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===================================================== 発行部数 18 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/11/08 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 0. お詫び ---------------------------------------------------------------------- 第6回のあらすじを第5回として配信してしまいました。 このあらすじが第5回です。 間違えて配信してしまいましたことを深くお詫び申し上げます。(ドラマ研 究会編集部) ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル ラストクリスマス 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 春木健次(織田裕二) 青井由季(矢田亜希子) 日垣直哉(玉木宏) 葉山達平(森山未來) 藤沢律子(片瀬那奈) 高瀬彩香(MEGUMI) 須藤恭子(田丸麻紀) 柴田幸子(りょう) 新谷伍郎(伊原剛志) 脚 本 坂元裕二 あらすじ 第五話 「輝くキス」 クリスマスツリーの飾られらたレストランで食事をしながら軽井沢 スキー場リニューアルオープンについてのミーティングをする春木た ち。 春木が説明をしているが、何かと追加説明をする新谷。 ハートスポーツで領収書をもらう春木。 携帯がなる。幸子からの電話。 「仲良くしてるよー。ケンにいには感謝してる。面白いよねー、ケ ンにいと由季ちゃん。ねー由季ちゃんのこと好きなんじゃないの?も しもーし、聞いてる?」 春木と由季、目があってドギマギしている。 *------------------------------------------------------------* タイトル『ラストクリスマス』 *------------------------------------------------------------* 昼間のスキー場。草で青々としている。バックでは雪を作っている 機械。 現場スタッフと打ち合わせをするハートスポーツスタッフたち。 春木と由季、一緒にリフトに乗るが、ぎこちない。 リフトで上に上がっていく。 春木「好きなんじゃないの?」 由季「(怪訝そうに)ハイ?」 春木「山だね」 由季「山ですね」 春木「山っていいね?」 由季はレディースの頃、この山に良く来ていた話をする。 春木「山ってさー」 由季「まだ山の話するんですか?」 由季「気にしないで下さい、この間のこと」 春木「いやー、別に気にしてない」 由季「別に誰でも良かったんです」 春木「わかってる」 揺れるリフトに春木は「コーフンしてるんじゃない?」というが、 由季は「美女がここにいるからじゃない?」と答える。 どこどこどこ…?と探す春木とここここここ…という由季。 お互いに「揺らしてる」「コーフンしてる」と言い合う。まるでじ ゃれあってるようだ。 *------------------------------------------------------------* 和室の宴会場。デュエットしている葉山と彩香。 春木のところに来て、「どの部屋に集まって怖い話する?」と一人 でもり上がる新谷。 *------------------------------------------------------------* 夜の庭(和風)。 大学時代の傷心旅行の話をする日垣。 砂の入った赤い缶を律子に見せる日垣。 「結婚しよう」という日垣。無言の律子。 「返事はすぐじゃなくていいよ。答えが出たらこの指輪をはめてき て欲しい」と言う。 物を投げる日垣。 *------------------------------------------------------------* それが温泉に入っている葉山の横に落ちる。 葉山の横に彩香が入ってくる。 新谷を落とす作戦について話す彩香。新谷と自分にとって、特別な、 ロマンティックな夜の演出が必要だという。 彩香「打ち合わせ用に持ってきた備品、頼んだわよー!」 木の上でカメラを仕込む葉山。 新谷と二人で歩いてくる彩香。 わざと転んで新谷とキスしようとする彩香。 そこへ新谷を探して男性社員がやってくる。「専務が至急連絡する ように…」 それを見てホッとする葉山。 *------------------------------------------------------------* 卓球をする春木と由季。ボールを打ち合いながらしゃべっている。 春木に、抱き合った仲、という由季。 由季「たいていの男は落ちたのに…」 春木「第一オレ落として何かメリットあるわけ?」 由季「ないし…」 もう男にメリットを求めるのは辞めた、という由季。まだ契約社員 だった頃、秘書室に入った時のことを話す。秘書たちに憧れを感じ、 私もあんな風になりたい、と。 春木「なったじゃん!」 