メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/08/11大引け  2004/08/11


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株式情報局
2004/08/11大引け

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◆野村証券日本株投資戦略8月号、参考銘柄の入替え新規
小糸製 (7276)  936 +27 +2.97% 
セイコー(6724) 4,390 +20 +0.46% 
クラリオ(6796)  184 +3 +1.66% 
ナムコ (9752) 2,620 +40 +1.55% 
川崎汽船(9107)  643 +20 +3.21% 
削除
NEC (6701)  682 +6 +0.89% 
キヤノン(7751) 5,180 +90 +1.77% 
大丸  (8234)  898 +35 +4.06% 
TIS (9751) 4,090 -70 -1.68% 
三井不 (8801) 1,228 +40 +3.37% 



◆三井松島産業(1518)
131 --- 0.00% 
2005年3月期連結業績の上方修正を発表。経常利益は前回予想を10億円上回る17億円
(前期は1億6000万円)となる見通し。売上高予想に変更はなく、当期純利益は10億円
上乗せの13億円(1株利益19.5円)を計画。


◆不動建設(1813)
322 +50 +18.38% 
リバウンドの動きに関心が集まり、リバウンドに期待感が高まる。3月の高値からは
ほぼ一本調子の下落となっており、一昨日安値までの下落率は72%程度にまで達して
いた。


◆イチケン(1847)
328 +6 +1.86% 
筆頭株主の東洋テクノと第2位株主のダイエーが保有するイチケン株をパチンコホー
ルなどを経営するマルハンに売却すると発表から7月22日には422円高値まで仕手化、
その後の調整一巡から切り返しの動きを強めているものだが、特定筋介入の観測も
出る。


◆明治乳業(2261)
562 +3 +0.54% 
新光証は「1」を継続、目標株価を620円から710円に引上げ。収益性の改善が想定以
上に進む可能性が高い。


◆日本ハム(2282)
1,308 +23 +1.79% 
大和総研は「2」、目標株価1350円を継続。第1四半期決算が国内外の食肉事業の貢
献により、増収増益を達成する好調。特に、オーストラリア子会社で日本向けの数
量増や価格上昇に加え、昨年まで続いた原料高や素牛価格高が収まりつつあり、収
益改善に大きく寄与。


◆CSS(2304)
500,000 +40,000 +8.70% 
9月30日割当てで1対2の株式分割を実施すると発表。


◆ネットビレ(2323)
27,300 -4,000 -12.78% 
ストップ安比例配分。5月18日の3万1300円を下回り、年初来安値を更新。ストップ
安比例配分は2日連続。大引けで311株の売買が成立し、9882株の売り注文を残した。
9日に2005年3月期の単独売上高が前期比16%減の9億5300万円と、従来予想の21億300
万円から半減したと発表したことを嫌気した売りが続いた。収益計画が楽観的過ぎ
る。


◆メディネット(2370)
85,400 -10,000 -10.48% 
ストップ安。下方修正を嫌気。2004年9月期の単独経常損益が6億7000万円の赤字に
なる見通し。従来予想を5億1500万円下回ったことが嫌気され、売り物に押された。
患者数の増加が予想を下回り、売上高の落ち込みが響いた。4月27日に次いで今期2
度目の下方修正となり、収益見通しに対する不透明感が強まる。


◆カカクコム(2371)
911,000 +24,000 +2.71% 
宿泊予約サイト「yoyaQ」を運営するエス・ワイ・エスとの間で、サイトの営業を譲
り受けることで合意したと発表。三菱証券は「成長市場において特徴を持ったコン
テンツで差別化」しているサイトの買収であればポジティブと評し、「A」を継続。
買い一巡後、伸び悩む。


◆日本エイム(2383)
811,000 +86,000 +11.86% 
前日は赤字となった四半期決算内容が嫌気された。コスモ証券は、利益面での赤字
は想定通りであり、収益性の高い半導体・液晶関連の売上構成比が着実に拡大。株
価は調整を続けているが、足元の引き合いが強いとして、「B+」を継続。


