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NO.58 ホームパーティ (我が家) もうすぐクリスマスですね。 クリスマスデコレーションも完了し、 今頃はホームパーティの準備に取り掛かっている方も多いことでしょう。 私の家でも毎年この時期にささやかなパーティを開きます。 招待状はクリスマスカードを兼ねて送りますが、実は、 これは我が家の「お歳暮」でもあるのです。 といっても、お招きするのは改まって「お歳暮」を贈るようなお付き合いではなく、 古くからの友人、ご近所の親しい家族、仕事や趣味を通じて親しくなった人たち・・・、 出会った時期も場所も年齢も異なる友人、知人たちです。 そのために、毎回、男女、年齢のバランス、誰と誰が初対面になるかなどを考え、 20枚近い招待状を送ります。 日時はこちらが一方的に決めます。 都合がついて来ていただけるのはいつも15、6人ほどでしょうか。 ダイニングテーブル、その奥に座卓、次にソファセットと、ウナギの寝床のような決して広くはない居間の窓際にも予備の椅子を並べます。 入り口のダイニングテーブルにお料理と取り皿、 居間の中ほどにある私の机上をこの日は片付けて、飲み物、グラスの場所です。 お客さまにはお料理を自分で取り、好みの飲み物を持って、 座卓かソファの好きな場所に座っていただくというスタイルです。 パーティには初めて参加のお客様は、皆さんに紹介した後、 共通の話題がありそうな人のお隣をすすめしますが、 もう何年も参加して勝手知ったる友人たちが頼もしいホスト、ホステス役になってくれるのです。 一時間ほどの間に次々とゲストが訪れると、それぞれのテーブルの周りはもういっぱいになります。 お皿とグラスを持って、あちこち移動する人、お料理を取りに来て、そのままそこで話の輪に入ってしまう人、 名刺交換をしている人もいれば、窓辺の椅子で何やら話し込んでいる人たち・・・、 3つのテーブルの配置は、ひとつの大テーブルを皆で囲むのとはまた違った良さがあります。 退屈に感じてきたら、場所を変えることもできますし、その場に馴染めずにいる人を 他のテーブルに呼んだり、意気投合した人同士が窓辺の椅子を陣取り、個人的にじっくり話し込んだりという様に。 はるか昔、広さこそ違えど、外国でこのスタイルのパーティを経験してから、 ワンルームマンションの時も、2Kの借家でも、 外国の広いサロンでもずっとこのスタイルでホームパーティをしてきました。 招くほうも招かれた方も、これが一番気楽なスタイルのように思っているからです。 というわけで、我が家のパーティのメインはお料理でも、インテリアでもなく「一人一人のゲスト」です。 ゲストなくしてパーティは始まらないのですから。 今年も「クリスマスパーティ」を開けることに感謝して・・・。 NO.59 ホームパーティ(料理) ひとつのテーブルをお料理の場所にして、各自に取っていただくスタイル(ホームパーティ・我家)は、 簡単で、皆が気遣いなく、とても気に入っています。 すべてのお料理の具材は、フォークやお箸で食べやすい大きさにし、 冷めてもおいしくいただけるものを、それぞれの好みを考えて、ある程度の種類を用意するようにしています。 いつものお料理をちょっと多めに、ちょっと華やかに盛り付けるだけですが。 ポテトとソーセージのオーブン焼き 1.皮をむいて適当に切ったジャガイモを鍋でゆでる。2.茹で上がったら、少し底に汁がある状態の鍋の中で芋を潰し、塩、コショウ、洋風だしの素で味付けする。3.オーブン容器にポテトを1センチ厚に敷き、切れ目を入れたソーセージを並べる。上にポテトを重ね、それを繰り返す。 4.表面にパセリなどを散らしてオーブンで焼く。表面がフツフツとして汁気がなくなったら出来上がり。 オーブンから出したばかりのときは芋がトロトロしていますが、しばらくすると、水気を吸って程よくまとまります。 ジャガイモがとてもおいしいです。 