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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/19 人間の証明 (7)  2004/10/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/19 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 人間の証明
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 棟居弘一良(竹野内豊)
 本宮桐子(夏川結衣)
 横渡篤 (大杉漣)
 新見隆 (風間杜夫)
 那須英三郎(緒形拳)
 郡恭子 (松坂慶子)
 郡陽平 (鹿内孝)
 郡さやか(堀北真希)
 佐伯友也(田辺誠一)
 小山田武夫(國村隼)
 小山田文枝(横山めぐみ)
 翔平  (高岡蒼佑)
 路子  (松下奈緒)
 相馬晴美(りりぃ)
 ケン・シュフタン(Bo.Svenson)
 ジョニー・ヘイワード(池内博之)
 草場健次(おかやまはじめ)
 山路利雄(佐藤二朗)
 河西善行(津嘉山正種)
 富永雅彦(山崎樹範)
原  作 森村誠一
脚  本 前川洋一

あらすじ  第7話 『南部アメリカ編 1』

 晴美の自殺によって ジョニー殺害の捜査が 壁に突き当たった。
 長引く捜査に痺れを切らした上層部は、捜査本部の縮小を考える。
 富永管理官は、晴美犯人説でまとめるよう 那須を促し、山路は 
つじつま合わせの推論を展開して、反感を買う。
 山路の見解〈金銭に困った晴美が ジョニーの金を奪おうとし、抵
抗したジョニーが とられまいと陸橋の下に投げた。 目撃者のカッ
プルが目を離した時 晴美は陸橋を駆け下りたが、既に吉岡が拾った
後で、金を手にする事ができなかった。 警察の手が伸び 追い詰め
られた晴美は自殺した。〉

 そこへ 晴美とジョニーの 血液による親子鑑定書を持った横渡が
駆け込んでくる。 何と 晴美とジョニーは 親子ではないと言うの
だ。 血の繋がりが無いなら 晴美がジョニーを殺害した事も納得い
くと 山路が声を大にし、那須にたしなめられる。
 何故 晴美は 他人の子供の出生届を出したのか。 ジョニーは晴
美に会いに 日本に来たのではなかったのか? 新たな謎が 棟居た
ちの前に立ちふさがる。 そういう状況に関わらず 捜査方針の一本
化を迫る上層部に、那須は 一週間の猶予を願う。


 恭子の人気が予想以上に高いことに やきもちを妬く病床の陽平。
 いい気になるなと 恭子に釘をさす。 ただのタレント候補だと控
えめに語る恭子に、 陽平は相馬晴美の事を尋ねる。 強請られてい
た事に 気付いていたのだ。
 恭子「昔の知り合い。 東京に出てきた頃 世話になったの。」
 横浜のホステス時代の知り合いと思った陽平は、晴美の自殺を知ら
せる新聞記事を 恭子に差し出す。
 陽平「お前が殺したんだと思っていた。」
 立ち聞きしていた娘 さやかは、両親の話のただならぬ内容に 驚
愕する。


 テディベアの持ち主は セント・フェリス幼稚園の1986年の卒園生
と判明。 新見と小山田は、卒園生名簿から 一人一人に当たってい
く。 かつて二の足を踏んでいた小山田も 新見が仕事の日に一人で
回るほど積極的になり、喜ぶ 新見。

 相手に変に思われるのも構わず、卒園名簿を元に 一軒一軒訪ねる
2人。 しかし、幼い日のぬいぐるみの行方を聞かれても 相手はい
ぶかしがるだけ。
 新見「この人を知りませんか?」
 次に 文江の写真を見せても 反応は無い。 ガッカリする新見に
対し、以前と打って変わって 前向きになった小山田が尻を叩く。
 小山田「名簿が半分残っている。 まだ始まったばかりだ。」

 まるで昔からの友人のように 土手に座って昼食をとる二人。 ふ
と 小山田が口を開く。
 小山田「あんたには感謝している。 いろいろ親身になってくれ
て。」
 文江の夢を見るという小山田は、文江に謝りたいと打ち明ける。 
会社が傾きかけた頃 小山田は 文江を給料の要らない従業員のよう
に 工場でこき使っていた。 車椅子の暮らしになってからも トイ
レ・飯・風呂と楽しい事はなかったはず。
 新見「許してくれます。 今度はうんと楽しい思いをさせてあげて
下さい。」
 小山田の目に 涙が浮かぶ。


 たった一週間の猶予で 何ができるのか。 棟居は アメリカ行き
を那須に希望する。 ヘイワードの記録が無いのは 何か事情がある
からではないか。 それを確かめに行くという棟居を 事情を知る横
渡が心配する。 しかし、余裕の無い捜査本部では、課長の許可がも
らえそうも無いと那須。

 テキサス・ダラスに来た桐子は、陽平の会社の不正を暴こうと 現
地の事情に詳しい伊藤を訪ねる。 しかし、会社に寝返った伊藤から
は 思うような情報を得られない。
 伊藤「私には家族がいて、会社からの給料で生活している。 だか
ら 話すつもりは無い。」
 立ち去る伊藤を見送る桐子。 アメリカまで来て収穫の無い桐子は、
棟居に電話をかける。 棟居を思いやるような口ぶりの桐子だが、話
したかったのは桐子の方だった。


