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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/20 ああ探偵事務所 (7)  2004/10/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/20 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ああ探偵事務所
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 妻木  (永井大)
 井上涼子(酒井若菜)
 森野泉 (辺見えみり)
 松本康介(東幹久)
 藤島薫 (川島なお美)
脚  本 高山直也他

あらすじ  第7話 遊ばれたナース!白装束の呪い

 東京と山梨の縣境 龍鹿村 午前二時十四分

 呪いのわら人形を打ち付ける、白装束の若い女性。

 そのわら人形に付けられた写真の男は、深夜の道を、携帯でしゃべ
りながら歩いていたが、蓋の開いているマンホールに落ちる。


 井上涼子(酒井若菜)と妻木(永井大)が走って病院に駆け込む。
 そして病室に入る。

 そこには、頭に包帯を巻いた藤島茜(左近香澄)。
 大家の藤島薫(川島なお美)が、頭は後で出るから、念のためと入
院させたのだ。

 そこにいた看護師・木下英子(岩崎ひろみ)には、占いの能力があ
る。
 妻木は破産すると言われる。
 涼子は、このままの名前では、一生結婚できない。運を呼び込むな
ら、名前を変えるよう言う。

 涼子は、『井上寅子』と名前を変えると言う。
 涼子は妻木にも改名を勧める。

 2人を呼び止める医師・中島(マギ)。左腕を吊っている。昨日マ
ンホールに落ちたためだった。
 看護師達の話では、呪われているのだという。
 マンホールに落ちる前にも、水をかけられたり、目の前に植木鉢が
落ちてきたり、ボールが頭に当たったり。
 呪っている人を捜して欲しいという。

 呪いを信じない妻木は、それは『マイナス・プラシーボ効果(マイ
ナス思考の自己暗示効果)』だと笑い飛ばす。
 そして妻木は、自分は私立探偵で、精神科医じゃないと断るが、中
島から今日は10万円。成功したらその倍払う、と言われ、「今回だ
けはお引き受けしましょう」と答える。

 呪っている看護師がいるかもしれないという看護師寮へ。もうすぐ
立て替えの予定。
 正面の数字錠を、妻木は開錠できない。
 でも、少し横に行くと別のドアがあり、ここにはカギもかかってい
ない。
 2人は中に忍び込んでいく。

 そして英子が他の看護師達の相談に乗っている怪しい部屋を覗き見
る。
 島崎美和(上原美佐)には、丑の刻参りを最後までやり遂げるよう、
アドバイス。

 新入りの看護婦がいる。それは森野泉(辺見えみり)。

 でも、涼子が覗いているのがわかり、捕まってしまう。
 「もう少し詳しく占ってもらおうと思って。井上.....寅子です。
『寅さん』って呼んで下さい」と涼子。
 笑う泉。

 「お座り下さい」と英子。

 涼子は相談をする。酷い男の相談。仕事で助手に使ったのに、給料
を払わないし、イヤらしいこともする、と。

 英子は涼子に呪いのわら人形を渡し、近くの神社へ持っていって、
言うとおりにするよう、言う。


 事務所で涼子は、泉になぜ看護婦として潜入しているのか聞く。
 二年前に失踪した吉本次郎の親から、探して欲しいと依頼された。
吉本は当時、あの病院で介護士をしていた。
 確かなのは失踪前、何度かあの占いサークルに出入りしていたこと。


 中島に美和の写真を見せると、中島は彼女と2,3度寝たことがあ
るという。そのうち、弁当も作ってきて、女房気取り。ウザイと言う
と、あてつけのように引きこもり。彼女なら呪いもするだろうと納得。
 涼子は、「最低!」と怒る。


 松本康介(東幹久)と曽根慎太郎(金児憲史)が、大量のお見舞い
の花束と果物を持って、病院へやってくる。
 涼子達とすれ違い、「涼子さん」と声をかける。
 涼子は、名前が変わったという。ショックを受ける松本。
 「ご結婚、おめでとうございます」と曽根。
 でも、涼子が変えたのは下の名前。
 口の中で、「松本寅子」とつぶやいてみて、「かわいい名前ですね」
と喜ぶ松本。
 彼らが見舞うのは副署長だった。


 呪いに出かける美和のタクシーを、タクシーで追う涼子と妻木。
 メーターはもう8,020円。八王子も過ぎて、山梨も近い。
 涼子には、『近くの神社』と言ってたのに、なんで美和にはこんな
遠くの神社を!?

