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===================================================== 発行部数 19 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/09/18 (Sat) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.土曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 土曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 愛情イッポン! 局 名 日本テレビ系 放映日時 土曜21時 キャスト 夏八木巴(松浦亜弥) 望月太郎(海東健) 横山薫子(石川亜沙美) 轟のぼる(伊藤淳史) 内村さつき(釈由美子) 夏八木正平(中村雅俊) 住川幸輝(山口智充) 住川笑美子(戸田恵子) 成田杉作(船越英一郎) 脚 本 樫田正剛 あらすじ −− お父さん、あたしを1人にしないで..... 夏八木正平(中村雅俊)の手術は終わり、昼過ぎには目覚めるだろ う、と医者。 娘・夏八木巴(松浦亜弥)は、正平のベッドに突っ伏して寝てしま う。 目覚めた正平は、「寝るなよ。看病するなら、きちんとしろよ」と つぶやく。 「今、ちょっと寝ちゃっただけです、っていうか元気じゃない」と 巴。 「泣いたか?」と正平。 「泣いてないよ」と巴。 正平は、深い眠りに落ちた時、亡妻・理津子に会ったという。 −− お父さんは不死身です。 巴はみんなに正平の気持ちを伝える。 正平の入院は1ヶ月。 巴は大会用に柔道着にゼッケンを縫いつけているが、正平の退院は 大会に間に合わない。 巴は、自分が監督をすると言うが、監督は黒帯でなければならない ので、無理。 その時、柔道連盟の野々原が来て、巴に席を外すようにいう。 巴は廊下に出るが、野々原の声は廊下にまで聞こえてくる。 野々原の用件は、夏八木道場を連盟から外すという通告だった。 住川幸輝(山口智充)が警察署で加害者並びに刑事に暴行を働いた ことが理由だった。 連盟に所属できないということは、大会に出られないということ。 子供達は正平の無事を素直に喜んでいる。 でも、そこに浮かない顔の巴がやってくる。 「みんなにお話があるの」と巴。 巴は謝ると、頭を抱えてうずくまってしまう。 子供達はそれぞれ受け入れ先の道場を見付けて、散っていった。 彼らが試合に出られる可能性を考えて、みんなで手分けして探した 道場だった。 住川笑美子(戸田恵子)は、幸輝がバカをやって迷惑を掛けたこと を、正平に詫びる。 巴は、みんなが自分のことを心配してくれるのは嬉しいが、もっと 心細いのは、知らない道場に散っていった子供達。 子供に言われた「巴がボク達を見捨てるんだね」という言葉を思い 出す。 横山薫子(石川亜沙美)が巴を横山道場に連れて行って、稽古を見 せる。 米山健太郎(西原信裕)は、昔試合を申し込んだため、ハブにされ ていて、練習できない。 藤尾剛(平沢賢人)と定岡文也(小堀陽貴)は練習させて貰えず、 雑用をさせられていた。 その様子を望月太郎(海東健)が見ていた。 穴井美紀子(勝又晴香)は試合に出られることになり、練習をして いるが、小宮山千鶴(西村優奈)は、控えで見学させられている。 その様子を轟のぼる(伊藤淳史)が見ていた。 望月も轟も、巴に子供達は元気だったと言うが、巴は2人の様子か ら、真実に気付く。 幸輝は江も子に付添われて、正平の病室に向かうが、何と言ったら いいかわからず、躊躇している。 巴と望月と轟が、正平にレギュラーになれないなら、子供達を夏八 木道場に戻したいと言う。 だが正平は、勝負とはそんな甘いものじゃない。勝つか負けるかだ。 ダメだから他になんて言ってはダメだ、と叱責。 だが巴はこんなことになったのは、全部幸輝のせいだ!!と叫ぶ。 それを廊下で聞いていた幸輝は、きびすを返す。 幸輝は理津子の遺影に手を合わせ、数千円の返済金を仏壇に置くと、 旅に出ようとする。 そんな幸輝を見付けて、笑美子はそんな端金置いただけで逃げるの か!!と叱責。 川原で、レギュラーになれなかった四人が、つまらない、と空を見 上げていると、寺本邦夫と美紀子も、今の道場をやめて、夏八木道場 に戻ると言う。レギュラーになれても、あそこではつまらない、と。 巴の前に子供達6人が揃って、夏八木道場に戻りたいと言い、巴は 受け入れる。 巴は、轟や望月に、自分たちも子供達のためにできることをしよ う!と言う。 巴と轟と望月は野々原を訪ね、連盟に戻して欲しいと頼む。 だが、門前払い。 巴は、柔道と一緒で、負けることから始まると言う。 翌日は、西園寺輝男(荒川良々)や山形修一(山崎樹範)なども加 わって野々原にお願い。 ついには、何十人もが夏八木道場を連盟に戻して欲しいと嘆願。 口々に正平から柔道を取り上げないで欲しいと言う。 