メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2005/01/29


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  2005/01/29
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第121号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が
本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●その後の人たち

★メールマガジン第105号「佐々木さんファミリー」の佐々木さんのその後

2004年の6月に引っ越してきてから7ヶ月経過。
60代のお母さんが、7月に仕事が決まった。
「何でもいいから、働きたくてうずうずしています。」、家族の中で、一番乗りで、
調理場の不定期短時間パートの仕事が決まった。
(他社を一度受けて年齢的に断られたこともあったが、そんなことではめげてはい
なかった。)

長男の方(35歳)は、8月から念願のバス運転手の仕事が決まる。
「いやー、バスの運転手は是非やりたかったので、一社目の面接で受かってよかっ
たです。一緒に受けた人が、不合格だったのが残念ですけれど、その方はまだ屋久
島に住んでない方でした。合格後に住まいをどうするか、等の問題もあったのでは
と思います。その時、仕事が決まっていれば屋久島に住みたいといっておられまし
た。」

次男の方(32歳)は、事務系の仕事を2〜3社受けたが、残念な結果だったそうだ。
しかし、12月の年末に、レンタカー会社に入ることになり、「家族の中で一番若い
けど、一番時間がかかってしまいましたが、年内に決まってほっとしています。」と
ほっとした様子。

「内心あせっていましたね。お袋が最初に仕事が決まって、兄も毎日はつらつして
いるし。やっぱり仕事が決まらないと、どこか遊びに行く気分にもなれないですし。
3人で、一から屋久島でがんばって行こうと話し合っていたので、仕事が決まって
とにかくよかったです。よそでも屋久島でも仕事はやる気。屋久島だから仕事がな
いということでもないし、かといって屋久島にきたら簡単に仕事につけるというわ
けでもない。要するに、きれいごとでもだめだし、かといって悲観的なのもだめで
すよ。」

佐々木さんファミリーが、みんな仕事に着いたことのほかに、もともと2台あった
車を、ほかにもう一台買わなければならなかったことが、予算外だったそう。
(3人とも別々のところで、時間もばらばらな仕事なので、どうしても1人一台ず
つ車は必要)
気になる3人の一ヶ月の収入の手取り合計は約30万円。

http://www.yakushimapain.co.jp/a2004mocchomu.htm 『1月1日、雪』


★メールマガジン第81号「木工で食べていけるか?」の稲垣さんのその後

2003年7月から、素人ながら木工を始めた稲垣さんだったが。
一年半過ぎた今、「一ヶ月の収入が7万くらいあります。経費はほとんどかかってい
ません。材料は流木などを拾ってきて使っていますから。さすがに、月7万では生
活費は納まりません。タバコも酒もやりますから。女はねー、屋久島では難しいで
すからねー」と稲垣さん。

それにしても、素人で月7万稼げるように成長されたのはすばらしい。
7万円を[たった7万]と見るか、[素人でいきなり木工始めて、家にいながら7万
稼げるなんてすごい]と、思うかは人それぞれ。
木工で作っているものは、前回紹介した靴のキーホルダーが一種類のみ。

「どうして靴以外のものを作らないんですか?」と聞いても、いつも答えは同じ。
「こだわり。何でもかんでも種類を作るつもりはないね。靴一筋でやっていきたい
んだよな。」とのこと。
「お土産やら売店やら、あちらこちらにおいてもらって、営業もしています。これ
を読んでいる人が、誤解したら困るので言っておきますが、俺の場合が7万円だと
言うだけで、他の人がやったらぜんぜんだめかもしれないし、もっと収入になるか
もしれないし。こればかりはわからんよ。屋久島に来て木工をやろうと思っている
人がいるなら、やってみればいいと思う。俺は期待もさせないし、悲観的なことを
言うつもりもない。俺が木工を始めるとき、周りからはそんなものでは食べていけ
ないぞ、と言われたけど俺は俺のやりたいようにやった結果がつき7万だ。正直言
って貯金を切り崩して生活しているけど、月7万はまあまあ。もちろん、今後はさ
らに収入面でレベルアップ出来るようにしようとおもっているよ。」

2003年にお話を聞いた時も、今回お話したときも、指に包帯を巻いていた。
「ちょうど昨日、切っちゃってねー。どんな仕事も楽あれば苦もあるよー。スラン
プの時もあったけど、励ましのメールをもらったけど、インターネットやってなく
て、返事できなかった。またファンレターくれる人がいたら手紙にしてほしいな。
よろしく!」

http://www.yakushimapain.co.jp/a2004kouyou.htm 『1月25日、紅葉』



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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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