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タイトル:[ep-update] とうとう台風男襲名か?  2004/09/11


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                  [[ e p - u p d a t e s ]]

                 edition: 11-Sep-2004

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こんにちは。
発行人しております、shi でございます。

さて、今週も台風にやられました(笑)
しかも今週は新幹線で岡山に着いた瞬間に先に進めず、
かつ後にも戻れず、ということで岡山で立ち往生でした。

まったく、仕事場でも結構笑い者なのですが、
また来週もいくとか。で、衛星写真を見る限りでは
石垣島のそばに台風のような雲が。。

しかも、ちょっとプライベートでも気がかりなことが起きているので
気がやすまらないですねぇ。
こうやって好き勝手書いている時位でしょうか(笑)

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                                       手際の良さ 

                                 うーん、悪いのかなぁ。。。 
                   http://www.emichanproduction.com/
                               -> "Word of the day"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the Day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

一日 24時間あるはずなのですが、どうしたって寝る時間は欲しいし、
食事もとりたい。それ位はいいでしょ?

さて、旅行記。どうにか書いてみました。
<<<<<<<<<<<<<<<<<< diary >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
初の北海道旅行その3: 第二日目 : 知床半島から小清水、網走、大雪山、そして層雲峡まで。

朝珍しいことに全員がすっと起きた。寝起きの悪いともにしてみれば 
昨日に引き続いてというのはめずらしいことだ(笑) 

窓の外は。。。まだ日が昇る前だけどなんとなく白んでいた。 
昨日と同じように雲がなんとなくある感じだ。 

海上は寒い、大体12,3度位、という話を聞いていたので、念のために 
子供たちに厚着をさせる。さて、自分は…あ。羽織るシャツ一枚だけだ。 
仕方ないので T シャツを重ねて着、その上にemichan の薄い長袖シャツを 
さらに着込む事にした。 

準備して1階のロビーに行くと、この早朝クルーズに参加する人が 
結構いることに気づいた。確か昨日行ったゴジラ岩観光とここのホテル 
限定、ということだから、このホテルの宿泊者だけのはずなのだが… 
ホテル自体結構大きいのがなんとなく分かる一瞬だ。 

サインアップも済み、ゴジラ岩観光のお兄さんの徒歩でのお迎えに 
着いていくと、そこは。。。漁港、という感じの波止場だった。 
そこに2隻のクルーザーが停泊していた。その奥のほうには 
結構大きな船が停泊している。あれが観光船か。 

さて、波止場に入る直前、「かもめのえさ売ってますのでどうぞ」 
という声とともに店からお姉さんが大きな箱を持って出てきた。 
先のほうにいる人たちがわれ先に買い求めていたのは… 

「かっぱえびせん」!? 

最悪、子供たちの(自分の?)おやつになることを考えて買ってしまう(笑) 
そして、乗り込む。集団の最後を歩いていたので、2隻のうち一隻が先に海に乗り出した。 
最後のほうだったから、キャビンのベンチは満室。後部デッキのベンチに座る。 
さすがに風も冷たいので、貸し出していたベンチウォーマーをやっとこ一着掴んで 
emichan にあてがう。 

クルーザーは、港を出ると、陸沿いに知床半島の先端の方に乗り出していった。 
最初に見えたのは、前日車を停めて夕日の写真をとった橋の上だった。海から見ると 
結構水面から高い位置にあったことに気づく。それを最後に人口の構造物は 
ほとんど見ることは無かった。あとはひたすら切り立った崖と自然に削りだされた 
巨大な岩肌、所々に唐突に噴出す滝、そしてその上に広がる緑と連なる山々が、 
山の後ろから刻々と昇る太陽に照らされてその姿を明るみにさらし、自然の 
大きさを私たちに実感させることになる。 

