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===================================================== 発行部数 20 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/01/25 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 救命病棟24時 局 名 フジ系 放映日時 火曜21時 キャスト 進藤一生(江口洋介) 小島楓 (松島菜々子) 寺泉隼人(仲村トオル) 黒木春正(香川照之) 大友葉月(MEGUMI) 佐倉亮太(大泉洋) 河野純介(川岡大次郎) 河野和也(小栗旬) 磯部望 (京野ことみ) 脚 本 福田靖 あらすじ 第3話「へリが運んだ夫婦の愛!」 地震発生後2日目。東都中央病院高度救命救急センター医局では、 婦長須藤昌代(鷲尾真知子)が受入体制について危惧している。医師 日比谷学(小市慢太郎)や看護師大友葉月(MEGUMI)のように 家族の安否を優先して帰宅してしまったスタッフがいる状態で、これ からたくさんの負傷者に対応できるのか心配だと言う。ニュースでは 怪我人は2万人を超えているとの報道がされる。医局長黒木春正(香 川照之)は「心を鬼にする覚悟でお願いします。我々の真価が問われ る時ですよ」と言う。 救命センターICUでは自殺未遂患者小久保(井上真央)が目を覚ま す。小久保は小島楓(松嶋菜々子)に「どうして助けたの?」と迷惑 そうに言う。楓は「理由なんてない。自殺未遂だろうが何だろうが助 ける。それが私たちの仕事なの。せっかくもらった命を簡単に捨てな いで」と言う。 河野医院(研修医河野純介(川岡大次郎)の実家)。進藤一生(江 口洋介)と院長河野定雄(平田満)・看護師河原崎美江子(深浦加奈 子)は不眠不休の治療に当っている。薬剤が底をつき、河野はここで 治療を続けるのは困難であると判断する。 救命センターには患者が次々と運ばれてくる。研修医河野純介(川 岡大次郎)が10分心臓マッサージをしても蘇生できない患者のマッサ ージをやめないので、楓がやめさせる。黒木が「スタッフの手が足り ないんです」と言うと純介は「なんで日比谷先生を返したんですか? 『医者なら残れ』って言えば良かったんだ」と日比谷らが帰る時に止 めなかった黒木を責める。 河野医院玄関前。薬品が底をつきここでは治療ができないと判断し た河野と進藤は診療所の前で順番を待っている患者に学校の救護所へ 行くように薦める。河野の二男和也(小栗旬)が行方不明だった妻敬 子(山口美也子)を背負ってやってくる。 敬子は左足を負傷している。進藤は敬子を診察してクラッシュ症候 群(※筋肉が長時間圧迫され続けると細胞が壊れ中のカリウムが大量 に血液に流れ込みそれが全身にまわると起こる。放っておくと心停止 を起こすことがある。負傷後数時間から2、3日後に発症し人工透析を 受ける必要がある)の疑いがあると言う。 河野が自分は救護所で診療を行うので、敬子を大病院に連れて行っ てくれるように進藤に頼む。河野は大病院では救命医療に経験のある 進藤が必要でもあるからと言う。 救命センターに妻香織(渡辺典子)を運んだ代議士の寺泉隼人(仲 村トオル)は臨時内閣が作られるので代議士の堀内から召集を受ける。 そこへ秘書の青木が娘千尋(福田麻由子)を背負って救命センターや ってくる。千尋は聖陽小学校保健室で被災したが、養護教諭磯部望 (京野ことみ)が千尋を助けた。望も千尋と共に救命センターへ来た。 救命センター廊下で患者の処置をする純介に楓が先ほど純介が黒木 を責めたことをたしなめる。純介から楓は命を落としていく患者が自 分の大切な人でも冷静でいられるのか問われるが、楓は答えられない。 楓の恋人加賀裕樹(石黒賢)の安否はまだわからない。 博多の中華料理店。磯部望の両親(渡辺哲と筒井真理子)がニュー スを見ている。 望の消息はわからず母が「こっちで看護師を続けていれば」と嘆い ている。望は元看護師、何か理由があって辞めたらしい。 救命センターICU。寺泉の妻香織はこんな時ぐらい一緒にいてと寺 泉に頼むが寺泉は臨時内閣の災害対策本部へ出かけて行く。香織にク ラッシュ症候群の可能性が見られる。救命センターは医師・看護師が 足りないのに、患者がどんどん運び込まれてきてICUは一杯で廊下に 簡易ベットを出して対応している。楓は香織だけに関わってはいられ ない状態、しかも病院前に設けられたトリアージセンターからは救命 センターへ負傷者を搬送するとの連絡が入る。楓がこれ以上はさばき きれないと取り乱している。そこへ進藤が河野敬子を搬送してくる。 首相官邸。寺泉が意気揚揚と現れ、集まっている報道陣に「我々に 任せてください」と言う。寺泉に用意されたポストは総務大臣代理の 補佐。 寺泉の秘書青木の携帯に楓から電話が入る。香織は1時間以内に人 工透析を受ける必要があるが救命センターの給水タンクが壊れて透析 ができない。寺泉は香織が負傷した時に診なかった進藤のせいだと激 怒している。途中電話は寺泉と進藤に代わる。進藤は寺泉に透析には 大量の水が必要で、すぐに設備の整った病院に搬送する必要があると 訴える。 進藤は香織と敬子をヘリポートのある救命センター屋上に搬送する 前に、楓に(災害後に負傷者が殺到する)48時間を乗り切れとアドバ イスする。 首相官邸廊下。青木はヘリの用意は無理、それよりも目の前に用意 されたポストを優先しようと言うが、寺泉は自衛隊幹部に自衛隊のヘ リを出してくださいと土下座するが、「自分のことは自分でなんとか してください」と一蹴される。次に新聞社の記者に取材用ヘリコプタ ーで搬送してくれるように頼むがこんな時に議員バッチは通用しない と断られる。 救命センターでは、黒木が患者の家族に死亡を淡々と伝えている。 その非情な様子を見て純介が慰めの言葉ぐらいかけてほしいと言うが、 黒木は悲しみに一々付き合っている余裕はないと言う。黒木は看護師 の佐倉亮太(大泉洋)に指示を出すが、佐倉は進藤と共に香織たちを 屋上へ搬送中。報告を受けていなかった黒木が、こんな事態でヘリは 来ないと怒るが、純介が「患者を簡単に見捨てるような医者にはなり ません」と言う。 救命センター屋上でヘリコプターの音。ヘリコプターを用意した寺 泉が降りてくる。父は母を見捨てるはずがないという一念で香織の後 を付いて来た寺泉の娘千尋の顔に笑顔が見える。寺泉は香織に政治家 の娘でなくても結婚したと告げる。香織と敬子は静岡のメディカルセ ンターに運ばれる。 地震発生後3日目。家族の安否を心配して自宅に帰って行った看護 師大友葉月が出勤してくる。葉月は廊下にまでベットが並んだ雑然と した様子の救命センターを見て自分が逃げ出してしまったことを楓に 詫びる。 ICUの矢島(第1話で歩道橋から落ちて頭を打ち救命センターへ運 ばれて意識不明の重体だった。ホームレス北村(徳井優)と小久保が 交替で手動式の人工呼吸器を押し続けていた)が目を覚まし、救命セ ンター内に安堵感が広がる。救命センターの外では黒木が携帯で娘と 会話している。娘の無事な様子に黒木は涙する。 救命センター初療室では、楓と進藤が患者の治療に当っている。楓 は進藤に救命医を続けていくべきかどうかを相談しようとしていたが、 楓は進藤に今度の震災で加賀がどんなに大切な存在がわかったので、 やれることをすべてしたら彼とシアトルに行くと話している。 医局の楓の携帯留守番電話に加賀が東記念病院に搬送されたので、 楓に来て欲しいとの連絡が入る。 寸 評 寺泉はどこでヘリコプターをチャーターできたのかが、説明され ていないので、どうやって調達したのか疑問が残りました。重たい話 ですが、佐倉亮太(大泉洋)と北村(徳井優)が登場する場面だけは 笑いが入るようになっています。震災後、時間が経過すればするほど 被害が拡大し助けられない重傷者が増えてくる第4話はどうなるので しょうか?看護師の資格を持つ磯部望(京野ことみ)がどう話に絡ん でくるのか楽しみです。 執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 「論より証拠の癌克服術」(中山武著)を読みました。抗がん剤に頼らずに 自然治癒力と食事療法で癌を克服した体験記です。末期で手の施しようがない と診断された時に、病院で薬漬けで死んでいくのか、病院頼みにせずに自分で 癌を克服しようとするのかを考えさせられました。自分はどう生きたいのかと いうことを考えるのは、最後自分はどう死にたいのかを考えることでもあり、 自分で責任をとりながら自分の命を全うするには、とても覚悟のいることでも あるなと思いました。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |