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===================================================== 発行部数 17 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/10/15 (Fri) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.金曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 金曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 3年B組金八先生 局 名 TBS系 放映日時 金曜22時 キャスト 坂本金八(武田鉄矢) 坂本乙女(星野真里) 坂本幸作(佐藤泰臣) 花子先生(小西美帆) 小林先生(黒川恭祐) 遠藤先生(山崎銀之丞) 和田教育長(長谷川哲夫) 脚 本 小山内美江子 あらすじ 平成16年3月。 家庭科の小林花子先生(小西美帆)は、臨月も近い。 向こうから、教育委員会改革推進課の坂本金八(武田鉄矢)がやっ てくる。 今日は息子・幸作(佐野泰臣)の合格発表日。 その時、通勤途上の花子が、お腹が痛いと座り込む。 千田校長(木場勝己)は、早く産休に入らないからいけない。さら に「腹のデカイ女性が教壇に立つのは、気に入らないんだ」と、セク ハラ発言もする。 安井総合病院に、花子は運び込まれる。 慶明大学合格発表。 ここにも幸作は不合格で、受験した大学全部に落ち、浪人決定。 その時、慶明大学の屋上から飛び降り自殺した青年がいて、幸作は 叫ぶ。 和田教育長(長谷川哲夫)に呼ばれて金八が和田の部屋へ入ると、 和田は花子の後任を金八にしたという。本来は金子先生が赴任する予 定だったが、明日から急にとなると、と。 また、桜中学を理事会制にする布石にもすると言う。 理事会制とは、別名、公立に対して地域立とも言い、地域の 保護者が学校運営に責任を持ち、校長以下の人事権、予算権も理事長 がこれを統括する。現在全国に小学校一校しか存在していない。 金八も、「これが現場に戻る、いいチャンスかもしれないな」と引 き受ける。 金八が帰宅すると、娘の乙女(星野真里)が、幸作は不合格だった らしい。でも、気が弱くて、報告もできない、と言う。 千田は、兼末健次郎(風間俊介)が酔った幸作の肩を担いで、安井 ちはる(岡あゆみ)と、タクシーに乗せるところを目撃する。 その次に千田は、自転車に乗った桜中学の生徒を見付けて追い掛け るが、彼は逃げる。 ちはるが金八に、飛び降りた子が、幸作の予備校の同級生で、ショ ックを受けたのだろう、と説明する。 自転車の中学生が帰宅すると、母親が無言で、手当たり次第のもの をその子に投げつけ、挙げ句、何度も往復ビンタ。それから肩を殴り、 床に突き倒す。 怯えた目をして無抵抗の少年。 翌朝、その少年が登校途中、金八を追い越す。無言で。金八が声を 掛けても、無視して行ってしまう。 今日から又、金八は桜中学の国語教師。 幸作は家でボーっとしている。 乙女は幸作にお粥を作り、研修に行くという。今日は養護学校の研 修。 しっかりするように言う乙女に、幸作は新聞を渡す。飛び降りた友 達はドラッグに手を出していた。眠れないと言って薬を使っていて、 やがてドラッグにまで、手を出した。 幸作は、その友達の相談に乗れなかったことを悔やむ。 千田は、挨拶する金八に、新学期に金子先生が赴任するまでの辛抱 ですな、と嫌味を言う。 金八が、国井美代子(茅島成美)と一緒に3年B組に入ると、携帯 メールを打つ子、ゲームに熱中する子.....。 金八が自分の名前を黒板に書くと、「かねはちだって、変な名前 .....」と、はやす落ち着きのない子。 花子の子供はまだ産まれず、病院で苦しんでいる。金八は、花子と 一緒に頑張るため祈りましょう、と3年B組の一同に言うが、無視す る子、反対のことをやる子、もいる。 金八が出席を取る。 小野孝太郎(竹内友哉)は、ゲームに熱中していて返事をしない。 金八が顔を突き出して、何度も名前を呼ぶと、遂に返事をする。 出席1つを取るにも、騒がしい教室。 朝、土手で会った、返事をしない少年。昨夜自転車で千田から逃げ た少年、丸山しゅう(八乙女光)。 鐘が鳴り、教室を出ると、金八は怒りに肩を震わせ、「なんちゅう クラスだ。バカばかり」と吐き捨てるように言う。 遂に花子の子供が生まれる。その報告にわく職員室。 乙女が向かった先は、東京都立清浦養護学校。乙女が付いた時、ち ょうどスクールバスが入ってくるところ。 乙女はバスから降りた児童に声を掛けている。 そこに出てきた教員・青木には、頬に大きな赤い痣があった。 内心驚く乙女。 青木は、「坂本さん、そんなに気になるなら、じっくり見てもいい んだよ」と痣を指さす。 乙女は、養護学校でのことを金八に話すと、金八も自分の方も大変、 と言う。 平成16年度入学式。 金子先生は別の中学に赴任していた。 和田教育委員長も千田校長に、花子復帰予定の10月まで、6ヶ月 だけなので金八で行くと説明。6ヶ月なら、と千田も渋々認める。 金八は3年B組の教室で、3Bのルールを掲示する。 「何それー」と騒ぐ生徒に、「これはおまじない。毎朝、これを読 むと遊び心が消えて、授業に集中できる」と金八。 金八はそれを3Bに読ませると、声がバラバラ。 金八は声を揃えさせ、みんなこれを読んだのだから、これで約束し たという。 嵌められた!と騒ぐ生徒達。 その時、着メロが鳴る。その生徒は携帯の電源を切る。 金八はさっそくおまじないの効果が出た、と言う。そして、教室に 入る前に携帯の電源を切ること、と言う。 それは学校に携帯を持ってきてもいいということなのか?と聞く生 徒に、持ってくるなと言っても、学校から塾に直行する生徒もいて、 今や携帯は必需品と答える金八。 「話せる系?」と言う生徒に、「話せないが君たちの努力は買う」 と金八。 それから金八は、相田みつおの詞を出す。『いまここ』を取り上げ る。 金八の説明。厳密に「いまここ」は無い。そう言った途端、それは 過去となっている。仏教用語で言えば、それは『無常』。 来年の今頃は誰もここにはいない。だからこそ、『一所懸命』にな る。 そして5月。 相変わらずしゅうは家で一方的に母親の暴力を受けている。 6月。 『前記定期試験』 携帯でカンニングする孝太郎。 孝太郎を注意しているすきにカンニングする生徒。 廊下で本を調べる生徒と、滅茶苦茶。 7月。 プール開き。 8月。 乙女は養護学校の夏季体験学習で、成田障害者乗馬クラブへ行って、 馬に乗せて貰った体験を、嬉しそうに話す。 自分は勉強とメシ作りだけだと愚痴る幸作。 浪人生だから、仕方ないだろう、と金八。 乙女が、青木は北海道の牧場主の息子で、子供にも馬にも、乙女に も優しいとうっとりと話す。乙女の話に焦る金八。 9月。 夏休み明け初日。 金八が懸命にしゅうに声を掛けるが、しゅうは無視。 あと1ヶ月で金八と別れることを喜ぶ3Bの生徒達。 花子は、育児ストレスでヒステリーを起こしていた。夫の小林先生 (黒川恭佑)に当たりまくる。 更に泣き出したわが子にも当たる。 小林が妻・花子の産休の延長を千田校長に依頼するが、千田はそれ なら、辞めてくれて結構、と言い捨てて、教育委員会に向かう。マタ ニティー・ブルーになるようでは、教師失格とも言って。 金八は、これで来年3月まであのクラスと付き合うのかと、クラッ とする。 しゅうは学校帰り、りんごを1個万引きする。 しゅうが帰宅すると、母親は、しゅうのズボンのポケットのふくら みに気付き、中からリンゴを引っ張り出すと、しゅうを殴る。 その時人が来て、その隙にしゅうは家を飛び出し、荒川の岸にたど り着くと、りんごを力を込めてかじる。悔しさを押し殺すように。 10月。 稲葉舞子(黒川智花)がしゅうに「おはよう」と声を掛けると、し ゅうは振り返って小さく会釈。 土手を母親に手を引かれて歩く桜中学の制服を着た女生徒。 2人の生徒が、どちらが速く走って学校に着くか、賭けをする生徒 達。 母親に連れられていたのは、転校生・飯島弥生(岩田さゆり)。父 親の転勤で鎌倉から引っ越してきたのだ。 弥生を学級委員の杉田祥恵(渡辺有菜)の隣に座らせるために、前 の席に移動させられる田中奈穂佳(石田未来)。菜穂佳は、ふててい る。 弥生は少し足らない。本田知美養護教諭(高畑淳子)は、祥恵と島 健一郎(筒井万央)を保健室に呼び、弥生が障害児だということを打 ち明ける。クラスの生徒にいきなり話すより、学級委員だけに話しを した方がショックが少ないだろう、と。 しかし、金八は女子の障害児は初めてで自身が無いという。 祥恵は時期を見て、各班の班長を『ヤヨを守る会』の会長にする、 と言う。 金八はでも、いきなり仲良くしようとして距離を詰めようとすると、 パニックを起こすことがあると弥生の母親から言われていると釘を刺 す。 狩野伸太郎(濱田岳)と富山量太(千代将太)は、どちらが弥生を ものにするかで、喧嘩。 それを見て興奮する3Bを見て、後ずさりして耳を塞ぐ弥生。 教室の片隅では、女生徒がお金が盗まれたと騒ぐ。 学級委員に知らせようと飛び出した生徒達は、廊下にうずくまる弥 生を、保健室に運ぼうとする。 そこに祥恵が駆けてきて、彼女たちを突き飛ばすと、「この子に手 を出すな!」と怒鳴り、弥生を抱えていく。 しゅうの家のトラックは、前がつぶれている。 そっと帰宅したしゅうは、リンゴを手にしている。 「しゅう、いるの?」と声を掛ける母親に、見つからないようにそ っと自室に入ると、机の上にリンゴとナイフを置く。 自転車に乗ったしゅうを車で追い掛けるヤクザ風の男達。 それを夜回り隊の遠藤先生(山崎銀之丞)が見かける。 必死に逃げるしゅうをジグザグ運転で追い掛けるヤクザ達。 やがて路地を曲がると、前方からパトカー。ヤクザはバックして去 っている。 パトカーはそこにある東京都立港東高校へやってきたのだ。 そこには、平成13年度卒業生の笠井美由紀(高松いく)(3B笠 井淳(上森寛元)の姉)が通っていた。 金八は夜間招集を受け、桜中学へ行く。 港東高校の部室で、部員がドラッグをやっていたと発表する千田。 桜中学は、中学だからと主張する先生に、港東高校には毎年大勢の 卒業生が進学していると金八。 千田は、関係した卒業生がいないか調査を指示。荒屋二中では生徒 全員の尿検査をするという。 知美は、生徒全員の尿検査は無理だし、今は尿検査をしても痕跡の でない薬もある、と反対。 遠藤が、荒屋二中の生徒から桜中の生徒にも誘いかけたという話し を耳にしたという。 金八と千田は、二年前に比べて、今の桜中学の生徒は子供っぽい。 これは指導者のせいでは?と小競り合い。 今はそんな時じゃないとたしなめられる。 3Bの生徒達が恐喝される。 しゅうは自転車で通りかかり、それを目撃する。 しゅうが舞子も被害に遭っているのを見て、助けようと決心した時 に、大森(鈴木正幸)巡査が来て、恐喝犯は逃げていく。 被害にあった6人を保健室で前にして、その恐喝犯4人はクスリで 有名、と説明。 淳はそっと金八に、姉・美由紀が大麻を持っていると耳打ち。金八 は家に来るように言う。 金八の家には、大森巡査も来ている。笠井姉弟も来ていて、美由紀 が大麻を提出している。美由紀は、煙だけは吸ったことがあるという。 マネージャーの美由紀はいつも部員達に大麻を持たされていた。ヤ バクなったら処分するように、と。 美由紀はこの大麻を持ってきたのはヤバイのでこれを渡すストーリ ーを大森と金八で作って欲しいと頼む。 大麻は今は大学生の卒業生が売りつけてきた。金八は、すぐ桜中学 の卒業生も被害者になるだろう、と危惧。 しゅうはまた、母親に殴られ、口を切る。 翌日職員室は、大麻の問題に揺れる。なぜ、子供がそんなことをし ているのに、親は気付かないのか!? 廊下に、麻薬撲滅運動のポスターが貼られる。でも、これに気付い たのはしゅうだけ..... 金八は3Bの教室に入ると、今日はまじめに話したいと、声を荒げ、 机を叩く。 金八は、25年間、3Bを受け持ってきた。今まで3Bでは、クラ ス全員で話し合いをして問題を解決してきた。話を聞きたくない者は 出て行け!と怒鳴る。 すると、弥生が耳を塞いで廊下へ出て行く。 金八は弥生のことを祥恵と健一郎に託す。 でも、弥生が出て行ってしまったことで、他の生徒達も出ていき、 10名程度が教室に残る。 残った生徒達は、金八の30年前の話を聞きたがる。 金八は話す。30年前のベトナム戦争当時、米兵が恐怖を打ち消す ために、前線で覚醒剤を使っていた。 だが、前線から戻っても、覚醒剤がやめられず、廃人や犯罪者とな った。 その金八の話を聞いているうちに、しゅうは耳を塞いでうずくまり、 心配して肩に触れようとした金八の手を振り払う。 その頃校庭では、外へ出た生徒達が、弥生を笑わせようと努力して いた。 寸 評 今回の金八は、投げやりな感じがします。年を取ったといいます か。ある意味リアルですが、今までの『教育に人生を捧げる!』とい う感じの金八とは、イメージが違います。 また、今年の3月から始まって、強引に10月まで持ってきてしま いましたね。ここまで急展開する必要があったのでしょうか。この時 間の経過によって、しゅうの母親による虐待は少なくとも半年以上、 放置されていることになります。今までの金八なら、もっと積極に気 付いていたように思うのですが。金八先生も勘が鈍った? ところで、今回、大麻・覚醒剤事件です。高校生だと、「ヤンキー 母校に帰る」で取り上げられていて、目新しさも無いのですが、中学 生を対象に、これから、どう展開していくのでしょうか。 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 3年B組金八先生は、今年で最初の放送から25年、7シリーズ目とのこと です。 これだけ長きに渡って、折に触れて放送していると、世代を超えて共通に話 ができるドラマですよね。 年がばれてしまいますが、最初の放送の時、小学生でした。その当時は、児 童よりも教師達が熱中していたように思います。きっと自分たちも金八先生の ように、問題を生徒ともにスカッと解決したい、と言う日常に対する欲求不満 を密かに持っていたのかもしれませんね。 それがいつの間にか同世代となり、追い越してしまいました。 ところで、第1シリーズの時は本当にそんな問題(妊娠)を起こしてしまう 女子中学生などいないだろうと思われたのに、今は、大麻を吸っている中学生 がていも、驚けないほど、世相は崩れてしまいました。 さて、このシリーズは刺激的な事件と、胸のすくような解決ができるのでし ょうか? なお、実はこのドラマのあらすじを書くには、ちょっと覚悟がいりましたこ とを最初に白状致します。(鈴木) ---------------------------------------------------------------------- 3. 他誌紹介 ---------------------------------------------------------------------- 是非、ご興味をお持ちの方は、下記メルマガを購読してみて下さい。よろし くお願いいたします。 ----------------------------------------------------------- ≪ これを読めば、勝ち組みの仲間入り!? ≫ 初心者から上級者まで、パチスロで勝ちたい!という方に、 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