メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/10/12大引け  2004/10/12


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株式情報局
2004/10/12大引け

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◆石炭関連
三井鉱山 (3315) 388 +5 +1.31% 
常磐興産 (9675) 187 +5 +2.75% 
住友石炭 (1503) 174 +14 +8.75% 
太平洋興発(8835) 164 --- 0.00% 
前週末は温泉リゾートの好調から常磐興産が人気化、他の石炭株も刺激を受けて上
伸したが、石炭株全体、原油価格高騰、鉄鋼向け需要拡大、原子力発電所停止など
に伴う電力向け特需発生、各社、リストラ効果による業績好調などを材料に人気セ
クターに変化している。


◆石油関連
AOCHD (5017) 1,621 +98 +6.43% 
石油資源開発(1662) 5,040 -80 -1.56% 
新日本石油 (5001)  748 -5 -0.66% 
帝国石油  (1601)  659 +3 +0.46% 
原油価格の上昇基調が続いていることを手掛かりに、石油・資源関連株が物色され
る。11日、NYMEXで原油先物相が5日続伸。代表的な石油指標であるWTIで、
期近11月物は1バレル=53.80ドルまで上昇し、5日連続で過去最高値を更新。アフリ
カの産油国ナイジェリアでゼネストが発生し、先行きの供給についてひっ迫懸念が
一段と強まったのが背景。


◆住友石炭鉱業(1503)
174 +14 +8.75% 
低位材料株物色も鉄鋼周辺銘柄や原油市況関連に限定される状況。業績面などでの
裏づけがある銘柄に絞り込まれている様子.また、三角保合い上放れなどチャート妙
味もはやされる。


◆積水ハウス(1928)
1,108 -18 -1.60% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。中期経営計画説明会を開催。目標達成に向け
ての具体的な戦略に厚みがあったことや、プレハブ住宅大手としての構造的課題に
再度向き合う姿勢は、成熟したシクリカルストックのイメージを刷新する可能性が
ある点を評価。


◆ASSET(2337)
392,000 +18,000 +4.81% 
2004年8月中間期の決算発表を予定。中間決算発表時に、2005年2月期通期の見通し
を上方修正するとの観測が出ており、高成長への期待から幅広い物色を集める。


◆ポイント(2685)
2,920 +5 +0.17% 
8月中間期業績は、既存店が好調な推移であったことに加え、粗利益率も改善したた
め、大幅増益を達成。バリュエーション面において現在の株価に割高感がない。


◆サダマツ(2736)
310 --- 0.00% 
04年8月期の業績予想を下方修正しており、従来の増益予想から一転して減益となる
見通し。好業績銘柄として位置づけられていただけに、ネガティブサプライズとの
見方。


◆日清紡(3105)
772 -6 -0.77% 
ナノテクノロジーを使った形態安定シャツのOEM供給を本格開始したと報じる。
今秋から1年間で前年比3倍の150万着、売上高105億円を目指す。ただし、株価は25
日線が抵抗線として意識され、上値を抑えられる。


◆日東紡(3110)
208 -5 -2.35% 
野村証券は、マカオのグラスファイバー工場を訪問。付加価値の高いクロスの生産
にも力を入れ始めており、今後の変化が期待。一方で、定番品を安定的に低コスト
で生産するという仕組みも出来ている。レーティングは「3」を継続。


◆中央毛織(3207)
318 +33 +11.58% 
仕手化の動きを続ける。プリヴェチューリッヒ企業再生グループ、Jブリッジ、
ファイナンスオールなどを手掛けてきた海外ファンド買いをはやして仕手人気が続
く。


◆ケンコーコム(3325)
620,000 --- 0.00% 
今3月期業績予想の下方修正を発表。中間期の経常利益は当初、5100万円の予想だっ
たが、2100万円の損失見通し。また、通期の経常利益は2億100万円の予想から7200
万円(前期比9%増)の見込み。7月末発表の第1四半期業績で経常損失となり、今回は2
回目のショック安。会社側は7月末時点で今後は業況が改善するとの見通しを示して
いただけに、失望感が増幅した格好。


