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タイトル:Daily Drama Express 2004/09/07 君が想い出になる前に (10)  2004/09/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/09/07 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ  奈緒(観月ありさ)は雨の降る中光彦(椎名桔平)を探しまわる
・・しかし、どこを探しても光彦は見つからない。

 家を出た光彦はあてどもなく、雨に濡れながら繁華街を呆然と歩き
続ける。


 「お父さんどこかに行っちゃったの?」奈緒が帰って来ると、祐輔
(広田亮平)が聞く。奈緒は祐輔を抱き締め「大丈夫。お父さん絶対
に帰って来るから・・」

 翌朝、チャイムの音で目が覚める。光彦かと思って慌てて出るが、
ドアの前には和也(玉山鉄二)が・・週刊誌を読み、心配で寄ったの
だった。
 光彦が警察の任意の事情徴収の後に居なくなって、「お兄さんすご
いショックだったと思う。わたしがもう少し気をつけていれば・・」
すぐにでも光彦を探しに行こうとする奈緒を和也は止め、きっともう
近くに居ないと思う。今度奈緒が倒れたら祐輔くんどうなる?「お兄
さんから連絡があるかもしれないだろ」と体を休めたほうがいいと心
配する。

 光彦は、ゴミ箱に捨てられている自分の記事が載っている新聞を見
て、美穂(森口瑤子)の泣き顔・・警察の事情徴収を思い出していた。
そして、居た堪れなくなりその場でうずくまってしまう。

 「夕方また来るから、しっかりしろよ奈緒」和也がそう言い残し、
マンションを出ていく。

 阿久津(木村多江)が会社へ出勤すると、玄関先で週刊誌の記者に
「阿久津順子さん」と声をかけられる。海外事業部の光彦について、
お話しを伺いたい。実行犯は日本人に頼まれて殺したと言っているん
ですよ。「望月さん警察に事情徴収受けているんですよ」しかし、阿
久津は無視をし、会社へ入っていく。

 週刊誌の記者が見えなくなったら、携帯電話を取り出し、奈緒へ電
話を入れる。
 祐輔と朝食を食べようとしていた奈緒のところに阿久津から電話が
入り、週刊誌の記者に追いかけられたことを奈緒に伝える。奈緒は阿
久津に光彦が居なくなったことを告げる。阿久津は、心療内科の二ノ
宮先生に連絡するように促す。

 二ノ宮先生に連絡をし、大きな恐怖と絶望にさらされています。釈
明したくても何も覚えていないんです。ご本人の絶望は想像を絶する
と思います。「とにかく警察に届けてください。早くしないと取り返
しのつかないことになると思います」と助言される。

 光彦は車の通る横断歩道をのろのろと歩き出す。

 奈緒がマンションから出ると週刊誌の記者や報道のカメラマンや、
野次馬が奈緒に迫って来る。「どいてください。急いでいるんです」
もみくちゃにされている奈緒のところへ警察がやって来る。警察は野
次馬らに「あんたたちに話すことはないよ。そんなことしていたら人
権侵害で訴えるよ。他の住人の迷惑にならないうちにマンションの敷
地から出て、まだ犯人と決まったわけじゃないから」

 阿久津は週刊誌を読む。

 奈緒は、刑事を家に上げ、事情を説明する。刑事は所轄に連絡を入
れる。祐輔は、奈緒の部屋のパソコンで遊ぶために部屋へ行く。

 やましいことが無ければ居なくなったりはしないと光彦を疑う刑事
に対し、「お兄さん追い詰めたのは警察じゃないですか?」と怒りを
ぶつける。刑事は、この事件は週刊誌に書かれているような単純なこ
とじゃない気がするなぁ。

 スタジオの和也の元にお客が来る。出ていくとそれはちひろ(加藤
あい)だった。

 喫茶店でちひろから、「やっぱりスタイリストの仕事がしたいから、
この仕事やらせてもらえませんか?」と言われる。嬉しいはずなのに
和也は奈緒のことが気になり、それどころではない。そのことを察し
たちひろが「和也さん何かあったんですか?」「実は奈緒が今大変な
ことになっている」

