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タイトル:Daily Drama Express 2005/01/22 ごくせん (2)  2005/01/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/01/22 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ごくせん
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 山口久美子(仲間由紀恵)
 小田切竜(亀梨和也)
 矢吹隼人(赤西仁)
 黒田龍一郎(宇津井健)
 猿渡五郎(生瀬勝久)
 朝倉てつ(金子賢)
 白鳥ひとみ(乙葉)
 馬場正義(東幹久)
 九條拓真(谷原章介)
原  作 森本梢
脚  本 江頭美智留

あらすじ  朝、目覚め、両親の写真に挨拶する山口久美子(仲間由紀恵)。
 どんなワルも、どんなシャイな生徒も可愛い男の子。すごまれても
怖くない、と久美子。
 一教師として、かわいい生徒と過ごしたいけど、大江戸一家三代目
の孫とだけは、知られてはいけない。


 登校途中の久美子が、バーバリーのハンカチに、落とし主は誰?と
聞いていると、体育教師・馬場正義(東幹久)と英語教師・白鳥ひと
み(乙葉)が現れる。
 朝から、久美子に会えて幸せ、という馬場。

 久美子は馬場が犬の落とし物を踏んでいると教え、慌てている馬場
を残し、白鳥と学校へ向かう。


 久美子が出席を取っていると、小田切竜(亀梨和也)が来ていない。
 みんな登校しなくても卒業はできると話がついているから来ないま
では?という。

 小田切は、遅刻して来る。遅刻三回で一日欠席。特別扱いはしない、
と久美子。

 3Dの生徒達は、久美子がどうやって小田切を説得したのか不思議
がる。


 久美子が、屋上でボーっとしている小田切に、声を掛ける。
 「別に」と答える小田切。
 「別に、何だ?日本語は正しく使えよ」と久美子は言うと、小田切
は、久美子がなんであんなに喧嘩が強いのか聞く。
 久美子は、小田切が気を失っていて、幻覚を見たのでは、と誤魔化
す。


 久美子は『OYND作戦計画』を発表。−−小田切、矢吹、仲直り
大作戦。
 まず、一緒に手料理。

 久美子のまわりに集まってきた先生達は、彼らに包丁を持たせるの
か?フライパンも彼らにとっては凶器、と散々なことを言う。
 がっかりする久美子。

 作戦その2。トイレ掃除。
 だが、トイレは彼らにとっての喫煙所。
 「身体に悪いな」と久美子。

 その時、教頭・猿渡五郎(生瀬勝久)と国語教師・犬塚太一(酒井
敏也)が、久美子に、余計なことをするな、と言う。
 彼らのことを、教師が支えなければならないと力説するうち、久美
子は、思わず、「親分・子分は.....」と言ってしまい、慌てて、
「親と子は助け合い.....」と誤魔化す。
 そして、「共に心の汗を流し」というフレーズをしゃべった時、こ
の『汗』にヒントを得る。


 数学の時間、久美子は3Dの生徒にグラウンドでサッカーをさせよ
うと張り切る。
 でも、みんなシカト。

 そんな中、久美子の蹴ったボールが飛んでいった先にいた生徒に、
久美子はボールを蹴らせる。
 戻ってきたボールを久美子は回転シュート!!
 シュートは決まり、素晴らしいできに久美子ははしゃぐ。
 でも、他の生徒達はみな、マラソンをしている女生徒達に見とれて
いる。

 キーパーの小田切に、久美子がなぜゴールを守らないのか問うと、
 「オレ達、同じチームだろ」と小田切。
 「ヤベ。自分のゴールに入れちまった」と悔やむ久美子。


 数学の授業中にサッカーをやっている久美子を、理事長室から見て
いる理事長兼校長・黒川銀治(井上順)。しかも、小田切まで勝手に
登校させて、と。
 そして黒川は控えている猿渡に、問題が起きれば久美子にも小田切
にも、そして猿渡にも辞めて貰えばいいだけ、とさらりと言う。


 久美子が「もう一丁、やるか」と言っても、みんな疲れた、とダラ
ダラと帰ってしまう。

 武田啓太(小池徹平)は、1人、久美子を気にする。
 矢吹隼人(赤西仁)が武田に戻ろう、と言う。

 久美子は武田に、小田切と矢吹の間に何があったのか聞く。
 武田が説明する。
 二学期の終わりに、荒高と決闘をするはずだったが、なぜか小田切
は、勝負の前に、1人荒高に詫びを入れてしまった。
 そこで怒った矢吹と乱闘騒ぎになる。
 それで小田切が登校しなくなった。


 家で、久美子は、なぜ小田切が1人詫びを入れたのかと悩む。
 祖父で大江戸一家三代目・黒田龍一郎(宇津井健)は、メンツより
大切なものはたくさんあるのでは?とアドバイス。自分なら、メンツ
より、みんなの幸せや命を方を大切にする、と。


 夜、小田切の前に武田が現れる。
 武田は、小田切がまた学校に来られてよかった。このまま来られず
に卒業になったらどうしよう、と心配していた。みんなに本当のこと
言ったら?と言う。
 「余計なこと、言うなよ.....風邪、ひかねぇうちに、早く帰れ」
と小田切。

