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タイトル:Daily Drama Express 2004/12/15 一番大切な人は誰ですか? (最終回)  2004/12/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/12/15 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 一番大切な人は誰ですか?
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 中町東子(宮沢りえ)
 松ヶ谷要(岸谷五朗)
 松ヶ谷路留(牧瀬里穂)
 坂下公也(内藤剛志)
 藤尾哲春(佐藤隆太)
 中町小南(小林涼子)
 北村逸子(吉田日出子)
脚  本 大森寿美男

あらすじ  日が暮れかけていた。
 要(岸谷五朗)は、萌子(山口紗弥加)のアパートを訪ねるが、路
留はいなかった。萌子の話では「映画でも見てくる」と 出かけたら
しい。要は、街へ急ぐ。

 東子の家。
 家に戻ってきた東子(宮沢りえ)を気遣い、小南(小林涼子)が肩
をもむ。
 「また人を好きになって。私のこと 気にしなくていいからね」
 「大変よォ、お母さん もてちゃうんだからぁ〜。その気になった
ら、日替わりよ」
 「人を好きになってるお母さんが 私は好きだよ。すっごいヘタッ
ぴで、何か かわいいよ」
 二人はまるで仲の良い姉妹のように じゃれ合う。
 「ねえ、要ちゃんさ、路留さん 取り戻せると思う?」
 「うん」
 「賭けよっか?」
 「路留さんが かわいそうになって、一緒に帰ってくる方に 
100円!」
 「本気で愛想尽かされて、どーにもならない方に 1000円!」
 「それって、お母さんの願望 入ってない?」
 「あったりめーよお! そうやすやすと 幸せになられてたまる
かー!」
 要夫婦の大きな問題を勝手にオカズにして、東子と小南は笑う。

 街の映画館。
 要がそこに着いた時、上映時間はとっくに終わっていた。要は映画
館を出て、クリスマス前の にぎやかな街を探し回る。

 実は路留(牧瀬里穂)は、まだ映画館の中にいた。要と行き違いに
なったことも知らずに映画館を後にし、要とは反対の方角に歩き出す。

 要は歩きながら、逸子(吉田日出子)のところに 電話をかけたが、
実家にも来ていないようだ。
 「あの子と 別れる気はないのね?」
 「僕には、ありません」
 そう言い切った時、道路の向こう側の歩道橋を 路留が一人 歩い
ているのを見つけた。要は ケータイを耳に当てたまま、歩道橋に向
かって駆け出す。
 「要さん、もしね あの子がどうしても別れるって時は、私が言っ
てたって、伝えてくれる? 『私はあの女を 刺すわよ』って…」

 電話を切り、要は なおも人混みをくぐりながら 走り続ける。
 途中、サラリーマンが若い少年グループに 絡まれているのに 遭
遇。職業上放っておけず、要はその騒ぎの中に 入っていく。
 「手帳 出せよぉ。手帳…」
 少年の一人が、突然 要の腹に蹴りを入れた。要は小さな叫び声を
上げて、その場に崩れる――。

 目を覚ますと、あの少年たちはおらず、代わりに警官が二人 要を
囲んでいた。被害にあったサラリーマンが、警察に通報してくれたそ
うだ。
 「実は私も…」
 警察手帳を出そうとして、要は顔色を変える。胸ポケットに入れた
はずの警察手帳が 無くなっていたのだ。

 その頃、レストランで時間をつぶしていた路留は、ケータイに留守
電が入っているのに気づく。要からだった。
 「今 どこにいるんだ。これから 会わないか? イルミネーショ
ンのクリスマスツリーのところにいる。ずっと 待ってるから」

 クリスマスツリーの下で 路留を待つ要。路留は、何とかそこまで
来たものの、どうしてもその背中に声をかけることが できないまま、
その場を立ち去る。

 翌日。日曜日。
 小南は 東子に「ナツミと出かける」と嘘をついて、神社で 西口
と会っていた。誘ったはずの西口は、神社の石段に腰掛けたまま 動
こうとしない。
 「中町って、この町に引っ越してきたんだろ? その前に住んでた
所って、生まれたところ?」
 「そう」
 「その町に 行きたい!」
 ようやく二人のデート場所が 決まった。

 「松ヶ谷さん?」
 萌子に声を掛けられて 目を覚ました要。昨晩要は 結局、この萌
子のアパートの外階段に腰掛けたまま、寝てしまったのだった。
 「今、松ヶ谷さんの背中には、未練じゃなくて 心配でたまらない
って感じが みなぎってましたよ」
 と 萌子。 路留が帰ってきたら、部屋を使ってもいいと言って、
萌子は出掛けてしまった。

 路留は、父隆夫(田村亮)の病室に泊まっていた。
 「――聞きたいことがあるの。お父さんは どうしてお母さんと離
婚しなかったの? 一番大切な人は誰だったの? 自分?」
 「そりゃ、当たり前さ。だからみんな 悩むんじゃないか。…一番
大切だったのは、路留だよ」
 隆夫は 懐かしそうに、「路留が中学生になるまでは そうだった」
と話す。
 「生々しい話さ、人を大切にするって。みっともない自分を 大事
にすることだからな。しかしな、それのない人生は 空しい…」
 隆夫は、ふうっと大きくため息をつく。
 「要くんは 偉い。そのみっともなさから 逃げてない。彼は“最
高”だ。私の“最低”を見て、そう思ってくれなくちゃ 困るよ」
 路留は「勝手なこと言わないで」と言いながら、涙ぐむ。

 アトリエ東子。
 ナツミがやってくる。
 「私と出掛けるって言ったんですか? 誰と出掛けたんだろ…」
 ナツミの困った顔を見ているうち、東子は 小南のウソに気づいて
しまう。小南は、ナツミの彼氏という男の子と 出掛けたのだ。
 ナツミを 無理やり引き止めて、東子はナツミ相手に、離婚した時
のことを話す。
 「ナツミちゃんの好きな男の子が、他の女の子を好きになったとす
るでしょ」
 「!?…小南に 聞いたんですか?」
 東子は「たとえ話よ」と 答える。
 「その男の子と、塾で会うわけよね?」
 「何か…具体的過ぎるんですけど…」
 「そうなったとしても、ナツミちゃんはナツミちゃんで いるべき
だと思う。その相手の行き先が 変わっただけなのよね? ――人生
ってねー、そんなもんよ! でも、それをネ、自分のせいだなんて 
思っちゃダメ!」
 「そんなこと 思ったことないですけど…」
 東子は「いい女〜」と言って 納得いかずにヘンな顔をしているナ
ツミを揺さぶる。

 路留が アパートに戻ってきた。
 要の傷を手当てしながら、路留はひどく冷静に、離婚なんか平気だ
と言う。
 「平気じゃないんだよ!」
 思わず 声を荒げる要。
 「望みは変わるわよ。東子さんの時だって そうだったんでしょ?」
 「東子の時とは違う! 東子と君は 違うんだ」
 「私は 結婚には向かなかったのよ。それだけのこと。あなたと
いなくても平気なの。そんな人と 夫婦でいる必要なんてないじゃ
ない?」
 要は絶句する。

 路留は床に座って、バッグにものを詰めて 萌子の部屋を出る準備
を始める。
 「結婚に向くんじゃないんだよ。相手に向くんだよ」
 「要さんにとって 東子さんと小南ちゃんは 大事な人でしょ? 
一緒にいたいと思わないの?」
 「思わない。大事に思ってるってことは、一緒にいるからとは 限
らないだろ?」
 「だったら私も…」
 「君とは 一緒にいることが大事なんだよ!」
 「私のことは 心配しなくていいのよ…」
 「心配してるから 言ってるんじゃないんだよ! 君といたいか
ら――」
 「私といっしょにいて、楽しい? ねえ、要さん。東子さんや小南
ちゃんと一緒にいる方が 嬉しいでしょ? 引き返せないから、自分
をごまかしてるだけなんでしょ? それが 苦しいんでしょ? ねえ、
違う? 私なんかと一緒にいても 面白いはずないでしょ?!」
 要は 路留を見つめる。路留の目から 涙がこぼれだす。
 「初めから 正直に言えばいいだろ? そんなことだろ、君の悩み
なんて、くだらないことだろ?」
 「くだらない?!」
 「くだらないよ!! それだけのことで離婚まで考えて。 バカだ
よ! 俺や東子や小南にも 失礼だと思わないのか? 自分にも…」
 路留は黙る。
 「結婚がそんなに面白いわけ ないだろ? 家族がそんなに面白い
わけ ないだろ? それなのに君はバカだ! 理想ばかり 追い求め
て…。けど 俺はそういう君を初めから知ってて、そういう君だから
 好きになった。だから、俺もバカだ。だから君と一緒になったんだ」
 路留の頬が涙で濡れている。
 「夕べは つらい夜を過ごしたんじゃないのか? 一人で つらく
なるなよ。君には 俺がいるんだ。そのことを忘れて つらくなるな。
一人がつらくなったら 帰って来い」
 ジャンパーを取り、立ち上がる要。
 「体に 気をつけろ」
 要は 出て行った。

 座ったままの路留だったが、突然立ち上がり、部屋を駆け出す。
 要は その足音に気づき、振り向く。
 「ごめん。ごめんね…つらくさせて」
 「やっと 気づいたかよ!!」
 要は走りより、路留を抱きしめる。
 「気づけよ、俺がつらいことぐらい すぐに気づけよ。夫婦だろう
が…」
 路留は 泣いている。
 「本当は 死ぬほど寂しかった…」
 「俺もだ」
 要も 泣いている。

 小南は 西口と一緒に、3年前まで住んでいた町を散策していた。
喫茶店、床屋、石畳の住宅街、小学校、幼稚園、要とよくあそんだ公
園…。
 「な、どうだった?この町」
 と西口。
 「少しは 懐かしかったわよ」
 「――うちの親、離婚するんだ。冬休みになったら、俺 父親につ
いて香港に行くんだ」
 小南は 驚く。
 「いつかさ、中町と一緒に歩いたことも 懐かしいと思うんだろう
な。それがあるだけで だいぶ違うよな、今後の展開が きっと」
 「何でもっと 早く言わないの」
 「共感したかったんだ、中町と」

 アトリエ東子。
 ナツミが 東子の作った真っ赤なスーツを着せてもらって 嬉々と
しているところに、母秋絵(手塚理美)が 入ってくる。
 「これ もらっちゃった」
 「だめよー。高いんでしょ?」
 驚く秋絵に「今日はスペシャルプライス。90%オフです」と東子。
加奈子(三浦理恵子)までもが訪れ、突然のバーゲンセールに 服を
とっかえひっかえしている。

 秋絵たちが帰り、東子は再びミシンに向かう。そこに 要と路留が
現れる。東子は「負けちゃったあー」と 顔をしかめる。
 二人は「すみませんでした」と頭を下げる。
 「私にいちいち 報告に来ないでよ。許可取るみたいに 来ないで
下さい!――ねえ、路留さん、ほんとにいいの?こんな人と より戻
して いいの? せっかく逃げたんじゃない?逃げ切ってよー。しつ
こいわよ、この人。ほら、警察で鍛えてるから…」
 「しょうがない人だけど、逃げずにがんばってみます」と 路留。
 「そ、じゃ、ごしゅーしょーさま! じゃ、かいさーん!!」
 東子はそう言って、再びミシンに向かう。
 「そ・れ・と・もー、私にまだ 未練でもあるの?」
 「東子、お前は本当にいい女だ」
 「は?」
 「お前と出会えて 本当によかった。改めて思う。――ついでに、
お前と別れて本当によかった」
 「私も あなたと別れてよかった」

 そこに 藤尾(佐藤隆太)が飛び込んでくる。
 「主任! 主任、何やってんですか?! ……!修羅場っ!!?」
 と大声で言う藤尾。
 「それより、どーすんですかっ!?…」
 藤尾の言葉に、路留が不思議そうに 要を見る。
 「実はな、もしかしたら 警察 クビになるかも知れない…。警察
手帳失くしちゃって…」
 「バカ」
 とつぶやく東子。

 夕方になって、神社に戻ってきた 小南と西口。別れ際、「忘れな
いよ」と西口は言う。
 神社の鳥居をくぐり 道路に出てきた小南だったが、急にくるっと
きびすを返すと、ずっと小南を見送って立っていた西口に 飛びつい
ていく。
 「いい男になってよね。そしたらまた 会ってあげる」
 「分かった」
 「私をがっかりさせないでね」
 小南は、逃げるように神社を後にする。だが その顔は、晴れ晴れ
としていた。
 要と路留は、この様子を一部始終見ていた。要は 小南を追いかけ
ようとする。
 「放っとけるか! あいつには、東子の血が流れてるんだぞ!」
 路留は、そんな要を笑いながら 引き止める。

 家に帰ってきた 要と路留。テーブルの上に あの離婚届けがのっ
ている。
 「これ、どうする?」
 「せっかくだから、とっとこうか? また書くの、イヤだし」
 と路留は笑う。
 よく見ると、何か違う字が書いてある。
 『もう二度と 書いてやらんぞー! 覚えておけー!』
 東子の走り書きだった。要と路留は 苦笑い。

 その夜。坂下(内藤剛志)が東子を訪ねてきた。
 「では、東子の新しい仕事の成功を祝って」
 二人は シャンパンで乾杯する。
 「やっと 私生活のほうも落ち着いたみたいだな。別れた亭主に 
恋するのも 楽じゃないか?」
 「恋じゃ ないわよ」
 「じゃ、未練か?」
 「別れ話。何でさ、こんなめんどくさいんだろうね。夫婦なんてさ、
もともとアカの他人なのに」
 「だからだろうな。――東子は いい結婚をしたんだよ」
 「もう、こりごりだけどね」
 「あんなもんで懲りちゃ、いかん!」

 翌日。警察署。手帳が見つかった。
 「これが悪用されていたら、君の進退だけでは済まなかったよ」
 と署長が言うのに 頭を下げる要。木幡が 拾ってくれたそうだ。
 「君に、辞令が出ている。八丈島だ。駐在所に欠員が出てね…」
 要ははっとして、以前 小南と八丈島に行った時、たまたま再会し
た先輩の倉内(不破万作)のことを 思い出していた。『駐在に欠員
が出た』ということはつまり、倉内が駐在所勤務の条件を失ったとい
うこと――つまり、妻を亡くしたということだった…。 

 雨の中を 一人歩く要。そこに 木幡(鶴見辰吾)が 車中から声
を掛ける。
 「八丈島だって? とうとう 島流しか」
 「どうにかクビだけはつながったよ。ありがとう」
 「よかったじゃないか。これで 今のカミサンと 気兼ねなく暮ら
せるだろう?」
 「あいつにも仕事があるからな。ついてきてくれるかどうか…」
 「駐在は 一人じゃダメだろうが! そうなったら本当にクビだぞ。
…ま、島で達者に暮らせ。定年まで 釣りでもしてろよ」
 木幡の口は悪いが、決して悪気はない。そういうことの言える間柄
だ。
 「カミサン、大事にしろよ」
 「お前にだけは 言われたくねえなあ」
 と 木幡は笑って 去っていった。

 東子は今日も ミシンに向かう。
 要がこの店に 初めて来た時、このカップにコーヒーを入れてくれ
た…と、東子は懐かしく 思い出しながら、コーヒーを口に含む――
と、ドアのところに要が立っていた! 東子は「急に立ってないで
よ!」と たじろぐ。
 「今日が最後だ、そこの交番は」
 「そ。元気でね」
 「東子も」
 「だから、いちいち来なくっていいっつーの!」
 「ありがとう」
 「…別れてくれて?」
 「東子でいてくれて」
 「バーカ。――ね、最後に、キスでもしてみる?」
 「小南のことは よろしく頼む」
 「ねーえー、最後に、寝てみる?」
 「困ったことがあったら、いつでも言ってくれ。出来ることは何で
もやる」
 「ねえ…」
 「とにかく 元気でいてくれ」
 ピシャリ! 東子は 要の頬を思い切り叩いた。
 「最後に思いっきり 修羅場演じちゃった。もう、思い残すこと、
ない」
 東子の大きな瞳が きらきら光り、涙が溢れ出す。
 「さよなら」
 東子の上ずった声に、「さよなら、東子」と 要は答える。要の目
からも、涙がこぼれている。
 東子は、早く帰れ、と言うかのように、無言で手を振ってみせる。
 それに答えて、要は店を出て行った。もう二度と くることは な
い。

 こらえきれず、要も泣いていた。東子が泣いているのが、外にまで
聞こえてくる。要は 深く帽子をかぶりなおし、路地を後にする。

 東子はひとしきり泣いた後、すっきりしたように微笑んで、鼻をか
み 涙をぬぐい、また ミシンに向かう。

 要が 最後の勤務を終えて 家に戻ってくると、丁度 路留があの
招き猫の貯金箱を 叩き割ったところだった。
 「どうした?」
 「要さん、これで行けるよ! 八丈島まで!」

 ――島での生活が始まった。潮風を受けながら、自転車で巡回に回
る要。
 黄八丈の洋服を着た、若い女性がバスを降りるのを見かけた要は、
すぐに あの女性と直感、工房へ案内する。
 工房に着くと、たまたま初老の女性が出てきた。若い女性は、その
人に向かって 駆け出す。
 「お母さん!」
 「…来てくれた?…」
 親子の再会を見届け、満足した要は、また自転車を駆り 坂を滑り
降りていく。

 一方、歩けるようにまで回復した隆夫の病室のテーブルに、一枚の
書類が。それは 離婚届。隆夫は あきらめたように、ため息をつく。

 八丈島に降り立った逸子。タクシーの運転手に「駐在所まで」と言
うその顔は きらきら輝いていた。

 「東子さん、今 一番大切な人は 誰ですか?」
 ホームページの画像に向かって 路留が語りかける。
 「そんなこと 考えちゃいられませんよね? きっと 東子さんは。
――私も早く そうなりたい」
 要が 巡回から帰ってくる。
 「ただいま」

 海を見下ろす 駐在所。堤防に二人は並んで腰掛け、何やら 話し
出す。どこまでも続く海。水面がきらきら輝いている。


寸  評  何もかもうまく収まって、めでたしめでたし、という感じでした。
八丈島と島の駐在所勤務の倉内の伏線が、ここで効いてきて、辞令の
シーンでは なるほどねーと うなってしまいました。
 でもやっぱり 東子はかわいそう。ナツミを慰めているシーンは結
局、自分自身にカツを入れていたのですね。最後にミシンに向かうシ
ーンは かわいそうだったけれど、とても素敵でした。そんな風に 
生きていけたらと思います。
 翻って 私の「一番大切な人」は誰なんだろ。自分以外と言われる
と、本当に困ります。夫も大切だし、子ども3人は 順番が付けられ
ないし…。隆夫が言ってましたが「だから悩む」んですね。順番なん
か付けられないのですね。
 話は変わりますが、このドラマの主題歌を歌っていた「ポルノ…」
のボーカル男性の 歌い方がすっごく好きです。音が絶対はずれない
ので 聞いていて安定感があって とても気持ちがいいのです。
 例えば、W辺M里さんなんかだと 長く伸ばす音がものすごーく下
がってしまったり上ずったりするので、がっかりすることもあるので
す(ごめんね、ファンの人)。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最初の頃、録画に失敗して大変ご迷惑をおかけしました。編集長様、本当に
ありがとうございました。何とか 最終話までたどり着けて、よかったです。
 仕事や家事との兼ね合いもあり、多少遅れたときもありましたが、最後まで
書けて 今はほっとしています。読んでくださった皆様、ありがとうございま
した。(三森)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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