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タイトル:Daily Drama Express 2004/10/07 ホットマン2 (1)  2004/10/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/10/07 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ホットマン2
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 降矢円造(反町隆史)
 降矢志麻(伊東美咲)
 大月あやめ(白石美帆)
 降矢ひなた(市川由衣)
 降矢灰二(斉藤翔太)
 降矢龍之介(斉藤慶太)
 降矢七海(山内菜々)
 坂本雪水(黒谷友香)
原作  きたがわ翔
脚  本 樫田正剛

あらすじ ○海辺の町
 降矢円造(反町隆史)は美術教師をしている。愛娘・七海(山内
奈々)は小学2年生になった。ふたりは、七海のアトピーの改善のた
めに自然の多い町に引越して暮らしている。七海の状態はとてもよく、
真っ黒に日焼けしてとても健康的だ。ある日、ふたりが海辺で釣りを
していると、円造の妹で長女の降矢志麻(伊東美咲)がとつぜん現れ
る。志麻に飛びつく、七海。志麻は「ちょっと会いたくなっちゃって
ね」と言う。
 降矢家のいつもの食卓では近所の人たちが志麻を囲んでいる。その
晩、台所で円造は志麻に「この町に来て良かった。みんな、あったか
いんだ。ここにいる人たちは家族みたいだ」と話す。志麻は何かを言
いたげだが、何も語らない。円造は志麻に去年から始めた自然食品の
店はうまく言っているかとたずねる。志麻は「まぁまぁかな」と答え
たものの実は経営に失敗し、借金を作っていたのだ。晩酌の準備をし
ている円造をよそに、志麻はひとりごとのように「わたし、つかれち
ゃった。もうだめかもしれない」とつぶやく。その声は円造には届か
なかった。しかし、涙をふいている志麻を見てしまった円造。そのま
ま何も聞くことができない。

 次の日、机の上には、志麻の手書きのメモが残されている。
 志麻からの手紙:「エンゾ特製、海鮮ゴッタ煮、美味しかったです。
懐かしいお兄ちゃんの味に涙が出そうになりました。志麻」

 七海の声:「志麻おねえちゃんは、次の日、朝早く、七海たちが寝
ている間に、帰っていきました。七海もエンゾもお見送りできません
でした」

 円造はきのうの志麻の涙を思い出し、何かあったことを察する。慌
てて、電話をかけるもののその電話番号は使われていなかった。円造
は七海を仲良しのしょうごの家に預け、週末に志麻のいる横浜に行く
決意をする。

○横浜
 円造は志麻の住んでいる生家に向かったが、その扉には「売却物件」
の文字。降矢家はなくなっていたのだ。
 その後、円造は志麻の経営しているはずの店に向かうが、そこには
「閉店」の張り紙がしてある。

 円造は弟の降矢灰二(斉藤祥太)の住むアパートに向かう。灰二が
彼女のかずえ(紺野まひる)と一緒に過ごしているところだった。円
造の声を聞いて、灰二は慌てて彼女を押入れに隠す。入ってきた円造
に彼女できたかと聞かれ、しらを切ろうとするが、押入れの中から彼
女の鼻歌が。円造は「大事な話があるんだよ」と言って、灰二を外に
連れ出す。
 志麻が消えたことを円造に聞かれたが、灰二は何も知らない。
 ふたりはその足で、もう一人の弟・降矢龍之介(斉藤慶太)のとこ
ろに行く。龍之介は新聞配達店で住み込みで働きながら、大学に通っ
ている。龍之介にも志麻のことを聞くが、何も知らない。円造はふた
りにことの成り行きを話す。経営に失敗しただろうこと、事業を始め
るために必要な銀行の融資のために家を担保に入れたこと、そしてそ
れを承諾したと話す。その上でハンコを押したのは自分だから、志麻
を責めないでくれと頼む円造。しかし、ふたりは納得できない。灰二
には「兄貴と姉ちゃんが勝手にやったことで家がなくなったのに、責
めるなってなんだよ」と言われてしまう。龍之介も「兄さんも同罪だ」
と言う。ふたりは怒りを隠せないまま、その場から立ち去る。

○静岡
 妹の降矢ひなた(市川由衣)が看護師として働いている静岡第一病
院。そこに円造から電話が入るが、忙しくて電話に出られない。

○海辺の町
 七海は留守番先で、円造たち兄弟が母親だけは同じで、それぞれ父
親が違うことを話している。

○横浜
 なじみだったスナック・ニュー竜子。そこに、昔からの仲間・雪水
(黒谷友香)がやってくる。雪水は志麻の行方を知っていた。話によ
ると、志麻はホステスをやっているらしい。円造はその夜、志麻がい
るというクラブに向かう。外で待っていると、そこに客と連れだって
出てくる志麻を見つけ、呼び止める。円造の顔を見たとたん、「お兄
ちゃん、ごめん。家、とられちゃった」と告白する志麻。円造に店か
ら連れ出され、「何をやってるんだ。なんで相談がないんだ。兄弟か
ら逃げて、居場所も教えられないような仕事してて恥ずかしいと思わ
ないのか」と問い詰められる。志麻は涙ながらに話し出す。「みんな
にどんな顔して会えばいいの。恥ずかしいことしたってわかってるか
ら、逃げるしかない。わたしがみんなの家をなくしちゃったの、どう
したら許してくれる?許してもらえないから逃げて、ああゆう店で働
いて、、、嘘でもいいから笑っていたかったんだよ」それを聞いた円
造は志麻の頭をなでる。志麻はすっかり弱ってしまっていた。

○海辺の町
 七海は元気に遊んでいる。とても楽しそう。そこに円造が帰ってく
る。円造は七海に聞く。
 円造「七海はここで暮らすのと、志麻おねえちゃんと暮らすのどっ
ちが楽しい?」
 七海「志麻おねえちゃんとも住みたい。みんなとも住みたい。みん
なにいろんなことしてもらったから、今度はいろんなことをしてあげ
たい」

 七海は心優しい子に育っている。七海の言葉で円造は志麻と暮らす
ことを決意する。
 引越しの日、町の人たちに見送られるふたり。その中に仲良しの男
の子、しょうごの姿がない。悲しそうな七海。荷物を積んだ車を走ら
せていると、遠く海の方にしょうごの姿があった。七海は、笑顔で大
きく手を振る。

 七海の声:「エンゾと七海が引越しをしたのは夏休み最後の日でし
た。七海はこの町での生活はぜったいに忘れません!」

○横浜
 新しい小学校。教壇には、大月あやめ(白石美帆)が立ち、算数の
授業をしている。元気よく手を挙げる子供たち。七海は答えがわから
ず、手を挙げることができない。それを察した隣の席の女の子、いち
ご(美山加恋)が七海に答えを教える。元気よく手を挙げる七海。そ
の様子を教室のドア越しに見守り、つい声に出して応援してしまう円
造。円造は七海と同じ小学校に異動希望を出し、赴任したのだ。それ
を見ていた同僚の教師に「だめですよ、公私混同は」と諭される。
 職員室では、円造を囲んで、会話が弾んでいる。覗くときはさりげ
なく、と他の教師にアドバイスされていると、七海の担任・あやめが
「他の生徒の親に許していないことを同じ職場にいるからと許してい
いのか」と怒りをあらわにする。他の教師があやめのことを、相変わ
らずピリピリしているのはああゆうことがあったからだとうわさ話を
している。円造は「ああゆうこと」の中身を聞くが、うまくはぐらか
されてしまう。
 学校が終わり、七海はあやめのところに駆け寄って、しょうごから
届いた絵はがきを見せる。すると、あやめに「こうゆうこともいいけ
れど、もっとお勉強をがんばりなさい」と冷たくあしらわれてしまう。

 志麻と暮らす家で、七海は一生懸命、勉強をしている。しかし、な
かなかはかどらない。
 一方、円造と志麻は口喧嘩している。

 七海の声:「しょうごくん、こっちはお勉強がたいへんです。先生
もちょっときびしいです。エンゾと志麻おねえちゃんはいつもけんか
しています。はっきりいって、つかれる二人です」

 七海はポストに絵はがきを出しにいった帰りに、お寺に寄って、楽
しかった海辺の町での暮らしを思い出す。そこで、住職に出会い、自
己紹介をすると、「かしこい」と言われる。その意味のわからない七
海は「お勉強はきらい」と言う。すると、住職は「わたしもお勉強は
だいきらいでした」と話し、七海たちは笑いあうのだった。

 灰二は自分から勝手に辞めたバイト先に貰っていない給料5日分を
受け取りにきている。しかし、社会人なら常識を持って行動しろと追
い返されてしまう。
 龍之介は、るみ子(安倍麻美)に呼び出されている。お金を貸して
ほしいと頼まれ、財布にあった全財産5千円をるみ子に渡してしまう。
 ひなたは病院の研修のために横浜に来ている。そのとき、携帯に
「今夜どうする?小田切」とメール。相手は同じ病院のドクターのよ
うだ。