 森の中の崖から転落し、「あなた絶対捕まるから。 お母さんも終
わり。」と翔平を呪った文江の夢に 毎夜うなされる翔平。 そして、
翔平と路子は 恭子の事務所に顔を出さなくなった。 麻薬に逃げ場
を求め 自首も考え始めた翔平を、何とか助けようとする路子。
 路子「翔平がそうしたいなら、自首して楽になるか、徹底的に逃げ
て私とずっと一緒にいるか。 好きな方を選んで。」
 翔平は ただ一人の味方 路子にすがりつく。  


 許可が下りずに痺れを切らした棟居は アメリカ行きを 直接 上
司である河西に進言する。 河西の怒りを買う前に、那須は 休暇を
取るよう提案をする。 那須の厚意を受け 直ぐに渡米する棟居。
 那須「行っちゃった。」


 恭子と父の会話に 不安を覚えたさやかは、一人居間にいた恭子に
話しかける。 しかし、晴美の事も自分の過去も はぐらかしてしま
う恭子。 相手にされないさやかは うつむき寂しく立ち去る。 入
れ替わりに来た翔平も、恭子の触れられたくない部分と知っているよ
うに 晴美の話題を振って行く。 残された恭子は、晴美の亡霊相手
に ブランデーを傾ける。


 ミシシッピー州 ジェファーソンの警察署を訪ねる棟居。 日本人
嫌いのシュフタン刑事が、上司の命令で 棟居の協力をする事になる。
 米軍の報告書と異なり、ジョニーの父親が1975年に日本に居た可能
性を 棟居が指摘する。 気を害し 自費で来た棟居への協力を惜し
むシュフタン。 だが、国際問題を恐れる上司に釘を刺されては、仕
方ない。 棟居が訴える ジョニーの母親が日本人である可能性も 
真剣には聞いていない。

 2人は ジョニーが車を処分した 仲間の黒人青年の所へ行く。 
長電話しているシュフタンをおいて 聞き込みをする棟居。 車を売
ったジョニーが手にしたのは8千ドルで、日本で所持していたのが
2万ドル。 その食い違いが どこから生まれたのか?
 黒人を 簡単に殺す白人たちと違う棟居に 心を許した仲間は、ジ
ョニーの車に残されていた麦藁帽子を見せ、シュフタンが 仲間のエ
ディを射殺した事を教える。 黒人である事で 仕事も無く 虐げら
れている彼らの生き方を思い知る棟居。 勉強好きだったジョニーは
 本当は弁護士になりたかったのだという。
 黒人青年「夢を見るだけは 自由だからな。」
 そこに表れたエディの恋人 サラは、仲間であるジョニーの死を知
り、更なる悲嘆にくれる。


 幼稚園の卒園生名簿を順にあたっていた小山田たちは ついに翔平
の家にたどり着いた。 気付いた翔平は、面の割れている路子を隠し
 自分が応対する。 テディベアの行方を聞かれても、文江の写真を
見せられても 平静を装う翔平。 しかし、小山田は気付いていた。
 玄関に 偽ヘルパー 路子の派手なサンダルがあったのを。
 小山田「あいつはここに居る。」
 がっかりして外にでた新見に、耳打ちする小山田。

 そして、捜査本部にも進展があった。 聞き込みをしている横渡た
ちが、晴美が郡恭子の選挙事務所の手伝いをしていたという事を突き
止めたのだ。

 夜になり、一日の疲れをバーでいやす シュフタンと棟居。 日頃
猛烈な棟居も 遠い異国で協力してくれるシュフタンに あわせる器
量ができたようだ。 そしてシュフタンも 棟居の真摯な態度を見直
し始めていた。

 そこに携帯を頼りに 棟居に会いに桐子が現れる。 紹介されたシ
ュフタン刑事の娘の結婚式が明後日と聞き、乾杯した桐子のビールが
 袖にかかる。 捲り上げた袖口からのぞいた腕に 棟居は忘れられ
ない物を見つけ驚く。 それは、父を殴った米兵の腕にあった 太陽
の顔の刺青。


寸  評  文江の夢を見る2人の男。 翔平と小山田。 夢には自分の気持
ちが反映されますね。 どちらも文江に 強い罪悪感を持っています。
 そういえば逃げ出す直前、文江は翔平の別荘の室内を 携帯電話の
写真に収めました。 あれは どうなったのでしょう。
 翔平と路子は 初め 行きずりの関係でした。 でも、一緒に犯罪
を重ね 離れられない関係になっています。 路子は仕方なく一緒に
いるのかと 思うふしもあったのですが 違うようです。 こんな時
でも 愛情が芽生えるのが 人間の不思議な所ですね。

執 筆 者 飯塚()

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2. 編集後記
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 いろんなドラマが終了しました。 そしてまた、新しいドラマが始まります。
 「あの人は今」って番組 よくありますね。 昔片平なぎささんが新人の頃
出ていた「白いシリーズ」に 出ていた男の子。 今で言ったらジャニーズ系
で かっこよかったのですが、気がつけば見なくなってずいぶん経ちます。 
「茜さんのお弁当」の頃 よく出ていた背の高い屈折した感じの役をよくやっ
ていた男の子も 見なくなりました。 その頃よく見ていたのに 名前も知ら
ないし ドラマのタイトルも覚えていない。 でも、確実に存在していました。
 1シーズンに10数のドラマができ、1年にすると50タイトル以上。 二時間ド
ラマやスペシャルを含めると 膨大な数ですね。 その中の幾つが その中の
誰が 皆の心に残っていくのでしょう。 満天の星を眺める様に 感慨深いで
す。(飯塚)

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