メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/08/11 ラストプレゼント (6)  2004/08/17


===================================================== 発行部数   16 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/11 (Wed) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 水曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 平木明日香(天海祐希)
 百瀬有里(永作博美)
 小田聡(佐々木蔵之介)
 廣川来実(須藤理彩)
 安芸蓮太郎(要潤)
 小田歩 (福田麻由子)
 平木綾音(田畑智子)
 古茂口豊(松重剛)
 高橋真子(深浦加奈子)
 牛尾加奈子(中島ひろ子)
 平木昇 (林泰文)
 平木伸子(大森暁美)
 平木清孝(平泉成)
脚  本 秦建日子

あらすじ  第6話「告白」
 明日香(天海祐希)の携帯に歩から電話が入る。歩(福田麻由子)
は「夏祭りは行けない、約束を破ってごめんなさい」と謝り電話を切
る。意外な成り行きに気落ちする明日香は「どうせ私もうすぐ死んじ
ゃう訳だし、約束守れないのはお互い様かあ」とつぶやく。明日香の
背後で物の落ちる音がした。帰ってきた父清孝(平泉成)が信じられ
ないというような顔でビールの入った袋を床に落としていた。明日香
は清孝に自分の独り言を聞かれてしまったと思う。

 清孝は明日香の独り言を聞いていなかったのか「どうして?綾音さ
ん(田畑智子)と昇(林泰文)がいないんだ?」と二人がいないこと
にショックを受けている様子。
 喧嘩していた二人は仲直りして清孝を置いて群馬へ帰ってしまった。
明日香は、お父さんは歩と電車で一緒に来た方が嬉しいかなと思って、
でも歩は熱を出したので夏祭りに行けなくなったと嘘をつく。清孝は
歩が熱を出しているなら女親が必要だから、様子を見に行こうと言う。
明日香は新しい母がいるから行く必要はない。「一緒に飲もう」と思
い止まらせる。

 聡が家で遅くなってごめんと惣菜を皿に盛り付けている。歩と聡は
同時に話をし始める。歩が「パパが先」と言うので聡が「実はさパパ
今度会社で営業部に戻ることになった。今までと違って帰る日が遅く
なる日もあると思うんだ。でもな、パパにとって一番大事なのは仕事
じゃなくて歩だから。ちゃんとそれだけはわかってほしい。で、歩は
?」歩は少し沈黙の後「夏祭りに行くのやめた」と言い部屋に行って
しまう。机の上にあった予定表8月11日「ママとなつまつり」を消し
ゴムで消している。

 清孝は酔っ払いリビングの床で寝てしまった。明日香は「思い出す
ね。お父さん。子どもの頃、私さあ夏祭りのたんびに前の日興奮して
眠れなくてさ。枕持ってってお父さんと一緒に寝たよね。夏祭り楽し
みだよね。お父さん。おやすみお父さん。ごめんねお父さん」と言っ
て清孝の隣に枕を持っていき明日香は添い寝する。

 朝、明日香が目を覚ますと隣の枕の上に「捜さないでください 父」
の書き置きメモ。

 歩が部屋で小箱に明日香と聡の写った写真とバンダナをしまってい
る。

 会社では廣川来実(須藤理彩)が「夏祭り行きたい」と言っている。
「相手がいない夏祭りほど虚しいものはないわよねえ」と牛尾加奈子
(中島ひろ子)。安芸蓮太郎(要潤)が差し入れを持って入ってくる。
社長古茂口豊(松重剛)が蓮太郎を化粧室に呼び「1つ聞きたいこと
がある。平木のことだ」と質問する。ドアの隙間から来実が二人の話
を聞いている。

 聡が歩に夏祭りに行かなくていいのか聞いている。歩は夏休み中に
25メートル泳げるようにしなくてはいけないからプールに行くと言い、
7時から家を出て行ってしまう。

 明日香が部屋で浴衣を羽織っていると聡から携帯に電話。聡は「今
度は何をした?俺言ったよなあ。誘う以上はちゃんとしてやってくれ
って。それをたった9歳の子にプールだって言い訳させて」と一方的
に怒っている。聡は明日香が歩に何か言ったせいで夏祭りに行くのを
取りやめたと思い憤慨している。明日香は歩が夏祭りに行けなくなっ
たのは聡が歩に何か言ったせいかと思っていたのだが違っていたよう
だ。

 百瀬有里(永作博美)のいる花屋に清孝が尋ねて行く。有里は清孝
から歩が熱を出していると聞き、二人が聡の家に行くと歩がいない。
歩の机の上にあった予定表には8月11日「ママとなつまつり」が「プ
ール」と書き直してあった。

 歩は小学校のプールサイドで座りバタ足をしている。明日香が歩に
会いに来た。二人は教室で話をする。「怒りに来たんでしょう?私の
こと。ママとの約束破ったから」「違うよ。ママねえ、実はすごく嬉
しかったの。自分でパパの気持ちを考えてお祭り止めたんでしょ?ず
っと一人で歩を育ててくれたパパの気持ちを考えて。ママねえ歩がそ
んな優しい子に育ってくれて本当に嬉しい。自分の子とは思えないく
らい良い子に育ってくれて。最後にそれだけは歩のこと誉めてあげた
くてねえ」「最後って?」「これからもパパのことよろしくね。それ
から新しいママとのことも」と言い明日香は帰りかける。