由季「でも恋も頑張って…イエローナイフでオーロラ見たいし…い つか事業部や広報で自分の力を試したい」 春木「オレも見るよ、青井のお金で…」 由季「でも、私が男作って出てったら寂しいでしょ?」 虚をつかれた感じの春木。 由季「あの部屋で春木さんに出会わなかったら今でも5股とかして た女だった。春木さんはありませんか?私が隣に引っ越して、良かっ たこと」 ボールが夜の闇に消える。 外を見て、 春木「「あっ!」 外には新谷がいる。 新谷「何だ、春木、おまえもか?ここから女湯、のぞけるんだよ。 さすが、おまえの仕切りだよな」 春木「大人になってやるなよ」 *------------------------------------------------------------* オフィス。 春木が入ってくる。 葉山、慌てて寄ってくる。 葉山「センパイ…ちょっといいですか?今日、青井さんに会いまし た?変な噂がでまわってるんですよー、青井さんのことで…」 紙を見せる葉山。 *------------------------------------------------------------* 由季、新谷、喫茶店での引先との打ち合わせを済ませて立ち上がる。 新谷、少し離れた席に向かって「仁美ちゃん?」 新谷が由季に説明する。「健次の元婚約者」 笑顔の白川仁美(桜井幸子)。近づいて早速オヤジギャクをとばす 新谷に 仁美、「センパイ、相変わらず寒いですよねー」 新谷「おだてるなよ」 *------------------------------------------------------------* 葉山の持つ紙には由季の誹謗中傷が書かれている。 5股女、元レディース等。 *------------------------------------------------------------* 車で戻ってくる由季と新谷。 由季を見る周囲の視線が冷たい。異変に気づく由季。 春木のいるオフィスに入ってくる由季。 春木は電話をしている。葉山も少しよそよそしい。 部屋を出て行く由季を追う春木。 ニヤニヤする由季。 由季「あの人に会いましたよー、白川仁美さん。きれいな人ですね ー」 春木「おまえ、自分がどういう状況かわかってるのか?」 少し離れたところに女性社員がやってくる。 女性社員「青井さん、新谷取締役が呼んでます」 由季を追おうとする春木。しかし葉山から軽井沢から電話がきたと 呼ばれる。 *------------------------------------------------------------* 新谷取締役の部屋。由季の前に新谷が座っている。 新谷「困ったことになったなー。明日は森山君に同行してもらう。 今後のことは決まり次第、連絡する」 新谷取締役の部屋での春木と新谷。 新谷「秘書室に置いておくのは難しい。本社にいるのも無理だ。ど こか、地方の工場とか…」 春木「彼女はこんな女、という女じゃないよ」 新谷「こんな女かどうかより、こんなものが出回ること自体が問題 なんだ。それに誰より辛いのは本人だろ」 *------------------------------------------------------------* 廊下で由季にかけよって心配する彩香。 しかしそばにいた男性は「一緒にいたら、君まで疑われるよ」と冷 たい。 *------------------------------------------------------------* 会社のロビー。 転ぶ由季。鞄の中身が外にぶちまけられる。拾う由季。さりげなく 手伝う春木。「なーんだ、春木が5股の一人だったのか…」という通 りすがりの男の声が聞こえる。 由季「私に近づかない方がいいですよ」 由季に手を差し伸べる春木。 涙を浮かべ、ヒールの折れたベージュの靴で一人で歩いていく由季。 無言で付き添っていく春木。 *------------------------------------------------------------* 夜。ベランダでビールを飲む由季。キッチンでパスタを作る春木。 由季、ビールを一気飲みし、「あ〜、うまい!」 春木「相変わらずうまそうに飲むよな。明日、オレと一緒に説明に 行こう!このままじゃ地方の営業所に異動になって…」 由季「なりませんよ。私、会社辞めます。シャンパンの泡ははじけ ました」 春木「それでいいのか?このまま戻ったら、何のために今まで頑張 ってきたんだよ。君には事情もあったし…」 由季「同情ですか?」 春木「それで残れるんだったら…。諦めるなよ…」 すっかり会社を辞める気でいる由季に、「会社へ行くんだ!」と繰 り返す春木。 由季「あんなもの会社にバラまかれて、どういう顔して行けってい うんですか?」 春木「でも行くんだ!」 反応のない由季に、春木、静かな決意を込めて、 春木「(毅然と)オレが守る」 春木「オレだってあるよ…青井が隣に来て良かったこと。氷はとか されるわ、徹夜明けにシャワーは借りられるわ、ゴキブリは出るわ、 ロクなことないよ。でも…でも楽しかった。青井と一緒にいると元気 が出た。だから、オマエにいなくなって欲しくない。いなくなってく れたらオレが困るんだ何があってもオレがオマエを守るから」 由季「それって、告白ですかー。春木さん、騙されてる。