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タイトル:Daily Drama Express 2004/10/14 大奥 第一章 (2)  2004/10/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/10/14 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥 第一章
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト おふく (春日局)  松下由樹
 徳川家光(三代将軍) 西島英俊
 徳川秀忠(二代将軍) 渡辺いっけい
 お江与 (秀忠正室) 高島礼子
 朝比奈 (奥女中・御年寄)梶芽衣子
 葛岡  (大奥女中) 鷲尾真知子
 お玉  (大奥女中) 星野真里
 おしず (大奥女中) 雛形あきこ
 孝子  (家光正室) 木村多江
 お万  (家光側室) 瀬戸朝香
 お楽  (家光側室) 京野ことみ
 お夏  (家光側室) 野波麻帆
 徳川家康(初代将軍) 藤田まこと
 稲葉正成(おふく夫) 神保悟志
 稲葉正勝(おふく長男)榊秀雄
 稲葉正利(おふく次男)杉崎政宏
脚  本 浅野妙子

あらすじ  第2話 『捨てられた若君』

 すくすくと成長した竹千代が 歩き始める。 手放しで喜ぶおふく
は、お江与に報告する。
 おふく「お喜び下さいませ。 竹千代君がお歩きになりました。」
 しかし、お江与は冷たい。 竹千代が世継ぎとは限らない、今自分
が身篭っている子は きっと男子だから と言い放つ。

 その夜おふくは 一心に神仏に祈る。 問われれば、御代様のご安
産と答えるが、本当は 竹千代の将来を揺るがさぬ様 お江与の流産
を願っていた。 しかしおふくの願い空しく、数ヵ月後 お江与は 
次男 国松(忠長)を出産する。 そして おふくと竹千代 お江与
と国松の お世継ぎを巡る本当の戦いが始まった。

 6歳になった竹千代は、お守り役の青山について 勉学に励んでい
た。 しかし、奥手な竹千代は 『論語』を読む声も小さく 青山を
ガッカリさせる。 おふくは、近く迫った 秀忠・お江与への挨拶の
練習をする事を提案する。

 挨拶に向かった竹千代とおふく。 台座の上には 父秀忠・母お江
与・弟 国松がいた。 台座の下から お江与に可愛がられる国松を
見上げる竹千代。 おふくの後押しがあっても 元々内気な竹千代は、
動揺し 言葉が出てこない。 弟にまで 口が利けないのかと 馬鹿
にされる始末。 お江与も 先に生まれたからといって 賢いとは限
らない、秀忠は三男でも器量に優れていたので 将軍職についたと、
国松に語りかける。
 お江与「生まれつきゆえ仕方ない。 庇って差し上げよ。」
 過ぎた言葉と思っても、秀忠も何も言う事ができない。 竹千代と
おふくは ただ堪えるしかなかった。

 竹千代の誕生日、数々の贈り物の中に 母 お江与からの贈り物 
豪華な絵の具と 絵筆のセットもあった。 お江与が顔を見せてくれ
ない事に胸を痛める竹千代を、おふくは風邪をひいた為だと慰める。
 しかし、お江与が 庭で国松と楽しげに遊んでいるのを 竹千代は
目撃してしまう。

 お江与が 錦鯉が好きだと知った竹千代は、鯉の絵を描くようにな
る。 絵の才能に優れている竹千代。 お守り役 青山も舌を巻くほ
どの 見事な鯉を描く。 竹千代の成長を心配していたおふくは、竹
千代の物を見る才能を褒め称える。
 おふく「得手な物のお力を どんどん お伸ばし下され。」
 緋色の優雅な鯉を母、並んで泳ぐ小さい灰色の鯉を自分だという竹
千代。 幼い竹千代の 母を思う心に おふくは胸を打たれる。