◆東レ(3402)
505 -11 -2.13% 
野村証券は、タイの同社グループを訪問。昨年と比較すると、自動車産業の成長に
照準を合わせた産業用繊維への転換の進展が目立っていた。タイ地区は、しぶとく
自ら変化するという同社の良い側面を具現化している。「2」を継続。


◆東邦テナックス(3403)
314 +3 +0.96% 
先週末に業績予想の修正を発表、集団訴訟和解による特別損失計上で今期最終損益
は赤字に転落の見通し。大きなネガティブ要因とはみられていないが、新光では株
価の上昇に伴い「1」から「2」に格下げしていることなどもあり、買いは手控えら
れている様子。


◆三菱レイヨン(3404)
364 -5 -1.36% 
ドイツ証券は、05/3、06/3期業績予想を減額し、投資評価を「Buy」から「Hold」に
引下げ。目標株価は450円から400円に引下げる。


◆旭化成(3407)
483 -11 -2.23% 
8日、9月の住宅受注金額を公表。ドイツ証券は、9月の受注高は前年同期比14%減と
大きく落ち込んでおり、ネガティブであった。ただ、11月からの受注好転を予想し、
投資評価「Buy」、目標株価760円を継続。


◆ダイニック(3551)
412 +4 +0.98% 
書籍装丁用クロス製造大手で株価が連日、年初来高値を更新好業績期待から買いが
入る。株価はこの日、前週末比でマイナスの水準から始まったものの、午後に入っ
て株価は一段高となり、一時は同2.7%高の419円まで上昇する場面もみられた。


◆王子製紙(3861)
627 -11 -1.72% 
ドイツ証券は、投資評価「Hold」、目標株価770円を継続。原料高、製品値上げに関
する不透明感、輸入紙増加に対する懸念などを背景に、足元の同社株価が軟調な展
開となっているものの、短期的な調整局面にあると考え、早晩の回復を想定。


◆ジー・エフ(3751)
700,000 --- 0.00% 
上場2日目のきょう12日に公開価格(29万円)の約2.7倍の80万円の初値をつけた。全
自動テレマーケティングシステムを開発・販売。主幹事はみずほインベスターズ証
券。


◆昭和電工(4004)
270 -2 -0.74% 
野村証券は、「3」を継続。シンガポールの同社HD生産拠点を訪問。昨年と比較す
ると、この1年で生産能力が大きく拡大し、全ての製造ラインが自動化された最新鋭
の強みを発揮していた。今後も同社グループの成長を担うHDの重要な生産拠点であ
り、その合理的な事業戦略を支えていく。


◆日本触媒(4114)
822 -23 -2.72% 
2004年9月中間期の連結経常利益は従来予想の97億円から前年同期比34%増の100億円
になる。大和はサプライズはないとの判断から「中立」を継続。


◆積水化学工業(4204)
773 -19 -2.40% 
大和は住宅受注の鈍化傾向が鮮明化してきたことなどを背景に、「1」から「2」へ
引下げ。UFJつばさ証券は、「B」を継続。10/8のリリースによれば、04年9月中
間期の住宅受注棟数は前年同期比1%増、住宅受注高は同3%増。想定通りの着地で
あったと見る。


◆ジグノシス(4300)
180,000 --- 0.00% 
エフエム東京がジグノシスを買収すると発表したことが手掛かり。FM東京は、ジ
グノシスが実施する第三者割当増資の引き受けや株式TOBにより、発行済み株式
の54%を取得する。TOB価格は1株28万円と、前週末終値(18万円)を大幅に上回っ
ており、TOB価格にさや寄せする格好。


◆バックスグループ(4306)
284,000 -2,000 -0.70% 
9月の月次連結売上高動向を発表。9月の売上高は前年同月比25.1%増。今期累計では
前年同期比32.1%増。


◆武田(4502)
5,220 -30 -0.57% 
2005年3月期の営業利益は前期比8%増の4000億円と13期連続で最高益を更新する見通
し。ただ、買い一巡後は伸び悩む。消化性かいよう治療薬「タケプロン」など医療
用医薬品の国内販売が好調で、薬価改定による価格下落を吸収できる。UFJつば
さは、収益好調は特にサプライズではないが、買い安心感。「A」を継続。


◆田辺製薬(4508)
986 -5 -0.50% 
環境保全と製造コスト低減を両立する新たな環境会計手法を本格導入すると報じる。
ただし、寄り付き段階で一時7/14以来の1000円を回復するものの、買い続かず。


◆キッセイ薬品工業(4547)
2,105 -5 -0.24% 
UFJつばさ証券は、新薬導出入による収益基盤強化は中堅製薬会社として妥当な
戦略と評価しているようだが、株価バリュエーションの面で割安感に乏しいため、
「B」は据え置く。株価調整完了から出直り期待が強まりつつあるが、当面は2400
円前後が節目になると見る。


◆日エンター(4829)
518,000 +50,000 +10.68% 
2004年6-8月期の連結経常利益は前年同期比6.2倍の1億3000万円前後になる。4日に
新会社アイコットに資本参加すると発表して以来、値動きの良さや収益拡大への期
待から株価は上昇基調。観測報道により足元の好調な業績を確認して、買い安心感
が強まる。


◆AOCHD(5017)
1,621 +98 +6.43% 
NYMEXの原油先物がNY市場で5日連続での史上最高値更新となったことが材料
視。連日の株価上昇にも関わらずPER倍率はまだ15倍と割安感が強いことなども
買いを誘うもう一つの要因ともなる。もっとも8日時点では25日移動平均(1230円)を
2割以上、上回っており、一部では急ピッチな上昇を警戒する見方も出る。


◆日本ヒューム(5262)
261 --- 0.00% 
7月の戻り高値265円に接近。ヒューム管の市中価格が関東地区で2001年8月以来3年2
カ月ぶりに上昇したと報じる。


◆日本冶金工業(5480)
523 +11 +2.15% 
9月中間期の業績予想を大幅増額修正し、その後急騰した経緯があるが、販売価格や
原料価格の先行き不透明感を理由に下半期の予想は修正していなかった。ステンレ
スの市況は高水準をキープ、製品価格の引上げが徐々に浸透しており、3月期通期で
は一段の増額修正が必至と見る向きが増える。


◆日本金属(5491)
244 +6 +2.52% 
年初来高値265円を意識。立花証は参考銘柄として引き続き注目。


◆虹技(5603)
183 +14 +8.28% 
主力株を手掛けにくい中、調整一巡感のある低位株を見直す動き。4日に付けた年初
来高値189円を意識した買い。ただ、信用買い残は高水準で、戻り待ちの売りは出や
すく、年初来高値を抜けるかが目先の焦点。


◆ニッケル関連
住友金属鉱山(5713) 810 +1 +0.12% 
大平洋金属 (5541) 545 --- 0.00% 
ニッケルの国際価格が急騰、採算性の改善期待が広がる。LMEのニッケル3カ月先
物価格は1トン1万6500ドル程度で年初来高値圏。


◆住友鉱(5713)
セロ・ベルデ銅鉱山を保有するセロ・ベルデ社に住友商(8053)と共同で出資すると
発表。今回の出資で、住友鉱が掲げる2004年度の銅生産の目標量(41万t)に対し、1
割程度の資源が調達できる見通し。資源の安定供給先確保を素直に好感する見方が
あった。


◆サンコール(5985)
610 -30 -4.69% 
目新しい悪材料が出たわけではないが、5日に700円の高値を付けた後、戻りの鈍さ
を嫌気した売りが続く。相場全体の地合いの悪さも影響しており、心理的な節目と
みられる600円を維持できるかが目先の焦点。


◆石井鉄(6362)
216 +50 +30.12% 
ストップ高比例配分。大引け成立売買高は49万2000株で107万2000株の買い注文を残
した。日通しの売買高は6994万2000株で発行済み株式数(3784万株)の2倍近くに膨ら
む。原油高をきっかけとした思惑的な売買が上げの主因。相場全般が手掛かり不足
のため、値動きの軽い低位株として個人投資家など目先筋の買いを呼び込んだ。


◆新興プランテック(6379)
202 +11 +5.76% 
人気の資源関連の一角、プラント関連として買われてきたが、個別材料も抱える。
東証の合併による利益基準に抵触、現在は監理ポストでの売買だが、利益基準クリ
アから早ければ11月にも通常ポスト復帰が見込まれていることや、増配期待も根強
く、人気が続く。


◆日立製作所(6501)
682 -6 -0.87% 
子会社日立グローバルストレージテクノロジーズは年内に、米国で従業員の1割を削
減すると報じる。日興シティは、同報道の内容が正しければ、見る上でポジティブ
と判断。投資評価「1H」、ターゲットプライス840円を継続。


◆高岳製作所(6621)
172 +18 +11.69% 
先週末付けで、レーティング未付与ながら日興シティがレポートをリリース。売上
は計画を上ぶれし始めており、リストラの規模が大きいことからも、増益インパク
トは強くなる可能性があると指摘。


◆メルコHD(6676)
1,809 -94 -4.94% 
今3月期の連結経常利益が従来計画の63億円に対して44億円(前期比18.7%減)に下方
修正。薄型テレビやエアコンの販売は好調ながら、PC周辺機器を主力とする同社
にとってはPC販売の低迷が響いた構図。製品価格の下落も響く。野村証券は、
「3」を継続。


◆ナカヨ通信機(6715)
499 +49 +10.89% 
みずほが新規に「1」。目標株価は620円。金型投資や研究開発投資が一巡する来期
には90年代以降では最高の営業利益水準に達する。PHSモジュールの外販ビジネ
スが次の業績牽引役として期待。


◆NECエレ(6723)
5,890 -340 -5.46% 
2004年9月中間期の連結純利益が前年同期比44%増の175億円。株価が短期間で急上昇
してきた後だけに、目先の買い材料出尽くし感につながった。中間期の営業利益は
予想していた水準をやや下回った。ただ来期の予想利益を基準にすると海外の半導
体メーカーに比べ割安感。メリルリンチは「売り」を継続。


◆アルバック(6728)
2,575 -110 -4.10% 
東京エレクの7-9月受注実績の観測報道が伝えられ、従来予想を下回るものになった
とされる。特に、液晶製造装置の受注が減速と伝わっており、同分野を主軸とする
同社などには先行きの警戒感が高まりつつある。


◆松下電器産業(6752)
1,509 -39 -2.52% 
新型乾電池の年産能力を2倍の3億個に拡大すると報じる。今春の発売以来、デジタ
ルカメラ向け需要などが好調で、当初計画の2倍のペースで販売が伸びる。


◆シャープ(6753)
1,528 -47 -2.98% 
インテルの7-9月期決算発表を控え電機株が総じて買い手控えられる中、戻り売りな
どに押される。液晶パネルの生産体制を再編し、利益率の高い携帯ゲームや電話向
けの中小型パネルの生産能力を拡大と報じた。北米での今年のクリスマス商戦は不
調との見方が多いようで、ハイテク株の上値を抑える要因。もっとも、クリスマス
商戦が予想に反して順調な売れ行きならハイテク関連の反発に弾みがつく。


◆イーラックス(6811)
275 -10 -3.51% 
中間期の業績上方修正と中国不動産流動化事業の開始を発表。中間期の売上高予想
は20億円から60億円へと大幅に増額されているが、経常利益並びに純利益予想につ
いては修正幅が小幅にとどまっており、失望感が生じているとの見方。


◆キョウデン(6881)
1,092 +62 +6.02% 
1万4600株(47.6%)を保有する九九プラス(3338)が9月9日に新規上場して以来ほぼ一
貫して上昇を続ける。公開価格は66万円でそれから3.6倍。上場初日の初値135万円
からでも約1ヶ月で76%強上昇した計算。これに伴い含み益は347億円あまりに増加。
キョウデンの橋本浩会長も九九プラスの株式を3240株保有。


◆シチズン電子(6892)
5,130 -300 -5.52% 
月次動向を嫌気。9月の単独受注高は前年比26.4%減、今期最大の減収率を記録して
いる。みずほ証券では回復は想定よりも弱いとしながらも、再度本格回復局面を想
定し、「1」、目標株価8500円を継続。


◆日産自動車(7201)
1,209 -24 -1.95% 
三菱証は株価判断「A」、目標株価1700円を継続。自動車セクター内でも割安と判
断。当面は日米の新車攻勢に注目。


◆日産ディーゼル工業(7210)
360 +13 +3.75% 
立花が参考銘柄として取り上げる。新長期排ガス規制対応技術の実用化に加えて、
国内トラック需要が想定を上回っていることから今期業績も上方修正の公算。


◆プラザクリエイト(7502)
690 +31 +4.70% 
FM東京が同社の子会社、ジグノを買収すると発表しており、手がかり材料。ジグ
ノは前期に業績が悪化したこともあり、業績の回復期待が生じる。


◆オリジン東秀(7579)
1,760 -40 -2.22% 
9月の既存店売上高は前年比7.6%増となり、今期最大の増収率。五輪による特需の影
響があったとされる8月(同5.8%増)を大きく上回る。


◆魚力(7596)
1,002 -8 -0.79% 
9月の月次売上高を発表。全社売上高は前年同月比4.4%減、既存店は同3.7%減。上期
の累計は全店が前年同期比4.0%減、既存店は同4.5%減だった。月の後半は2つの台風
の影響で苦戦したが、既存店はやや上向き傾向。


◆インターアク(7725)
180,000 -25,000 -12.20% 
前週末8日に6-8月期の単独業績を発表。カメラ付き携帯電話の在庫増などの影響で
光源装置の納期がずれ込み、同期の経常損益が1200万円の赤字(前年同期は3億1200
万円の黒字)になったことを嫌気。これまで会社計画が保守的で上方修正の期待の大
きかった銘柄のため、想像以上に収益環境が悪化。


◆岡本硝子(7746)
1,190 -40 -3.25% 
需給悪化並びに1株利益の希薄化並びに需給悪化懸念が生じる。8日、最大で195万株
(現発行済み株式総数の16.6%に相当)の公募・売り出しを実施すると発表。


◆シチズン時計(7762)
1,088 -22 -1.98% 
アジアの工作機械事業を強化すると報じる。グループのアジアでの工作機械売上高
をタイ、中国の拠点増強により3-5年後に約2倍に拡大したい考え。


◆南部化成(7880)
1,460 -10 -0.68% 
売買単位を1000株から100株に変更すると発表。変更日は12月1日を予定。株式の流
動性改善が狙い。


◆タカラ(7969)
455 -33 -6.76% 
2004年9月中間期の連結経常損益が43億円の赤字(前年同期は17億円の黒字)。従来見
込みは11億円の黒字で、赤字転落を失望した売りが継続。今期の年間配当をゼロ(前
期は8円)。国内外でヒット商品が一巡して売り上げ規模が縮小。UFJつばさ証券
は、「B」を継続。


◆任天堂(7974)
12,520 -350 -2.72% 
利益確定売りが続く。円相場が上昇したことを嫌気。北米向けの売上高比率が高く、
9月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予測を下回り、米国景気の
停滞観測が売り材料視された。ただ、新型ゲーム機に対する期待感は強く、25日移
動平均(8日現在、1万2485円)を割り込む水準では押し目買いが入って下支え。


◆ダイワ精工(7990)
146 +5 +3.55% 
シャラポワ関連銘柄として買われる。シャラポワ選手使用のラケットは米プリンス
社のシリーズだが、プリンス社の総代理店として国内販売を手掛けている。シャラ
ポワモデルの販売拡大に期待。


◆丸紅(8002)
295 -1 -0.34% 
きれいな下値切り上げ型チャートを刻む。資源関連として買われてきたが、ダイ
エーの再建支援に向け丸紅と米ウォルマートが連合を組むことが明らかになったこ
とも材料視。


◆東エレク(8035)
5,630 -60 -1.05% 
東エレクは8日、2004年7-9月期の半導体製造装置の受注額(液晶製造装置を含む、単
独ベース)が1330億円程度と4-6月期に比べ24%減少したことを明らかにした。従来の
予想レンジ(1400億-1500億円程度)の下限を下回り、意外感を誘う。同社の受注が底
入れするのは早くても来年夏以降とみられ、それまで株価は上値の重い展開が続き
そう。ドイツ証券は投資評価「Sell」を継続。今回の受注実績発表によって、今後
の受注減少トレンドがほぼ明確になる。ただし、株価を大きく押し下げる要因も乏
しくなってきたと考える。今晩の米国市場では米インテルの7-9月決算の発表が予定
されており、このところのインテルは「失望決算の常習犯」であることから、期待
が持てないとする見方を誘う。


◆兼松エレクトロニクス(8096)
959 -200 -17.26% 
ストップ安、大引けで比例配分。4900株の売買が成立し、18万7300株の売り注文を
残した。今3月期の連結経常利益を従来計画の36億円に対して25億円(前期比22.7%
減)に下方修正。売上高は750億円計画に対して687億円(同2.1%減)にとどまる見込み。
今期はIT投資が大きく増加すると期待されていたが、多くの企業が国内需要の回
復基調を見極めようとの姿勢にあり、IT関連投資も緩やかな回復にとどまってい
ると同社では認識している。製品別では大型ホスト系プリンターの販売低迷が響い
た。


◆ラピーヌ(8143)
225 +34 +17.80% 
2004年9月中間期と2005年3月通期の連結業績予想の修正を発表。通期では経常利益
を従来の4億円から5億5000万円(前期比2.9倍)に、当期純利益も2億円から3億5000万
円(同80.4%増)にそれぞれ増額。主力の婦人服の販売が順調でバーゲンなどでの値引
き販売の比率が低下したほか、製造部門の効率向上も利益押し上げ要因。売上高は
110億円で変わらない。


◆しまむら(8227)
7,470 -170 -2.23% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。8月中間期業績は、経常利益が前年同期比
13.5%の102.4億円。粗利益率の改善効果により、2桁増益。増収増益が見込めるセク
ターのコアストックと見る。


◆CFSコーポレーション(8229)
668 +6 +0.91% 
イオンに資本業務提携の解消を申し入れたことは、CFS側にメリットが働くとの
理解が広がり、同社の独自戦略に期待が集まった。


◆高島屋(8233)
951 -4 -0.42% 
2004年8月中間決算を発表。中間決算発表と同時に示した2005年2月期通期の業績見
通しは、連結最終損益が従来予想を11億円上回る146億円の黒字(前期は36億円の赤
字)。7月15日に通期の純利益予想を144億円から135億円に下方修正した経緯。


◆ダイエー(8263)
227 -7 -2.99% 
朝方は一時、民間主導によるダイエーの経営再建の先行きを楽観的に受け止める向
きが広がったことにより株価は上昇、しかし、その後は今後のUFJを始めとする
主力取引行が強行策に出るのではないかとする懸念感から下げる。再建計画策定の
行方が混とんとする中、短期値幅取りを狙った思惑的な売買が交錯。


◆小売り
西友  (8268)  272 +2 +0.74% 
イオン (8267) 1,781 -44 -2.41% 
ヨーカ堂(8264) 3,960 -30 -0.75% 
米紙ウォールストリート・ジャーナルが、カルフールの日本市場からの撤退検討を
報じた。欧州での販売不振を背景にした資金調達が目的で、日本事業の売却額は最
高4億ドル(約440億円)の可能性。売却先候補として、米ウォルマート・ストアーズ、
英テスコとともにイオンを挙げる。イオンは、ドラッグストア大手のCFS(8229)
との提携解消を巡る先行き不透明感が嫌気されたこともあって売り優勢。