◆アルテ(2406)
435,000 +5,000 +1.16% 
市場環境が悪い中で、小さく生まれた分、上値余地を残している。8月11日現在の店
舗数は49。既存店は前年比プラス圏で堅調に推移。また、暖簾分け制度も順調で、
FC店の売上高構成比は前期の45%から、今期は50%に拡大する見通し。


◆ビール株
アサヒ (2501) 1,092 +2 +0.18% 
サッポロ(2502)  400 +3 +0.76% 
キリン (2503) 1,027 --- 0.00% 
7月のビール・発泡酒出荷量は合計で前年同月比9.0%増の5391万3000ケースと7カ月
ぶりに増加したが、市場の反応は乏しい。猛暑関連銘柄の物色は6月から始まってお
り、業績に反映されるのはこれからでも、株価にはかなりの程度、織り込まれてい
る。


◆ゲンキー(2772)
494,000 +50,000 +11.26% 
ストップ高。7月26日の46万5000円を上回り、年初来高値を更新。2004年6月期の連
結決算で、2005年6月期の連結経常利益が前期比55%増の10億円になるとの見通しを
好感。PB商品の拡充や7店舗の新規出店により、高成長を持続する見通し。今期予
想を基に算出した連結PERは12倍台で、割安感。10日終値ベースでの今期予想
PERは11.4倍と、割安感。


◆あきんどスシロー(2781)
3,570 +220 +6.57% 
抵抗線5日線を突破。岡三証は「強気」を継続。04/9期の会社計画を上回る業績推移
と、05/9期の経常増益見通しを評価。


◆JT(2914)
894,000 +15,000 +1.71% 
大和はこれまでの組織再編策に続き、国内たばこ事業のコスト削減に一歩進んだ点
はポジティブに評価。


◆昭栄(3003)
1,744 +63 +3.75% 
2004年12月期の6月中間連結決算は売上高が67億円(前年同期比56.3%増)、経常利益
が22億1200万円(同3.0倍)、当期純利益が12億7900万円(同3.7倍)。12月通期は売上
高が127億円(前期比14.4%増)、経常利益35億円(同41.0%増)、当期純利益22億円(同
99.1%増)を見込む。


◆トーア紡(3204)
103 +6 +6.19% 
今12月期6月中間期の連結経常利益を従来計画の2億3000万円に対して4億1000万円
(前期比横ばい)に上方修正。通期見通しについては8月27日の中間決算発表時に開示
する。事業再編による効果が収益面に現実的に反映されてきたことを好感。100円前
後の株価水準も個人投資家の関心誘う。


◆GDO(3319)
239,000 +3,000 +1.27% 
今6月期業績は売上高が前期比55%増の64億円、経常利益は同75%増の5億1000万円を
見込む。前期末のオンライン会員数は約45万人とこの1年間で1.5倍に増加。ゴルフ
業界の市場規模は参加人口が約1080万人。ゴルフ用品の年間市場規模は約4390億円、
ゴルフ場、練習場の年間市場規模は約1兆4640億円。


◆東レ(3402)
517 +5 +0.98% 
4?6月期連結営業利益が前年同期比71%増だったことを好感。デジタル家電景気の拡
大を背景に、「情報・通信機材」部門が引き続き好調になるとみられたほか、主力
の繊維事業も残存者メリットを享受しながら利益を上積みできるとの期待が広がっ
た。


◆三菱レイヨン(3404)
363 -2 -0.55% 
UFJつばさ証券は、「A+」を継続。第1四半期において、炭素繊維・複合材の収
益が改善、上期会社計画に対する進捗率が順調であるとする。AN市況高などの懸念
があるが、全社営業益で上期145億円、通期300億円の超過達成が可能。大和総研は、
「3」を継続。


◆東和織(3503)
132 -19 -12.58% 
個人投資家とみられる売りが優勢。2005年3月期の最終損益が1億8000万円の赤字(前
期は1300万円の黒字)になる見通し。従来見通しは2000万円の黒字。主要取引先であ
る日本インテリアが6月下旬に自己破産し、これに伴う特別損失を計上することなど
が響く。5日に269円の戻り高値を付けた後、下げ足を速めていたところに下方修正
を発表し、見切り売りの圧力が強まった。