さて、漕ぎ出して、船長の一言で乗客は全員デッキに出て、キャビンには誰も 
いなかった。いや、うちの子供たちが外に出る準備をしたり、寒さをしのぐのに 
戻ったりしていた。しかし、最初の滝を見た直後に船長から「ここは野生のかもめの 
生息地ですので、乗船前に買われたかもめのえさをあげてください。」というアナウンスと 
ともに、他の乗客がかっぱえびせんの封を切ってえさを海に投げるのを見ると 
一緒にキャビンに出てきて、こわごわと投げては、海面につく前にくわえいていく 
かもめたちを見て楽しんでいた。 

観光船とクルーザーでの知床半島クルーズの違いはどこにあるのでしょう。 
それは、クルーザーのほうが小回りが利く分、かなり陸のそばにまで寄って 
切り立った崖を見上げることが出来るところにある、らしい。 
実際、港から45分かけてたどり着いた「カムイワッカの滝」までの間には 
所々に置き網が仕掛けられていて、漁師さんたちが船で仕掛けた網に掛かった 
魚などを揚げている様子も見られたが、そういった仕掛けが断続的にあるために 
大きな観光船ではその隙間を縫って入り込むということがむずかしいようだ。 
そのお陰で、「オーバーハング」と呼ばれる、その名のとおりに切り立った 
崖などはそのそばに行って見上げることで「確かに…」と実感するのでした。 

45分の岸壁を眺めながら、emichan とふたり、 
「あれ?氷河で削られた海岸線って…フィヨルド/リアス式海岸って言うんじゃなかったっけ?」 
なんて思い、またここの削られ方はそうに違いないと思うものの、結局確証を取ることは 
書いている今までとっていない(笑) 

で、岸壁を眺める最後に、船長いわく、 
「この滝は観光船ではまず観光ルートからはずすし、自分たちも時間がないとはずさざる 
を得ないところだけど、この滝は出来れば見て欲しい」 
という、カムイワッカの滝より先にある小さいながらもきれいな滝を見せてくれました。 
そして、一気に来た海岸線をあっという間に戻っていくのでした。 


船が岸壁につき、下船したら目の前にかもめたちとからすが。きっと早朝クルーズ 
のあとに餌をくれるのを知っていて集まったのでしょう。うちの手持ちも残っていたので 
子供たちが一生懸命あげてました(笑) 

さて、他の乗客はそのままホテルに戻っていったようですが、私たち4人は 
ホテルとは反対方向に足を進めました。向かうは観光船乗り場のほう。 
なぜかって?それは、そこに今回の目的のひとつ、「知床旅情の碑」が建っているのです。 
子供たちの「えぇー歩くのぉ」という声にも見向きもせずに emichan 先頭にこの碑を目指して 
歩くのでした。大きな岩にくりぬかれたトンネルを抜けて、大きな駐車場が。 
そこは観光船のための駐車場で、車で行くと料金を取られるらしい。歩きは当然ただ(笑) 
で、駐車場の奥にある「知床旅情の碑」の前で子供たちにポーズさせて写真をとる。 
こんなんで、秋の運動会の鼓笛隊のイメージ作りになるんだろうか。。。 

ホテルに戻る途中、一軒のお店に立ち寄る。土地の木材や抜け落ちていた 
鹿の角を使っての人形や小物を作っているお店だった。 emichan は昔北海道で 
買った木彫りのバレッタをなくしていたので、その代わりを探していたのですが… 
そこには気に入ったものがなかったようだ。 

朝食もバイキングでした。でも、このホテルの料理はおいしいので、4人そろって 
たくさん食べてしまいました(笑) 

一通り、荷物をまとめてチェックアウトを済まして、さて出発。でも何かひとつ 
忘れたような…そうなんです。実はウトロでしなければならないことがあったのです。 
蟹を買うことでした。港のほうがいいよ、と勧められていたのですが、 
ツアーのスタンプラリーのポイントがあることに気づいて一度そこによることに 
しました。 

そこは、自然センターに行く途中、ちょうど待ちはずれにあったのですが、 
時間のせいか、お客さんは誰もいません。ちょっと見回してみたのですが。。。 
なんか購買意欲にかけるような。。。とりあえず、子供たちに、スタンプラリーの 
スタンプを押してもらいにお店の人と話をする…あれ?お土産までもらったんだ。 