 中庭で遊んでいた国松が、一人絵を描いている竹千代を見つけ 絵
を描きたいと駄々をこね始める。 お付の者の制止も聞かず、勝手に
上がりこみ 竹千代の筆を取り上げようとする国松。 母との唯一の
繋がりの絵筆を 取られまいとする竹千代と 争いになる。 絵を汚
した国松を 思わず突き飛ばしてしまう竹千代。 泣き声に飛んでき
たお江与が 弟に手を出したと激昂する。
 お江与「言い訳など聞きとうない。 今後、竹千代が国松に近づか
ぬよう 見張っているのじゃ。」
 騒ぎで駆け付けたおふくは、立場上 謝るしかない。 竹千代の描
いた絵を踏みつけ 立ち去るお江与。 折れた絵筆を握り締め 佇む
竹千代を、おふくは ただただ不憫に思う。

 国松の誕生日 長男の竹千代より 進物が多いのに おふくが気付
く。 それは、世継ぎは国松と お江与が公言してはばからない為だ
った。 心配したおふくは、お世継ぎは 長男 竹千代と 秀忠に念
を入れる。 乳母の立場で差し出がましいと言われても、竹千代の為
引き下がれないおふく。
 おふく「噂通り 次男の国松様が世継ぎになるなら、武家の習いか
ら外れた事。 正しいご判断を 信じておりまする。」
 お江与にも 世継ぎは国松と推薦された秀忠。 おふくに 出過ぎ
た事をせず 役目に励め お江与に逆らうなと、釘を刺す。


 家康の計らいで、おふくの元夫 稲葉正成は出世し、長男 千熊こ
と 正勝は 竹千代の小姓の一人に抜擢される。 連れて行ってと追
ってきた 幼い千熊の姿が おふくの脳裏をよぎる。 しかし、正勝
に対面したおふくは 親子の縁は切れていると 厳しく申し付ける。
 おふく「私は乳母、正勝殿はお側役の大事なお役目。 他の方々と
同じように 私をおふく様と呼ぶように。」


 おふくが憎いお江与。 おふくの弱みを探ろうとするが、誰もおふ
くの過去を知らない。 何故3人の子を残し 離縁したのか? おふ
くの過去を調べていた女中が、おふくと同郷の女中から 情報を得て
くる。

 歌に踊りに盛り上がる菊の節句の宴の席。 左右に竹千代と国松を
置いたお江与は おふくを踊り手に指名する。 何事もそつなくこな
し 皆に慕われているおふくの踊りを 女中たちも笑顔で見つめる。
 面白くないお江与だが、おふくに褒美の扇子を投げる。
 お江与「そなたが一番の舞手じゃ。 よほど 人に負けるのが嫌い
なのだな。 夜盗と妾を成敗したと 美濃ではたいそうな評判だそう
じゃな。」
 おふく「夜盗を刺したのは 身を守る為。 それ以外は身に覚えの
ない事。」
 褒美を手に 毅然とおふくが去るのを、ほくそ笑んで見ているお江
与。

 おふくが妾を成敗したと言う噂が 城中に広まる。 まるで 潮が
ひくように 人々はおふくを離れ 遠巻きに好奇の目で見る。 それ
でもおふくは いつもと変わらず 竹千代の世話に精を出す。 食の
細い武千代に滋養を付ける為、食事にさまざまな工夫を凝らす。

 竹千代は 宴でのお江与の言葉の意味を問う。 おふくは 自分の
身を守る為 人は鬼になる時があるのだと 教える。 良い悪いでな
く、それをせねば生きられないのだと。
 おふく「ふくが 今度鬼になる時は、若君の為です。 いつか必ず
 天下の頂点にお立ちなされ。」
 おふくという揺るぎない存在に 慰められる竹千代。


 秀忠に おふくの過去を言いつけ 乳母を辞めさせ、徳川家の世継
ぎも器量に優れた国松と宣言せよと お江与が迫る。 しかし、家康
の手前 辞めさせる理由がないと、秀忠は頼りにならない。 お江与
は 竹千代本人に頼む事を思いつく。

