|
============================================================ [[ e p - b o o k s ]] edition: 23-Sep-2004 ============================================================ こんばんは。 発行人しております、shi でございます。 emichanproduction.com http://www.emichanproduction.com で、毎週連載中のいろいろなビジネス関連の本を紹介して行きます、本メルマガは 発行人の知識と経験をもとにした、ビジネス本に対する 感想や批評などを、だいぶ言いたい放題に盛りだくさんで進めて いこうと思っております。 ところで、またもや一日遅れの発行、ごめんなさい。 さすがに月末進行も大詰めになり、昨日も今朝もぼろぼろでした。。。 なんとかして以前ご紹介したような朝4時からの生活に戻りたいのですが いつのことやら。。。 ところで、先週末にシティバンクのプライベートバンク部門に対して行政処分が出たのは 記憶に新しいかと思いますが、shi の友人や先輩(というにはおこがましい位の大先輩)が ここに勤めていて、私個人としては彼らのこの先を案じてしまうのですが、 金融業界に限らず勤めている限りは、自分の思いとは別の思惑でその職すら失う こともあるのはこの10年で誰もが強く感じるところだと思います。 さて、今日のご紹介ですが、そんなリスクを払拭するには?という ことで多くの人が既に読んだと思われるこの本です。 <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> [金持ち父さん貧乏父さん / ロバート・キヨサキ] http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480863303/kikuyaasakusa-22 さて、「金持ち父さん貧乏父さん」、である。 2000年に発刊されて以来、多くの人たちにお金持ちになるには、という アイデアと夢ときっかけを与え、停滞した日本人に上昇志向を再び植え付けた、 といっても過言ではない本、といってもいいでしょう。 実際、私の友人で一人、この本に触発されて「お金持ちになる」、と心に決め、 ここで紹介されたキャッシュフローゲームを購入したり、多くのセミナーに参加している のもいる位です。 さて、過日ご紹介した「黄金の羽根の拾い方」や「ユダヤ人大富豪の教え」、 そして未紹介の「お金持ちになれる一分間の魔法」を読んだ後で改めて読み直すと思うのが、 どれにおいても共通して述べていることがある、ということです。 すなわち、まずキャッシュフローの流れを変えて資産をつくること、 それを劇的に膨らますにはそれなりのリスクを取る必要があることと、 よくインターネットのスパムメールにあるように、そこかしこに黙っていても お金が入るような仕掛けというのはない、ということでしょうか。 金持ちは資産がお金を生み、それを更なる再投資に向けるので「お金を働かせる」 のであり、そのお金を生ませる(言い換えればリターン)は、その資産が何であるかに 因る訳で、大きく増やしたければ(著者曰く)不動産や小型株や未公開株などの リスクの大きいものに突っ込まないと駄目ですよ、というのがここで言われていること。 確かに彼はちょっとしたテクニックで少ない手持ちのお金を使い、借り入れをして レバレッジを効かせて収益を上げ続けた訳ですが、ちょっとしたテクニックであるところの 短期転売という形で借り入れのリスクを回避しているので、あたかもリスクフリーで 稼いでいるように見えるのですが、実際にはそのリスク回避を失敗すれば 当然その金利負担などのリスクが大きくのしかかってくるのです。 さて、「黄金の羽根の拾い方」でも書かれていた通り、ここで書かれているのは 不動産が活況になろうかというアメリカでうまく行った人の方法論が書かれているので、 抵当流れの不動産に隠れたリスクが多すぎる位ある日本などではちょっとうまく行きません。 が、書かれているエッセンス、考え方、生活習慣を変えることには、もしお金持ちになりたいので あれば学ぶところはまだあるのでしょう。 特にこれを読んだ後ですとサラリーマンだと自分で自由に使える法人格というのが欲しくなるのです。 問題は、それを使ってどうやって資産を大きくするのか、という次のステップなのですが、 それが分かっていれば誰もが金持ち父さんになるのでありがたみがなくなりますよね。。。 http://www.emichanproduction.com/ -> "Book Review" <<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 確かに、サラリーマンは会社に雇われているからこそ、 多少なり安定したキャッシュフローを得て生活できる訳ですが、 それは言い換えれば会社による拘束に対する対価、と見た場合に 自分の人生が会社に左右される、だから、自分がその資産や保有する会社を もって経済的に独立しよう、というアイデアはある種正しいのですが、 その為の稼ぐネタはどうすべきか、というところで、 それを見つけられない限りは会社を興してもなんの足しにもならない、という 問題だけはどうしても残りますよねぇ。。。さて、どうしたらいいものか(笑) 来週ですが、もう一冊「金持ち」本を紹介しましょう。 その先はちょっとしたシリーズを考えてますのでしばしお待ちを。 さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、 金曜には 80年代や90年代のポップスの紹介をする ep-music <http://melten.com/osusume/?m=18932&u=18931> 月曜には金融小話の連載、 ep-finance <http://melten.com/osusume/?m=18930&u=18931> をそれぞれ開始しております。 また、既発のきわめて個人的で、何でもありの ep-update <http://melten.com/osusume/?m=18652&u=18931> は、土曜にこの3つをダイジェストを中心に いろいろアップデートしたことやはみ出したネタなどをご紹介して行こうと思っております。 ところで。 shiの糧は皆さんのフィードバックです。 ぜひとも、読後の感想もお送りいただけますと幸いです。 では、半期末の追い込みにも負けず、体を壊さず頑張りましょうね! 私はそろそろ持病の腰痛が。。。 また来週。 ============================================== ep-books: 発行人: shi http://www.emichanproduction.com/ メニューの "main magazine" でバックナンバーと 登録/解除をどうぞ。 melcup: 49部 emaga: 12部 Mailux: 1部 メル天: 11部 メルマ: 14部 ============================================== 本メルマガは転送は変更を加えない限り許可ですが、 あわせて、上記サイトからの購読をお勧めください。 |