ということで、そのお店をとっとと後にして港に戻ることにしました。 
戻ると、漁港のそばに開いている一軒に立ち寄ることにしました。 
すると、子供たちが「あああぁ!」といって見つけたのはクリオネ。 
「お泊りしたところにも在ったよ。」ととも。 
すると、「えぇ?どこに?」とemichan。 
「入り口の氷のたくさんあったところのそばに」。 
そう、ありました。でも、emichan は気づいてなかったようですね。 

で、お店では、いけすで大きな蟹がたくさん。。。子供たちもうれしそうに眺めてます。 
いろいろ見たところで一匹(って数えるのかな?)大体2kg くらいのものを 
ちょうど私たちの帰る翌日に菊屋に届くようにお願いして(笑)、ついでに地酒、 
男山の冷酒の「流氷囲い」という知床限定のものも一緒にお願いする。 
ちなみに、蟹は一度内臓をはずして茹でるので、2kg のものは大体1.2kg 位になるらしい。 
これで大体 13,000円くらいだったかな。 

で、お店をでると。。。「漁協食堂」という看板が。 
寄っちゃうでしょう!(笑)ということで、朝食からそんなに時間が 
経っていないにもかかわらず、「鮭親子丼」を家族で一人前頼む。 
ちょっといくらがしょっぱかったかな?でも、おいしかったし、 
子供たちが、厨房の中でいくらのしょうゆ漬けを作っているのを不思議そうに 
みているのが面白かったですね。 

時間は気づくと 10時半を廻ってます。そろそろ行かないと今夜の目的地に 
たどり着かないかも、ということで、ちょっと名残惜しいですがウトロを 
後にしました。 


次の目的地は…小清水のリリーガーデン?と思いながらも、カーナビに 
今夜の宿泊地、層雲峡にセットしてガイドどおりに走ることにしました。 
走り出したすぐに、「オシンコシンの滝」に立ち寄ります。 
海岸のそばにあるきれいな滝で、がんばって登れば上から見ることも 
出来そうなのですが、先を急ぐ私たちには。。。行きましょう。 

さて、今朝から車には CD がセットされていました、いや、私がセットしました(笑) 
このあいだの出張でライブを見て頭から離れなかったので持ってきた 
ゴンチチの Ants Life で、あの、My favorite things が入っていたから 
持ってきたのですが、実はこのアルバムの最後には、 
「ほっかいどー、ほっかいどー、ほっかいどーはーどこにある?」 
が入っていたので、子供たちも起きている時には一緒に歌います(笑) 

ナビにしたがって、海沿いにずっと走っていくと。。。小清水の町の 
道の駅がありました。ちょっと休憩しようということで止まりました。 
この道の駅は、鉄道の(無人)駅と併設されていていたので、ホームで記念撮影(笑) 
その後、スーパーマーケットのような道の駅でソフトクリームを買って食べる。 
ついでに仕事場へのお土産を買う。 
「網走刑務所キャラメル」 
「網走刑務所ポテトチップ」 
などなど。。。 

そこで、一冊の冊子を見つけてしまったのです。 
「道の駅スタンプラリー」 
北海道内のすべての道の駅を制覇すると何かもらえるらしいのですが… 
とりあえずもらうだけもらってみる。そんなことなら、最初に阿寒湖廻りで 
行ったのに…でも、これが今後の私たちのルーティングに影響するとは 
深くは考えなかった。 


さらに道を進めて行くと、道路の左手に大きな湖と湖畔に牧場が広がっている。 
すごくきれいな風景だと思っていると、今度は右手に「小清水原生花園」が。 
車を停める。 

まず、目に付いた、絞りたて牛乳をぐいっと飲み干し、原生花園に歩を進める。 
すると、「原生花園駅」という無人駅が立派な駅舎と踏み切りとともにあるでは 
ないですか。そこで、線路を平均台にした子供たちを写真に。すると、 
アマチュアカメラマンも撮ってる… 

