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タイトル:Daily Drama Express 2005/01/30 Mの悲劇 (3)  2005/02/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/01/30 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル Mの悲劇
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 安藤衛 (稲垣吾郎)
 相原美沙(長谷川京子)
 久保明 (佐々木蔵之介)
 島谷有紀(岡本綾)
 下柳晃一(成宮寛貴)
 中西瞳 (吉岡美穂)
 安藤愛子(浅見れいな)
 安藤礼子(吉行和子)
 島谷専務(伊武雅刀)
脚  本 橋本裕志

あらすじ  −− 1つの出会いが人生を大きく狂わせることがある。
    ボクにとってそれが相原美沙(長谷川京子)
    彼女に出会ったせいで、10年掛かって築いてきた地位を失
い、婚約者を失い、1千百万円の預金を失った。


 安藤衛(稲垣吾郎)が電話しても美沙の携帯につながらない。


 衛は警察に被害を受けたと訴えるが、一緒に病院に見舞いに行って、
ホテルにも行っている。それは恋人というもの。
 そして、防犯カメラに写った美沙は、帽子もかぶらず、サングラス
も掛けていない。
 則ち、痴話げんかの顛末じゃないか.....と刑事。そして、美沙の
携帯だという番号の所有者は1年前に亡くなっているという。


 衛の全財産は32,837円。給料日まであと25歳。


 携帯が美沙につながる。
 母親の手術代がすぐ必要だと訴える衛に、自分たちからすべてを奪
ったことを思い出してわびてくれば、返すという。
 でも、一向に心当たりのない衛。


 翌朝、衛は島谷有紀(岡本綾)に話をしに行く。
 衛が美沙にはかられたことをいくら訴えても、聞く耳を持たない有
紀。


 衛が、1000円に満たない残額の通帳を久保明(佐々木蔵之介)
に見せると、明はあきれる。
 そして、衛は気付かないうちに誰かを傷つけているかもしれない、
と言う。
 でも、そんなはずはない、と衛。

 明が代わりに美沙に電話するという。
 明まで巻き込めないと言う衛に、自分が恨まれているわけじゃない
から、と明は電話する。
 でも、留守電。


 美沙を中西瞳(吉岡美穂)が訪ね、今度中学の同窓会へ行こう、と
誘う。
 みんなどうせ自分のことなんて覚えていない、と乗り気ではない美
沙。

 美沙のバッグが倒れ、中から万札の束がこぼれる。
 びっくりし、衛と関係でも!?と問う瞳に、
 「ちょっと預かっているだけ」と美沙は答えると、「ほら、仕事に
遅れるから」と瞳を無理矢理追い出す。


 今日から衛は現場勤務。
 下柳晃一(成宮寛貴)の指導で、PRIME SQUARE ビルの警備につく。

 衛は下柳に、自分が営業の人間だったから嫌われているのかな?と
聞く。
 下柳は当然。安藤も現場に無茶な要求を出したから、と答える。
 自分はそんなことはしていないはずだという衛に、「何にも覚えて
いないんだから」と美沙と同じセリフを口にする下柳。

 衛が現場に要求した警備条件は、最低1人は警備員を玄関前に常駐
させる、というもの。
 それがどれだけ厳しいものか、下柳は、衛をその配置につかせる。

 冷たい冬の雨に打たれながら立ち番する衛。
 衛の横に立った下柳は、「あんたって、善良そうに見えるけど、本
当は善良なんかじゃない」と、また美沙と同じセリフを言う。
 そして、前に下柳と会ったことを衛は覚えていないと責める。
 混乱する衛。


 課長になった明は、衛と違って、部下を信頼してくれる、と部下か
らの評判がいい。

 明の携帯に、美沙から電話が入る。
 明は、衛が困っているから会って話をしようと言うが、美沙は、こ
れは衛と自分のゲーム。明も衛のうになりたくなければ、邪魔しない
ように、と言う。


 衛の立ち番で冷え切った身体は、休憩室に入っても、なかなか温ま
らない。
 下柳は、少しは現場の大変さがわかったでしょ、と言う。
 衛が下柳に、前にどこで会っていたのか聞くと、下柳は、本社ビル
の警備の時、毎朝挨拶をしていたと答える。

 下柳は、自分のデイバッグを机の上に放り出したまま、休憩室を出
て行く。
 休憩室に1人だけになった衛は、下柳のデイバッグの中のシステム
手帳を見る。
 中には有紀と2人で写っている写真が挟んである。


 明は衛に、美沙がこれがゲームだと言っていると伝える。
 衛が下柳を知っているか聞くと、明はよく知っていた。現場から営
業に移りたいと、よく相談を受けていたから、と。
 衛は、下柳は、有紀と、そして美沙ともつながっている。明も巻き
込まれないように気を付けるように言う。

 衛の言うことにあきれて笑う明。


 公園のベンチに力無く座る衛の前に現れ、ゆっくりと近づく美沙。
 反対側からは、警棒をもてあそびながら下柳が近づいてくる。
 2人は衛に、「何も覚えてないんですね」と言うと、襲いかかろう
とする。

 −*−*−*−

 衛は悲鳴を上げながら、悪夢から覚める。
 そこは夜の公園。衛はあたりを見回すが、誰もいない。

 衛に近づいてくる人影。
 瞳だった。

 衛は瞳とレストランへ行く。
 瞳はAコースを注文し、衛も同じものを.....と言ってメニューを
見ると3,200円。慌ててコーヒーだけにする。瞳には、「昼が遅
かったもので」と言い訳をして。

 衛は瞳に仕事も恋人もお金も奪った後、憎い人から何を奪おうとす
るだろうか、と聞く。その奪っている人は美沙。
 衛は聞いてから慌ててよく知らない人にこんなこと聞いて、と撤回
しようとする。
 瞳は他人だから話せることもある、と言う。
 衛は、もう自分のまわりには親しい人しかいない。その人達に迷惑
を掛けたくないと、心の内を吐露する。


 衛は病院で、母・安藤礼子(吉行和子)の手術は脳の動脈瘤だとの
説明を受ける。今礼子が入院しているのは狭心症でなのだが。
 手術は開頭しないカテーテルでの手術で、保険の適用外。入院費と
合わせて来月は200万円ほど必要。このこともあるので、今月の入
院費は期日通りに腹って欲しいと言われる。

 衛は礼子には、手術は大したこと無いし、仕事も順調で、美沙とも
仲良くしていると言う。
 礼子は手術が終わったら、式の日取りを決めなければ、と楽しそう。

 給湯室で妹・安藤愛子(浅見れいな)は、美沙から婚約したと聞い
たと衛を冷やかす。
 だが衛は真剣な顔で、美沙が訪ねてきても、礼子の病室に入れない
で、と頼む。愛子が喧嘩でもしたのか聞いても、衛は理由を言わずに、
飛び出していく。


 美沙はバッグをコインロッカーに入れた後、街で美沙の消息を訪ね
歩いている衛を見かける。

 衛の前に美沙の借金の取り立てをしている男が現れ、美沙に貢いだ
のか?借金の500万円を返せるだけ貢いだのか?と聞く。
 否定する衛。
 借金取りに胸ぐらを捕まれた時、美沙の姿を見かけた衛は、借金取
りの腕を振り払って、美沙を追い掛けるが、たちまち見失う。


 美沙の影を追って駅に入る衛。
 美沙が電話が掛かってくる。
 衛が顔を上げると、線路を挟んだ向かいのホームに美沙が立ってい
る。
 金を返せと言う衛に、「思い出したんですね」と美沙。
 「何を言っているのかわからない!」と衛。
 「そういうルールですから」と美沙。
 「オレのおフクロ、殺す気か!?」と衛。
 「人殺しは、あなたでしょ」と美沙。