 矢吹とその仲間は、武田が最近つき合い悪い。しかも、久美子と何
か話している。久美子は変な先生だし、と話している。

 すると目の前で黒銀学院のA組の生徒が、荒高の渋谷達に囲まれて
いる。

 矢吹は自分が相手になると声を掛けるが、渋谷は黒銀学院は、白旗
掲げてきたせに、とバカにして、取り合わない。
 矢吹は、小田切が何を言ったのかは知らないが、黒銀学院の頭は自
分だ!と言う。


 朝、登校途中の3Dの生徒達に、次々と挨拶されて上機嫌の久美子。

 次には、『バーバリーの君』にも会える。彼も久美子を覚えていた。
 久美子はアイロンを掛けたバーバリーのハンカチを返し、自分は家
庭的なことが好き、とアピール。そして、自己紹介する。

 バーバリーの君も教師で、桃ヶ丘女学園の九條拓真(谷原章介)と
名乗る。
 「お向かいじゃないですか!奇遇ですね」と喜ぶ久美子に、九條が
「背中.....」と言う。そして、久美子の背中に貼り付けられたもの
を取る。
 『独身です』、『XXです』といろいろ書かれたビラ。

 「あいつら、何やってんだ。タダじゃおかねーぞ」と久美子は怒鳴
り、近くを歩いていた人たちが、一斉に久美子を振り返る。

 「わたしの恋は、始まる前に終わってしまった.....」とがっかり
する久美子。


 職員室で久美子は、今は恋愛にうつつを抜かしている時ではない。
生徒のために.....と反省している。

 そこに猿渡が、近所の住民から昨夜、黒銀学院の生徒と荒高の生徒
が喧嘩をしたと言う通報があったという。
 「タレコミですか!?」と言ってしまって、慌てる久美子。

 早く犯人を特定せよと言う猿渡に、どうして3Dの生徒だと決めつ
けるのだと抗議する久美子。
 「何か、ネタでも挙がってるんですか?」と言ってしまい、また慌
てる久美子。

 猿渡は、荒高と喧嘩するのは、3Dに決まっている。早く生徒を特
定しろと言う。
 「そんなおカミのような手」と言ってしまい、またまた慌てる久美
子。

 「昨日の喧嘩、どっちが勝ったの?」と聞けばいいんです、とひと
みの提案。
 猿渡は、その方法でいくよう久美子に指示。
 「いくらあいつらでも、そんな手には引っかからないでしょう」と
あきれる久美子。


 久美子は3Dの教室に顔を出し、「どっちが勝ったの?」と聞くと、
あっさり「オレ達」と答える生徒達。
 「案外素直だな」とつぶやく久美子。
 理由を聞くと、A組の生徒が絡まれていたから、と生徒。
 久美子は、今回は理由があるが、喧嘩すると退学になるかもしれな
いので、気を付けるように言う。

 強くなければ、男では無いという矢吹。
 「強いってぇのは、そういうことじゃないだろ。喧嘩なら、幼稚園
児でもできるし」と久美子。

 矢吹は、教科書に目を通している久美子めがけて、教科書を投げつ
ける。

 久美子にぶつかるか!?
 と思われたが、教科書は黒板にぶつかり、床に落ちる。

 久美子はそれを拾うと、矢吹の机に置き、ものは粗末にするな、と
言う。

 矢吹は今日の午後四時に川原に来い、と久美子に言う。
 「デートのお誘いにしちゃ、ずいぶんだな」と久美子。
 「誘ってねぇよ。オレとタイマンはれ。もしお前が勝ったら、何で
も言うことを聞くよ。オレが勝ったら、もうオレ達に指図をするな。
それが強い者と弱い者だろ」と矢吹。

 3Dの教室を覗いていて、教師と生徒がタイマンなんて、情けない
.....とつぶやきながら自分を落ち着かせようとしてる猿渡。


 川原に集まった3Dの生徒達は、どちらが勝つか賭けをしている。
 でも、みんな矢吹が勝つ、で賭けが成立しない。

 「賭博は御法度だぞ」と声がする。
 なんと、生徒達になじんでいる久美子。

 「そんなところでくっちゃべってねぇで、こっち来いよ」と矢吹。

 川原で向き合う矢吹と久美子。
 矢吹が学ランを脱ぎ、久美子も一緒に上着を脱ぐが、寒くて慌てて
着る。

 その時お巡りさんが、「何してるんだ」と声を掛ける。
 「サツだ!逃げろー」との久美子の声で、みんな久美子につられて
逃げる。


 神社の境内に、サツを巻いてたどり着いた久美子。
 なぜ逃げたのか問う矢吹に、習性で.....と久美子。

 矢吹はまた、タイマンだ、と言う。センコーが嫌いなのだ、と。
 「わたしは、教え子相手に、タイマンなんてはれねぇよ。やめよう
よ、こんなこと」と久美子。

 そんな2人をそっと小田切が見ている。

 矢吹が久美子に殴りかかるが、久美子にかわされて散々。
 余裕の久美子は、「世の中、力の強さで決まるんじゃねぇ」と教え
る。
 だが、なおも向かってくる矢吹のお腹にパンチ。

