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タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/11/02大引け  2004/11/02


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株式情報局
2004/11/02大引け

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◆直近公開株
ゲンダイエー(2411) 1,830,000 +200,000 +12.27% 
チップワンス(3343) 1,350,000 +200,000 +17.39% 
サミーネット(3745) 3,530,000 +90,000 +2.62% 
この1〜2週間に株価の下落率が4割以上に達する急落を演じたが、さすがに突っ込み
警戒感から打診買いが入る。上場後は目先資金中心の需給主導による急騰を演じ、
下げ過程では売りが売りを誘う悪循環で急落してきた。底打ちが確認できたわけで
はないが、株価が上場来安値に接近してきたことで、買いが入りやすくなってきた。
投機的な値動きをしている間は手が出なかったが、株価が落ち着いてくれば業績の
いいものをゆっくり拾っていける。


◆震災復興関連
鉄建   (1815) 199 -20 -9.13% 
植木組  (1867) 373 -85 -18.56% 
日本鋳鉄管(5612) 215 -34 -13.65% 
過熱感は強かった。利益確定の売りが膨らんだ。


◆住友石炭鉱業(1503)
137 +12 +9.60% 
三井鉱山など資源株の一角が賑わう。震災復興関連が総じて一服気味となり、再度
資源関連株に短期資金の矛先が向かう。


◆三光ソフラン(1729)
655 +66 +11.21% 
介護事業の中期的な成長期待を手掛かりに動意付き、短期筋の買いなどを巻き込ん
で急騰。収益の足かせだった介護事業が7月単月で黒字化し、今後、同事業が安定し
た収益源に育つ。現在、不動産事業が主力だが、介護事業を中心に業績拡大が続く
と予想。


◆大手ゼネコン
大成建設 (1801) 397 +12 +3.12% 
大林組  (1802) 605 +27 +4.67% 
清水建設 (1803) 474 +19 +4.18% 
鹿島建設 (1812) 413 +9 +2.23% 
足元の収益が予想を上回っていることも評価。大成建設は、9月中間期の連結経常利
益を従来の15億円の赤字計画について54億円の黒字に修正、鹿島は、9月中間期の連
結経常を90億円計画に対して170億円に修正。ゼネコン会社は今期の収益を予想する
に当たり、鉄鋼など資材価格の上昇を考慮して慎重な見通しを立てる傾向にあった
が、現状においては工事の採算性の改善が確保される。


◆真柄建設(1839)
148 +10 +7.25% 
10月29日に中期経営改善計画を発表。資本金の9割減資を行う一方、主力取引銀行と
北国銀行と北陸銀行向けに優先株を発行して資本の増強を実施。固定資産の減損処
理などによって今期は92億円の最終赤字になる見通しだが、優先株の発行により資
本を増強。


◆松村組(1857)
73 +4 +5.80% 
低位の建設株を循環物色の流れ。連結予想株価収益率は2倍程度と低く、株価純資産
倍率も0.3倍強にとどまり割安感。前日に68円まで売られたが、10月8日の直近安値
67円を下回らなかったことで買い安心感が出る。ただ信用買い残が高水準、短期値
幅取りを狙った買いが中心、資金の逃げ足は速そう。


◆若築建設(1888)
206 +22 +11.96% 
今3月期の連結経常利益を従来計画の34億円に対して43億円(前期比85.5%増)に修正。
先週来、低位の建設関連株が個人投資家層を中心に物色される地合いにあり、業績
増額修正を契機に同社株にも見直しの目が集まる。短期資金の関心が高まっている
低位建設セクターだけに、ストレートに好材料には反応する。


◆日成ビルド(1916)
284 -80 -21.98% 
ストップ安比例配分。売買高は32万株で、大引け時点で697万株の売り注文を残した。
新潟県中越地震の発生後は復興関連銘柄として個人投資家などが買いを入れた。た
だ大証金が1日に貸借取引申込停止措置を発表し、売買の規制が強化されるとの思惑
で売りを誘う。


◆日揮(1963)
1,070 -32 -2.90% 
ロシア・サハリン沖の大規模石油開発プロジェクト「サハリン1」を巡り、メジャー
の米エクソンモービルが、生産する天然ガスの全量を中国へ販売する方向で同国の
大手石油会社と交渉に入ったことが明らかになる。日揮は「サハリン1」にはかか
わっておらず、業績に与える影響はない。


