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============================================================ [[ e p - u p d a t e s ]] edition: 13-Nov-2004 ============================================================ こんばんは。 発行人しております、shi でございます。 ご無沙汰してしまいました。 見事に3週間ですか。。。忘れてませんよね? このところはもはやぼろぼろで何も出来ない状況でした。 やっと復活という感じなのですが。。。 というのは、後に回すとして、 ちょうどさっき、みすけがいいことを言ってくれたので載せてみました。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [あまってなあに?] みすけが、こう質問した。 「あま?あめとかじゃなくって?」 「うん、ひらがなで『あま』。」 「どこで出てきたの?」 「落語の本を読んでて、「そのことをくいて『あま』になりました。」って。」 ちゃんと古典を読んで覚えている証拠だ。 なんか嬉しい気持ちだ。 とはいえ、このまま落語家になられてもなぁ。。。 http://www.emichanproduction.com/ -> "Word of the day" <<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> しかし、小学校に入ってから、彼女のしゃべりは 段々マシンガンになってきていて、本当に 「誰に似たんだろう」 と思ってました。そしたら、過日菊屋に訪れた、義母の叔父が みすけをみて 「義母の幼い頃のしゃべりにそっくりじゃないか」 。。。だから音感もなのか??? さて、先週のレビューのご紹介です。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [実践・交渉のセオリー / 高杉 尚孝] http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414011150X/kikuyaasakusa-22 私は口は多少は動く方だと自分で思っている(いや、本当は寡黙な方だと:-)が いざ交渉の場に立つとうまく行ってないような気がしてならない時が多い。 ということでふと手を伸ばしたのが3年前。 「投資額 = 1,000円」 という帯のキャッチフレーズも魅力的だった(笑) さて、内容はというと、NHKらしく、スキットを見ながらのケーススタディという、 すごく解りやすい流れだけに、その瞬間は解ったような気がしてしまうんですよね。 しかも、13のツールをバラバラに提示してくれるのでそれぞれについて 「ふーん、なるほどねぇ。」 と感心してしまうのですが、最後にある実践編で出てくるコンボ技というか あわせ技になった時に、解説があるからふーん、と思うものの、実生活では 本当にそう見抜けるの??? というくらいの細かさと言うか。。。とはいえ、実際には知ってちゃんと 見抜けないと駄目なんでしょうねぇ(笑) で、実際ですが、よくやりますよ。Good Cop, Bad Cop。 権限のない状況なんかだと却ってやりやすいんですよね。 悲しい中間管理職の悲しい運命を相手に感じさせる、というのが(苦笑) 交渉術って思うんですけどこういうスキルを片手に、幾度となくそういう 場面に意識して挑んでいくという経験がもう片手に必要な気がするのですが、 問題は、 「会社と会社の交渉だ」 という場面でなく、スキットにもあるような、日常生活で買い物をする時や、 家族と何か検討する時とかいろいろあるはずで、その機会をそういうものだと 「意識して」挑む、というか楽しんで結果を出すと言うプロセスを繰り返して いかないといけないんじゃないかなぁ。。。なんて思ったりしました。 http://www.emichanproduction.com/ -> "Book Review" <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ということで、きっと私はいいネゴシエーターにはなれないようにも 思えているのですが、それは今後の努力次第でしょうか。。。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [お金について思うあれこれ : 持つべきか、借りるべきか] 人生でもう一つの大きな買い物、と言えば、「マイホーム」でしょう。 生命保険と違って、毎月少しずつ財布から気がつかないうちにこぼれ落ちていくように 支払っている訳でなく、その購入代金の一部でしかない、頭金を払うことすらそれこそ 「清水の舞台から飛び降りる」 くらいの、えいや!という思い切りが必要になる。しかも、 - 物件を選ぶ だけでなく、 - 買う時に使うローンを選ぶ 必要もあって、なかなか簡単には決めきれない。