◆トムス・エンタテインメント(3585)
555 +25 +4.72% 
5日線突破。岡三証は「やや強気」を継続。4ー6月期のアニメ事業は苦戦したが、ア
ニメ制作における当社の強みは中期的にも変わらない。


◆王子製紙(3861)
674 +13 +1.97% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。想定以上の原油高や家庭紙の市況低迷が懸念
されるため、印刷用紙の値上げ効果が今後のポイントである。来期営業利益1000億
円台乗せの増益が予想される中で現在の株価が割安であると見ており、妥当株価を
760円程度と試算。


◆東セロ(3971)
361 +24 +7.12% 
UFJつばさ証券が新規に「A+」。IT関連のフィルムが急成長していることを
評価。積層セラミックコンデンサ用のシリコーンコートフィルム、フレキシブル配
線板用はく離フィルム、リアプロのレンズ用保護膜など。技術的に独走状態で、収
益寄与が高まる。目標株価は600円。


◆昭和電工(4004)
250 +2 +0.81% 
ハードディスクの需要拡大を背景に電子情報部門の収益が伸長、会社側は通期業績
予想を上方修正したものの、市場予想の範囲内だとみられ、積極的に買い進む向き
が少なかった。大和総研は、「2」を継続。来期予想PERが15.6倍と成長事業を持
つ企業として低い水準にあると考える。


◆住友化学工業(4005)
473 +16 +3.50% 
日興シティは第1四半期決算説明会を受けて業績予想を上方修正。これまで行ってき
たコア事業への研究開発投資や設備投資が、収益拡大に貢献する見通し。ターゲッ
トは650円。


◆日本触媒(4114)
820 +19 +2.37% 
野村は第2四半期も引き続き好調に推移するとの見方から、今期業績予想を営業2ケ
タ増益の見通しに上方修正。「2」を継続。


◆鐘淵化学(4118)
1,078 +18 +1.70% 
7月29日に第1四半期業績を発表して以来、上値指向を強める。第1四半期の連結経常
利益は前年同期比47%増で、通期業績も小幅増額修正。液晶関連の伸びに加えて、
『コーエンザイムQ10』の実質的な生産能力が8月以降、倍増し収益寄与が高まる。


◆ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(4296)
355,000 --- 0.00% 
先ほど、Mスター社会的責任投資株価指数「MS-SRIIndex」に採用されたと発表。構
成150銘柄中、新興市場銘柄としては初の採用。


◆Jストリーム(4308)
181,000 --- 0.00% 
前日は電通との提携発表が好感されて、ストップ高買い気配のまま値付かずとと
なっていた。本日については、第1四半期の売上高が前年同期比36.6%増となったほ
か、赤字幅が縮小したことも支援材料。


◆関西ペイント(4613)
678 +16 +2.42% 
大和は「1」を継続。想定以上に好調な滑り出しとなったことを踏まえ、今・来期業
績を増額修正し、目標株価を700円から770円に引上げ。


◆ニューディール(4740)
22 -2 -8.33% 
風力発電システムの販売に本格進出すると発表。風力発電システムはルキナが開発
したもので、従来にはなかったサイズ、高い変換効率を実現。システムの設置費用
の半分は国が補助するため、トータルの発電料金は通常の電力料金並みに収まる。
来年3月をメドに本格的な販売を開始する予定。潜在需要はおよそ2000億円あり、初
年度の受注目標は200億円〜250億円を目指す。ニューディールはルキナに対して開
発資金等を支援。ルキナの売上高の5%をロイヤルティとして得る仕組み。


◆サイバーエージェント(4751)
860,000 -67,000 -7.23% 
9月末日現在の株主を対象に1株を2株に分割する株式分割を実施することを発表。本
来であれば株式分割の発表を好感した買いも集まるはずだったが、元々、株式分割
期待から買い進められてきたということも手伝って、材料の出尽くし感から売りが
優勢。前日10日に経常損益が13億3600万円の黒字転換となった2003年10月-2004年6
月期の9ヶ月決算も発表したが、好決算発表に関しても既に株価に織込み済み。大和
総研は「1」、目標株価110万円を継続。


◆ICF(4797)
470,000 -22,000 -4.47% 
株式交換で「ヴァリアス」に続いて「濱商」を完全子会社化するなどネットシネマ
事業拡大に向け新材料が相次いでいるが、ここにきて2005年3月期経常利益予想を従
来の4.2億円から5.2億円に上方修正、一段と人気が盛り上がる。


◆ライオン(4912)
660 +19 +2.96% 
野村証券は、「3」を継続。韓国第3位の市場シェアを占めるCJのトイレタリー事
業を買収すると発表があった。同証券では現時点でCJの売上高営業利益率が1%と低
水準であることを気がかりとし、技術を活かせる余地があるものの、現状で大きな
収益性の改善を織込むことが難しいと捉えている。


◆マンダム(4917)
2,680 +25 +0.94% 
25日線がサポートとして機能。岡三証は海外の堅調な動きや猛暑の影響など、足元
の良好な販売状況から「中立」から「やや強気」に引上げ。


◆昭和シェル石油(5002)
1,007 --- 0.00% 
今12月期6月中間期の連結売上高は0.1%増の8777億円、経常利益は18.3%増の210億円。
通期の経常利益は従来計画の320億円に対して380億円(前期比横ばい)に修正された。
原油価格上昇により棚卸資産の評価益が増加したため。


◆ブリヂストン(5108)
1,988 +46 +2.37% 
欧米市場中心にタイヤ需要がおう盛なことを受けて、今12月期6月中間期の連結売上
高は3.7%増の1兆1532億円、経常利益は31.8%増の868億円。通期の売上高は2.8%増の
2兆3700億円、経常利益は1.6%増の1700億円を計画。1株利益は126円計画。モルガ
ン・スタンレー証券は「オーバーウェート」。みずほでは「2」から「1」に格上げ、
目標株価を2500円。日興シティ証券は、「1M」、ターゲットプライス2300円を継続。
販売増、収益性の高い製品への移行、値上げの浸透の三つの効果が業績好調につな
がる。前提となる為替レートが現状より円高に設定されており、通期の業績も会社
予想より上振れする可能性が高い。


◆日本特殊陶業(5334)
 1,090 +13 +1.21% 
半導体の高機能化の進展で、信頼性が要求されるセラミックパッケージの市場が再
び拡大。三菱証は、用途構成が多様なだけに、裾野が広い安定成長分野。


◆東海高熱工業(5361)
418 +24 +6.09% 
2004年6月中間連結決算は売上高が38億1900万円(前年同期比91.1%増)、経常利益が4
億8100万円(同3.6倍)、当期純利益が2億8800万円(同3.4倍)。2004年12月期は売上高
が67億円(前期比45.8%増)、経常利益9億3000万円(同4.0倍)、当期純利益も5億4000
万円(同6.5倍)と大幅増収増益を見込む。従来は2円50銭ずつを予定していた6月中間
期と12月期末の配当をともに3円に増額。年間では5円から6円に増配。


◆JFEHD(5411)
2,705 +90 +3.44% 
JFEスチールが中国で高炉建設に踏み切ると報じられたことを前向きに評価。
JFEスチールは提携先の広州鋼鉄企業集団と共同で広州市に粗鋼から鋼材までの
一貫製鉄所を新設。新日鉄グループに先んじる意欲的な拡大戦略は前向きに評価し
ていい材料。投資金額に見合うだけのリターンを得られるのかどうか、現時点では
不透明で、事業計画の詳細を見極めるまでは評価しにくい。


◆日亜鋼業(5658)
367 +5 +1.38% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が56億9400万円、経常利益が6
億7400万円、当期純利益が4億5400万円。9月中間期と3月通期の予想を上方修正。通
期の売上高は244億7000万円から245億円(前期比11.1%増)に、経常利益が18億9000万
円から25億円(同38.5%増)に、当期純利益も12億1000万円から16億円(同13.9%増)に
それぞれ増額。


