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/*========================================================*/ <<<あゆしゃのC言語プログラミング>>> /*========================================================*/ 第503回 コマンドラインから受け取る 発行 2004年9月27日(月曜日) 発行数 約2700 {magclick} /*========================================================*/ はじめに ( 決り文句 ) /*========================================================*/ ・このメールマガジンは、主にまぐまぐさんから発行しています。 ・ジャンルは、マルチメディアのプログラム、C言語です。 ・横60文字で作成し、インデントは大抵半角スペース4つです。 ・ここで扱うプログラムは、C言語と半光年以内のものです。 ・登録解除は、メルマガのホームページでお願いします。 ・過去ログはバックナンバー(下欄参照)を活用して下さい。 ・内容は私が感じたもので、最新の技術も、へたれもあります。 ・わかりやすさを優先させる為、たまに嘘があるかもしれません。 ・セキュリティ突破のため、暗号化された単語があります。 /*========================================================*/ ご挨拶 /*========================================================*/ こんにちは。あゆしゃです。 先日、とんでもない事件がおきました。 ★蜘蛛です! 私がいつものように闘劇(スト2大会のDVD)を初めて見て ドキドキしていたとき、 ふと目を左下に向けると、なにやら怪しい黒い影。 10センチぐらいの大きな蜘蛛がそこにいました。 家にいる蜘蛛は見かけても殺してはいけないものなのですが、 ★★私は蜘蛛が大っ嫌いです!! ★★★あのグロテスク加減が許せないのです!!! ★★★★その蜘蛛と目が合ってしまいました!!!! 闘劇で興奮状態にあった私は、もうパニックになってしまい、 キンチョールをあたりに吹き散らし、さらにそれを振り回して、 最後はキンチョールの底でガンガンたたいて蜘蛛を殺しました。 そしてふとわれに返ったとき、 ★★★★★キンチョールでべとべとになったフロアがそこに。 しまった、まきすぎた、と思ったとき、 ★★★★★★手に持っていたのは、ダニアースだった!!!!! 猛烈な悪臭が家中に充満していました。 蜘蛛、恐るべしです。 殺しては駄目です。 後片付けが大変ですから(笑) {magclick} /*========================================================*/ 今回のお題 << コマンドラインから受け取る >> /*========================================================*/ ・アプリケーションのアイコンにファイルをドロップされたとき ・「送る」でファイルが送られてきたとき こういうとき、ファイルのパスを取得するには、コマンドライン の解析をする必要があります。 MFC にはこれを(なるべく)簡単に実装できる(かもしれない) クラスが用意されています。 それが、CCommandLineInfo クラスです。 これはコマンドライン文字列を解析する専用のクラスです。 ParseCommandLine() という API を実行し、その引き数として このクラスのインスタンスを指定します。 CCommandLineInfo info; ParseCommandLine( info ); するとコマンドラインが解析され、1つのパラメータごとに CCommandLineInfo::ParseParam() がコールバックされます。 しかし単純なコールバックなので、変数 info をそのまま宣言 しても、意味がないです。 CCommandLineInfo を継承する独自のクラスを作り、 CCommandLineInfo::ParseParam() をオーバーライドして、 その中に引き数を取り扱う処理を記述します。 // 引数解析 class CCommandLineInfo2 : public CCommandLineInfo { public: virtual void ParseParam( LPCTSTR lpszParam, BOOL bFlag, BOOL bLast ) { // bFlag : オプション引数である場合に1 // bLast : 最後の引数である場合に1 TRACE( "%s %d %d\n", lpszParam, bFlag, bLast ); } }; CCommandLineInfo2 info; ParseCommandLine( info ); こんな感じです。 ParseParam には、コマンドラインに指定されたパラメータの 文字列と、それがオプションであるかどうかの引き数と、それが 最後のデータであるかどうかを示すフラグが、渡されてきます。 今回のようにファイル名称を拾うだけなら、オプションではない 場合に文字列を拾い集めれば、それでオーケーです。 struct tree_t { DEF_STRTREE_ALLITEM( tree_t ); } *g_tree = NULL; DEF_STRTREE_ALLFUNCS( tree_t, tree, g_tree ); if( ! bFlag ) add_tree( ( char* )lpszParam, strlen( lpszParam ) ); ツリーマスターにより不特定多数のメモリ管理も気にしません。 /*========================================================*/ DEF_XXXTREE_XXXFUNCS系のマクロで変数名称を指定しています が、宣言部分とダブるので、一緒にしようかと考えましたが、 関数やグローバルで使われる場合と構造体の内部宣言で使われる 場合で、変数初期化の記述があるかないかという違いがあるので、 諦めました。 /*========================================================*/ ParseCommandLine が終了すると、解析がすべて終わっている ので、木構造にソートをかけて、それらの文字列を改行文字で 連結して、CClipboard::SetString() に渡します。 if( g_tree != NULL ) { sort_tree(); tree_t* pt = find_tree_left(); CString st, st2; int cnt = 256; while( pt ) { st2 += pt->key; st2 += "\r\n"; if( --cnt == 0 ) st += st2, st2 = "", cnt = 256; pt = pt->next; } if( st2 != "" ) st += st2; if( st != "" ) CClipboard::SetString( st ); free_tree(); } CString::+= を1000回以上ぐらい使うと、だんだん遅くなり ます。メモリの再取得&メモリの引越しにかかる時間が、反比例的 に肥大してくるためです。 あまりそういう無茶な使い方はやって欲しくないところですが、 基本的な回避策なので256回ごとに文字列を更新するように してみましょうか。 {magclick} /*========================================================*/ さいごに /*========================================================*/ 今後の予定です。あくまでも予定です。 テキストエディッタ「あいすエディッタ」の作成と登録 大型計算機「LC」の仕上げとシェアウェア登録 ファイル比較ツール「あいすでふ」の作成とシェアウェア登録 C言語解析ツール「しーますた」の作成とシェアウェア登録 {magclick} /*========================================================*/ 次回予告 /*========================================================*/ 次回は9月29日(水曜日)に、第504回をお送りします。 お題は「コピーネームお披露目」 もう9月も終わりですね。 お楽しみに! /*========================================================*/ 最後の決り文句 /*========================================================*/ このメールマガジンは、まぐまぐさんから発行しています。 このメールマガジンを解除したい場合は、まぐまぐさんをご利用 ください。このメルマガのまぐまぐアイディーは最後にあります。 このメールマガジンには広告が挿入されていますか? このメールマガジンの内容に文面の引用はありませんか? めーらっくすの場合はめーらっくすの利用方に従ってください。 このメールマガジンの内容の、転用、流用、宣伝、リンク、 なんか効かんなこれとは思ったんですよ なんて大歓迎です。 {magclick} /*========================================================*/ /*========================================================*/ 発行者 あゆしゃ ホームページ::あゆしゃの世界 http://ayusya.hp.infoseek.co.jp/ ご意見・ご感想・ご質問メール mailto:ayusya@flamenco.plala.or.jp まぐまぐ::アイディー 0000020674 まぐまぐ::登録と解除 http://www.mag2.com/m/0000020674.htm まぐまぐ::バックナンバー http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000020674 めーらっくす::アイディー MM3E1AEE285AB4F めーらっくす::登録と解除 http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E1AEE285AB4F めーらっくす::バックナンバー★最近のものならこちらが便利★ http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E1AEE285AB4F |