 小学校での算数の授業。いつものように子供たちは勢いよく手を挙
げている。答えのわからない七海。すると、またいちごが答えを教え
てくれる。七海は手を挙げて、教えてもらった数字を答えるが、それ
は間違っていた。帰り道、七海はいちごが算数と国語と英語、そして
ピアノの習い事をしていることを聞かされる。
 職員室で、円造はあやめに呼び止められ、七海の成績がよくないか
ら家でちゃんと予習復習させることを忠告される。

 家で、七海は志麻にきょうあったことを嬉しそうに話している。そ
こに円造が帰ってきて、いちごちゃんが行っているから、塾に行きた
いと言い出す。それを聞いて、円造は「いいこと」を思いつくのだっ
た。

 円造は灰二、龍之介を呼んで、みんなで夕飯を食べることにした。
ふたりが家にやってくると、研修で横浜に来ていたひなたも家を訪れ
る。喜ぶ七海。
 ひなたは円造に家がなくなったことを聞き出そうとするが、円造は
はぐらかす。志麻はこの日、円造に紹介された就職先に面接にでかけ
ていた。
 夕食を前に、円造は龍之介に七海の家庭教師をしてくれないかと頼
み込む。それを機に、家賃を出し合って助け合って生活しないかと灰
二と龍之介に話す。円造の思いついた「いいこと」とは、またみんな
で同じ屋根の下で暮らすことだった。しかし、二人の答えはノー。

 円造「兄弟が困っているのに、そんなことありか?志麻がぺちゃん
こになる前になんとかしてあげたくて、あの町を切り上げてきた。余
計なおせっかいかもしれないけれど、なんとかしなきゃって。それが
俺たち兄弟だっただろ」
 ひなた「勝手なこと言わないでよ。助けろって、それが兄弟って。
だったら、どうしてお姉ちゃんから、ごめんがないの。わたしたちは
あの家がなくなったって聞いて、三人で会って話をして泣いたよ。相
談もなく、家がなくなって、わたしたち泣いたんだよ」
 灰二「バカにしてんじゃねーぞ。その上、この生活助けるために一
緒に住めって。ハンコを押したのは兄貴で、銀行に家をとられたのは
姉ちゃんなんだろ。だったら、自分たちでなんとかしろよ」

 そこに、帰宅し、玄関でことの成り行きを聞いていた志麻が現れ、
わたしがすべていけない、本当にごめんなさいと土下座する。
 七海はみんなに自分の書いた家族の絵を見せて、みんなでごはんを
食べようと言うものの、ひなた、灰二、龍之介は帰ろうとする。その
三人に円造は言う。

 円造「俺はおまえたちに甘えていた。泣き言は言わない、助けを求
めない、でも、お前たちが苦しんでいると聞いたら、飛んでいく。余
計と思われてもおせっかいしに行くからな。俺はお前たちの兄貴だか
らだ」
 その言葉を背に、三人は家を後にするのだった。

 七海の声:「夢をみました。みんながにこにこと笑っている夢です。
みんなでお魚釣りに行って、エンゾ、志麻おねえちゃん、ひなちゃん、
灰ちゃん、龍ちゃんが笑っていました。七海はけんかはいやです」

 円造は七海の枕もとで言う。
 「七海、ごめんな。でも、お父さん、この町に戻ってきたことよか
ったって思いたいんだ」

 明くる日の小学校。
 教室で国語の授業が始まる。七海が教科書を開くと、そこには「バ
ーカ 帰れ ひっこせ」という七海を侮辱する言葉が落書きされてい
たのだ。七海は唇をかみしめ、それに耐えるのだった。

→つづく


寸  評  エンゾと七海が帰ってきましたね。七海ちゃんが前回のときより、
すっかり成長していて、微笑ましい気持ちになりました。反町さんも
本当にお父さんになって役に厚みが出た気がします。それに、相変わ
らず熱い兄貴ぶりも懐かしいです。今回のシリーズから志麻役が伊東
美咲さんに代わりました。さっそく1話からクローズアップされてい
ました。始まる前は、前回の小西真奈美さんのイメージを払拭できる
のかなと思っていましたが、問題ないみたいです。うまく降矢家にフ
ィットしていますね。新しい降矢家、楽しみです。

執 筆 者 流石()

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2. 編集後記
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(流石)

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