◆イトーヨーカ堂(8264)
みずほでは「3」から「2」に格上げ。目標株価は4800円。UFJつばさ証券は、
「B」を継続。連結子会社の貢献により、04年8月中間期業績が期初会社計画を上振
れ、全中間期比2桁増益を確保。ただ、同業他社比較で株価バリュエーションに割安
感がない。


◆UFJ(8307)
485,000 -3,000 -0.61% 
ダイエーの経営再建計画策定が混迷しており、国内外の機関投資家から嫌気売りが
出る。ダイエー再建にあたって産業再生機構の活用が見送られた場合、金融庁は、
銀行側がダイエーの債務者区分を「正常先」に格上げすることを認めない可能性が
あり、UFJの不良債権処理の行方に影を落。UFJ銀行の検査妨害事件で同行が
隠した資料の中に、大口融資先の経営状況を良く見せかけるために不良債権化した
資産を他社に買い取らせた「飛ばし」に関する資料が含まれていたと伝えた。事件
の捜査進展に伴い、同行の手口が徐々に明るみに出てきていることも、株価の重し。


◆伊予銀(8385)
701 +5 +0.72% 
2005年3月期の連結経常利益が前期比58%増の257億円と従来予想を60億円上回る見通
しとの業績上方修正を発表。個人投資家や証券会社の自己売買部門などが短期値幅
取りを狙って買いを入る。貸出資産の健全化が進んだことや、不良債権の新規発生
が当初予想を下回ったことなどから不良債権処理費用が大幅に減少。


◆京葉銀行(8544)
327 -1 -0.30% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の70億円に対して100億円(前期比2.3倍
増)に修正。業務純益が当初計画を上回って推移したほか、貸倒れ引当金繰入などの
不良債権処理費用が予想を大幅に下回る見込みとなったため。


◆クレディア(8567)
2,130 +35 +1.67% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の11億5600万円に対して16億8400万円
(前中間期比53.2%増)に上方修正。中間期において貸倒れ費用は前年同月並みに発生
すると見て計画を立てていたが、実際には着実に債権の良質化が進んだ。貸倒れ費
用は当初計画を約4億3000万円下回る見込み。一般管理費の削減も寄与。


◆シンキ(8568)
821 +36 +4.59% 
新生銀行はシンキの無担保転換社債の株式転換権を行使し筆頭株主になったと発表
したことを材料に上げる。


◆東京急行電鉄(9005)
504 -3 -0.59% 
メリルは「中立」から「買い」に格上げ、目標株価を605円に設定。ここまで同業他
社をUPしてきたが、これまでの守り中心のリストラは終了、今後は沿線での新規
プロジェクトの始動、人口増加や地価底入れの広がりなどポジティブな要素も増え
つつあると評価。


◆軽貨急配(9374)
670 -38 -5.37% 
業績の下方修正を嫌気。2005年3月期の業績予想を発表、連結最終損益が8億6000万
円の赤字(前期は2億5600万円の黒字)になり、従来の4億4900万円の黒字予想から一
転、赤字に転落する見込み。相場全体の地合いの悪さもあって信用の高値期日を迎
えた売りも出る。


◆Jパワー(9513)
2,955 +45 +1.55% 
電力各社との比較でPERなどでみた割安感が下支え。MSCIが算出する株価指
数やTOPIXへの組み入れに伴う思惑を手掛かりにした買いも入る。MSCIに
は20日終値から組み入れられる。


◆ベルシステム24(9614)
27,870 -20 -0.07% 
05年5月期1Q決算は、前年同期比増収減益。野村証券は、業務提携に関わるコスト
の一部が1Qに計上されたことが、減益になった主な要因であった。当面同社の株価
は、公開買付価格28000円近辺で推移すると予想。レーティングは「3」を継続。


◆吉野家ディー(9861)
175,000 -5,000 -2.78% 
2004年8月中間期決算は連結経常損益が23億円の赤字(前年同期は71億円の黒字)。1
日に同内容の業績下方修正を発表していたため、下値を大きく売り込む動きはみら
れないが、業績の先行き不透明感が強く手控え気分が強まる。競合他社と比べて対
応の遅れが鮮明になり、セクター内における投資妙味の乏しさから買いづらい状況
は続く。


◆江守商事(9963)
1,590 --- 0.00% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の5億6000万円に対して7億6700万円(前
中間期比61.4%増)に増額修正。売上高は226億円計画に対して245億円(同18.5%増)に
修正。


◆Fリテイリング(9983)
7,020 -240 -3.31% 
ロッテショッピング社と韓国において合弁会社を設立すると発表。設立は今年12月、
事業開始は来年9月を予定。ロッテショッピング社は韓国最大の流通グループで売上
高約1兆円。合弁会社の資本金は60億ウォン(約6億円)、Fリテイリングが51.0%、
ロッテショッピング社が49.0%を出資。韓国におけるユニクロブランドの衣料品拡販
を目指す。


◆ソフトバンク(9984)
5,210 -110 -2.07% 
一時前日比で2%以上高くなる。連日の値上がりで半年ぶりの高値を付けた。その後、
地合に引きずられ安値引け。特に個別の株価を押し上げる要因は見当たらなかった
が、米雇用統計の改善鈍化や原油価格の高騰で主力銘柄の取引が見送られるなか、
取引量が多く値動きの軽い一部の銘柄に個人投資家の資金が流入する流れで買い進
まれた。





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◆指標
日経225 11,201.81 -147.54 
日経300 216.84 -2.65 
TOPIX 1,126.80 -13.26 
日経ジャスダック平均 1,767.09 -4.52 
日経225先物期近 11,230 -100 

外資系証券、売り2470万株、買い3630万株、差引き1160万株の買越し。





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レーティング定義(http://ams.adam.ne.jp/kabu/rating.html)

▼ゴールドマン・サックス証券
NEC   (6701) 新規 「IL」
住友商事  (8053) 据置き「IL」
NECエレク(6723) 据置き「IL」
コマツ   (6301) 据置き「IL」
積水ハウス (1928) 据置き「IL」
東京エレク (8035) 据置き「OP」
ローム   (6963) 据置き「U」
ヤフー   (4689) 据置き「U」

▼日興シティグループ証券
NECエレク(6723) 据置き「1H」
日本電気硝子(5214) 据置き「1H」
ヤマト運輸 (9064) 据置き「1M」(目標株価2080円から1930円)
旭硝子   (5201) 据置き「1M」
武田薬品工業(4502) 据置き「1M」
日本テレビ放(9404) 据置き「2H」(目標株価18800円から20200円)
宇部興産  (4208) 据置き「2H」
日本ゼオン (4205) 据置き「2H」
久光製薬  (4530) 据置き「2M」
電通    (4324) 据置き「2M」

▼HSBC証券
住友不動産 (8830) 据置き「Buy」
ヤマト運輸 (9064) 据置き「Reduce」

▼大和総研
TOW   (4767) 据置き「2」
久光製薬  (4530) 据置き「2」




●三井物産
豪州南東部海上にあるカジノ・ガス田を総工費160億円で開発すると発表
した。豪州の発電会社にLNG換算で最大年間800万トンのガスを気体のまま供給す
る。三井物産にとって気体ガスの供給事業はタイ沖、豪州のヨラ・ガス田に続き三
件目となる。
 三井物産は豪資源開発会社のサントス社と同オーストラリアン・ワールドワイ
ド・エクスプロレーション社の2社と共同で開発する。サントス社が50%、三井物産
とオーストラリアン社は各25%の権益を持つ。投資額は権益比率に応じて負担し、
三井物産は40億円程度となる。
 ガスの買い手は豪有力発電会社のSPIエレクトリシィティー社で、2006年から
12年間の長期契約を結んだ。三井物産はカタールなど遠隔地の天然ガスを液化し、
日本まで運び込むLNG事業に強みを持つが、最近は産地に近い市場に気体のまま
ガスを送り届ける事業にも力を入れている。



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