メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME123】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2004/09/06


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2004/09/06 第123号
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ 
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■沖縄翻訳セミナーへのお誘い■

トランスワードでは英語と翻訳を真剣に勉強している人向けに、翻訳セミナーを
開催する予定です。セミナーには私(仲谷)とゲストが参加して、講義および皆
さんと交流をしたいと考えています。
英語の学習に興味がある人、翻訳家を目指している人、既に翻訳者として活躍中
の人の参加をお待ちしています。

日時:2004年9月25日 (土) 13:30〜17:00
会場:沖縄産業支援センター会議室大 302
   〒900-0152 沖縄県那覇市字小禄 1831番地1
   http://www.okinawa-sangyoushien.co.jp/
ゲスト:荒井邦彦氏(フリー翻訳者、トランスマガジン「翻訳しよう」連載中)
    マイク関根氏(フリー通訳・翻訳者)

申し込みはbook@transwd.comまで、お早めに。

翻訳セミナー詳細はこちら
http://www.transwd.com/salon.htm


◆◇◆沖縄レポート◆◇◆
   
弊社沖縄事務所の立ち上げに尽力していただいた翻訳者の方の沖縄レポートを
アップしました。沖縄の生活が体感できます。ぜひ読んでみてください。

【詳細はこちら】 

http://www.transwd.com/okinawa_report.htm


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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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沖縄で翻訳しよう

トランスワードの沖縄事務所ができて3ヶ月経ちました。
この間トランスワードの社内スタッフを含め計5名の翻訳者が沖縄暮らしをし
ながら当事務所で翻訳業務を経験しました。

今年の日本の夏はとても暑かったですが、沖縄は意外と涼しく、快適だったよ
うです。

沖縄事務所での活動の目的は当社の社内スタッフと、いつもはフリーで活躍し
ている翻訳者が同じ事務所で共同作業をし、お互いの翻訳ノウハウのギブアン
ドテイクを行い、ステップアップをすることです。

沖縄事務所の第一期メンバーは8月末で解散し、現在次のメンバーの準備を
しているところです。9月25日には沖縄で特別翻訳セミナーを行います。興
味のある人はまずこのセミナーに参加してみませんか?


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3. 翻訳しよう(荒井)
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All employees should ensure the following: 1) His/her company ID card was 
issued within the last 12 months. を和訳します。「従業員は全員、次のこと
をご確認ください。1. 従業員の社員証は、過去1年以内に発行されました」。
前半はかなり良いと思います。

マズいのは次の2点。A) まず、the followingを「次のこと」としたのですか
ら、次には「こと」が来なくてはいけません。B) 助詞「は」「が」の使い分
け。従属節の主語には「が」が適することが多いです(絶対ではないが)。し
たがって、「従業員は、次のことをご確認ください。1. 社員証の発行が、過去
1年以内であること」。

A) は重要、いやむしろベラボーに当然のことです。B) 「は」「が」の使い分
けにはいろいろな側面があります。その側面の一つに「複文」の場合があり、
従属節内の主語は「が」が適することが多いです。「は」とすると、その勢力
が従属節を越えて主節まで及びます。

「私が書いた報告書を直した」では、「直した」のは私以外のだれか。「私は書
いた報告書を直した」だと、「私は」は「直した」まで及びます。「Aさんは、
Bさんがアホだと思っている」が普通で、「Aさんは、Bさんはアホだと思っ
ている」は、厳密にはダブルミーニングです。


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4. 翻訳者日記#13(阿久根)
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「翻訳者の仕事部屋 -2-」

みなさん、こんにちは。また台風です。この原稿を書いている時点で、台風18
号が迫って来ています。先週の台風16号は、不運にもほぼ中心付近が直撃し
たため、私の家は一晩中揺れて大変恐ろしい思いをしました。

さて、今回も「翻訳者の仕事部屋」の続きです。今回はパソコンソフトの変遷
を見てみましょう。

私の最初のパソコンがMacだったことは書きましたよね。そのため、ワープ
ロソフトも最初はMacのソフト(マックライト、EGワード)を使っていま
した。とはいっても、この当時は、ワープロソフトよりもインプットメソッド
の方を気にしていたような気もします。Mac標準の「ことえり」を使っても、
技術系文書の変換はなかなかスムーズにいかず、苦労したものです。その後、
ATOKのMac版が出たら、「待ってました」とばかりに買いに走りました。

95年当時はテキスト形式のデータを納品することが主流でしたから、テキス
トエディタを使うことも多々ありました。96年頃になって、少しずつMicrosoft 
Wordの必要性も感じてきました。そこで、Mac用ではありましたが、思い切
ってMicrosoft Officeを購入し、WordとExcelが使えるようになりました。
確か、電子版のAmerican Heritage Dictionary(輸入ソフト)を使い始めた
のもこの頃です。当時は、入力した単語を発音してくれる辞書に驚いたもので
す。

98年以降、事業を翻訳一本にほぼ絞ってからは、受注の条件として、指定の
ソフトの使用を要求されることが増えました。TRADOS、Transit、各社のオ
リジナルプログラムなど、仕事のたびに使用ソフトが異なるため、毎回マニュ
アルとにらめっこしながらの作業でした。翻訳よりもソフトの使い方に振り回
された時期もあり、非常に苛立たしい思いもしました。

そのうち、特定の翻訳支援ソフトを購入しようと思ってからは、色々と迷いま
したが、当時の仕事の状況からTRADOS(3.0)を選びました。購入当時は、
プログラムが途中で止まったり、パソコン全体が不安定になったり、色々とト
ラブルもありましたが、TRADOS専用マシンを作り、バージョンアップを重
ねたら、フリーズすることも全くなくなり、非常に快適に使えるようになりま
した。

この2、3年で、翻訳業務にTRADOSを使用する割合は9割を超えるように
なりました。ベタ打ちで翻訳を依頼されるケースは非常にまれです。考えてみ
れば、早い段階で翻訳支援ソフトを使うようになったおかげで、依頼件数も増
えたと言えるようです。最近はMicrosoft WordとTRADOS、電子辞書、Excel、
Acrobat Readerがあれば、大体の業務がこなせます(私の場合です)。本格的
に翻訳に取り組みたい人は、登録先の翻訳会社の担当者に相談して、必要なソ
フトを絞ってみると良いかもしれませんね。


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5.リンクしよう  
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2004年8月2日より字幕コンテストを開催します。映像翻訳に興味のある方なら
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