 刑事が帰り、奈緒が部屋に行くと、祐輔はまだパソコンで絵を書い
ていた。「お父さん帰って来たら見せるんだ」それは光彦の顔だった。

 家の電話が鳴る。奈緒が出ると光彦が…「お兄さん今どこに居るん
ですか?わたし、迎えに行きますから・・」光彦は祐輔に代わっても
らう。「祐輔、大事な話しがあるんだ。お父さんしばらく会えないか
もしれない。奈緒お姉ちゃんのこと良く聞いて強い子になるんだよ。」
祐輔の耳に鐘の音が聞こえる・・奈緒は祐輔から電話をもらい、「お
兄さん」光彦は奈緒にも「奈緒さん本当にご迷惑をおかけしました。
祐輔のことよろしくお願いします」と電話を切ってしまう。祐輔に鐘
の音が聞こえたと聞いた奈緒は、光彦が育った教会だとわかり、慌て
てマンションから出ようとする。

 光彦は教会へ入って行く。

 表から出ようとするが、報道陣がたくさんいるため裏口から出る。
マンションを出て走っていると、一台の車が止まる。

 「奈緒!」和也の車からちひろと共に降りて来る。「お兄さんの居
場所がわかったの。お兄さんが育った教会。今すぐ行って見る」

 和也とちひろと一度マンションに戻り、祐輔をちひろにお願いする。
そして、和也と一緒に光彦が育った教会へ急ぐ。

 光彦は聖母マリア像の前まで進み、祈り続ける。そして、奈緒と出
会ってからのことを思い返す。

 奈緒と和也が教会へ到着すると、門を閉めようとしていたシスター
に、光彦が来たと教えられる。

 教会に入るが光彦は居ない。懐中電灯を借り、和也と手分けして光
彦を探す。大声で光彦の名を呼びながら、建物の中、トンネルの中と、
光彦を探す。

 その頃、光彦は海を眺めていた。沈み行く太陽を見て、光彦は決心
をし一歩また一歩と海の中へ入って行く。

 奈緒は林を抜け、海辺にやって来る。「お兄さん・・」光彦が海へ
入って行くのを見て、大声で呼び止める。しかし、一瞬足を止めた光
彦はそのまま奥へ奥へと進んで行く。
 奈緒も海の中へ入りながら「まって!祐輔にまた同じ思いをさせる
の?あの子を裏切るの?」光彦は振り返り、「わたしが居れば、あな
たや祐輔に迷惑がかかります。わたしは生きている価値のない人間で
す。」そして、奈緒に背を向け、どんどん深みに入って行く。「お兄
さんは必要な人よ。祐輔にとってもわたしにとっても必要な人よ。絶
対居てくれないと困るんです。どこにも行かないで下さい。」振り返
った光彦に奈緒は抱きつく。「何があっても信じています。お兄さん
のこと」

 和也も林を抜けて海辺にやってくる。奈緒が光彦に抱き付いている
様子をみて、安心し笑顔になる…。

 家では、ちひろが祐輔と遊んでいる。すると突然祐輔が立ちあがり
玄関へ向かう。ちひろもついて行くと丁度、光彦と奈緒、和也が帰っ
て来たところだった。「お父さん」祐輔はそういい、かがんだ光彦に
抱きつき、泣きじゃくる。

 和也の車に乗ったちひろは「良かったですね奈緒さん」と喜ぶ。和
也はちひろと共に、マスターのところへ行くために車を走らせる。

 奈緒は阿久津へ電話を入れる。阿久津も心の底から安堵する。

 マスターの店に行くと、ちひろちゃんの復帰祝いと食事が出て来る。
和也はちひろに「実はさぁ、俺奈緒と別れたんだ」と打ち明ける。ち
ひろは、優子ちゃんから聞いた。「でも、誤解しないで下さいね。そ
ういう意味で仕事引き受けたわけじゃないんです。」そして和也も笑
顔で来週の打合せ日程をちひろに伝える。

 祐輔は奈緒のパソコンで書いた光彦の顔の絵を見せる。奈緒はお風
呂沸いたと祐輔に伝えに来る。「お風呂お父さんと入りたい」と光彦
と部屋を出て行く。

 奈緒は久しぶりに動いたパソコンを覗くとメールが届いている。た
くさんのメールの中に、件名「元気?」と書かれた美穂のメールが混
じっていた。

 「お兄さん・・!」

 「2004年6月24日事件の前日お姉ちゃんから送られて来たメ
ールです。」
“奈緒元気ですか?初めてメールします。…今日はすごい嬉しいこと
があったから…奈緒に話すのは初めてだけど、わたしたち夫婦は3年
くらい前からこのままシンガポールで結婚生活を続けるのはわたしに
は限界でした。事情があって、彼は会社を辞めることになると思いま
す。でも、わたしはそれで満足です。日本で祐輔と3人で今までと違
う生き方をしたい。…最近の写真を送ります。祐輔大きくなったでし
ょ?”