だいぶ季節が遅いからか、既に浜茄子は実をつけていて、それでも数種類の 
花が咲いていました。そんな丘を登っていくと…反対側にはオホーツク海が 
広がっていました。走り出す3人。ビデオ隊の私はゆっくり砂地を歩いて追っかける。 
そして、気づくと娘たちは砂浜で波と戯れていました。emichan も海水を 
ちょっとなめて 
「オホーツク海もしょっぱいです」 
って。。。 


車に戻って、さらに道を先に行くと網走市に入りました。 
網走といえば…刑務所。先ほどのお土産を例に出すまでもなく、 
極悪な犯罪者が拘留され、今も機能している刑務所。 
まずはその横を通り過ぎ、そのあと、網走湖の横をとおったところに、 
博物館として、昔の刑務所を移設したところへ行ったのですが、 
前者は入れないにしても後者の入場料が高いこと。 
しかも、入ったとしたら子供たちが夜泣きしそうな気がしてならなかったので、 
時間がないことをいい事に入り口で写真を撮るに留めたのでした。 
ところで、この入り口の横に公衆電話があるのですが、 
そこからきっと出所した人が親戚などに電話するんだろうなぁ、という 
話をしたときに、私が携帯電話を取り出して一言、 
「あ、お父さん、私ですけどぉ、今刑務所でたところぉ」 
といったらどういうわけか子供たちが大受けした。なんでだろう。。。 


さて、気づくと時間も1時を回ったところ。そろそろおなかが 
空きそうな時間。どこまでも広がるたまねぎ畑ととうもろこし畑の 
中の県道を走っていたそんなところで現れたのがまたもや女満別の道の駅。 
しかも、今回はANA からもらった「おやつチケット」の使えるところ。 
このチケットは道の駅に持っていくとソフトクリームなどのおやつがもらえる 
という代物で、一人3枚ずつもらったのですが、その栄えある最初がここ。 
ソフトをもらうものの。。。そういえばさっき食べたよね? 
しかもともはとろとろしていたのでシャツにチョコアイスをこぼすし… 

そうそう、その道の駅で私たちの停めた横に止まった車が同じ色のシビック。 
しかもよくよく見ると。。。ナンバープレートが一番違い。 
こんな偶然があるものなんだ。そこで改めて気づく。この車、釧路で乗ったけど 
函館ナンバーなんだ…みんなに使いまわされてるんだね。ご苦労様。 


さて、車をさらに進めて行くと、今度は薄荷の町、北見に着きました。 
ここは、戦前では全世界の70%の薄荷、ミントエキスを作っていたところ。 
薄荷資料館に行って勉強しました。今では化学的に生成することから 
ハーブを大量に育てる必要もなく、したがってもう国内では作っていないと。 
でも、薄荷油を作るプロセスとそのときの蒸留器を見たことがこの旅行の 
後のほうでも役に立つとはね。 

気づくと3時。さすがにおなかもすいてきた。資料館で管理人のおじさんに 
聞きました。 
「このあたりで、このあたりらしいものが食べられるところは?」 
このとき学びました。おじさんにこういう質問をしてはいけない、ということを。 
帰ってきた答えは 
「そこの角のちゃんこやか、その先の地ビールかなぁ。。。」 
ちゃんこって。。。東京でも食べられます。地ビールは。。。とりあえず 
車を回すと、そのえらい高いこと…そばのコンビニでおにぎりを買ってしのぐ 
事にしました。そしたら、ロードサイドにびっくりドンキーのあること。。。 

人間様のおなかを満たした後に今度はシビック君のおなかも満たしてあげることに。 
なにせこの時点で 300km はゆうに走っているので、この先山道だということも 
あって念のために入れることにしました。でも、入れたのは 24リットル弱。 
え?15km/l 程度?すごい。かなり飛ばしてるのにね(笑) 

