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===================================================== 発行部数 20 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/01/13 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 優しい時間 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 湧井勇吉(寺尾聰) 湧井めぐみ(大竹しのぶ) 湧井拓郎(二宮和也) 皆川梓 (長澤まさみ) 脚 本 倉本聰 あらすじ 暗く何もないコンクリートの部屋。 『涌井拓郎、18歳、暴走行為の前科があるね』 「はい」 『族からは、まだ足を洗っていないのか?』 「半年前に抜けました」 『お母さん、今、息を引とられたよ』 〜夕べ、また、あのたまらない夢をみた。僕の最悪の運転ミスで助 手席にいたお袋を死なせてしまった。どうしようもない。あの日の夢 だ。〜 美瑛という町にある窯場「皆空窯」 いつものように涌井拓郎(二宮和也)が土をこねていた。 拓郎は富良野のコーヒーショップ「北時計」まで使いを頼まれた。 〜富良野という地名はドキンとさせる。そこに親父がいるからだ。 あの日から僕の人生は変わった。いや、僕なんかどうだっていい。 一番変わったのは親父の暮らしだ。親父は商社のニューヨーク支社長 だった。お袋が死んでから会社を辞め、たった一人で、お袋の故郷で ある北海道の富良野で「森の時計」というコーヒー屋を始めた。もう 2年前の出来事だ。以来、僕には会ってくれない。〜 拓郎の父:涌井勇吉(59・寺尾聰)は拓郎の居場所を知らない。 拓郎は富良野から50キロ離れた美瑛という町にある窯場「皆空窯」 で、陶芸家の見習いとして修行を始めていた。 拓郎の母親:涌井めぐみ(大竹しのぶ)の親友である「北時計」の ママ:九条朋子(余貴美子)が紹介してくれたのだった。 拓郎は朋子に勇吉へのプレゼントを代わりに渡して欲しいとお願い する。今日は勇吉の還暦のお祝い日。プレゼントの中身は、拓郎が初 めて作ったコーヒーカップだった。拓郎は、自分からのプレゼントだ ということは黙っていて欲しいと頼む。 その帰り、スーパーでお皿を割る皆川梓(長澤まさみ)に会った。 梓は「すみません。ごめんなさい。」と謝る。拓郎は梓に「その程 度の皿なら、いくらでもやるぜ」と言った。梓はお皿やカップを割る 習癖がある。拓郎と梓は携帯番号を交換し、割ってもいいお皿をあげ ることを約束する。 『森の時計』では勇吉が客と話をしている。 そこへ、元部下だった水谷三郎(時任三郎)、美子(手塚理美)夫 妻が訪ねてきた。水谷は会社を辞め故郷の秋田に帰ってペンションを 開くことにしたため、その参考にと、勇吉の店を訪れたのだった。 ペンションの設計図を見せる美子はとても楽しそう。 朋子が『森の時計』へやってきた。 朋子は勇吉へ拓郎から預かった誕生日プレゼント渡した。拓郎が還 暦のお祝いだと知った従業員や客は「お祝いしなくちゃ」と言う。 プレゼントをみた拓郎は喜び、「使ってくれる?」と聞いた朋子に 「もちろん」と答えた。 朋子は「息子(拓郎)には連絡取ってるの?」と聞くが拓郎は「い いえ」と答え、「(拓郎は)私がここにいるのは知っているんです。 気になったら向こうから連絡してくるでしょう」と言った。 水谷夫婦は河原に出かけた。 「あら?雪?」そこで美子は『雪虫』が飛んでいるのを見つける。 その直後、美子は急に苦しみ出し倒れてしまう。 『森の時計』では、梓が『雪虫』が飛んでいるのを見つける。 勇吉は、以前、めぐみが「雪虫が飛ぶと10日以内に初雪が降る」と 話していたことを思い出していた。 その時、協会病院から美子が緊急入院したと連絡が入る。 病院に向かった勇吉は院長室へ通された。 顔見知りに院長は、美子は乳癌で余命2〜3ヶ月。水谷は旅行中に 何かあった場合のための主治医からの診療所提供書を持っていたこと を勇吉に告げた。 院長は「最後の旅行のつもりだったではないでしょうか」と言った。 梓は、またお皿を割っていた。そのことを勇吉に謝るが、勇吉の態 度は素っ気無い。 梓は拓郎のことを思い出し、電話をする。 その夜、勇吉のところへ水谷がやってきた。 水谷は、美子がもう長くないこと、ペンションの話も設計図もすべ てフィクションであることを話始めた。 美子は自分の余命について気づいていると思う、ただ気づいていな いフリをしているんだと思う。 「(美子)あいつの夢に一生懸命付き合っているうちに、最近、わ からなくなってきて。女房を最後に騙すくらいなら全部捨てて、本当 にそうしてしまうか。結婚して15年になりますが、ほとんどが単身 赴任だったから一緒に暮らした日を計算したら5年弱にしかならない。 それを考えると情けなくなる」と水谷は涙ながらに話した。 水谷は病院に戻り、ひとりきりで店にいた勇吉の前に「雪虫が舞っ てたね。お誕生日おめでとう。とうとう還暦になっちゃったね」と、 めぐみが現れた。 めぐみは勇吉の還暦祝いには、豪華客船で旅する計画を立てていた。 ただ、めぐみは勇吉に時間が取れるか心配だったと言う。 「その旅は、俺たち2人で行くのか?拓郎は連れていかないのか?」 「あなたはどっちがいい?」 「連れて行きたかったな。海をみながらゆっくり話がしたかった」 めぐみは、拓郎が作ったマグカップに気づき、このカップで(コー ヒーを)私に飲ませて」と言った。 「いまからじゃダメなの?拓郎とゆっくり話をすること」とめぐみ が聞くと 「話したいよ。実を言えば、時々あいつと話したいと思うことがあ る」と本心を話した。 勇吉は「店に来る人たちと他愛のない話しているとふっとに優しい 気持ちになる。そういう時に急に拓郎にに会いたくなる」と言った。 ふとめぐみの方をみると、めぐみは居なかった。 その時、森の中から歌声が聞こえてきた。 勇吉が店の扉を開けると、そこには従業員や店の常連客達がろうそ くを手にバースデーソングを歌っていた。 『皆空窯』では拓郎がまだ働いていた。 梓は拓郎を訪ね「お皿もらいに、本当に来ちゃった」と言った。 寸 評 ゆっくり時間が流れるドラマで、忙しい現実から離れ『ほっ』と 出来る時間を楽しむことが出来ました。 風景等も美しく映され、それぞれの人柄が良く描かれていました。 勇吉は言葉少なめで、自分の感情を表にださない人なのかな?と思 いました。 これから勇吉と拓郎の距離がゆっくりを縮んでいくのかな。 執 筆 者 西脇() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- あけましておめでとうございますm(__)m このドラマは、発表された時から「担当したい」と希望していました。 私自身、とっても楽しみなドラマです。3ヶ月間宜しくお願いします♪ さて。 今クールのドラマは楽しそうなのがたくさん。 しかも時間帯がかぶっていて録画フル活動です。 いつみれるんだろう(^^;(西脇) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |