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======================================================================== ━┓→ N┃→ 仮想力線電磁気学 ━┛→ ======================================================================== ------------------------------------------------------------------------ ●第69回 第3章・力線の理論(その37) ------------------------------------------------------------------------ 当メールマガジンを御購読いただき、誠にありがとうございます。 今回と次回は、『第3章・力線の理論』のまとめを兼ねた話をします。 一部、第1章の内容と重複するところもありますが、どうか御了承願います。 なお、このメルマガは等幅フォントで御覧下さい。 **************************************** 104.速度と電磁気現象 **************************************** この章では、従来、相対論的効果とされてきた現象のうち、運動が関係してくる 現象の多くが、電磁気現象として説明できることを示しました。 このようなことが可能なのは、『力線の理論』が、運動の問題を扱える理論だか らです。 これまでにも何度も申し上げてきたように、『力線の理論』の式には、運動を表 す項、すなわち、速度の項があります。 だからこそ、運動の問題を扱えるわけです。 これに対して、マックスウェル方程式には、運動を表す項(=速度の項)があり ません。 だから、運動の問題がうまく扱えないのです。 このため、マックスウェル方程式を絶対視する立場、すなわち、同方程式を『電 磁気現象における万能・万有の法則』とみなすような立場をとろうとすると、運 動の問題において、事実との矛盾が生じてしまうのです。 ですから、こうした欠陥をごまかすために、時空をいじくるようなことをしなけ ればならなくなってくるのです。 相対論は、まさに、こうした欠陥をごまかすために考案された『周転円的理論』 なのです。 そもそも、運動も記述できない方程式を用いて、運動の問題を解こうとすること 自体、的はずれな行為と言えます。 それ故、そのような方程式は、電磁気現象の最も基本となる法則としては、ふさ わしいものとは言えないはずです。 やはり、運動を記述できる『力線の理論』の式こそが、それにふさわしいものと 言えるのです。 ところが、従来の科学者(物理学者)たちは、あくまで、マックスウェル方程式 を絶対視する立場をとってきました。 なぜ、彼らは、そこまで固執し続けるのでしょうのでしょうか? **************************************** 105.速度と物理法則 **************************************** それは、彼らが、 「力に関する物理の基本法則に、速度の項が入ってはいけない」 という考え方に取り憑かれているからです。 これは、言い換えると、 「物理法則に、速度は関係しない」 ということです。 では、なぜ、そのような考え方に取り憑かるのでしょうか? どこに、そんな根拠があるのでしょうか? その唯一の根拠は、それまで発見されていた力学の法則に、速度が関わってくる ものが無かったことです。 たとえば、ニュートンの『万有引力の法則』では、速度は関係しませんよね。 『動摩擦力』も、そうです。 こうしたことから、「物理法則に速度は無用!」という常識(?)が、いつの間 にか定着してしまったのです。 しかしながら、それまでに発見されていた法則に速度の項が含まれていなかった からといって、「物理法則に速度は無用!」などと決めつけるのは、あまりにも 強引で乱暴な論理と言わざるを得ません。 こうした常識(?)に固執する人たちにとって幸運だったのは、導線に電流が流 れると(その周囲に)磁気が生じる現象において、そう信じ込ませることが容易 であったことです。( rot {H} = {j} と記述される現象。) 電流は、本当は電荷の流れなのですが、これは直接、肉眼で見ることはできませ ん。 このため、電荷の流れ=運動というイメージがわかず、速度という概念の重要性 も認識できないのです。 しかし、(運動が関わってくる)電磁誘導や、ローレンツ力といった現象は、や はり、運動という概念を無視するわけにはいかないことを示しています。 さらに、相対論という周転円的理論に速度の項が含まれていることは、「物理法 則に速度は無用!」という彼ら自身の論理の矛盾・支離滅裂さをハッキリと示す ものです。 それならば、最初から『電磁気法則には速度の項が含まれている』としても、一 向にかまわないはずです。 実際、その方が、多くの現象について合理的な説明が可能になるのですから…。 **************************************** 106.思想偏執狂 **************************************** しかしながら、現代の多くの科学者たちは、「電磁気法則に速度は無用!」とい う考えに固執し続けています。 ここまでくると、もはや『科学』と呼べるようなものではなく、ただの『思想』 です。 実は、これが相対論人気の正体なのです。 相対論が熱狂的に支持される最大の理由は、それが『科学』というより『思想』 に極めて近いものだからなのです。 『思想』なんてものは、悪く言えば、思い込みの世界、頭の中だけの世界です。 そこでは、事実は全て自分たちの都合のいいように解釈されてしまうのです。 『思想』に取り憑かれた人たちを見て下さい。 彼らは非常に感情的で攻撃的です。 自分たちと異質な者は生かしてはおけない人たちなのです。 掲示板等で、デマをまき散らしたり、誹謗中傷、いやがらせをするぐらいは、朝 飯前。 その気になれば、人をさらっていったり、殺したりするぐらい平気でやる連中な のです。 彼らは、とても宣伝好きです。 巧みな話術で、多くの人たちを惑わします。 屁理屈が達者で、こじつけ上手。 何かに便乗するのも、お手のものです。 言うことが二転三転する、捏造、誇張、歪曲、隠蔽、揚げ足取り、挑発、牽制、 脅し、煽動、… 彼らの世界では、こんなことは、毎度おなじみの出来事なのです。 宣伝や勧誘に積極的なので、一見、社交的に見えるかもしれませんが、根は全く 閉鎖的で排他的なのです。 異論・反論は絶対に許さない。 自分たちのことは棚に上げ、ひたすら人のことを攻撃する… そこはまさに『偏執狂』の世界なのです。 実を言うと、オウム真理教も宗教団体を装った『思想集団』だったのです。 だとすれば、あのような凶行も理解できるでしょう。 もっとも、世の思想偏執狂たちは、そう呼ばずに「カルト」などと呼んでいます が… 思想のイメージが悪くなる(=自分たちのイメージが悪くなる)のを恐れて、そ のような別の呼び方をするのです。 もっとも、カルトも思想なのですが… というか、宗教は思想の一種なのです。 事実、宗教の教祖たちには、生前、思想家として活動していた人が多いのです。 ですから、思想と宗教を正反対なものとするのは、完全な間違いです。 ちなみに、思想を支持するということは、その正当性や有用性を信じるというこ とに他なりません。 つまり、思想も宗教と同じく、「信じる・信じない」の世界なのです。 『熱狂』という点でも、思想と宗教(さらには芸術)は全く共通しています。 したがって、科学が思想的な面を強めるとどうなるか、わかるでしょう。 もっとも、思想的だからこそ、相対論は、多方面から絶大な支持を得ているので す。 **************************************** 107.思想からの独立 **************************************** ここで、念のため、二つほどお断りしておきたいことがあります。 一つ目は、思想というものを絶対悪とみなしてしまうのも、これまた間違いであ ることです。 むしろ知っておかなければならないのは、思想は人が造ったもの(=偶像)であ ること、そしてまた、人を陶酔・熱狂させるものであることです。 二つ目は、科学もまた思想の一種であることです。 科学から思想的な要素を完全に排除することはできません。 なぜなら、科学は、一つのものの見方・考え方だからです。 とはいえ、思想的な面が強まると、上述のように、偏執狂的な世界になってしま うのも事実です。 非常に困るのは、今の40代から60代ぐらいの人たち(=実社会において最も 権力ある地位に就いている人たち)に、たとえばマルクスとかに(わけもわから ず)夢中になったことがある『思想偏執狂』型の人間が少なくないことです。 そして、さらに困るのは、象牙の塔も、メディアも、思想偏執狂たちの『たまり 場』と化してしまっていることです。 残念ながら、仮想力線電磁気学は、こうした人たちの好みに合う科学理論ではあ りません。 仮想力線電磁気学では、『思想』よりも『事実』を重んじます。 ですから、当然、「電磁気法則に速度は無用!」という思想(≠事実)は退けら れることになります。 これにより、ファラデーが考案・提唱した『力線の理論』の考え方を継承するこ とが可能になったわけです。 その結果、マックスウェル方程式では説明不可能な現象を、時空をいじくったり することなく、電磁気現象として説明できる理論となったのです。 ======================================================================== 発行者 : tarkun(たーくん) mailto:tarkun2@yahoo.co.jp 配信 : MailuX http://www.mailux.com/ バックナンバーの閲覧、購読の解除、配信先の変更は、下記のHPへ。 http://www.f8.dion.ne.jp/~tarkun/mm/mailux.htm 購読の解除や、配信先の変更は、御自分でお願いします。 ======================================================================== |