そこに横山武(山下真司)がやってきて、床に膝をつくと、正平か ら柔道を取り上げたら、死んでしまうかもしれない、と言う。 それでも決定は覆らない。 巴からその話を聞いた正平は、みんなが正平のために動いてくれた ことに感謝する。 幸輝と笑美子が野々原に会いに行く。 「悪いのはあなた方だ」と言う野々原に、笑美子はその通りなので、 と離婚届を取り出す。 笑美子は、理津子の妹で、幸輝は彼女の夫だが、こうして幸輝と夏 八木家は縁のない人にする。笑美子は幸輝のことを愛しているが、巴 と子供達のためにできるのは、これぐらいと涙ぐむ。 幸輝も、もう金輪際、夏八木家には近づかないと誓う。 正平は巴に、「巴は正しい。あの子たちがいたからやってこられた。 あの子たちに過保護でいいなだよな」と言う。 「いいんだよ」と巴。 「巴に教えられたよ。幸輝君のこと、許してやってくれ」と正平。 巴は頷く。 そこに野々原が来て、夏八木道場の大会出場を許すという。 喜ぶ2人に、但し、条件があると言う。 その条件は厳しいものらしいのだが、それでも子供達が大会に出ら れるならいいと頷き合う巴と正平。 いよいよ大会。『西東京地区ジュニア大会』 固くなる子供達に、深呼吸させる。 ようこは、健太郎に、甘い卵焼きを差し入れ。 横山は正平がまだ来ていないことにやきもきする。 そこに笑美子が正平の車椅子を押して、連れてくる。 正平は子供達に、巴のおかげでみんなに会えた。それだけで充分嬉 しいという。そして、試合を楽しんで来い、と言う。 出場しない文也とようこも夏八木道場のメンバー。試合を楽しんで 欲しいという。 子供達は巴に、「勝て」と言って欲しいと頼む。 「何が何でも勝つんだよ!夏八木道場は最高なんだよ」と巴。 「みんな強くなったようだな」と正平。 「わたしのおかげだよ」と巴。 先鋒・千鶴。 健闘したが一本取られてしまった。 健太郎は、ようこに振り向いて欲しくて、一本取る。 野々原が、一般席にいる幸輝を見付ける。 「来ちゃった」と頭をかく幸輝に、「仕方ない」という表情の野々 原。 剛は押さえ込まれてしまった。 −− 最初は、受験生で家計も赤字にしたしわ寄せを全部押しつけ られて、イヤだった。でも、今思うことは、みんなと出会えてよかっ たということ。 美紀子は有効を取られたが、一本取って勝つ。 あの時の野々原の条件は、夏八木道場の看板を下ろすこと。看板を 下ろすと言うことは、もう二度と柔道を教えられないと言うこと。 野々原は、この試合にそんな価値があるのか正平に問うが、正平は、 それだけの価値がある。未来ではなく、今を生きたいのだと答える。 −− 夏八木道場は今、1つになっています。どこにも負けるわけ がありません。 大将の邦夫が激戦の末、一本を取られ、夏八木道場は、一回戦敗退。 それでも、会場は割れんばかりの拍手。 −− わたしたちの柔道は終わりました。 泣く巴。 「終わっちゃったんだよ」と巴。 「まだ、まだ」と正平。 「まだって?」と巴。 「子供達に声をかけて上げるんだ」と正平。 巴は、並んだ子供達に、「頑張ったね。すごかったよ。夏八木道場 は最高」と言う。 子供達も、「最高!」と答える。 応援席も、そして横山や薫子までもが、「最高!」と叫ぶ。 帰宅した正平は、ひびの入った夏八木道場の看板を下ろした。 その夜、正平と巴は泣いた。 翌日、幸輝と江込みは、美容室を畳み、いなくなった。 あれから一年。 巴は大学生になったが、相変わらず夏八木家の家計は苦しい。 正平は、ヒーロー役をやれるようになったと喜ぶ。 毎月、どこからかお金が振り込まれてくる。でも、まだ幸輝と笑美 子には会えない..... 巴は黒帯を取った。 轟は失敗した。 横山は事業を拡大して、クッキングスクールも開設。 薫子の恋人は外人。 望月は大学を卒業して、リフォーム会社に就職。望月も黒帯を取っ ている。 巴が黒帯を取ったことにより、『夏八木巴道場』をスタートできた。 巴は集まってきた子供達に、正平と同じく基本は受け身、と言って 指導を開始。 柔道連盟も、そろそろ夏八木道場の連盟復帰を許可してもいいと考 え始めているらしい..... −− 今日もあの時と同じ真っ青な空です。わたしはあの夏を、絶 対忘れません。最高の夏でした。 寸 評 めでたく終わりました。 最後は四方丸く収まって、という、青春&アイドル・ドラマの定番 ですね。 でも、松浦亜弥が柔道を続けているヒロインをつとめても、世間で の柔道の人気は上がらなかったようです。 正平があんなにまわりか愛されているというのは、陳情事件がなけ れば、わからないところでした。(笑) 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 配信が年を越してしまって済みませんでした。 これ以降の夏ドラマについての未配信分は、恐れ入りますが、配信はせず、 書庫へのアップとさせて頂きます。 書庫にアップしましたら、適宜お知らせいたしますので、もしよろしければ、 書庫に遊びにいらしてください。 今年もどうぞよろしくお願いします。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |