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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/03 君が想い出になる前に (5)  2004/08/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/03 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ  朝 奈緒は目を覚ます。起きて部屋を出るともう光彦は起きてい
た。
 「おはようございます」コーヒーを奈緒に渡し、昨日奈緒と孤児院
へ行ったことに対するお礼を言う。「どんな過去でも、少しでも自分
の過去がわかって良かったと思います。」そして、光彦も和也のこと
を気にする。

 朝から電話が鳴り、出ると優子からだった。急に今日の打合せ時間
が10時から午後に繰り下がった連絡だった。そして、和也がディレ
クターと揉めて降ろされて落ち込んでいたと聞く。


 ちひろは和也の家で目が覚める。コーヒーを入れてもらい部屋の廻
りを見まわす。そこには奈緒と写ったたくさんのサーフィンへ行った
ときの写真が貼られていた。

 「昨日ずっと電話鳴っていましたよね?奈緒さんからじゃないです
か?」すると、目の前の携帯が鳴る。「出たほうがいいですよ」和也
は電話に手を伸ばす・・奈緒からだった。
 「もしもし、あっ和也?今日午前中の打合せなくなったの?今から
そっち行っていい?朝ご飯まだだよね?何か買って行くね」電話を切
ると察したちひろが「わたし、ここにいちゃいけないですよね?昨日
のことは良い想い出にします。さようなら・・」
 ちひろがマンションから出てくると、片方のイヤリングがないこと
に気がつく。すぐ戻ろうとするが、一瞬立ち止まりそのまま帰って行
く。

 「連絡とれて良かった」昨日電話したけどなかなか出なかったから
心配しちゃった。と奈緒は言いながら、道中買って来た食事を和也に
渡す。
 それと、昨日せっかく来ていただいたご両親に申し訳ないことをし
たと素直に謝る。和也のほうも言い過ぎたと謝る。
 「わたし、ご両親にお詫びしに行っちゃダメかな?今週なら時間と
れそうだし、スケジュールは和也にまかせるけど…・」和也も明日な
ら予定が大丈夫と両親と連絡をとることにする。

 そして、CMの担当を降ろされたことを優子から聞いたことを伝え、
何も事情を知らなかったことを「和也が怒るの無理ないね。」心から
わびる。「俺も青臭かったよなー、藤嶋豪太(相島一之)をコントロ
ールできなければ、現場なんか勤まらないとわかっていたのに。ワン
マンで腹立つことは多いけど、腕は本物だから・・」「あんなに一生
懸命企画書作っていたのに、ちゃんと話し聞いてもらえばわかるよ・
・」和也は奈緒にコーヒーを飲むか聞き、キッチンへ向かう。ふと見
ると、机のそばのカーペットの上にイヤリングが・・戻って来た和也
に誰か来たのか聞くが「どうして?」と逆に返されたので、「別に・
・」と応える。

 事務所で、優子から、本当に和也がCMを降ろされたのか知らなか
ったのか言われて、「彼女失格。うかうかしてると誰かに取られちゃ
いますよ」と言われる。

 和也は親に奈緒を連れて行くと連絡をする。明日の昼過ぎに約束を
し、電話を切ってふとカーペットを見るとイヤリングが・・

 資料編纂室で昨日の出来事を阿久津に話す。5歳から中学までそこ
で育ち、アルバイトをしながら学校へ通い、自分の昔のことを他の人
から聞かされるとは・・「いろいろ教えていただいてありがとうござ
いました」光彦は阿久津にお礼を言う。
 そして、もらって来た名刺をじっと見つめる。

 光彦は静養ホームへ電話をかける。丁寧に昨日をお礼をし、「この
間お話しにあったハガキについて聞きたいのですが、わたしの母親か
ら一度ハガキが来たとおっしゃってましたよね?今、そちらにあるの
でしょうか?」シスターは調べてから連絡をすると伝える。

 「あのー明日帰りが少し遅くなるかもしれません。和也のご両親に
会いに行くことになって・・」光彦は嬉しそうに、最近奈緒の時間を
とってしまい、和也に申し訳ないと思っていたが、「結婚するんです
ね。おめでとうございます。」と言われる。


 優子に天才藤嶋ディレクターのことを聞かれ、ちひろは「あいかわ
らず」と応える。そして、その現場をやりたがっていた和也は今日奈
緒と一緒に実家へ帰っていると聞かされる。

 車に乗って和也の実家へ向かう途中、「お土産これで良かったかな
ぁ」と聞くが、和也はどこか上の空。
 「お姉さんのこと、本当にお気の毒ですね。記憶を無くされたお兄
さんの世話も奈緒さんが全部されているんでしょ?奈緒さんは頑張り
やなのね。」和也のご両親も奈緒には好意的、母親は和也に式はどう
するのかや、式場はどうするのかと聞く。子供じゃないからと父親は
それを止める。母親は和也と奈緒に、今日は泊まって行くんでしょう。
と強く泊まることを勧める。そして、「和也こうみえて、甘ったれで
すから、よろしくお願いしますね」と挨拶される。

 奈緒は光彦に今日帰れなくなったと電話をする。「こちらは心配し
ないで下さい」と光彦は応え、電話を切り、和也の家へ行ったと知っ
た祐輔は「奈緒姉ちゃん、和也さんと結婚するの?」「うーん多分ね」

 和也の家で夕飯にお寿司を取り、昔話に花を咲かす。

 スタジオ撮影が今日のところは終わり、藤嶋にちひろが近付く。
「ちひろちゃんの話しなら、聞かないわけにはいかないなぁ」

 藤嶋と食事へ行ったちひろは、話しというかお願いがあります。と
切り出す。「あの企画はもともと彼の企画なんです。結城さんを現場
に戻してもらえないでしょうか」藤嶋は、それには条件があると・・
 車に乗って、ちひろを連れて来た先はホテル街。・・「条件ってこ
ういうことですか・」・・悪くないと思うけど、藤城にもう一度、和
也を戻してくれることを条件に・・と確認し、ちひろはうなずく。

 すると、藤嶋は面白そうに笑い、「冗談だよ。その気もない子に無
理強いするほど、俺は不自由してない」と、ちひろを車で送って行く。


 和也の実家からの帰り、直接奈緒は事務所へ送ってもらう。「あり
がとうまた連絡するね・」和也と別れて、事務所へ入る。
 和也の携帯に事務所から電話が「藤嶋さんおまえと話したいって連
絡してきたぞ。いったいおまえ何したんだ?」

 「どのようなご用件でしょうか?」藤嶋はやって来た和也に「変わ
りのヤツが気にいらないから、プロデューサーとして現場復帰してく
れないか?今回のCMあんたの企画なんだろ?・・頼まれたんだよ。
富田ちひろ、あんたの彼女なんだろ。代わりに一晩付き合えって言っ
たら素直について来た。大事にしたほうがいいぞ、あの子。その若さ
で俺に意見したのはあんたが始めてだ。」いいたいことだけ言い、藤
嶋は席をはずす。

 「はいお土産」お土産を祐輔に渡すとチャイムが。出ると父親だっ
た。「おじいちゃんいらっしゃい。」正治郎(小野武彦)は祐輔にお
土産の葡萄を渡し、前に、ベランダに葡萄の棚を作ると言っていたか
らと、今更遅いけどと、葡萄の苗木を奈緒に渡す。今日は月命日だか
らと、山梨からやって来たのだった。

 4人で夕飯を食べ、祐輔ばぶどうを食べにテーブルへ向かうと、正
治郎は「もうすぐ49日だ、おまえたち納骨のことは何か準備したの
か?」奈緒は、いろいろ調べたけど良い場所が見つからないから、し
ばらくお寺で預かってもらおうと思っていると話す。正治郎は、山梨
のうちの墓の隣に、望月家の墓の土地を用意してある。墓石も良かっ
たらこっちで準備するが。と出過ぎた真似と断りながら、光彦に聞く。
「ありがとうございます。費用のほうはわたしがちゃんと・・」しか
し、正治郎はその申し出を断り「美穂の墓参りだけは、きちんとやっ
てくれ」「ありがとうお父さん」

 いつものバーで和也はちひろに、現場に復帰出来ることを伝え、ち
ひろにお礼を言う。そして、藤嶋の才能を認め、思い出したように、
イヤリングを返す。
 「わたし部屋を出て気づいたんです。でも取りに戻りませんでした。
和也さんの部屋奈緒さんの臭いでいっぱいで。一つぐらいわたしのも
のがあってもいいと思ったから・・でもいいです。昨日奈緒さんと実
家へ行ったんですよね?仕事がんばりますね。わたしはそれしかない
から・・」ちひろは「明日からまたよろしくお願いします」と頭を下
げて帰って行く。

 奈緒は、正治郎のために布団の用意をする。正治郎は「あいつちょ
っと雰囲気変わったな」奈緒は、光彦が孤児院出身で苦労して来たと、
美穂から聞いてないか聞き、正治郎も「人は見かけによらないな」と
話す。そして、この間紹介してくれた人にちゃんと話しを聞かなくて
悪かったと謝り、奈緒が先日和也のいいご両親に会って来た。と話す。


 奈緒が事務所にやってくると、藤嶋が和也を現場へ戻した話しを優
子らがしていた。「ちひろちゃんも大変だね」そう声をかけた奈緒の
ほうに振り向いたちひろの耳には、和也のマンションに落ちていたイ
ヤリングと同じイヤリングがついている…「それ…あっなんでもない」

 「本番行こうか」和也はスタイリストのちひろばかりに目が行く。

 葡萄の棚を作ると同時に、いろいろな苗木を奈緒は買って来る。鉢
に植え替え、祐輔も「ちゃんと水をあげる」と協力すると言う。「水
をかけて育てて行く。結婚生活もそういう夫婦だったんじゃないか
な?」
 「和也さんと結婚したらここ出て行くの?」祐輔は奈緒に聞く、困
ったような奈緒だったが、「さっ中に入ろうか手がドロドロだ」と祐
輔に先に手を洗うように言う。鉢の位置を変えるために持ち上げるが、
持った鉢を落としそうになって光彦に手ごと支えてもらう。
 奈緒は手を触れられて、戸惑う。

 伍代物産の資料編纂室で、阿久津が今日の飲み会に参加しないなら、
日を改めて杉山(山口馬木也)に食事に行こうと誘われる。阿久津は
断るが、「望月さんのことは忘れたらどうだ。彼は君と付き合ってい
たことは綺麗さっぱり忘れているよ。あれだけつくして、最後の最後
に奥さんに乗りかえられて・・」阿久津は杉山の言葉を遮る。

 杉山が去ってから、また資料を探していると、棚の向こうに光彦の
姿が・・「今の話しどういうことでしょうか・・」阿久津は「気にな
さらないで下さい。もう10年も前の話しですから。わたしも忘れて
いました。望月さんも忘れて下さい」

 ちひろは一人でバーへやって来る。マスターに知り合いの話しと切
り出し、「マスターは相手のある人を好きになったことありますか?
その知り合いは、本当は自分だけを見ていてほしいと思っているみた
い・・」自分が傷つかないか確かめてから恋に落ちるなんて不純だと
思うとマスターに助言される。「想いが変わらないのなら、あきらめ
た方がいいですよね。それで気が済まなくても・・」

 奈緒が帰って来る。美穂の墓が来週には出来ると光彦に聞く。奈緒
は、お墓が出来ると美穂が死んだことを認めることになるから本当は
嫌だといい、何かあったら何でも相談していた美穂が居ないことを…
「わたしでは相談になりませんか?悩みごとがあったらわたしに話し
て下さい」

 奈緒の撮影が終わると優子が今日隣のスタジオは藤嶋の撮影だから
一緒に覗きに行こうと誘う。しかし、突然雷が鳴り、優子は傘持って
来てないと、やっぱり辞めて置くと荷物をかかえて先に帰って行く。

 「ごめんね和也居る?」隣のスタジオに奈緒は行くが和也は居ない。

 倉庫で和也はちひろに顔色が良くないと話しかける。「本当に大丈
夫?」「わたし、和也さんが戻って来たのは嬉しいけど、同じくらい
に苦しいんです。やっぱりいい想い出になんか出来ない。最初は奈緒
さんの変わりでいいと思ったけど、やっぱり無理です。奈緒さんと結
婚するんでしょ?やさしくなんかしないで下さい。」泣き出したちひ
ろを和也は思わず抱き締める。

 倉庫にやって来た奈緒は和也が抱き締めた様子を見てしまった。奈
緒は逃げるように去って行く。

 外は凄い雨、奈緒は傘も持たずに走る。
 「お帰りなさい、凄い雨ですね」帰って来た奈緒に光彦は声をかけ
る。奈緒は濡れたまま、挨拶もせずに自分の部屋へ行き、ベットの上
で泣き崩れる・・

 「どうしたんですか?」近くに座った光彦に奈緒は泣きながら抱き
つき、泣き続ける…その肩をやさしく光彦が抱く・・


寸  評 なんかなー、どうしようもないけど、なんかなー、という感じです。
光彦ってしっかりして来ると良い人ですね。記憶が無くなる前の冷徹
さのギャップがあって、今の良さが一層引き立つのかもしれませんが。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 もうすぐお盆休みになります。休みになると忙しくなる(遊びに行って)の
で、お盆くらいはゆっくりしたいと思っているのですが・・(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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