しかも、夢のマイホームともなれば 希望もかなり大きくふくれあがるので、そう簡単には妥協も出来ないので始末が悪い。 しかも、最近では 「家は買う物ではなく借りるもの」 と、10年近く前とは全く反対のことを世の中の知識人たちは云い始めている。 さて、本当だろうか。今回は、買うメリットとデメリット、借りるメリットとデメリットについて 考えてみたい。 さて、買うにしても借りるにしても、自分の生活にとって利便性の高いところと 懐具合と(もしかするとご両親などの外的要因と)の妥協点で物件が決まることが大きい。 ので、その意味では借りることも買うことも(物件がありさえすれば)あまり大差はない。 言い換えれば、買っても借りても、使うということには違いはないことになる。 そう考えると問題は、マイホームを「持つ」ことと「持たずに借りる」ことの違いに 終始することになる。 さて、よく一般には 「持たずに借りるほうがキャッシュフロー的には有利」 と云われています。言い換えれば、 借りて住んだほうが家賃と敷金の方ががローンの支払いや維持費より低いというのですが、 本当でしょうか。もし、借りているマンションのオーナーがローンを組んで 購入しているとしたら、そのオーナーは、よほどあなたに経済支援をしたいと思わない限り そのローンの支払いと維持費は当然家賃でまかなえるように設定するのが普通でしょう。 とはいえ、持たないことの最大のメリットは、その物件に付随するリスクを負う必要がない、 ということです。部屋の一部が壊れたらオーナーに頼んで直せばいいし、使っているうちに 物件の価値を向上するようなものをつければ、退去する時に買い取ってもらうことも出来ますし、 物件を持つことで負うべき責任や固定資産税などの義務はないですし、何よりも、 物件に飽きたらよそに行ける ということです。 物件に縛られず、維持する義務を負わず、使うことのメリットを享受する、 これが借りることのメリットと言えるでしょうし、言い換えると、 これは持った場合のデメリットでしょう。物件を所有する以上、その物件から 生じる事故、例えば、あなたのマイホームの壁がどういう訳かいきなり崩れて 通りすがりの人に倒れてきてけがをさせてしまった時、の責任は、仮にあなたが悪くなく、 わざとでなくとも、あなたに責任を問われることだってありえます。 また、そのリスクをカバーする為に、物件の維持にはコストがかかります。 ついでに、土地や建物は持った瞬間に支払う登録免許税や、持っている限りにおいて支払う 固定資産税など様々な形での納税義務を負わされるのです。まとめて言うならば、 もしあなたがその物件をローンで買ったとしたら、毎月ローンの支払いに追われ、 四半期ごとには納税して、また月々積み立てて将来の修繕や自分の手に負えない事故に 備えて貯蓄をしたり保険に入っておく必要があるわけです。 そう考えると、コストばかりかかる持ち家というのはメリットがないように思えてきます。 しかも、国内に土地を持っていると、必ず帰ってくると国にも見なされてしまい、PT (Perpetual Traveller) のような生活は出来ず、海外滞在中に非居住者としての比較的納税義務の軽い課税メリットを取ることも出来なくなります。 それよりも何よりも、一度買うと引っ越しがし辛くなる、という人によってはデメリットが出てきます。 しかし、本当にデメリットが先行するのでしょうか。 例えば持つ為にローンを組むことがほとんどだと思います。 その際には最近では固定金利や変動金利といった完済までの間の利息負担に対する選択肢や 頭金の金額調整といった、物件に対する貸し出し上限に対する選択肢、 自由繰り上げ返済の導入といった返済方法に対する選択肢すらあります。 これらのローンを導入して購入することは一般的ではあれ、よくよく考えてみると、 少ない手持ち資金で不動産を取得する、という点ではレバレッジを効かせた不動産への投資 と変わらない、と見ることが出来るのです。企業も同じことをします。マイホームの欲しい 個人との違いは買った不動産から収益を上げることでリターンを得るか、単に使うだけかの 違いなのです。 不動産への投資という観点で見た場合に、マイホームの取得という個人の場合、 その結果に何が得られるかと言うと、売却寺の不動産価格の上昇から得られる キャピタルゲインです。もちろん、不動産価格が下落した場合には頭金とローンで 支払った元金相当額の合計金額より不動産の売却価格(正確に言うならば、売却価格から ローンの元本残高を控除した額)が低いことだってありえます。 しかし、これは不動産への投資と考えれば当然あり得るリスクなのです。 さて、この考え方を押し進めるならば、マイホームとして手に入れた不動産に もし飽きたり、生活環境の変化により引っ越しを余儀なくされる場合には 二通りの選択肢があります。 - 貸して不動産の運用益を取りにいく - 売って、また買うか借りるか考える 後者の場合、不動産価格の上昇が見込めるならばいいでしょうし、 仮に買い替えるというオプションが取れるのならば、売却損はうまく行けば その年の節税アイテムとして使うことも出来るでしょうから、まんざら悪くはないでしょう。 