さて、町を出て層雲峡への一本道をひた走ると、途中にまたもや出てきました! 
オンネユの道の駅。ついでにここには「キタキツネ牧場」も併設されている。 
まずは川向こうの「キタキツネ牧場」に。橋のたもとに大きな鳥居も作られていて 
まさにお稲荷様、という感じ。 
ANA のスタンプラリーに押してもらい、ちょっとしたプレゼントをもらって 

中に入ると。。。いきなりお稲荷様が。 
こういうのがちょっと苦手な emichan はちゃんとお賽銭を入れて鐘を鳴らす… 
あれ?賽銭箱の先にいたきつね君がいなくなっている。と、周りにきつねが数匹 
寄ってきた。というよりも、ここが実は大きなケージになっていて、そこに 
人間が入り込んでいる、という感じのようだ。その証拠にか、狐たちは人のことなど 
あまり気にしていない。それどころか、自分が通り過ぎるときには足元にいる 
仲間も気にせず踏んでいく位だ(笑) 

しかし、そんな普通にいるきつねに怖いのか、 
「やぁきつねくん、ご飯はちゃんと食べたかね」 
と、でかい声で言っているともではあった(笑) 


さて、川を渡って道の駅に。。。と思ったら、今度はキタキツネ牧場から見えていた 
黄色い集団に。これは実はひまわりの群生で、その中でまた写真撮影。しかし、 
自分の背丈ほどのひまわりがたくさんあるというのも見ごたえがありますね。 

そして、やっとつきました、道の駅。 
この周辺は木材の町のようで、きこりにまつわる体感ゲームや、お土産も 
切り出した木を加工したものやこれから加工するものなど多岐にわたる 
ラインナップでした。そんな中、パズルマニアのみすけが見つけたのは 
テーブルの上に置かれた古典パズル。かなりはまった様子でぴくりとも動かない。 

そんな横、「おやつチケット」でアイスをゲットした emichan 。 
一言、今まで道の駅で食べた中で一番おいしい… 
確かに、プレミアアイスと銘打ってカップに入れて売っているだけあります。 

さて、5時を回ろうかという時間なのでそろそろ急がないといけない、 
と思って走り出したら、対向車からハイビームをぶつけられる。 
もしや。。。と思っていたら回転灯に停止させられている、さっき私たちより 
ちょっと先に道の駅を出たお姉さん。ご愁傷様。 
それを思うと、ということで、ちょっと先から私もハイビームを当ててみる(笑) 
しかも、この国道、ネズミ捕りも仕掛けてあるので案外気の抜けない道なのでしょう。 

そうやって先を急ぐと、登坂車線が出てきて、出てきたのが石北峠。 
とりあえず止まって写真撮影。 
左の山を見ると、もっと上にいけることが分かるが。。時間がない。 

続いてたどり着くのが大雪湖。 
これはダム湖のようで湖の端のほうにダムらしき建造物を見たような… 
でも、そこに沈みつつある夕日を見ると。。。きれいだけど早く宿に 
行かないと… 

そして横目に見えてくるのが大函小函。どうせ岩肌でしょう?なんていって 
通り過ぎてたどり着きました。流星の滝、銀河の滝。なんてロマンティックな 
名前なんでしょう…と思っていたら、私たちと同じタイミングで団体さんが。 
まさか彼らのせいで問題が起きるとは。 

まずはダイナミックな流星の滝をバックに写真を撮る。で、そのときに 
子供たちがなんとなく仲たがいをしているようでは在ったのですが、 
移動しての銀河の滝。そこには団体さんがいて順番に写真スポットに 
入れ替わり立ち代り…今がチャンスというときに、子供たちがぐずぐず。 
お陰で撮った写真に関係ないはげ頭が…emichan 車で子供たちに一喝。 
これ以降旅行中に彼女たちに食事中のジュースは与えられなかったのは 
言うまでも無い。 

そしてやっと着きました。層雲峡。 
ホテルに車を回して荷物をおき、まずは食事。結構量が多い。 
多分、山登り客が多いのだろう。ホテル内の注意書きを見るとそんな感じ。 
で、食べ終わって、ちょっと散歩がてら、ロープウェイ乗り場まで歩いてみる。 
途中いろいろなお土産屋があって覗くと…あ、お店に中国語の曲が。 
確かに店内がいきなりリトル上海になってる。。。浅草と一緒か(笑) 

一軒、emichan の寄りたそうな顔をしているラーメン屋があったのですが、 
さすがにおなかいっぱいなのでパス。 

部屋に戻ると、お風呂。さっきのこともあり、また、emichan もゆっくり 
入りたいから、ということで、子供たちはパパが。 

ところが、外国人宿泊客と同じタイミングになったこともあり、 
また、子供たちが自分が体を洗って湯につかってしまうと 
「パパァもう出ようよぉ」 
といって気持ちがゆっくりしない。 
ということで、からすの行水よろしくあっという間に出て部屋に戻る。 
で、子供たちを寝かしつけながら先に寝てしまったので、部屋の外で 
鍵無く立ちんぼで待たされるemichan だったのだ。。

           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "diary"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< diary >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

さてさて、このペースは、遅いように見えますが、前回の旅行記よりは早いでしょ?

さて、先週のレビューのご紹介です。

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
   [木村剛の図解財産を守るための投資戦略の発想法  /木村 剛]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776201704/kikuyaasakusa-22

木村剛については、どうもあの見た目が厭らしく見えていた(笑)ので
どうも敬遠しがちだったのですが、簡単そうに見えた本書でまずどんなものか
見てみようと思いました。

本書のタイトルでは「投資戦略の発想」、としていますが、実際に
ここで誘導しているのは「日本株式」への「長期投資」です。
というのも、ここで前提になっているのは

- 日本株式のマーケットが過去において(30年の)長期で見れば
平均年リターンで12% になり、またボラティリティもかなり落ち着いた
レベルになる。
- 今は経済はまだ不調ではあるものの、資本主義社会自体が
拡大再生産のメカニズムであるのでこれから先も会社の価値というのは
あがりつづけていく

ということで、実際に「日本株に投資することは日本経済への
信任」である、とも中で書いている。

確かにこのところのマーケット、特に昨年の頭から今年にかけて
だいぶ戻してきている感はあり、また売買もそこそこ増えてきている
ようですが、これらの前提を鵜呑みに出来るのでしょうか。

(略)
           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "Book Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

この本は。。。何とも言えませんね。
ま、あの「木村剛」が書いたから、というところで買うんでしょうか。
それって、一時期の「平蔵君」みたいで、経済にもブランドが出来てきた
ということでしょうか。
いいなぁ、そうなってみたいものだ(苦笑)

<<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 [企業資産の流動化と信託について : 本当にあなたのもの? 証券化と真性売買について]

さて、例えばここに。。。あなたのテニスラケットがあるとします。
これは、さっきお店で買ってきたばかりの新品です。でも、どうやって
それがあなたのだと証明しますか?

例えば、それがあなたの手の中にあって、買ったばかりだから
そのときのお店のレシートがあって、ついでにお店の人から
もらった直後にお店の中で「アンドレ(マリアでもビーナスでもいいのですが;-)」と
ラケットにつけた名前を自筆で書き込んでマークした、というのであれば
売ったお店の人を含め、あなたのテニスサークルで、そのラケットを前から欲しいと
思っていたお友達を含めて多分誰もがあなたのものだと納得するでしょう。

ものの場合は、それを持っている人(占有者)がその持ち主だ、と考えるのは
当然です。なにせ、名前が書いてあるといっても、どう見ても日本人なあなたが
「アンドレ」とは思えないですからね。持っていることが大事です。