ソーセージの代わりにベーコンや茹でたアスパラガスを入れてもおいしいです。 混ぜごはん 皮付き鶏モモ肉(豚肉でも)、ニンジン、セロリ、茄子、ピーマン、玉葱、トマト、米 1.材料を一口大に切る。鍋にサラダ油を少量入れ、鶏肉を炒める。野菜のすべてを加えてさらに炒める。 2.洗った米を加えて透き通るまで炒める。塩、コショウで調味する。3.オーブン容器に全部を入れ、スライスしたトマトをのせる。ひたひたになる位の水を入れ、固形スープを砕いて散らす。 オーブン200度位で、水分がなくなるまで。 チキンのオレンジジュース煮 1.鶏モモ肉の皮や脂身を取り除いて一口大に切り、小麦粉をつけてフライパンで焼く。2.塩、コショウで調味し、さらに焦げ目がつくまで焼く。3.玉葱を薄くスライスし、鶏肉に上にのせ、オレンジジュースをかぶるくらいまで注ぎ、刻んだパセリを散らして煮る。4.さらに、醤油、砂糖、おろし生姜を加えて好みに調味する。鶏肉に火が通る前に水気がたりなくなったら、ジュースか水を足す。 鍋ごとテーブルに出す我が家は、2の後、それ様の鍋に移して調理します。パーティの途中でちょっと温め直したりするのに便利です。 レタスと蟹のフワフワたまご 1.鍋に水を入れ、ゴマ油をたらして、ちぎったレタスを茹でる。茹で汁を少量残し、中華味の素を入れる。2. 蟹缶、または蟹かまぼこをほぐして入れ、塩、コショウで調味、片栗粉でとろみをつける。3. 卵白をといて、沸騰しているところに注ぎいれ、かき混ぜないですぐに火を止める。 4. お皿に1のレタスを敷き、3をかける。卵の白身がフワフワに仕上がります。 出来立ての熱々料理が2、3品あると、冷たい料理にメリハリがつきますね。楽しいパーティを。 NO.60 ホームパーティ(お土産) 年末年始はホームパーティに招いたり、招かれたりが最も多い時期かもしれませんね。 招待状を受け取りましたら、なるべく早くお返事をします。 出席の場合は何を持っていきましょうかとお聞きします。 この時、「気にせず手ぶらでどうぞ」などと、気遣って言われたりしますと、本当に困惑してしまうものです。 お招きする方ははっきり「○○を」と言う方が相手に対してずっと親切と言えるかもしれません。 我が家は大抵の場合、飲み物を持って行きます。 外国産の珍しいビールの時もあれば、新発売のリキュールやワインなど、訪問先の様子で異なりますが。 これらのよいところは、行った先で手を煩わせず、冷蔵庫を占領することもなく、 生ものと違って、残っても無駄にならないことです。 それに、色とりどりのラベルはテーブルを華やかにし、楽しさも増すように思っていますが。 他に子ども用に(飲酒できない人用にも)お茶なども。 食べものを持っていく場合は、他の人と重ならないように前もって知らせておくべきですね。また、冷凍冷蔵庫を必要とするものは、先方の都合もあり、なお更です。 我が家のパーティでは、残った食べ物や飲み物は、お客様がお帰りになる時、 包んでお土産に差し上げます。 電車での道中、何でもというわけにはいきませんが。 以前住んでいた小さな家でのこと、 初めて我が家のパーティに来てくださった人が、一抱えもあるほどの大きな花束をお土産にくださいました。 そこにいた人たちから一斉に歓声が上がりました。 思いがけない感激でしたが、実は本当に困ってしまったのです。 ふさわしい容器も、場所も全くなかったからです。 取り合えず、バケツに入れて、ツリーの足元に置きましたが、 結局、きちんと飾って鑑賞することができないまま、 帰る人たちへのお土産になってしまったという苦い経験があります。 お陰で、いまでは、それなりに手際よく、、場所を見つけて飾るようになりましたが。 お土産はいただくのも、差し上げるのも嬉しいもの、 コミュニケーションのひとつとして、気楽にできたらいいですね。。 もう、今年も終わりですね。 不定期な私のメールマガジンを購読していただけましたことを心より感謝いたします。 MERRY CHRISTMAS、そして、来年もまた素敵な年になりますように。 |