前者の場合は、その瞬間は借りているローンと、周辺の家賃との兼ね合いでしょう。 しかも、たいていの場合、一旦貸すと2年だけはその家賃が固定して、次の2年には 見直しを要求されることもあり、その時点でもし周辺の家賃との兼ね合いがあるから ローンの支払い利息よりも値段を下げざるを得ない、ということはあります。 最悪店子さんが見つからず、賃料収入すら入らないことだってあるのです。 しかし、それも要は動産の価格リスクであって、投資をしていると考える以上 念頭に入れざるを得ないでしょう。実際、不動産の投資をする場合には、 リターンとして最低 5%は欲しいと言われています。それはこのようなリスクを ヘッジしたいから、ということもあるからでしょう。 しかし、リスクがあるということは、例えば周辺に電車が通るなどのイベントが あれば家賃も上げて収益を増やすことも出来るのですから、その点は要は投資、 と割り切るしかないでしょう。 そうなのです。ローンを使ってマイホームを買うことというのは、実は不動産投資を しているのとあまり代わりがない、と見ることが出来るのです。 みんな、それを知ってか知らずか解りませんが、夢のマイホームの購入を目指します。 賃貸で住んで、物を持たない以上、そんな収益の機会はないですよね。 そう考えてみた時に、一時期所々で言われていたことですが。 - 家を買う時に、その周辺で賃貸に出した場合の家賃と月々の支払いのローンとを比較する - ローン自体も自分の返済余力や、賃貸に出した場合の想定収益に見合った支払いの出来るものを選ぶ - 物件の周辺や物件の管理など、価格のファクターになりそうなことを調べる ことで、これらのリスクを多少ヘッジすることが出来るでしょう。 さて、リスクを負わず、プレミアムを払って賃貸しますか? リスクを取って自分のバランスシートを大きくしたいですか? http://www.emichanproduction.com/ -> "Finance" <<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> と、考えた時に、既に「買っちゃった」人たちのヘッジってどうするんでしょうねぇ。 買った家を貸して賃貸に住む、というところですかねぇ。。。 売ってしまって収支を決着させるですかねぇ。。。 少し悩んでみますかね。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [Pandemonium / Killing Joke] http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000024D26/kikuyaasakusa-22 Killing Joke は 1970年の終わりからのキャリアのあるバンドですが、 それまでに当然分裂してメンバーが入れ替わったりしていたようですが、 この 1994年のアルバムに関して言えば、1992年のベスト盤の作成を受けてか オリジナルメンバーで望んでいる、ということです。 とはいえ、筆者がなぜこのアルバムを買って聞いたかというと、アンビエント系では 絶大な評価を得ている Youth が在籍していたバンドの(当時)新譜ということで、 しかも、Youth によるプロデュース、ということで どんなジャンルかも知らずに買ってしまったのですが 聞いてみたら、なんとメタルじゃないですか?! とはいえ、計算し尽くされたリフ、圧倒するパワー、しっかり自己主張するメロディ。 結黒キけるじゃないですか。単にうるさいのがメタル、ではないんです。 曰く「クラシックが聴ければメタルはすんなり入れる」というのが よくわかるような気がします。 。。。そう考えると、案外入門者向けのメタルのアルバムなのかしら。。。 http://www.emichanproduction.com/ -> "Music Review" <<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> これを毎日聞いていたら、段々オーケストレーションな曲も聞きたく なってきたのは、いい傾向ですね。 ちなみに、明日は二の酉。 ぜひとも行って熊手を買ってきて来年の商売繁盛をお願いしないと。。。 でも、忙しすぎるのも困り者ですって、贅沢か(笑) ということで、出来たら来週の土曜にまたお目にかかりましょう。 ではでは。 ============================================== ep-update: 発行人: shi http://www.emichanproduction.com/ メニューの "main magazine" でバックナンバーと 登録/解除をどうぞ。 melcup: 25部 melma!: 3部 emaga: 5部 Mailux: 1部 magmag: 5部 すきやねん!: 3部 メル天: 6部 ============================================== 本メルマガは転送は変更を加えない限り許可ですが、 あわせて、上記サイトからの購読をお勧めください。 |