2月の米消費者信頼感指数
23日(水)
08:50 1月の貿易統計(財務省)
08:50 第3次産業活動指数(経産省)
    ジャスダック上場=アールシーコア
    1月の米消費者物価指数(CPI)
    米FOMC議事録・グイン・アトランタ連銀総裁講演
24日(木)
14:00 1月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会)
14:30 1月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会)
    福間日銀審議委員講演(甲府市)
    ジャスダック上場=チムニー
    1月の米耐久財受注・プール・セントルイス連銀総裁講演
25日(金)
08:30 1月の全国、2月の東京都区部の消費者物価(総務省)
    1月の家電販売実績(日本電気大型店協会)
    ジャスダック上場=トーエル
    04年10-12月期の米GDP(改定値)



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●野村証券金融経済研究所の経済調査部は、2005年度〜2006年度の経済見通し
を発表。それによると日本経済は踊り場を脱して再び回復軌道に乗ると予想してお
り、2005年度の実質GDP成長率は前回予想のプラス0.8%からプラス1.1%に、2006
年度についても同プラス2.0%からプラス2.3%にそれぞれ0.3%ポイントずつ上方修正。
その要因について木内登英シニアエコノミストは「IT・デジタル関連の在庫調整
が一巡したことと、足下の設備投資が予想以上に強く循環的なものではなく構造的
動きになってきたという2点が大きい」と強調。そのうえで、「2006年から2007年に
は日本経済が本格回復の軌道に乗り、デフレ解消にもめどがたってくる」とも指摘
した。



●1月の主要コンビニエンスストア[JFA]
既存店売上高は、前年同月比1.7%減の5133億円となり、6カ月連続の前年比マイナス。
全国的に気温が低く寒い日が多かったため、既存店ベースの来店客数は前年同月比
0.6%減の8億3852万人と3カ月ぶりの減少。同平均客単価も前年比0.8%減の595円と依
然マイナス。寒さのため、おでんや中華まんといったホット商材は好調だった。



●2004年の日中貿易額[ジェトロ]
前年比26.9%増の1680億ドル(約17兆7400億円)と6年連続で過去最高を更新。



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●日本経団連の奥田碩会長(トヨタ)は、ライブドアがニッポン放送株を大量に買い
付け、フジテレビジョンとの買収合戦が激化していることについて「ライブドアの
堀江貴文社長は、どういう動機でニッポン放株を買ったのか、一応主張はしている
が、もっと説明すべきだ」と述べた。
奥田会長は「トヨタグループは(1989年に)ブーン・ピケンズ氏により小糸製作所の
買い占めを受けた。ピケンズ氏の背後に株式を高値で売り抜けようとする意図が
あったので、強硬にがんばり抜いて勝った」と説明。そのうえで堀江氏については
「純粋にフジサンケイグループを良くしようと思っているのか、金もうけなのか、
説明責任を果たさなくてはいけない」と指摘した。
最近の政財界で堀江氏に対する批判が強まっていることについては「私は古い人間
なのでマネーゲームなら許せないという感情を持っている。堀江氏の弱点は「金さ
えあれば何とでもなる」というような本を書きすぎたこ。道徳的な面での批判は甘
受すべきだ」と指摘した。
一方、フジサンケイグループ側にも隙があったのではないかとの質問に対しては
「そう思っている。ニッポン放送とは一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係なので
どうすべきか考えておくべきだった」と言及。そのうえで「トヨタは自社株の出来
高や株価の動きを注視しながら、企業防衛の対応策を練っている。自社株の動きに
無関心な経営者もいるが、普段から防衛策を考えておくことは経営者の責任だ」と
指摘した。
ライブドアが東証の立会外取引を使ってニッポン放株を大量に取得したことについ
て奥田会長は「ある程度の規制が必要ではないか」と述べた。一方で、総務省が外
資系企業による放送局への出資の規制を強化しようとしている動きについては、
「電波や通信を守ろうという動きは国としてはしょうがない」とする一定の理解を
示す一方、「外資導入を日本全体で奨励しているので、言ってることとやっている
ことが違うことにならないよう、けじめを付けて置いた方が良い」と歯止めの必要
性も指摘した。





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