 倒れて起きあがれない矢吹に、
 「お前より喧嘩が強い奴なんて、いくらでもいるだろう。人は大切
なものが守れるだけの力があればいい.....また明日、学校でな」と
言うと、鞄を拾って久美子は立ち去る。


 龍一郎の前で、生徒とタイマンなんて最低だな、と反省している久
美子。
 龍一郎は、その生徒と真正面から向き合えば、心に届いただろう、
と言う。


 3Dの生徒四人が歩いていると、荒高の渋谷達に捕まり、矢吹にや
られた仕返しをされる。


 翌朝久美子が3Dへ行くと、生徒達は荒高に殴り込みだ、と意気を
あげ、猿渡は、そんなことをしたら退学だ!と騒ぐ。

 慌てて久美子が取りなすが、猿渡は、喧嘩や補導されれば、退学だ
と言い置いて、3Dの教室を出て行く。

 小田切がみんなを止めるが、3Dの生徒達は逆にあの時小田切が詫
びを入れたため、喧嘩が長引いているのだ、と反発。
 たまりかねた武田が、真相を話す。
 以前は退学なんて怖くないと思っていた武田だが、卒業が近くなっ
てきたら、母親が卒業してくれるなんてと喜びはじめた。
 だから、喧嘩したくなくて小田切に相談した。
 そうしたら小田切はたった1人で荒高に頭を下げてくれた。

 みんなそれを聞いておとなしくなるが、ではどうすればいいのか考
えつかない。

 そんなやりとりを、教室に入り損ねた矢吹が聞いていて、1人学校
を後にする。

 生徒の1人が、教室の外に残された矢吹の鞄を見付ける。
 すべてを悟った久美子は教室を飛び出し、3Dの生徒達も久美子に
続く。


 20人はいようかという荒高生の前に、たった1人で現れる矢吹。
 「おめぇ1人か?」と渋谷。
 「一個頼みがあるんだけど。これで黒銀と荒高の争い最後にしよう」
と矢吹。
 「わかったよ。で、仲間は?」と渋谷。
 「いねぇよ。お前らなんて、オレ1人で充分だよ」と矢吹。

 でも、矢吹は間もなく荒高生達に捕まり、ボコボコにされそうにな
る。

 矢吹を殴ろうとした渋谷の手を、小田切が止め、「1人で勝手なこ
とするなよ」と加勢。
 でも、2人とも荒高生達に捕まってしまう。

 駆け付けた久美子は、3Dの生徒達を止める。
 久美子は1人進み出て、髪のゴムとめがねを外す。

 「てめぇ、誰だよ」と渋谷。
 「その子たちの担任の先生だよ」と久美子。
 「何しに来た」と渋谷。
 「その子たちを返して貰いにね。先生が生徒を見捨てはできねぇか
らな」と久美子。
 「そんなセンコー、ゴロゴロいるだろう」と渋谷。
 「わたしは、違うよ」と久美子。

 タイマンはろう、と言う渋谷にまとめてかかってきてもいいと久美
子。

 荒高生達が向かっていくが、あっさり久美子にあしらわれ、
 「今日はここまでにしよう」と退散する渋谷。


 川原で久美子は矢吹と小田切に、1人で乗り込むなんて無謀だ、と
言う。でも、今日の矢吹は間違っていない、とも。
 久美子は2人に似たもの同士、と言うが、2人は反発する。

 久美子は、武田のためにメンツを捨てて謝った小田切。
 みんなを巻き添えにしないために1人乗り込んだ矢吹。

 でも、照れて小田切は、武田の母さんを悲しませたくなかっただけ、
と言う。
 矢吹は、こんなことで退学届け、出したくなかっただけ、と言う。

 久美子は、「あの夕日に向かって走ろう!」と言うが、誰もついて
こない。


寸  評  久美子が生徒達になじめるのって、強くて度胸があるだけでなく、
やはり美人だからですよね.....本当にダサイ女性教師ならば、あん
な風にはならず、無視されて終わるような気が。
 そういえば、不良って、そんなに喧嘩するものなのでしょうか?そ
れとも、久美子が担任をするからには、硬派でなければ、というとこ
ろでしょうか。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 『富豪刑事』のオープニングとかで流れるパイプオルガン風の音楽、
『TRICK』に似ていませんか?同じ放送局なので問題はないのでしょうが、ド
ラマにおける音楽(バックミュージックというべき?)の影響は強いと思いま
す。
 この音楽を聴くと『TRICK』を思い出し、『TRICK』のような展開を期待して
しまいます。確かに、いつもどちらかと言えばバカバカしい事件を扱っていま
すが。この『富豪刑事』も、上手くいったらシリーズかされるのでしょうか?
 ついでに連想は、『TRICK』 => 仲間由紀恵 => 『ごくせん』まで続いてし
まいますが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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