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■ ■ ◇ テーマパークが私の学校 ■ ■ ■ 「そうか!! 教育って、そういう事だったんだ」 ■ ■ ■ . . .2004.10.01 No,号外 ------------------------------------------------ http://www.e-storybank.com/ ==[▼ご挨拶]================================================================ 皆さん、長い間、休刊していて申し訳ありませんでした。香取貴信です。 ご迷惑をおかけしていたことをお詫びいたします。 実はこのメルマガをめぐり、ちょっとしたトラブルがありました。一時は廃刊しよ うとも考えました……。 でも……。やっぱり……。続けようと思います!! これからは、1日と15日でお送りする予定ですので、よろしくお願いします。 まずは、号外としてスポーツの秋ってことで、私が生まれて初めて走ったフルマラ ソンで分かった、大切なことをお送りします。 それじゃぁ早速、号外行ってみよう!! 香取 貴信 ================================================================[▲ご挨拶]== ---------------------------------------------------------------------------- 号外:「大切なことをフルマラソンから教わった」 ---------------------------------------------------------------------------- 舞浜の巨大テーマパークで勤務していたころ、河口湖マラソンに参加したことがあり ます。 フルマラソンなんて走ったことないし、想像もしませんでしたが、一応、仲間の手前 格好悪いとこは見せられないので、あえて練習をせずに参加しました。 なぜ練習をしなかったかって? それは、言い訳を作るためです。要するに自分に自分が言い訳をする保険のようなも んでした。 もし、リタイアしたときに「今回は初めてだし、練習しなかったし」って言い訳をす るために……。 マラソンって、僕は一人で走るものだと思ってました。 スタートするまでは……。 いざ当日スタート地点に朝の5時半ぐらいに行くと、もうそこには、スタート前から スタンバッている一般の選手たちでいっぱいでした。 僕らはスタート地点からだいぶ後ろの方になり、ほぼ全出場選手の一番後ろからの スタートです。スタートの合図がなってもなかなか前には進まずイラ立つ私……。 そして、進みだすと同時に、私の中で「お前ら邪魔なんだよ、もっと端っこ走れよ 」って思いながら次々と遅い選手を抜かしていきました。 結構飛ばして、河口湖1週目までは調子よく2時間ぐらいで半分を走りきり、おお、 結構楽勝だなって思って走っていた30キロを越えたあたりからどんどんとペースが 落ち、ひざが言うことを利かずに、とうとう、歩く羽目に……。 まぁここまでよくやったよなって思いながら歩いてリタイヤするところを目指して 歩いていました。 すると、歩いている僕を見て、抜かしていくほかの選手たちに声をかけられます。 「おい、あともうちょっとだから、がんばれ!!」 「ほら、あと10キロないんだから、がんばろう!!」 内心、うるせぇな!! 俺は足が痛くて走れねぇんだよ!! と心の中で、おせっかい 野郎と叫んでいました。そして、また後ろからがんばれって声をかけられ、うるせ ぇって逆切れしようと目を向けると、今声をかけてくれたのは、ダウン症の子供を 背負って走っているお父さんらしき人でした。 自分の前を走り去っていく姿をよく見ると、そのお父さんはゼッケンをつけていま せん。ゼッケンをつけているのは、おんぶされているお子さんでした。 なんのためにあの人は走っているんだろう……。 何かを子供に伝えるためなのか……。 そう考えている私の横にまた、がんばれって声をかけて抜かしていく選手が……。 今度は弱視の方と腕を紐でぐるぐる巻きにした人でした。またしてもゼッケンをつ けているのは、白い杖を持ったままに走る人でパートナーの人はゼッケンをつけて いません……。 あのスタート直後に僕は「お前ら邪魔なんだよ」って思って走っていました。でも 、自分がリタイアしそうで歩いている僕を励ましてくれているのは、知らないうち に抜いた人たちでした……。 よくマラソンが人生にたとえられますが、本当にそうなんだなって気づかせてもら います。そこからはもう歩けないはずの自分が一歩一歩、応援してくれる人達のお かげで足が前に出ます。 ぼろぼろになりながら、ゴールに着いたときにはスタートから6時間半が経過して いました。ゴールも撤去されあるのは、白いゴールらしきラインだけ……。 ゴールしたとき、なんだかわからないのですが、涙が止まりません。 あの時のマラソンは、今までの自分の生き方をあらわすものだったんだと思います。 マラソンは一人で走るものだと考えていた私がゴールしたとき、人間一人でできる ことの小ささに気づきます。決してマラソンは一人で走っているわけじゃなくて、 人生と一緒で応援してくれる人がいるから前に進めることを学びました。 どうしようもない俺でも、応援してくれる人がいる。 そして、応援してもらった分、俺もみんなを応援していかないと!! これが私が始めて走ったフルマラソンで教えてもらった大事なことでした。 ==[▼お知らせ]============================================================== 九州の皆さんにお知らせです。 10月9日福岡で講演を行うことになりました!! 福岡近郊でお時間のある方は是非来てくださいね!! 当日は佐賀屋君も登場しまーす!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 10月09日(SAT) 福岡感動セミナーのお知らせ!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ タイトル 『私の体験したディズニーマジック・感動を呼ぶサービス!!』 日 時 10月9日(土) 15:30 受付開始 場 所 福岡 東京第一ホテル福岡 http://www.daiichihotel-fukuoka.co.jp/ 主 催 セミ☆ナビ http://www.semi-navi.com 詳細申込 http://www.semi-navi.com/dat/katori-in-fukuoka.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ===============================================================[▲お知らせ]== ◆【テーマパークが私の学校】が単行本になりました*************************◆ 1月10日発売 『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった2』 熱い気持ち編 香取貴信・著 定価:本体1200円+税 こう書房 おかげ様で10万部!! 『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』 香取貴信・著 定価:本体1200円+税 こう書房 ■このメールマガジンの楽しみ方********************************************■ 筆者である私は、恥ずかしいのですが、中学・高校時代は「ヤンキー」でした。 そんな私でも、テーマパークでアルバイトをするようになり、そこでの教育や指導 をとおして、現在レジャーサービス業で教育や運営などのお手伝いをしている株式 会社SHUU研究所に勤務することが出来ました。 現在の自分がこうしていられるのも、その時の上司や先輩から受けた教育や指導、 時には愛の鉄拳(笑)が私を育ててくれたからだと思います。 現在お仕事などで部下を持つ上司の方や、これから部下を持つ方、また、教育のご 担当の方やお子さんをお持ちの方などに、教育といってもたくさんのアプローチが あることが紹介できたらと思います。 ちなみに本メルマガに登場する人物の名前はすべて仮名です。 (似てるけど……笑) ■このメールマガジンの配信システムは*************************************■ まぐまぐ http://www.mag2.com/ マガジンID 0000062571 melma! http://www.melma.com/ マガジンID m00034226 メルマガ天国 http://melten.com/ マガジンID 4684 Macky! http://macky.nifty.com/ マガジンID shuu MailuX http://www.mailux.com/index.phpマガジンID MM3E2D1F6B8A6C3 Posbee http://www.posbee.com/user/ マガジンID 0000001216 ご購読と、購読解除は以下のページよりお願いします。 URL http://www.shuu.co.jp/MailMagazine/watasi/TOP_frame.htm ■*************************************************************************■ このメルマガの文章を転載したり、営利目的で利用することを禁じます。 ■*************************************************************************■ |