◆住友金属鉱山(5713)
693 +19 +2.82% 
今3月期4−6月期の連結売上高は30.7%増の1189億円、営業利益は3.6倍増の184億円、
経常利益は3.4倍増の201億円。銅、ニッケル等の棚卸資産の評価方法を後入先出し
法から先入先出し法に変更したことにより59億円の一時的な増益要因も発生したが、
そうした要因を差し引いても大幅増益となった。9月中間期の業績予想数値である営
業利益190億円、経常利益225億円のおよそ9割を4−6月期において計上。業績予想の
見直しは現時点において行っていない。


◆リンナイ(5947)
3,100 -10 -0.32% 
野村証券は、「1」から「2」に引下げ。第1四半期において、韓国事業の悪化が営業
赤字幅を拡大させた。ただ、豪州や米国では、依然として湯を貯めておくタンク式
給湯器の採用比率が高く、同社の瞬間型給湯器がシェアを伸ばす余地は大きいと見
ており、今後の業績を牽引。


◆SMC(6273)
10,760 +200 +1.89% 
5日線を突破。GSは「アウトパフォーム」継続。06/3期以降の減益リスクを織り込
む格好で低迷が続いているが、株価はボトム圏に到達。


◆日立建機(6305)
1,220 +5 +0.41% 
25日移動平均(10日時点で1254円)近辺で、戻り待ちの売りが出た。中国の温家宝首
相がこのところ、経済のマクロ管理政策の強化について改めて言及しており、中国
の金融引き締め懸念誘う。このため、中国販売が収益の原動力となっている日立建
機など中国関連株には上値での売り圧力が強い。


◆澁谷工業(6340)
879 +10 +1.15% 
前2004年6月期の連結売上高を従来計画の435億円に対して405億円(前期比1.1%増)、
経常利益を3億円に対して1億4200万円(同88.8%減)に修正。子会社の収益伸び悩みも
連結利益を押し下げた。


◆栗田工業(6370)
1,465 +1 +0.07% 
UFJつばさ証券は、「A+」を継続。1Q受注に対して、受注計上のズレに伴う環
境装置の減少を除けば総じて堅調であったとする。短期的に電子産業向け受注の好
調持続を、中長期的に06.3期の中計目標営業利益200億円へ向けた積極的な事業展開
に注目。


◆SANKYO(6417)
4,080 --- 0.00% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。1Qが大幅減収減益であったものの、予定線の
数字で規則改正やフィールズとの提携効果が本格化する下期がポイント。株価に割
高感がないものの、パチンコの規制緩和効果、パチスロ事業の収益化を織込めるか
を見極めるタイミングを年末ごろでも遅くない。


◆キヤノンファインテック(6421)
2,080 +70 +3.48% 
足元の好業績や株価の割安性に着目した買いが継続的に流入して株価水準を押上げ
る。先月27日に発表した6月中間決算は主力の複写機周辺機器などの販売が順調に伸
びて増収増益。同時に公表した12月期通期の予想は売上高が前期比5%増の1880億円、
経常利益は同9%増の120億円というもので、いずれも過去最高の数字。一株利益も
158.8円に膨らむ見通しで、これを基にした昨日終値でのPERは12.6倍と17倍台の
市場平均をかなり下回っていた。


◆帝国ピストンリング(6463)
835 +40 +5.03% 
4−6月期の連結経常利益は前年同期比35%増の11億円と高い伸びを記録。第1四半期
の好調を受けて通期の経常利益は従来計画の33億5000万円に対して40億5000万円(前
期比41.4%増)に上方修正された。1株利益は約78円となる見通し。


◆ミネベア(6479)
453 -5 -1.09% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。ROFタイプのスピンドルMや新規顧客増で生
産増加が見込まれるキーボードなど電子機器が最悪期を脱したものの、1Qに続いて
2Qも赤字継続の可能性が大きい。収益の本格回復を05年度からになる。