 美沙の前に電車が入ってくる。
 衛は階段を駆け下り、また、駆け上がり、美沙のいるホームへ行く。
 美沙が電車に乗る。
 続いて乗る衛。
 でも、美沙が見つからない。
 ドアが閉まる。
 すると、ドアの向こうのホームに、美沙が立っている。
 電車は走り出す。
 ガックリと座る衛。


 衛は島谷専務(伊武雅刀)に、前借りしたいと頼むが、島谷は、社
に大損害を与えた衛を母親が病気だと思うからこそ、クビにしなかっ
た。それだけでもありがたいと思え、と言う。

 衛はすべて美沙にはめられた。しかも美沙は下柳ともつながってい
て、有紀にまで近づこうとしている、と言う。
 でも島谷は、その証拠があるのか?いったい、美沙がそこまでした
理由は?と問うが、衛は何も答えられない。


 明は、自分の給与は父親の作った借金の穴埋めに使っているので、
衛を助けられなくて悪い、と謝る。
 気にしないで欲しいと衛が言うと、有紀に、下柳に注意して欲しい、
と頼む。


 有紀は明から美沙の連絡先を聞き出し、美沙に直接会う。

 美沙は、自分は衛と付き合いがある。有紀などよりずっと深く。衛
が人に借金を頼んでいるのは、自分が被害者だと印象づけようとして
いるだけ。狡い男だから、と。
 それでも信じない有紀に、「人の話、聞いているんですか!?」と
美沙は声を荒げる。自分は一年前から衛と付き合い、結婚の約束まで
した、と。
 信じない有紀。

 婚約指輪を貰って嬉しかった、と左手薬指を見せる美沙。
 そこには、有紀が衛に返した指輪が輝いている。
 有紀がそのことを言うと、「わたしも安藤さんにダマされているっ
てことですか?」と美沙。
 いたたまれず席を立つ有紀。


 帰宅途中の有紀の前に、借金取りが現れる。
 今月の支払いは済ませたでしょと言う美沙に、衛に貢がせた金で、
元金も返せ、高い利息だけ払い続けても、借金は無くならない、と借
金取り。
 美沙は借金を返すために衛からお金を取ったのではない、と言う。
 死んだ男の借金に縛られた人生を送るのか?と問う借金取りに、楽
になろうとは思っていない、と美沙。


 下柳が有紀を訪ねる。
 下柳を付けていた衛は、下柳に飛びかかり、有紀に下柳は美沙とつ
ながっているので気を付けろ、証拠は下柳の持っている写真だ!と、
下柳のデイバッグから取り出すが、そこに下柳と写っているのは有紀。

 下柳は有紀とは学生時代から付き合っていた。衛が現れるまでは。

 指輪を美沙にあげたんですね、とつぶやく有紀。
 「何をでたらめを!オレは有紀を守りたいんだ!!」と衛が叫ぶが、
下柳にマンションからつまみ出される。


 瞳は美沙を訪ねると、衛から奪ったお金を返そう!これは犯罪だか
ら!!と叫んで、美沙の札束の入った鞄を持っていこうとする。
 抵抗して振り払われて、ベッドに倒れる美沙。

 美沙は瞳に、こうした理由を話す。

 あの日−−。
 美沙の恋人・ワタルは、デビューするはずだった。
 美沙と一緒にデビューできたら久しぶりに肉でも食べようかと話な
がら歩いていた。

 2人の前に、チンピラに絡まれて助けを求める衛が現れる。
 ワタルはそのチンピラを追い払う。
 衛はお礼を言うと去っていく。

 でも、しばらくすると追い払ったはずのチンピラが現れ、ワタルを
ナイフで刺した。

 ワタルはその傷が元で、間もなく亡くなった。
 ワタルの一周忌に、突然目の前に現れた衛。
 衛はワタルに助けられたことなど覚えておらず、自分の身は自分で
守って生きてきた、と言った。
 それが許せない、と美沙。


 エレベータの中で、衛は島谷に会う。
 下柳のことは勘違いだったが、美沙とのことは、会社の過去のトラ
ブルに関連しているのではないか、と衛。
 島谷は自分も調べてみたが、美沙にはたどり着けなかった、と言う。
 衛は、自分を信じてくれた島谷に感謝する。
 島谷が衛を信じたのは、衛の目が、あまりにも真剣だったから、と
言う。