 刑事が伍代物産へやって来る。受付に「柏木専務にお会いしたいん
ですが、アポはとってあります」
 専務室へ通された刑事は、週刊誌におもしろおかしく書きたてます
から大変ですね、と話しをする。「望月さんの直接の上司でいらっし
ゃいますよね?シンガポールの警察から新しい情報がありまして、事
件の前日家の中が荒らされていたそうです。何かのトラブルに巻き込
まれていたそうですね?」「わたしの知る限りではありません。」
「この事件、保険金以外の可能性があると思いますけどね」

 お茶を出した阿久津は、専務(平泉 成)と刑事の会話を全て聞い
て下がる・・

 柏木専務は杉山(山口馬木也)を呼び、「明日シンガポールへ飛び、
連中より早くディスクを探し出すんだ」と命令をする。


 添付されていた写真を印刷した奈緒は、「お姉ちゃんやっぱりお兄
さんと一緒に居て幸せだったんですよ。こんなに良い顔して笑ってい
るから」奈緒はその写真に写っている、ベビーシッターのソフィアの
首から下がっているペンダントを見て、「このペンダント、お母さん
の形見でお姉ちゃんいつもしていたんです。」と昔の写真を部屋から
とって来る。
 その間、光彦はソフィアがしているペンダントを見て、「わたしが
上げたんです。わたしがこの子にペンダントをあげたんです。」

 チャイムが鳴る。阿久津が訪ねて来る。

 「今日会社に刑事さんが来ました。」シンガポールの事件が起きる
2日前に光彦の住む家に空き巣が入り、家捜しをしたらしく、家の中
がかなり荒らされていたようです。これはわたしの推測ですがと前置
きし、もしかしたら、光彦のディスクを捜していたんじゃないでしょ
うか。紛失したディスクと関係があるような気がします。

 「シンガポールにあるんじゃないでしょうか?」光彦は突然言い、
「阿久津さん向こうのオフィッスに連絡をとることは可能ですか?シ
ンガポールに行ってみたいと思います。」阿久津は、光彦は一度狙わ
れているから危険じゃないですか?と聞くが、「どうしても知りたい
んです」

 阿久津が帰って行くと、奈緒も「わたしもお兄さんと一緒にシンガ
ポール行きます。大好きなお姉ちゃんがどうして殺されたのか、知り
たいんです。一緒に連れて行って下さい。お願いします」


 空港で和也とちひろに、「ちひろちゃん祐輔のことよろしくお願い
します。」ちひろも「仕事はわたしと優子ちゃんが引き継ぎしますか
ら、心配しないで下さい。」和也も「くれぐれも気をつけて」
 奈緒と光彦は「行って来ます」と中へ入って行く。

 会議室に一人残った柏木専務は「望月が今日の便でこちらを発つら
しい。今度は失敗は許さんぞ。すべてそちらで片をつけてくれ。」
 通りかかった阿久津はその会話を全て聞いてしまった。


寸  評  途中から、柏木専務が黒か?と思っていたのでその通りになりび
っくりです。最初ディスクディスクと言っていたので、てっきりフロ
ッピーディスクのことか?と思っていたのですが、情報量が入らない
しなぁと考えていたので、これはもっと小さい形だな?と思いなおし
ました。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 大変遅れてしまい申し訳ありませんでした。
 中古買取専門店に、いらなくなった掃除機を持って行ったら500円で引き
取ってくれました。これを廃棄で出そうとするとリサイクル料がとられるので、
とっても嬉しかったです。しかし、その掃除機を動くかどうかも確かめずに引
き取るっていうのはどうかと思いましたけど。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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