◆三菱電機(6503)
545 +9 +1.68% 
岡三証は「やや強気」。四半期業績では、産業メカトロと家電の両部門で大幅な黒
字を計上し、改めてその安定性が実証されたと判断。


◆主力ハイテク株
NEC (6701)  682 +6 +0.89% 
シャープ(6753) 1,516 +29 +1.95% 
キヤノン(7751) 5,180 +90 +1.77% 
ソニー (6758) 3,700 +50 +1.37% 
FOMC後の声明で、米国の景気拡大が持続するとの認識が示されたことで、米国
景気の減速懸念が後退。下値を切り下げていた主力ハイテク株に見直し買いが入っ
た。


◆日本ビクター(6792)
1,060 +27 +2.61% 
25日線レベルまで回復。次世代DVD規格の一つである「ブルーレイ・ディスク」
を低価格で製造する技術を開発したと報じられる。初期費用が安いほか、量産時に
は現行のDVD原盤と同程度のコスト、効率でブルーレイ原盤を作れる。


◆ティアック(6803)
152 -3 -1.94% 
2005年3月期業績の下方修正を発表。パソコン市場の価格競争激化により、経常利益
は前回予想を2億円下回る3億円(前期は15.24億円)にとどまる見通し。売上高は50億
円減額の1100億円、当期純利益は1億5000万円未達の5000万円を計画。


◆日本光電(6849)
1,313 -110 -7.73% 
2004年4-6月期連結業績を発表し、純利益は2億9500万円。2004年9月中間期の業績予
想(連結純利益は14億円)に対する達成率は21.1%にとどまった。連結売上高も前年同
期比1.6%減少しており、市場では収益の下振れ懸念を誘った。主力の医療用品・用
具や治療機器の販売が落ち込み、減収となった。会社側は中間期および、連結純利
益を43億円とした2005年3月期通期の業績予想は変更していない。


◆アドバンテスト(6857)
6,790 -150 -2.16% 
ハイテク株が全面高のなか、反落。7月末の決算以降緩やかに回復基調にあったが、
本格的に買い進むには材料不足。GLOBEXのナスダック100株価指数先物が弱含
みで推移していることも上値の重し。米国のナショナルセミコンダクターが第一四
半期売上見通しを下方修正して時間外で急落、この影響が波及


◆村田製作所(6981)
5,290 -30 -0.56% 
携帯電話やパソコン向けセラミックコンデンサの売り上げが好調で、4?6月の連結純
利益が前年同期比64%増の129億円に増えたことが改めて評価された。競合する太陽
誘電からシェアを奪っているとの指摘も聞かれた。UBSは「ニュートラル」から
「バイ」に格上げ。今後、買いが継続するかは米国の株式相場次第。


◆北陸電気工業(6989)
300 +10 +3.45% 
コスモ証券は、新規に「A」に設定。足元の業績好調に加え、新製品の収益寄与を
評価。4〜6月期受注は期初計画を10%弱上回り、上期業績には上方修正への期待感が
強い。


◆いすゞ自動車(7202)
233 --- 0.00% 
希薄化への懸念が株価の頭を押さえる展開が続く。モルガンは下期の国内トラック
市場下ぶれリスクから、「アンダーウエイト」を継続、目標株価は240円から195円
に引下げ。


◆三菱自(7211)
83 +1 +1.22% 
モルガンが「アンダーウエイト」から「ニュートラル」に引き上げ。PBR低下な
どが背景となっているようだが、ファンダメンタルズに改善の兆しがないなど、株
価回復までの時間は長いとする。目標株価は125円から85円に下方修正。


◆トピー工業(7231)
382 -1 -0.26% 
2004年9月中間期の連結経常利益が従来の53億円から前年同期比2.2倍の76億円に上
方修正を発表。ただし、鉄スクラップ価格は先高観が一段と強めてきており、上値
追いには慎重。


◆松田産業(7456)
891 +3 +0.34% 
05年3月期業績の上方修正を発表。経常利益は前回予想を4億円上回り、前期比24.4%
増の29億円となる見通し。売上高は20億円増額の990億円、当期純利益は2億円上乗
せの13億5000万円を計画。中間期の増額分を通期に上乗せした。


◆ネットワンシステムズ(7518)
391,000 -6,000 -1.51% 
シスコシステムズは第一四半期の売上ガイダンスが市場予想を下回ったことから時
間外取引で売られる。シスコ製品が5割程度を占めるとされており、同様に先行き懸
念が高まる状況ともなる。大和は「2」から「1」に引上げ。第1四半期決算を踏まえ
て今後も年率15%以上の高利益成長が継続するシナリオを再認識した。妥当株価は44
万円〜45.7万円。


◆PALTEK(7587)
801 +1 +0.12% 
野村証券は、「3」を継続。戦略的に単価を下げてPLD以外のラインナップを拡大
するなど、05.12期に業績を拡大させる足がかりが出来ている。シリコンサイクルが
ピークアウトする中で、業界内での相対的な業績モメンタムの良さが来年春頃に鮮
明になると想定されるため、秋から年末に評価のタイミングが考えられる。


◆魚力(7596)
1,035 -5 -0.48% 
7月の月次売上高を発表。全社売上高は前年同月比3.7%減、既存店は同6.1%減となっ
た。猛暑により来店客数は減少したものの、下げつづけていた買い上げ一品単価は
ようやく持ち直す兆しが見える。


◆グローバルダイニング(7625)
690 -5 -0.72% 
2004年12月期の6月中間連結決算は売上高が67億200万円(前年同期比5.6%増)、経常
利益が2億8300万円(前年同期は600万円)、当期純利益が1億4500万円(同800万円)。
12月通期は売上高が140億900万円(前期比4.2%増)、経常利益4億3300万円(同2.2倍)、
当期純利益も2億900万円(同2.0倍)を見込む。


◆ニコン(7731)
1,017 -3 -0.29% 
大和総研は、第1四半期で会社計画の上ブレを発表したものの、懸念であった在庫の
問題が依然として継続課題であり、下期に不安を残す内容。価格下落が足元におい
て加速する状況下、在庫削減を遅らせたことを評価できない。また、今期PER22
倍を半導体製造装置セクター平均17倍との比較で割安感がない。


◆幻冬舎(7843)
444,000 +14,000 +3.26% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。05.3通期において買収した英語関連事業やソ
フトウェア事業のフル寄与と利益改善に加え、書籍事業で10周年記念作品が引き続
き何作品か出版予定であるため、増益に転じると予想。出版業界の勝ち組評価とM&A
による利益成長期待から、ターゲットプライスを55万円にしている。


◆アーク(7873)
4,250 +70 +1.67% 
今3月期第1四半期業績の上方修正を発表。連結売上高を42億2100万円上乗せし342億
2100万円に、経常利益を6億4300万円上積みし23億4300万円とした。今回は、欧米の
先行き需要動向を慎重に見て、中間期、通期予想の修正は行っていないが、増額で
着地する可能性は高いと見られる。


◆セーラー万年筆(7992)
280 +8 +2.94% 
2004年12月期連結業績の下方修正を発表。経常利益は前回予想を6億7000万円下回る
2億円(前期は11億円強)にとどまる見通し。売上高は20億9000万円減額の124億1000
万円、最終損益は役員退職金や法人税調整額計上もあり、3億5000万円の赤字(前回
予想は3億2000万円の黒字)を計画。


◆ニプロ(8086)
1,675 +48 +2.95% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。第1四半期決算が減益であったものの、利益進
捗が順調で中間・通期会社計画比上ぶれの可能性が高い。医薬品や米国向け新製品
の売上成長が利益上ぶれに寄与。


◆阪神百(8241)
614 -2 -0.32% 
2004年4-6月期の連結業績は、経常利益が前年同期比18%減の6億8900万円で、大幅減
益となったことを嫌気した。ただ、株価純資産倍率が1倍を下回っていることで、割
安感が出た。