◆ローソンチケット(2416)
229,000 +30,000 +15.08% 
ストップ高。大型コンサートのチケット取り扱い増加などから2005年2月期経常利益
は前期比5%増の6億5000万円になる見通しが出たことを好感。10月22日に公開価格17
万5000円に対し30万円の初値を付け、25日に31万6000円高値を付けてから下げてい
たことから押し目買いが入りやすかった。プロ野球参入で楽天が有利との見方で、
第2位株主の楽天の参入が決まれば、球団のチケット販売が業績に寄与。


◆サッポロHD(2501)
429 -1 -0.23% 
5%ルール報告によると、10/22時点でスティールパートナーズの保有比率が前回の
6.33%から7.52%に増加。


◆パル(2726)
1,982 +32 +1.64% 
5%ルール報告によると、10/22時点でジェー・ピー・モルガン・フレミング・アセッ
ト・マネジメントの保有比率が10.18%。


◆ゼクー(2758)
1,524 +400 +35.59% 
ストップ高比例配分。仕手化の動きを続けている。売買高は355株で、47万2100株の
買い注文を残した。3日連続で比例配分。10月末に1株を100株とする株式分割の権利
落ち日の10月26日以降、新株交付までの需給ひっ迫による株価上昇を期待した買い
が膨らむ。海外ファンド接近の思惑も人気に拍車をかけている。


◆21LADY(3346)
68,500 +1,200 +1.78% 
10月28日に公開価格11万円に対して9万5000円の初値を付けた後、11月1日に6万4000
円まど下げていたが、小売業や外食、サービス業などに対象を絞った投資・育成企
業と業態のユニークさや2001年に民事再生法適用を申請した洋菓子のヒロタを02年
に完全子会社化、企業再生を実現したことを評価する買いが入ってきた。


◆帝人(3401)
 430 +15 +3.61% 
2004年9月中間決算で、連結経常利益は前年同期比2.1倍の207億円、純利益は2.4倍
の141億円。2005年3月期の連結経常利益は同73%増の410億円と、従来予想(360億円)
から上方修正。ただ、下期は特別損失を計上する予定で、2005年3月期の連結純利益
見通しを前期比54%増の130億円と従来予想(170億円)から下方修正。


◆旭化成(3407)
465 +17 +3.79% 
2004年9月中間期の連結営業利益が従来予想を50億円上回り、500億円前後と前年同
期の2.2倍に拡大したもようだと報じたことが手掛かり。下期について、ケミカルや
エレクトロニクス部門の収益が大きく下振れするとは考えにくく、上期に不調だっ
た住宅部門が回復すれば、株価は上値余地が出てくる。


◆アソシエント(3714)
25,000 -3,000 -10.71% 
ストップ安比例配分。99株の売買が成立し、8375株の売り注文を残した。連日のス
トップ安比例配分。10月21日に2004年7月期決算で利益を過大計上していたことが明
らかになり、同日付で監理ポストに割り当てられた。これを受けたろうばい売りが
膨らむ。


◆エキサイト(3754)
1,320,000 --- 0.00% 
きょうジャスダック市場に、新規上場。公開価格(130万円)を1.5%上回る132万円の
初値を付け、1150株の売買が成立した。初値の今期予想PERは65倍。ヤフー、や
ライブドアなどのPERが100倍を超えているのと比較すると穏健なデビュー。伊藤
忠の子会社で、ポータルサイト運営などを手掛ける。主幹事はみずほインベスター
ズ証券。


◆保土谷化学工業(4112)
506 --- 0.00% 
コスモ証は「A」を継続。原料コスト上昇による採算維持には3次値上げが必至だが、
需給堅調が維持すると予想されることから値上げは受け入れられる可能性が高いと
みる。


◆日立化成工業(4217)
1,720 +43 +2.56% 
上値抵抗線1680円レベルを突破、7/16以来の1700円を回復。UFJつばさは業績予
想を上方修正し、「B」から「A」に引上げ。


◆レッグス(4286)
209,000 +14,000 +7.18% 
業績並びに期末配当予想の増額修正を好感。年間配当については従来予想の減配か
ら一転して増配になる見通しとなっており、見直し機運が高まる。


◆ワークスアプリケーションズ(4329)
330,000 +15,000 +4.76% 
JPモルガンは、「Neutral」から「Overweight」に引上げ。セールス強化が販売増
につながっており、下期にはこうした動きが顕在化する。


◆塩野義製薬(4507)
1,723 +66 +3.98% 
立花証は参考銘柄として取上げる。大型新薬として期待される高脂血症治療薬「ク
レストール」の国内販売が来春にも実現する見通しであり評価。