 とある神社の境内へと入ると、美和は羽織っていたコートを脱ぎ、
白装束になると、呪いの人形に五寸釘を打ち付けようとする。すると、
別の方角からカーン、カーンという音。
 美和がそっと覗きに行くと、別の白装束の女が、呪いのわら人形に
釘を打ち付けている。
 彼女が気配に気付いて振り返ると、涼子。

 美和は涼子に、中島のことを話す。そして、もう男の人は信じられ
ない。この釘を打っている瞬間だけが、生きていると思える、と言う。
 涼子は、こんなことやめて、気持ちを切り替えよう!と言うが、美
和は中島が幸せそうにしているのが許せない。自分を捨てたことを後
悔するまで、やりつづけると宣言。

 涼子は、美和と一緒のタクシーで看護師寮に戻る。そして美和が数
字錠を開錠して中へはいるのを見届ける。
 そこに妻木が戻ってくる。タクシーは捕まらなかったけど、親切な
トラックの人に乗せて貰ったという。


 妻木は、ああ探偵事務所の名刺を英子に渡して、美和の呪いを止め
て欲しいと頼む。
 英子は、事務所の名前が悪いという。
 「名前で駄目になるのは、その程度なんですよ」と妻木は笑う。

 英子は、美和は今、死にそうな気持ちと必死に戦っている。呪いだ
けが支え、と言う。

 そして英子は行こうとして戻ってくると、「しばらく足に気を付け
ることね」と言う。
 「何でもお見通しのようなこと言って」と気にかけていない妻木。

 だが、バスを待っている妻木の足の上に、隣に立っていた男の道具
箱が落ちてくる。

 つま先の手当をしている妻木に、薫子が困ったという。
 英子は東へ行くと、金運が良くなると言っていた。
 だが、違う占い師に見て貰ったら、東には絶対行かない方がいい、
と言われたという。
 「要は、気持ちいい方に行けばいいんじゃないんですか?」と妻木。
そして自分のその言葉でハッとする。


 涼子が美和を訪ねる。別の占い師に見て貰ったらよく当たって、新
しい彼氏ができた、と言う。
 美和に、どうしてそうしてくれるのかと問われ、「占い友達だから、
自分だけが幸せになっても.....」と涼子。
 そして、占い師の扮装をした妻木を招き入れる。
 妻木は、もっともらしく美和の手相を見て、(当然聞いているから)
美和の過去の恋愛を当てると、次の恋愛のためには、明るくしなさい、
と言う。
 その気になる美和。

 途中で、変な推理をしようとした妻木を、涼子が止めて、何とかす
る。

 その時、美和に電話。
 妻木はその隙にテーブルの裏に、盗聴器を貼り付ける。

 電話は、今晩英子が来るという連絡。
 涼子は、英子に呪いをやめたいと、絶対に言うよう言い置く。


 夜、美和の所に英子が来る。
 盗聴をする妻木と涼子。

 英子は、呪いをやめたいという美和に、中島は今、新人ナースの桃
子にちょっかいを出している。同じ職場で2人のラブラブを見せつけ
られて、我慢できるのか?それくらいなら、その男が死んでくれた方
がマシなんじゃない?
 それに呪いを一週間続けずに、途中でやめたら大変なことになる、
と言う。

 美和は、間違って届いた英子への葉書を渡す。
 英子が転居届を出してから何年にもなるのに.....
 「まだこの葉書、こっちにきているの!?」と驚く英子。


 その頃泉は、吉本の家へ行き、所持品を見せて貰う。
 その中に、"Sachiko" と刻まれた指輪。
 母親に、"Sachiko" という名前に心当たりがあるか聞くが、無いと
いう。


 注射を持った看護師が、転んで中島の腰に注射が刺さる。

 中島は、やってきた妻木と涼子に、早く解決してくれ、実力がない
なら、別の事務所に変える、と言われる。
 涼子が、「新人ナースの桃子さんにも手を出しているそうですね」
と中島に囁く。

 しかし、桃子はそこにいた看護師。しかも中島だけでなく、桃子も
手を出されたことはないと否定。


 泉はベテラン看護師に、"Sachiko" という名前の看護師がいるか、
聞く。だが、彼女には心当たりがない。

 そこに妻木と涼子が来て、"Sachiko" が何か?と聞く。


 薫子が、茜の退院手続きをしようとすると、松本と曽根が怖い顔を
して、歩いている。副署長の部屋で、メロンの盗難事件発生らしい。


 またさくら(牛尾田恭代)の店で牛丼。
 涼子は、妻木と牛丼しか食べたことがない、とぼやく。
 さくらは、たまには気取った店で、きれいな服を着て食事をしたい
のよね、と言う。そして、自分の誕生日にわざわざ遠くのケーキ屋ま
で買いに行ってくれた、と言う。
 理解できない妻木。

 薫子から、すぐ病院に来いとの電話。

 妻木と涼子が飛んでいくと、茜の退院の荷物持ち。

 その頃、松本と曽根は、メロン泥棒を捕まえるべく、張り込み。

 看護婦がそっと病室に入ってきて、メロンに手をかける。

 彼女は桃子で、家族のお見舞いのない老女に、食べさせてあげたら
喜んで。でも、今度は他の入院患者からも食べたいと言われて、仕方
なく、毎日1つずつ盗んでいた、と。

 松本は、桃子のために、自分の財布を曽根に渡して、メロンを買っ
てくるように言う。

 妻木は桃子に、なぜ副署長が不在の時がわかるかと問う。
 桃子は、毎日リハビリの時間が決まっているから、と答える。

 妻木の脳裏に、美和の丑の刻参りと、英子が手にする間違い葉書の
映像が映る。
 妻木は、「赤毛連盟です。丑の刻参りの本当の意味がわかりました」
と叫ぶ。

 今、美和が住んでいる部屋には、昔、英子が住んでいた。


 妻木は、丑の刻参りをしている美和を訪ねて、「丑の刻参りの本当
の意味をお教えしましょう」と言う。


 涼子と妻木が、美和を伴って、看護師寮に戻ってくると、数字錠を
開錠しようとしてる泉。

 泉は、英子の本名は、『木下幸子』。占いで名前を変えている。
 英子が美和に遠い神社への丑の刻参りを勧めたのは、引きこもって
部屋を出ない美和に、長い時間、部屋を空けさせるため。

 四人が美和の部屋に踏み込むと、床下を掘り返している英子。そし
てその穴には、骸骨が!

 英子は吉本に裏切られて、吉本を刺した。
 「愛してたの…他の女に取られたくなかった…」。
 たまらず妻木が叫ぶ。「そんなの愛じゃない。人に裏切られた気持
ち、一番分かるのはあなたじゃないですか。看護師になったのも、占
いをやってたのも、困ってる人の力になりたい、そう思ったからじゃ
ないんですかあなたを。あなたを頼っている美和さんの気持ちを利用
するなんて、してはいけないでしょ」
 「ごめんなさい…」と泣き崩れる英子を抱きしめる美和…。

 こうして事件は無事、解決したのであった。


 美和は明るく元気な表情で職場復帰。もう、中島にも見向きもしな
い。

 中島は、毅然と働く美和を、ボーっと見ていて、ストレッチャーと
衝突して、まだ受難続き。


 事務所で妻木は泉に、「一、二、三と書いて、なんと読む?」と質
問。
 「知らない」と泉。
 「うたた寝。お休みなさい」と妻木。

 そこに、怒った涼子が入ってくる。
 会社に行って調べたら、『涼子』も『寅子』も、画数同じ、と。

 そこに薫子が、英子に言われたとおり、東へ行ってくじを買ったら、
100万円当たったと、当たり券を見せる。
 涼子も、『寅子』にすると言う。

 でも、泉と涼子が、当たり券を見たいと引っ張り合って、券は2つ
に裂ける.....


 −− ああ探偵事務所。それは電話帳の一番初めに載っている探偵
社です…。


寸  評  今回のストーリーは、なかなか上手かったと思います。『赤毛連
盟』のなぞりであることは確かですが、それを隠さなかったことが、
好感を持てます。

 でも、涼子には涼子でいて欲しいと思うのですが。『寅子』では、
やはり人生辛いと思うのですが。

 最近、とある占い師の占いによって名前を変える人(コンビ名?)
が多いのだそうですね。
 でも、社会人となると、改名って、大変ですよね。一度、改名した
と思ったことがあったのですが(しかも、認められる可能性が大変大
きいケースだったのですが)もろもろの手続きやなんだを考えるうち
に、諦めてしまいました。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 お盆前後に、田宮次郎の『白い巨塔』のダイジェスト版を放送していました。
 録画していたのですが、なかなか見る時間が無く、さきほど、やっと一気に
見終わりました。
 やはり、ついつい、去年から今年にかけて放送されたものと比較した目で見
てしまいます。
 ダイジェスト版だったため、葛藤が余り無く、ストーリーが進んでしまって、
ちょっと浅い感じに見えてしまったのは、本当は全31話ある、このドラマと
しては、残念なところでしょう。番組としては、「これで全部見たくなったで
しょ。そう言う人はお金出して、DVDを買って」ということなのでしょうが。
 よく言われているように、田宮の財前の方が、唐沢より悪者に見えますよね。
それに、里見の存在感が、江口の方が強いですわね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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