罠にかか ってる」 由季「私だって悔しいよ。悔しいに決まってます。私が悔しいのは …春木さんを裏切っちゃったことです。ごめんね」 *------------------------------------------------------------* 翌日。秘書室で仕事の引継ぎをする由季と森山(坂下千里子)。 春木が来て新谷のスケジュールを聞くと、森山が用意する。 春木は由季の様子が気になって仕方がない。 *------------------------------------------------------------* レストランでの春木と澤口Dr. 澤口「だから言わんこっちゃない。私は会社に入るのなんてよしな さいって言ったんです。あのコ、向いてないでしょ」 由季が会社に入った理由を知っているか、と春木に聞く澤口Dr. 憧れとかじゃないかと答える春木に、澤口は、それもあるが、大き な会社は自分がいなくなった後も代わりがすぐに見つかるから、と由 季が考えたからだという。小さな会社などだと迷惑がかかるから、と。 澤口「彼女がいなくなるって、おわかりでしょ?」 *------------------------------------------------------------* 新谷取締役の部屋。 新谷に面会する春木。 新谷「しょうがないだろ、オレにも立場があるんだ」 新谷に何か出す春木。 新谷「健次、オマエ」 *------------------------------------------------------------* 由季の部屋。地図のフラッグを外す由季。 携帯がなる。 *------------------------------------------------------------* 新谷取締役の部屋。 由季「お気持ちは嬉しいのですが…」 新谷「命令だ」 由季「辞表も出しましたし」 新谷「辞表かぁ」 立つ上がって立ち去ろうとする由季に、 新谷「健次には口止めされてたんだけど、オレ、口が軽いからペラ ペラしゃべっちゃう」 一通の退職願を見せる新谷。それは春木のものだった。 新谷「今度問題が起こったら自分が責任とるから今回の処分は、っ て…。あいつさぁ、こうも言ってたよ」 新谷の回想シーン。 春木「オレさぁ、青井に教えてやりたいんだ。アイツの代わりはど こにもいないんだってこと。アイツがいなくなったら困る人間がいる ってこと。」 新谷「オマエらはマイナス思考だから」 「マイナス×マイナスはプラスだったね」言い続ける新谷。 部屋を出て行く由季。 涙を浮かべる由季。 *------------------------------------------------------------* 春木のオフィスに来るが春木はいない。 春木を探す由季、ビルの出入口に来るが、春木はタクシーに乗って 出かけてしまったところだった。 見送りの葉山がいる。 由季「春木さんは?」 葉山「出張です。この前のスキー場に。しばらく戻ってこないです よー」 *------------------------------------------------------------* 葉山「恭子ちゃん?」 恭子「終わった?行きましょ?」 エレベーターから降りてくる彩香。 葉山「高瀬さん…どこ行くんですか…」 無言で去っていく彩香。 恭子「どうしたの?」 葉山、無言で立ちつくしている。 *------------------------------------------------------------* 新谷の広々とした部屋。 インターホンがなり、ドアの穴から外を見る新谷。いるのは葉山だ。 新谷「何だ、おまえか、これから重要な客が来るんだよ」 葉山「そのことに関して重要な情報を。前の会社じゃ、ラブテロリ ストなんて言われてたんですよ」 新谷「それがどうした?過去は過去。それを教えてくれた奴がいる んだ」 なおも食い下がろうとする葉山に、新谷、「もういいよ」 マンションの出入口。 葉山がいる。そこへ来る彩香。 彩香「ちょっとアンタ、こんなところで何やってんの?」 葉山「ダメだ、行っちゃダメだ」 彩香「アタシたちの関係、恭子ちゃんに言っちゃっていいわけ?」 葉山「いいよ、言いふらせよ、オレがすきなのは恭子ちゃんじゃな い、アンタだ。高瀬さん、きっかけはあんなだったけど、もう一度、 もう一度オレと」 彩香「(クールに)ケタが1つ足りないわ」 葉山「えっ」 彩香「私に告白するにはね、アンタには1つケタが足りないの」 *------------------------------------------------------------* 指輪をする律子。エアメールを手にする律子。 こっそり入ってくる日垣。 *------------------------------------------------------------* 帰ってきた由季。ドアには白い紙袋がぶら下げてある。 ヒールが修理されたベージュの靴が入っている。 春木の部屋のドアを見る由季。 *------------------------------------------------------------* 翌朝。 ハメ殺しのドアを叩く由季。反応はない。 *------------------------------------------------------------* ベージュの靴で仕事をする由季。 元の態度の同僚達。 春木の予定を見る由季。 携帯で春木の電話を探すが、幸子に電話する由季。 *------------------------------------------------------------* 貴子の病室。ベッドの上に貴子、病室に由季、幸子がいる。 貴子、手編みを見せて、 貴子「今日ね、健次の誕生日なの」 由季「あのー、もし良かったら、それ、届けにいってきます」 由季、幸子の車の運転席に乗っている。 外にいる幸子に向かって、由季「お借りします」 幸子「でも由季ちゃん、運転できんの?」 エンジンをかけ、車をかっとばす由季。靴を脱いでストッキングの 足元。 社内で、幸子のDJが流れる。 幸子「実は今日、私の大切な友達の誕生日でした。彼のもとに走っ ている女性がいます。でも、多分、そうなんじゃないかなーと私は睨 んでる。ねえ、聞いてる?あなたたち2人の間にあるのは恋ですよ!」 山道をかっとばす由季。 *------------------------------------------------------------* 山小屋での打ち合わせを終えて帰ろうとする春木。 *------------------------------------------------------------* かっとばす由季。 時計は11:50。「攻めてみますか…!」わき道をとばしていく 由季。 *------------------------------------------------------------* 山小屋の外で。 春木「サイコーのオープンになりそうです。頑張りましょう!」 送りましょう、というスタッフに、歩いて帰る、という春木。 幸子の車が止まっている。近づく春木。 由季「ドロボー!」懐中電灯に照らされる春木。 由季「あっ!」 春木「何でここにいんの!」 車に走る由季。車の中からセーターを出し、春木に渡す。 由季「これ、春木さんのお母さんから」 春木「こんなもの届けに来たの?」 由季「そんな言い方ないでしょ。せっかくお母さんが…」 春木「こんな薄着して…。使えばよかったのに」 由季「汚れると思って」 由季「携帯、私の携帯に電話してみて」 春木、電話をしようと番号を探す。 由季「私たち、携帯の番号、教えたことなかったの」 春木「気づかなかった」 由季「あんまり近くにいたから」 由季「春木さん、ありがとう」 春木「えっ、あー」 由季「違います。好きになってくれて」 意外、といった顔の春木。 春木「ちょ、ちょっと待った」 春木「オレ、言ってないから」 由季「この期に及んで…」 歩いていく由季。 由季「私はあなたに会いたくてここまで来たのにー」 スイッチを踏む由季。木に巻きつけられたイルミネーションが光る。 春木「これって、うちの備品じゃー」 由季「ハッピー、ハッピーバースデー!」 春木「えっ?」 由季「ハッピーバースデー、ケンジ!」 由季「間に合った〜、ウフ」 春木「ありがとう」 由季「ごめんね、手ぶらで。春木さんにはいろんなものもらったか ら、何かしたかったけど、私、何も持ってないし、気づいたのもちょ っと前で…」 春木「プレゼントはもうもらったよ」 春木「オーロラ行きのチケット」 由季「だってそれは先に恋が実った方が…」 春木「(笑って)2人で行こう!2人で…オーロラ見に行こう!」 由季「ハイ…」 笑顔の2人。ボタンを踏む春木。真っ暗になる。もう一度電気をつ ける由季。 美しいイルミネーションが再びきらめく。 キスを要求する由季。 笑う春木。イルミネーションに照らされ、輝くキス。 春木「いっせいのっで、押すんだよー」 由季「いっせいのっせー」 春木「何で“せー”ってつけんだよー」 (第6話へ) 寸 評 「もうくっついちゃいましたか〜」「これからどうすんのよ〜」 というのが最初の素直な反応。でも予告を見ていると来週は仁美が 2人の間をかき回しそうですね。 葉山君の告白は、思いっきりストレート。いやあ、よく頑張りまし た。 しかし葉山君の熱烈な告白にもクールな反応の彩香。家族を食べさ せていかなくちゃいけない、という現実が一見冷たいとも思えるクー ルな選択を彼女にさせてるのかな。 いつもはオヤジギャク連発の困ったオヤジの新谷も、「オレ、口が 軽いからペラペラしゃべっちゃう」と、今回は決める時には決めると いう男らしさを今回は感じさせましたね。 前にも書きましたが、今後、春木のお母さんはどこでどう絡んでく るのか? 執 筆 者 増井() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 新谷の、「オレ、口が軽いからペラペラしゃべっちゃう」。 実生活でも応用できればいいだろうなあ、なんて思いましたね。「真面目に 見せてないと、アラ探しされそう」な雰囲気の会社(“成果主義”なんて結局 こんなもんですよね?)なんで、目立たず、地味ぃ―にしてる私からすれば、 普段ヘラヘラしていて、それを逆手にとって決め時に決められる今回の新谷の キャラはうらやましい限りでした。(増井) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |