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タイトル:非公式情報 第129号  2004/10/09


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イラク調査グループ

By StrangeLove

アメリカがイラクを攻撃する直前、イラクには大量破壊兵器が存在せず、開発計画もないことをアメリカのイラク調査グループが認めたと報道されている。国連の元査察官たちが開戦前から主張していたことを認めざるをえなくなっただけのことである。事態がここまで悪化すれば後戻りできないという読みもあるかもしれない。

ブッシュ大統領の支持率とサダム・フセインの『9/11』への関与や大量破壊兵器の保有を信じるアメリカ人の比率が近いことから、調査グループの報告がアメリカの政局に影響を与えると考える人がいるかもしれないが、これは間違いだろう。ブッシュ大統領を支持しているからイラクが『9/11』に関係し、大量破壊兵器を持っていたと語っていると考えるべきだ。アメリカ人の約半数はイラクの状態がどうであれ、先制攻撃に賛成だったのだろう。

イラクでの掃討作戦を指揮しているボイキン中将はサダム・フセインの支持者と戦っているわけでも、アル・カイダと戦っているのでもなく、『異教徒』つまりイスラム教徒を殲滅するために戦っている。このことはボイキン自身が公言している。同じ考えのアメリカ人も少なくない。戦闘で殺される一般市民のことを想像できない人も少なくないだろう。

ベトナム戦争中、アメリカの特殊部隊とCIAの混合部隊は反米感情の強い地域での皆殺し作戦を展開している。フェニックス・プログラムである。ソンミ事件もその中での出来事だった。イラクでアメリカの特殊部隊、CIA、そしてイスラエルの連合チームは同じことを行っている。ファルージャへの攻撃は典型例だろう。

しかし、残虐な作戦は人々の心に怒り、憎しみ、怨念を植えつけて事態を複雑にする。11月のアメリカ大統領選挙にイラク調査グループの報告が大きく影響するとは思えないが、このまま戦争、占領が続けばアメリカ経済は破綻してしまう。最終的には国家を『民営化』するつもりなのだろうか?
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