 「ママ」と呼び止められ明日香は「ママねえ小6の時、水泳の選手
になりたかった。泳ぐの得意だったから。同じ青い空でも同じ蝉の声
でもプールサイドにいるのと、プールの中にいるのと全然違うんだよ。
プールに入ってごらん。泳ぐって楽しいよ」と歩に言う。
 明日香が廊下に出ると清孝が待っていた。明日香は清孝と腕を組み
歩いて行く。離れた所で有里が泣いている歩を見つめている。

 明日香は「私って無神経だね。あのまんま嫌な母親のままでいたら
あの子の気持ち板ばさみにせずにすんだのに。私ってダメな親。自分
勝手ばっかり」。清孝は「ぜいたく言うもんじゃない。親っていうも
んは簡単じゃない。いろいろ経験してだんだんに親になっていくんだ」
と慰める。有里は車に戻り携帯で聡に電話する。

 明日香の通う病院。社長と来実と蓮太郎が澤口医師(升毅)に明日
香の病気について尋ねる。澤口は家族以外に教えられないと断る。社
長は明日香の様子が最近おかしいことと明日香に異変があるなら自分
がブレーキ役にならなくてはいけないと訴える。蓮太郎が明日香の弟
と偽るが、証明するものを見せて欲しいと言われる。来実が「入社以
来あの人のことは短所も欠点も知っています。あの人仕事ができる分、
日常生活がすごくズボラなんです。もし、明日香さんが痔じゃないん
なら私はそれを知ってなきゃならないんです」と言っていることは支
離滅裂だが真剣に訴える。3人は澤口に頭を下げて懇願する。

 困った澤口は「徹夜はさせないこと。激しい運動をさせないこと。
薬をきちんと飲むこと。私が申し上げられるのはそれだけです。それ
からもう1つ。食べたいものを食べる。やりたい仕事をする。会いた
い人に会う。結局体にはこれが一番いい。これは誰に限ったことじゃ
ありませんね」と答える。

 赤城稲荷神社の夏祭り。清孝の出している金魚すくいの店の周りに、
家族が座っている。母伸子(大森暁美)は歩が来るからハンディビデ
オを買ったのにと残念そうだ。清孝が家族でビデオを撮ろうとを知り
合いに店番を代わってもらう。

 聡は会社の接待を「今晩どうしても娘を連れて行かなくてはいけな
い所がありまして」と中座する。接待場所の料亭の前で聡が待ってい
ると、車に乗った有里と歩が到着。3人で夏祭り会場へ向かう。

 神社で5人揃って願い事をする。綾音は「健康な子どもが生まれま
すように。普通の母親になれますように」伸子は「元気な孫が生まれ
てきますように。昇が浮気をしない立派な父親になれますように」清
孝が賽銭箱に千円を入れ「来年の夏祭りも誰一人欠けることなく家族
全員で来られますように」とお願いする。打ち上げ花火のアナウンス
が流れ伸子・綾音・昇は会場へ行く。

 明日香は清孝に「なんだ。やっぱり聞こえてたんだ。ごめんね。つ
くづく親不孝な娘で。すい臓ってなかなか自覚症状でないんだって。
だから全然気が付かなかった。なんか最近お酒弱くなったなあぐらい
で。参っちゃうよね」と。清孝はその話に触れず「何の話しているん
だ。仕事の愚痴か。聡君が再婚するから落ち込んでいるのかあ。生き
てりゃ必ずいいことだってある。必ずある」力をこめて言う。二人は
顔を見合わせうなずき合う。

 聡は歩の手を引き祭りの会場で明日香を捜している。歩は「ママと
仲良くするのパパ嫌じゃないの?」聡は「全然嫌じゃない。パパとマ
マはたくさん喧嘩してすれちがっちゃったけど、二人とも歩のことが
大好きだ。捜しに行こうか」と言う。

 歩の「ママ」と呼ぶ声に明日香は気付く。お互いに走り寄り橋の上
で二人は抱き合う。「パパがねえ。会いたい時にママに会いに行って
いいって」と歩。打ち上げ花火が上がる。

 有里に高橋真子(深浦加奈子)から「間に合った?」と電話が入る。
有里は「頑張れば間に合うようにもんだね」「大抵のことは頑張れば
間に合うようになってるの」「マアネエ(真子の通称)、いろいろ考
えたんだけどさあ、私この結婚止めようと思う」と言って有里は携帯
を切り一人で帰る。明日香、歩、聡、清孝、伸子、昇、綾音が花火を
見ている。


寸  評  歩と明日香が橋の上で抱き合うシーンはホロリとしました。有里
が結婚をやめると言い出して、来週も波乱がありそうです。実の娘が
もうじき死ぬという独り言を聞いて、瞬間的にとりつくろうなんてこ
とが可能かな?と不思議に思いました。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 1年半ほど前に知り合った友人が家族の転勤に伴い、地球の裏側に引越すこ
とになりました。「会うは別れの始まり」と言いますが、別れの日が近づくと
ともに、寂しさが増してきます。大切な人であればあるほど、残された側の心
の痛手は大きいのだなと、毎週「ラストプレゼント」と「世界の中心で愛を叫
ぶ」を見ながら思っています。生きている間に、どれだけの人と出会いそのう
ちの何人と本当に心を通わせあえることができるのでしょう。(たま)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。