◆日本特殊塗料(4619)
764 +11 +1.46% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の6億5000万円に対して5億8000万円(前
中間期比29.5%減)に下方修正。売上高は期初計画を若干上回る見通しだが、原油価
格高騰の影響を吸収できず、利益面は未達。


◆東洋インキ製造(4634)
383 +20 +5.51% 
2004年9月中間期決算見通しの修正を発表、連結経常利益を45億円から73億円に上方
修正。売上高では予想を若干下回る見込みとなったものの、個別の好調に加え、ア
ジア地域が堅調に推移し、欧米も事業の見直しなどの効果により回復が進んだこと
から、経常利益は予想を上回る見込み。


◆ラウンドワン(4680)
203,000 -1,000 -0.49% 
今3月期の連結経常利益を従来計画の103億円に対して90億円(前期比3.3%増)に上方
修正。売上高は376億円計画に対して358億円(同14.0%増)に修正。中間期における既
存店売上高はボウリングが前中間期比15.9%減、アミューズメントが0.2%減。


◆CTC(4739)
4,290 +90 +2.14% 
中間期営業利益は減益となったものの、計画の54億円を上回る61億円。費用計上を
行う前向きな会計処理も行っている模様であり、実質的には増益決算との見方。ド
イツ証券は「BUY」継続で、目標株価を4800円から5470円に引上げ。


◆サイバー(4751)
 307,000 +5,000 +1.66% 
2005年9月期からの4年間で連結従業員数を800人弱から2000人まで引上げ。事業の急
拡大に対応するためで、今後の高成長につながるとの思惑から買いが入った。大量
採用と並行して新たに人材育成プログラムを導入、離職率の低減を狙う。新興の
ネット関連会社の成長は人材確保がカギを握る。



楽天   (4755) 795,000 +19,000 +2.45% 
ライブドア(4753)   393   +33 +9.17% 
日本プロ野球組織より新規参入決定の発表があり、両社はそれを受けて引け後に記
者会見を行う。楽天は、事業の多角化につながることへの期待。ライブドアは、財
務体質の悪化が避けられる。と相対的な思惑で上昇。また、ライブドアは、日経が
中国サイト買収、ポータル事業展開、米でも検討と報じた。マイライスの買収は既
に発表済みのものとなるが、改めて大手経済紙に報じられ関心を集める。


◆ユシロ化学工業(5013)
1,579 +9 +0.57% 
2004年9月中間期と2005年3月通期の連結業績予想の上方修正を発表。通期では経常
利益は従来の21億円から23億円(前年同期比7.9%増)に、当期純利益も14億円から15
億5000万円(同19.1%増)にそれぞれ増額。売上高は200億円で変えていない。


◆AOCHD(5017)
1,169 -27 -2.26% 
WTIの期近12月物は一時49.30ドルまで下げ、10月5日以来約1カ月ぶりに50ドルを
割った。原油相場の上昇をはやして買われてきただけに、嫌気売りが出る。石油各
社は11月出荷分から卸売価格を前月に比べ1L1.9-2.3円上げ、ガソリンの店頭価格
が1日から全国で上昇。全国平均価格は1995年以来、9年半ぶりに1L120円を突破す
る見通し。ただ、原油相場の先行きに不透明感が強く、石油元売り株への見方は分
かれる。


◆日本ヒューム(5262)
321 -50 -13.48% 
昨日は震災復興関連として急騰したものの、本日は急反落と短期資金の回転の速さ
が目立つ状況。


◆新日本製鉄(5401)
246 +2 +0.82% 
ムーディーズは、無担保長期債務格付けをBaa2からA3に2ノッチ引上げ。今回の
格上げは、同社の財務体質が大幅に強化されていること、それによって、世界の鉄
鋼業界の環境変化の中で経営戦略の柔軟性を高めることができるとのムーディーズ
の認識に基づいているとする。


◆モリ工業(5464)
326 +22 +7.24% 
25日線を一気に上抜け。業績上方修正が評価。立花証は参考銘柄として取上げる。


◆三井金属(5706)
425 +5 +1.19% 
2005年3月期の連結決算見通しを上方修正。連結経常利益は従来予想の370億円から
432億円に増額。年間配当は期初予想の5円から6円に上方修正。事前のアナリスト予
想では連結経常利益400-410億円程度との見方が多く、会社側予想はこれを上回る格
好。UBS証券は、「NEUTRAL2」継続。日興シティは、「1M」、630円を継
続。


◆森精機(6141)
866 +42 +5.10% 
2004年9月中間期決算発表で通期の業績予想を大幅上方修正、連結経常利益を従来予
想の約2倍の105億円(前期は18億5000万円)としたことを好感。市場の事前予想を大
きく上回ったことで海外機関投資家や個人投資家の買いが膨らむ。上値の節とみら
れていた25日移動平均を前日終値が上回ったこともあり、さらに上値を追う展開。
JPモルガンは「オーバーウエイト」、1020円に格上げ。


◆ソディック(6143)
774 +41 +5.59% 
05年3月期業績の上方修正を引き続き好感。経常利益は前回予想を20億円上回る70億
円(前期比8%増)になる見通し。コスモ証券は、「B+」から「A」に引上げ、来期
について経常利益78億5000万円(1株利益104円)になると試算。


◆三井海洋開発(6269)
2,135 -30 -1.39% 
三井造船を引受け先とする141万6000株(30億円強)の第3者割当て増資を実施すると
発表。発行価格は2150円で、11月24日払込み。


◆昭和真空(6384)
741 -100 -11.89% 
2005年3月期の業績見込みを下方修正。単独経常利益は、従来見込みを5億3800万円
下回る前期比56%減の2億6300万円。増益見通しから一転して減益見通しとなったこ
とを嫌気。受注低迷の長期化に対する警戒感もある。


◆アマノ(6436)
914 +35 +3.98% 
2005年3月通期の連結業績予想の上方修正を発表。通期の経常利益は従来の経常利益
は56億円から68億円(同34.4%増)にそれぞれ増額。修正後の予想1株利益は48.9円で
PERは約18倍。UFJつばさ証券は「A」から「A+」に引上げ。目標株価は
1470円。


◆日立製作所(6501)
664 -3 -0.45% 
メリルは「買い」から「中立」に格下げ。中間決算から下期以降の失速懸念が高
まったことを受けて、業績予想を下方修正したことが背景。


◆日電産(6594)
12,040 +370 +3.17% 
2005年3月期の連結純利益は前期比86%増の300億円を見込み。主力のHDDでは1.8
インチ以下の小型ドライブモーターの伸びが目立ち、携帯用音楽プレーヤー向けの
成長性を期待した買いが入る。信用倍率は約0.3倍で、買い残が約12万株と低水準で、
需給面でのしこりが少ないことで手掛けやすい。4月28日の年初来高値1万2480円が
視野に入ってきた。


◆ダイヘン(6622)
209 +14 +7.18% 
2004年9月中間期の連結経常利益が12億5000万円になったと発表。従来予想は5億円。
電力機器、溶接機大手で、国内電力会社向けが当初予想に比べ前倒しで推移し、利
益を押し上げた。上方修正を好感し、買いが集まった。2005年3月期の連結経常利益
は30億円と、従来予想の27億円から上方修正。


◆レイテックス(6672)
1,349 -24 -1.75% 
30万株の立会外分売を実施したと発表。需給悪化懸念から連日で上場来安値更新し
ていたが、本日は新興市場全体の地合いが好転していることもあり、今後の需給改
善を期待しての買いも入る。分売値段は1332円。


◆サン電子(6736)
1,130 -20 -1.74% 
業績予想の修正を発表し、売り材料視。中間期の利益項目は増額されているものの、
通期については下方修正となっており、一転して経常減益となる見通し。


◆三洋電機(6764)
340 --- 0.00% 
電池容量を従来比約10%増やしたリチウムイオン電池の生産を開始したと発表。高機
能化する携帯電話など端末メーカー向けに今月から出荷を開始し、来春には月産100
万-200万個を目指す。


◆リアル(6786)
137,000 -30,000 -17.96% 
2005年3月期の連結経常損益は従来予想の5000万円の黒字から一転、3億7000万円の
赤字(前期は3億7700万円の赤字)となる見通し。半導体市況の先行き不透明感が払
しょくしきれていないことも重し。


◆フォスター電機(6794)
810 +51 +6.72% 
中間決算数値は先に修正したとおりだが、通期経常利益は22億円の予想から31億円
に大幅上方修正。中間期予想をわずかに下方修正した直後から急落していただけに、
好業績をあらためて見直す動きが強まる。


◆ヒロセ電機(6806)
10,650 +240 +2.31% 
CSFBは、10月の受注動向はネガティブサプライズとし、「NEUTRAL」継続。10月
の受注高は、前年同月比5%減、前月比2%減。モメンタムの悪化幅は予想以上、前年
比で5%減という受注水準は下半期の業績下方修正も示唆するものである。


◆光波(6876)
1,960 +10 +0.51% 
05年3月期業績の下方修正を発表。通期の経常利益は前回予想を5億9000万円下回る7
億円(前期比23%減)にとどまる見込み。前回予想では40%の増益見通しだった。売上
高は26億円減額の124億円、当期純利益は1億2000万円未達の8億円を計画。


◆日本電産コパル電子(6883)
2,230 -10 -0.45% 
立花証は「強気」。下期からリアプロTV向けモータを中国で本格増産、在庫調整
が懸念されるが、顧客の引き合いは依然強い。


◆川重(7012)
171 +2 +1.18% 
2004年9月中間連結決算と2005年3月期通期の業績予想を発表。中間連結決算は大幅
な増益となったが、通期の業績見通しが8月6日時点の予想とほぼ同内容であったた
め、目立った反応は見られない。中間期の経常損益は70億円(前年同期は9億円の赤
字)と従来予想(40億円の赤字)から一転し、黒字を確保。通期については、売上高こ
そ1兆2600億円と300億円上積みしたが、経常利益(160億円)、最終利益(100億円)は
従来予想を据え置いている。


◆トヨタ(7203)
4,040 -60 -1.46% 
2004年9月中間期の連結決算を発表。連結純利益は前年同期比11%増の5840億円と、
三期連続で過去最高を更新したが、好材料出尽くしとした売りが優勢になる。連結
営業利益も前年同期比13%増の8662億円と、三期連続で過去最高を更新。ただ、7-9
月期は4176億円と、4-6月期(4486億円)に比べやや減速し、先行きの収益鈍化懸念に
つながる。7-9月期の収益鈍化は研究開発費がかさんだためで、足元の収益力が落ち
込んだわけではない。


◆ライトオン(7445)
3,340 +355 +11.89% 
昨日から公募・売出株の価格決定期間に入ったため下押し圧力が強まった格好だが、
昨日価格が2895円と決定したことで、目先の安心感が強まる状況。


◆キヤノン(7751)
5,240 +90 +1.75% 
GSは来期予想営業利益を上方修正し、「IL」から「OP」に引上げ。今後高採
算の消耗品の伸びが加速することがみえてきた。


◆リコー(7752)
1,949 -13 -0.66% 
11月28日に中間決算を発表、今3月期の連結営業利益の見通しを従来計画の1750億円
に対して1510億円(前期比0.7%増)に引下げたことを受けて、先週末以来、厳しい値
動きを強いられている。日興シティ証券は「1M」から「2M」、2700円から2200円
に引下げ。野村は「2」を継続。野村証券は来2006年3月期には、一過性費用の減少
と不採算事業からの撤退により約250億円の営業増益効果が見込む。


◆エフピコ(7947)
 1,640 -300 -15.46% 
ストップ安比例配分。業績予想の下方修正が嫌気。中間期の経常利益は従来予想の
26億円から12.1億円にまで減額修正。原材料費上昇によるコストアップ増が主因。


◆ヤマハ(7951)
1,595 -6 -0.37% 
2004年9月中間決算は、連結最終損益が61億1500万円の赤字(前年同期は262億5800万
円の黒字)。従来予想(50億円の赤字)に比べ赤字額が膨らんだ。ただ9月中間期の最
終赤字は、固定資産の減損会計を早期適用したことが原因。中間期の連結経常利益
は282億8800円と従来予想(280億円)をやや上回っていた。2005年3月期通期の連結純
利益見通しは195億円と従来予想から変更しておらず、売り一巡後は下げ渋る。


◆伊藤忠(8001)
470 +8 +1.73% 
伊藤忠が参加しているロシア・サハリン沖の大規模石油開発プロジェクト「サハリ
ン1」に関し、米エクソンモービルは、生産する天然ガスの全量を中国に販売する方
向で、日本への供給は白紙になりそうと報じたが、反応は目立たない。中国への販
売が決まったとしても、権益比率に応じた販売収入を得ることには変わりないため、
特に悪材料視されない。9月中間決算を見極める必要はあるが、現在のところ収益全
体は好調で、株価の値ごろ感も強い。


◆丸紅(8002)
279 +3 +1.09% 
三菱証は株価判断「B+」を継続。通期業績は修正されていないが、一部の持分子会
社が想定を大幅に上回る利益を獲得していることなどから、通期業績は上振れの可
能性が高い。


◆豊田通商(8015)
1,474 +67 +4.76% 
10月20日に今3月期の業績上方修正を発表して以降、断続的に物色。通期の連結経常
利益は従来計画の415億円に対して、565億円(前期比39.2%増)になる見通し。1株利
益は125円の見通し。PERの低さに加えて、日証金貸借倍率が0.28倍(逆日歩5銭)
ときっ抗。取り組み妙味も材料視。


◆フルサト(8087)
900 +55 +6.51% 
2005年3月期の連結業績予想で、純利益を前期比約2.2倍の17億1000万円とし、従来
予想の13億3200万円から引上げ。好業績を素直に好感しているほか、需給面でのし
こりがないことで手掛けやすい。これまで物色の圏外にあったことで、売買高は低
水準で推移、1信用買い残も7万株強と少ない。


◆ソーダニッカ(8158)
378 +58 +18.12% 
2005年3月期は10%経常増益、連続増配の予想だが、苛性ソーダの市況上昇から業績
上ブレの可能性が高くなってきたことから買いが継続。


◆大塚家具(8186)
2,360 -10 -0.42% 
UFJつばさ証券は、「C」を継続。10月の受注が5月以来のプラスに転じたことは
わずかながらも明るいとしながらも、回復の兆しが見え始めたとは判断し難い。


◆伊勢丹(8238)
1,143 +44 +4.00% 
中間期の増額修正が評価。経常利益は新宿本店の寄与、特にメンズ館の計画超過が
ドライバーに。三菱証は株価判断「A」を継続。


◆大手銀行株
みずほFG (8411) 418,000 +16,000 +3.98% 
三井住友FG(8316) 689,000 +21,000 +3.14% 
UFJHD (8307) 493,000 +17,000 +3.57% 
三菱東京FG(8306) 912,000 +24,000 +2.70% 
不良債権処理の進展を好感し、銀行株に機関投資家などの買いが先行。みずほFG、
三井住友FGは22日、UFJ(8307)、三菱東京FG(8306)は24日に2004年9月中間決
算の発表を予定、好決算への期待から先回り買いが入る。みずほFGは、傘下のみ
ずほ銀行やみずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行を合算した不良債権残高が、
2004年9月末時点で2兆2250億円(約3.1%)に減少する見通しと発表。今年5月時点で
1400億円とみていた中間期の連結純利益は、2300億円に膨らむ見込み。また、GS
は銀行株のカバレッジビューをアトラクティブに引上げ。


◆みずほ信託銀行(8404)
184 +15 +8.88% 
不動産などの財産管理部門の業務好調から2004年9月中間期最終利益が予想より約9
割多い105億円になると発表。


◆アコム(8572)
6,920 +160 +2.37% 
2004年9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比31%増。同時に2005年3月期の
配当を前期比10円増配の年90円とすることも発表。


◆ダイヤモンドリース(8593)
3,970 +180 +4.75% 
2004年9月中間連結決算は売上高が2694億6100万円(前年同期比9.3%減)、経常利益が
142億7200万円(同19.0%増)、当期純利益が81億8900万円(同19.5%増)。2005年3月期
は売上高が5400億円(前期比4.1%減)、経常利益265億円(同5.7%増)、当期純利益160
億円(同9.7%増)と減収増益を見込む。


◆野村(8604)
1,308 +22 +1.71% 
前日の東証一部売買代金が10月18日以来の9000億円割れとなり、商い低迷で株式売
買委託手数料が落ち込むとの思惑が出る。米大統領選を控え、相場全体の先行きに
不透明感が強く、相場の地合いを反映しやすい証券株にも買いが入りにくい。


◆伊豆鉄(9013)
7,000 +1,000 +16.67% 
有価証券報告書に大株主の保有株数を過少記載していた問題が発覚し、監理ポスト
に割り当てられた10月27日以来、初の上昇。10月26日終値から半値以下になり、値
ごろ感を背景にした打診買いが入った。発覚後から現在までの累積売買高は1万3900
株と、発行済み株式数(128万株)のわずか1%程度。この程度で売りが一巡してしまう
ということは、まさに問題になった個人保有の少なさを象徴している。


◆川崎汽船(9107)
705 +21 +3.07% 
GSは高水準の運賃の下での値上げ見込みはポジティブ材料として海運大手3社の
「OP」継続。株価下落は押し目買いの好機と捉える。


◆新華FL(9399)
200,000 +3,000 +1.52% 
10月28日に公開価格17万5000円に対して16万3000円の初値を付けた。事業内容や
ディスクロージャーに不透明感があることから安いスタートだったものの、売り一
巡から新華社通信系の金融情報サービス会社という独自の業態を見直す動きが強ま
る。


◆インボイス(9448)
18,370 +1,170 +6.80% 
ソフトバンクとの事業提携を発表したことが手掛かり。ソフトバンクが大株主に登
場する見通しであることも、材料視している。


◆日本空港ビルデング(9706)
999 +21 +2.15% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の26億円に対して36億4000万円(前中間
期比7.4%減)に上方修正。商品売上高が予想を上回り、売上高は517億円計画に対し
て527億円(同12.6%増)に達する見通し。人件費などの費用削減効果も奏効する。


◆トラスコ中山(9830)
1,699 +37 +2.23% 
2004年9月中間連結決算は売上高が560億2100万円(前年同期比10.9%増)、経常利益が
32億9700万円(同37.2%増)、当期純利益が18億6800万円(同44.9%増)。2005年3月期は
売上高が1150億円(前期比7.6%増)、経常利益67億円(同11.2%増)、当期純利益37億円
(同11.3%増)を見込む。


◆愛眼(9854)
867 +46 +5.60% 
2004年9月中間期の単独経常利益が前年同期比2.5倍の13億6400万円になったと発表。
従来予想の9億6500万円を大きく上回った。売上高は同5%増の133億6100万円と、従
来予想(131億2500万円)に比べ微増だった。ただ、広告宣伝費の削減や不採算店舗の
閉鎖といったコスト削減が奏功し、利益を押し上げた。


◆ソフトバンク(9984)
4,900 +170 +3.59% 
総務省は、ソフトバンクBBおよび日本テレコムのソフトバンク2社に対し、顧客の
個人情報の取り扱い方の是正を求める行政指導をした。総務省の携帯電話用の電波
割り当て案は新規参入を妨害しているとの抗議を求めるメールを会員に送信したこ
とを問題視。個人情報の利用目的を特定する義務に違反していると判断して口頭で
指導した。
総務省がまとめた通信事業者向けの個人情報保護指針では、事業者に個人情報の利
用目的を特定するよう求めている。同省は、両社は利用目的を特定していない、利
用者から苦情が寄せられたなどを問題視。これに対し、ソフトバンクは「総務省か
ら個人情報の利用目的をできるだけ特定するよう口頭で助言を受けた」とし、現時
点では「個人情報のガイドラインに違反しているとは考えていない」。
インボイスと電話再販事業で提携。ソフトバンクがインボイスの新株予約権を購入
し、最大で発行済み株式の約5%を取得。インボイスはソフトバンク(9984)の通信
サービスの販売を請け負う。提携で、これまで販売してこなかった日本テレコムの
商品を品ぞろえに加える。ソフトバンクは7月に買収した日本テレコムが始める割安
電話サービスの仕入れ価格をKDDIやNTT東西地域会社より低く設定。インボ
イスに拡販を要請する。





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◆指標
日経225 10,887.81 +153.10 
日経300 211.12 +2.80 
TOPIX 1,094.88 +14.38 
日経ジャスダック平均 1,680.99 +6.15 
日経225先物期近 10,910 +200 

外資系証券、売り2190万株、買い3230万株、差引き1040万株の買越し。



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レーティング定義(http://ams.adam.ne.jp/kabu/rating.html)

▼ゴールドマン・サックス証券
キヤノン  (7751) 格上げ「IL」から「OP」
NECエレク(6723) 据置き「IL」
NEC   (6701) 据置き「IL」
三菱電機  (6503) 据置き「IL」
トヨタ自動車(7203) 据置き「OP」
富士通   (6702) 据置き「OP」
主要銀行のカバレッジ・ビューをアトラクティブに引上げ。「2005年度〜08年度の3
年間で主要行では平均与信費用が20bpを下回り、アナリストのコンセンサス予想
に対して当期利益を10%押上げる。

▼日興シティグループ証券
オリンパス (7733) 格下げ「2M」から「3M」(目標株価2300円から1550円)
カネカ   (4118) 据置き「1H」(目標株価1350円から1500円)
TDK   (6762) 据置き「2H」(目標株価8300円から8700円)
ユニチャーム(8113) 据置き「2M」(目標株価6500円から5700円)
エーザイ  (4523) 据置き「3M」(目標株価2900円から2800円)


▼大和総研
住友商事  (8053) 据置き「1」
三井物産  (8031) 据置き「1」
中外製薬  (4519) 据置き「1」
ドコモ   (9437) 据置き「2」
日立製作所 (6501) 据置き「2」
積水化学工業(4204) 据置き「2」
カネカ   (4118) 据置き「2」
ユニー   (8270) 据置き「3」
東芝    (6502) 据置き「3」
豊田自動織機(6201) 据置き「3」