 竹千代を訪ねたお江与は、人払いして2人きりになり 語りかける。
 憧れの母が会いに来てくれた事に 戸惑い喜ぶ竹千代。 しかし、
母が口にしたのは 思い掛けない言葉だった。 お江与は、一人で絵
を描く事が好きな竹千代が 無理して苦手な事をする事は無い、人の
上に立つことはないと、武力胆力に優れた国松に世継ぎを譲るよう 
説得に来たのだ。
 しかし、おふくに 天下の頂点に立つよう 教えられている竹千代
は、母の申し出を断る。 情けないと泣き出すお江与。 驚き 手を
差し伸べる竹千代の手を お江与は払いのける。
 お江与「うるさい。 そなたなど いっそ生まなければ良かった。」

 お江与に睨まれ 取り残された竹千代。 子供ながらも 短刀を抜
き 腹を切ろうとするが、間一髪 見つけたおふくに止められる。 
母に疎まれてまでも 世継ぎになりたくないと言う竹千代。
 おふく「死んだら負けです。 強く大きくなって 見返してやりな
され。」
 竹千代「ふくは 何故そんなに厳しい事を申すのじゃ?」
 おふく「ふくが厳しいのではありません。 この世が厳しいので
す。」
 厳しくとも 周りが敵ばかりでも 決して竹千代から離れず 我が
身を盾にして守ると誓うおふく。
 おふく「このふくを 母と思し召せ。 泣きなされ。」
 おふくにすがり付き 涙を流す竹千代。 母に捨てられた子と 子
を捨てた母が、やるせなく悲しい契りを交わす。

 泣き疲れて 眠る竹千代を見守りながら 対策を考えるおふく。 
はりつけにされた父の幻に 励まされ、負け犬に逆戻りはしないと 
おふくは誓う。 駿府の家康の力を借りる為、おふくは 死をかけた
旅に出る。


寸  評  春日局を演じる松下由樹さん。 自分の子供を失って、代わりの
子供(三代将軍家光)を育てる話です。 以前、日本テレビでも 未
婚なのに 友達の子供3人の母親になる話がありました。 松下さん
には母性を感じるので そんな役が多いのでしょうか? そういえば
 昔踊っていた頃より ポッチャリされましたね。
 対するお江与。 以前読んだ本では 姉の茶々やお初に比べると、
華やかさに劣る 見た目が地味な女性とありました。 (勿論読み物
なので、史実通りと言うわけではないと思いますが。) ところが 
このドラマの高島礼子さんの華やかで 美しい事。 きれいな程 竹
千代の思慕も募りますね。 本当の子供なのに 竹千代とお江与は 
一生心を通わす事はないのでしょうか?

執 筆 者 飯塚()

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2. 編集後記
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 今年は 台風と熊の当たり年ですね。 どちらも怖い存在です。 今年上陸
13個目の 台風23号。 非常に強力だそうですので 皆様十分お気をつけ
下さい。

 熊が出てくるのは いろんな理由があるそうです。 台風で餌が落ちてしま
ったから・台風でストレスが溜まっているから・鉄砲撃ちが少なくなって 人
間を怖いと思わない世代になったから・山里の高齢化で 里山が荒れたから
(以前は 奥山/里山/人里と はっきりしていた分かれ目が崩れ、人と熊の境
界線が あやふやになり、民家の裏庭まで 迫ってきた事。)・・・等など。

 対する人間側の対策。 捕らえた熊に 唐辛子スプレーでお仕置きをして 
山に帰す・熊牧場に引き取って貰う・射殺する・餌不足の熊のため どんぐり
を山にまく(焼け石に水でも 気持ちの問題だそうです。)・熊たちの餌にな
る木を奥山に植える・・・等など。

 山里を歩くには、熊に遇わないよう音をたてる、それでも出会った時には 
もう脅かしたり 走って逃げてたりしてはダメ、なだめるのがいいそうです。
 小さな声で囁きながら、『自分は小さくて弱い生き物だよ、何にもしないよ』
と アピールして 後ずさりするのがいいそうです。(飯塚)

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