 島谷は、個人生活で恨まれたのではないか?と聞くが、充分用心し
て生きてきた、と衛。
 「足を踏んだ人間は忘れても、踏まれた人間は覚えていて、復讐を
考えるものだ」と島谷。


 美沙が礼子が入院している病院に現れ、礼子が完治するまでにかか
る費用を聞く。
 その姿を見かけた愛子は、美沙を礼子の病室に連れて行く。
 礼子は1人でも来てくれた美沙に喜ぶが、美沙はもうここに来るこ
とはないだろう、と言って、早々に立ち去る。


 衛が今日も街で美沙を捜していると、ロッカーの前にいる美沙を見
掛け、後を追う。
 美沙はとあるビルに入る。衛は美沙の乗っていたエレベータの行く
先階を見ている。

 その時、愛子からの電話で、病院の費用は美沙が払ってくれたとい
う。

 衛はクラブへ入り、美沙を指名する。
 客が衛だと知らずに、ホステスの美沙が来る。

 衛は美沙に残りの金を返したら、もう自分たちには近づくな、と言
う。
 「思い出したんですね」と言う美沙に、思い出すことなどない。お
前は犯罪者だ、あの日美沙に会わなければ、自分は幸せだった、と衛。

 段々興奮して声が大きくなる衛に、
 「外で話しましょ」と美沙。
 美沙はトイレで鞄にベンジンの入った瓶を忍ばせる。


 コインロッカーから美沙が鞄を取り出すのを見て、衛が取り返そう
とすると、美沙は衛を突き飛ばして逃げる。

 衛を振りきると美沙は、札束の入った鞄の口を開け、中にベンジン
を垂らす。

 そこに衛がやってくる。
 美沙は火を付けたライターを手に持っている。
 「私たちもあなたに会わなければ、幸せでした」と美沙は言うと、
ライターを鞄の中に落とす。
 札束は燃え上がる。

 衛は来ていたコートを脱ぐと、急いで火を消す。
 その様子を美沙は冷ややかに見ている。指輪はもう少し預かってお
くとつぶやきながら。

 やっと衛は火を消すが、中はほとんど炭になっている。
 ガックリと地面に突っ伏す衛。

 美沙は姿を消していた。


寸  評  いろいろな登場人物が怪しいです。
 美沙は、亡くなった恋人の復讐をしているだけかもしれませんが、
それにしても、もっとストレートに言えばいいのに。理由を言って、
衛を責めればいいのに、と思います。
 わたし自身は、こんなややこしいことはできません!

 衛も、美沙に取られた時点ではお金を取り返す希望がありましたが、
焼かれては滅失してしまいます。三分の一以上残っていれば、銀行で
取り替えてくれるんですがねぇ。それと、お札を破壊する行為は確か、
犯罪でしたよね。美沙も、衛のお金を取ったところまでなら、恋人同
士で衛がくれた、と言えたかも知れませんが、お札を焼いてはもの、
逃れませんね。焼けた炭だか灰だかからも、お札かどうかは鑑定でき
るでしょうし。

 美沙もいいのですが、明も下柳も怪しいのですが、彼らはどういう
ことをこれから衛にしていくのでしょうか。彼らは、衛が気付いてい
ないうちに、『靴を踏んだ』子会社達なのでしょうが。
 また、瞳は衛に同情していくのでしょうか?

 次回がドキドキと楽しみなドラマです。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 日曜日に楽しみにする番組がこの間から1つ増えました。『平成教育
2005予備校』です。
 もともと、『平成教育委員会』が好きで見ていました。それが特番でしかや
らなくなって久しかったのですが。
 この予備校は、30分番組なので、すぐ終わってしまう気がします。
 ところで、途中に、携帯サイトから回答できる問題があるのですが、一度も
つながりません(回線混雑で)。皆さんは、つながりますか?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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