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●10月のマネタリーベース[日銀]
前年比4.2%の伸びだった。伸び率は9月の4.7%から縮小した。7カ月連続で1ケタの伸
び。マネタリーベースの平均残高は107兆9234億円。そのうち、日銀当座預金残高は
前年比9.4%増の32兆4975億円で、9月の同11.0%増から伸び率が縮小した。また、当
座預金のうち準備預金等は同8.9%増の30兆1377億円で、9月の同9.9%増から伸び率が
縮小した。日銀券の発行高は前年比で2.1%増、貨幣流通高は2.0%増だった。


●世界半導体市場統計(WSTS)
2004年の世界半導体市場が前年比27.8%増の2128億ドルになるとの予測を発表。前回
6月時点の予想である前年比28.4%増の2136億ドルから下方修正。半導体市況に需要
減速懸念が出ているのを反映させた。それでも2004年の市場規模は、過去最高だっ
た2000年の2044億ドルを上回る見通し。WSTSは毎年、年2回春と秋に予想をまと
めている。WSTSによると、2005年は、前年比1.2%増の2153億ドルと減速する見
通し。2006年は、同3.0%増の2218億ドルと微増に止まる見込み。しかし、2007年に
は、半導体市況が回復して、同11.4%増の2471億ドルと2けた増になると予測してい
る。


●新興市場。
1日、ジャスダック平均が続落、東証マザーズ指数は今年2月以来の1400ポイント割
れ。本年高値からの下落率はジャスダックが18%、マザーズ指数は49%。また、年初
来高値までの上げ幅に対して、その後の下げはジャスダックが半値押しを越す6割、
マザーズは94%と、ほぼ今年の値上がり分を帳消しにするところまで下げる。
一方、売買代金も細り、ヘラクレスを含めた新興3市場の売買代金は合計で前日比79
億円減少の526億円に低下。東証1部市場の売買代金に対する比率は5日移動平均で
5.8%と今年3月以来の低水準。ピークは今年7月6日の24%で、レベル的にはほぼ底値
圏に到達した感。このところの下げを主導してきた直近公開株が下げ止るかどうか
が当面のポイント。
10月相場は冴えない展開だった。ジャスダック平均の月間騰落率はマイナス2.7%と、
これで7月以降、4ヶ月連続のマイナス。10月は88年以降のデータを見ると、16年中、
プラスになった年は5回しかない。
11月はどうか。過去16年は4勝12敗と、実は10月よりも分が悪い。この時期のパ
フォーマンスが悪かった理由としては業績が下方修正になるケースが多かったこと
と、この時期は新規公開が多く需給が悪化しやすかったことがあげられる。
今年は下期以降の業績見通しに不透明感が強まりつつあるが、主力銘柄に下方修正
が相次ぐリスクは乏しいとされる。一方、需給面は確かに、IPOの件数も、市場
からの資金吸収額も多く、重荷になる恐れはある。ただし、重要なことは、公開価
格の設定と、初値形成。公開価格が低めに設定され、初値も穏健で上場後にうまく
回転が効くパターンになるなら、IPOはいくら多くても決して重荷にはならない。
むしろ低迷相場にとっては起爆剤になり得る。ここ数年は、秋から年末にかけての
新規公開株の中から大化けする銘柄が必ず登場している。人気離散の状況こそ注意
深く見守っていく必要。


●日経平均の三角もち合いが煮詰まり、そろそろ上か下に放れるとの見方が強まる。
ある投資家は今後の全体相場(日経平均)が一方に放れることを考慮し、日経225オプ
ションの高い権利行使価格帯のコール(買う権利)と低い権利行使価格帯のプット(売
る権利)を両建てで買う戦略を取っている。
昨日における12月限の日経225コール価格は権利行使価格1万1500円が40円、1万2000
円が9円。同じくプット価格は1万円が55円、9500円が15円。9000円が5円。この投資
家は、これらをコールとプットの両建てで買うポジションが取っている。相場が放
れて上(下)に向かえば、コール(プット)が大化けして、プット(コール)は無価値に
なる構図。放れた場合、当たった方のポジションは一挙に数倍になることも予想さ
れ、一方が無価値になっても十分に利益が得られると言う。ただ、意に反して、全
体相場のもみ合いが続いた場合は両方のポジションとも無価値になる。



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