とはいえ、お店の人からみるとどうでしょう?
売ってお金を渡してくれた人であれば、ちゃんと売り買いしたのでいいでしょうけど、
売り買いせずに勝手にお店の外に持ち出した場合は駄目ですよね。
要は、ちゃんと売買が成立した上で、その所有権がちゃんと移転させることが
ポイントであって、そのときのレシートは売買が成り立った証明になるのです。

では問題です。
ものはものでも、土地はどうでしょう?
それが自分のものかどうかは、一つはそこにいるかどうか?ということになるものの、
それは単に占有しているだけ、のケースもあります。では、他の人に対してそれが
自分のものだ、というのにはどうすればいいでしょう。
法務局というところに行って、この土地や建物は自分のものだ、と登録する(登記する)
ことが必要になります。では、買ったときに、売ってくれた人に対してこれが
自分のだ、というのはどうすればいいでしょう。
ま、売買契約書で意思の確認をする、というのが簡単な答えですが、
この点はいろいろあるのでちょっと宿題にしましょう(笑)

ではでは、今度形のない、金銭債権の場合だとどうでしょう。
最近、おれおれサギと並んで多かったサギ、「不正請求」というのがありました。
いきなりメールや携帯電話で怖い声で
「○○債権回収だけど、あなたが○●から借りていた○●円の借金を買い取った。
 次に言う口座に速やかに振り込みなさい。」
というあれです。
まぁ、この場合、そもそも借りてもいないのに、怖い声で言われたものだから
びっくりして払ってしまった、というのが被害者の声でしょう。

さて、金銭債権、要は借金を取り立てる権利を持っている人が他人に売る場合、
問題はどこにあるでしょうか。
一つは、取り立てる権利(債権)を本当にその人に譲ったと言う証拠
もう一つは、それを他の人から「それは私がもらったんだ」と文句が言われないようにする証拠
が必要になります。なにせ、ラケットのように形がないですから、上記のように
はったりで言われてしまっても確認できないことがあるからです。

(略)
                   http://www.emichanproduction.com/
                          -> "Finance"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

そういえば、この「真性売買性」という議論、仕事をしている私の立場
ではあまり気にならない話なのですが、案外いろいろなところでいい加減に
やっているなぁ、ということに気づくことがあったので、来週はこの続きでしょうか。

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

                                        [Live 93 / The Orb]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000018H8/kikuyaasakusa-22

The Orb の 1993年にコペンハーゲン、東京、グラストンバリー、そして
ロンドンと世界各地で行われたライブ音源を2枚140分に
まとめたアルバムです。

このバンドのコンセプト上、常にメンバーが変わるのですが、この93年の
時のメンバーは Simon Phillips, Nick Burton, Kris Weston, fluff と
コアメンバーである LX Paterson ということで、91年の時に一緒にやっていた
Youth や Steve Hillage, Jimi Caughty あたりの名前はない。
一つはライブとなったときに諸般の事情で連れて行けないということと、
もう一つはライブ向きかスタジオエンジニア向きか、というところが
あるのかもしれません。

さて、曲については、といえば、スタジオレコーディングとはやはり異なる、
緊張感とオーディエンスとの対話の中でのプレイというのが感じられるところに、
付け加えるべきところは、LX らしく Minnie Ripperton の Loving you から
テレビのスクリプト、そして Martin Luther King の I have a dream のスピーチ
まで、サンプルをかなり多用している、というところだろう。

(略)
           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "Music Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

ということで、今週もthe Orb です。しかもライブ。
とはいうものの、このところこれを書きながら聞いているのが、
m-flo の Astromantic
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001U1LNO/kikuyaasakusa-22

きっと疲れているから、これくらいピッチのいい曲の方がいいのかもしれない。。。

さて、いつものことながら、初志貫徹を目指したいのですが、
また来週も出張地獄、仕事地獄。きっと9月が終わるまでつづくんでしょうねぇ。。。
もしメルマガが出なかったとしても怒らないでくださいね。
できれば
「メルマガ来ないよ!」
というメールをくださるとうれしいかな。

ということで、出来たら来週の火曜にまたお目にかかりましょう。
ではでは。

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