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タイトル:素敵な暮らしをあなたに  2004/11/05


NO.57

子ども部屋

我が家は子どもがひとりです。
幼稚園の時から、一部屋を夫と共有して机を置いていました。
といっても、机はほとんど収納棚の代わりで、夫が机に向かうと横で一緒に何かをするという程度でしたが。
小学校に入り、ある時から、並んだ夫の机が目障りだというようなことを言い出し、
6畳間を以前からあった二段ベッドで仕切りました。(それぞれのマイデスク)
机を置いた3畳ほどのスペース・・・、ここで勉強し、お友達も呼んでいました。
そうして、高学年になると、今度は、お友達を呼ぶのには狭すぎるから、一部屋全部を使いたいと主張しました。
この日が来ることは分かっていましたので、
「自分の部屋のことをすべて自分でできるなら」という条件で、夫の机を移動しました。
小さな部屋の主となった娘は喜びと同時にとたんに忙しくなりました。
観葉植物の管理、掃除機は自分でかけます。
洗濯済みの自分の衣類は自分でそれぞれの場所に納めます。
寝具のカバー類を取替え、時々、干すために(干すのは私です)運び出さなければなりません。
中でもすぐに物で溢れる机の上、本棚、小さな座卓の上、抽斗の中などの整理整頓には苦労をしていました。
なかなか思うようにいかず、ゴミ箱をひっくり返したような状態のときも度々。
山のような物に埋もれて、途方ににくれている様子も何度か見ました。
整理整頓は、人それぞれの条件が異なり、なかなかマニュアルどおりにはいかないものです。
多分、試行錯誤の結果、身に付けていくものなのかもしれません。
そういう意味では、子どもにとって、個室はうってつけの教材だなあと感じました。

その甲斐があってか、いまでは、それなりにスペースを上手に使えるようになりました。
同時にインテリアデコレーションも。
まだまだ発展途上ですが、「片付いていると、何でもやる気がでてくるよね」と、発見もし、
「狭くなるから」と、物を増やすことには以前よりも慎重になりました。
といっても、ピアノやパソコンは居間に置いてあり、勉強も居間のテーブルですることが多く、
自分の部屋にいる時間はそう多くはないのですが。

大きくなったので、勉強をさせるために、子どもに個室を与えるという考え方もあるでしょうが、
それ以前の身の回りの整理整頓を身につけさせるために、個室を与えるというのもひとつの方法かもしれませんね。


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