◆OMCカード(8258)
1,097 +100 +10.03% 
ストップ高、買い気配のまま終了。ダイエーグループが、約1兆円の有利子負債の半
減目標を達成するため、OMCカード株式を33%程度、今期中にもグループ外に売却
する方針を固めたとブルームバーグ・ニュースが報じたことを受け、買い注文が殺
到した。時価で算出した場合、売却額は少なくとも740億円規模になる見通し。


◆ダイエー(8263)
184 +2 +1.10% 
一時198円まで上昇し、約1週間ぶりの水準に戻した。主力3行が産業再生機構を活用
する方針を伝えたとされる。同社ではこの活用を拒否するとしており、事業スポン
サーを公募していくとも一部報じられる。再生機構入りでもダイエーの上場は維持
されるとの一部報道を受け、100%減資は避けられるとの買い安心感が広がった。ス
ポンサーでは企業再生ファンドの「キアコン」などが名乗りを挙げる。ただ、短期
資金が物色の中心か、大引けにかけては伸び悩む。



UFJHD (8307)  487,000 +24,000 +5.18% 
東京三菱FG(8306) 1,020,000 +66,000 +6.92% 
三井住友FG(8316)  645,000 +8,000 +1.26% 
住友信   (8403)    633   -25 -3.80% 
UFJは、午後の取引で急騰し一時9.5%高の50万7000円まで上昇、その後は伸び悩
む。東京高裁が、東京地裁の仮処分決定を取り消し、住友信託銀行(8403)以外との
交渉を認めるとの判断を下したことを受けて、UFJと三菱東京FGの経営「完全
統合」に向け、障害がひとつ取り除かれたとの認識が広がった。三菱東京FGとの
経営統合のほうが、統合比率など既存株主にとってはマイナスとなるとの見方が強
い模様。ただ、三井住友FGの統合申し入れなど、以前と比べて同行の位置付けは
高まっているとの見方から、前回ほど不利になるとの思惑は強まらない。


◆横浜銀行(8332)
629 +11 +1.78% 
昨日四半期決算を発表。上半期決算に対する進捗率などから、比較的好決算との見
方が多い模様。メリルは「買い」継続で、目標株価を710円から740円に引上げる。


◆武富士(8564)
7,990 +330 +4.31% 
チャートの節目として意識される25日移動平均(10日時点、7961円)に迫った。武井
保雄前会長ら創業者一族が保有する武富士株について、オリックスが取得を検討し
ていることが明らかになった。今回のオリックスによる取得検討で、目先の不透明
感がやや遠のいたとして買いを集めた。


◆オリコ(8585)
299 +2 +0.67% 
2004年4-6月期の連結業績を発表。営業利益が37億円と前年同期比45%減少したこと
を嫌気。4-6月期の営業減益は債権流動化を7-9月期に繰り越したことによる流動化
益の減少が主因で、次の四半期業績には計上予定。中間期や2005年3月期通期の業績
見通しは変更してない。


◆アプラス(8589)
273 -3 -1.09% 
新生銀行が買収する方向でUFJ銀行と最終調整に入ったと報じられてから人気を
集め出している。


◆大和証券グループ本社(8601)
735 +9 +1.24% 
5日線を突破し、25日線の攻防。GSは第1四半期業績と足元の状況を受けて、業績
予想を上方修正。「アウトパフォーム」、証券セクターの中でのトップ・ピックを
継続。


◆三菱地所(8802)
1,268 +45 +3.68% 
25日線レベルまで回復。UFJつばさは「A」を継続。「東京ビル」の新規寄与、
オフィスビル市況の改善によって、06/3期も増収増益基調が続くと予想。


◆ダイビル(8806)
738 +21 +2.93% 
上値抵抗線25日移動平均(740円)を上回った。個人投資家が値ごろ感のある銘柄を物
色する動きに乗った。4日に直近安値685円を付けた後は底堅く、調整一巡感が広
がっていた。


◆クリード(8888)
491,000 +50,000 +11.34% 
11月中間期末割当で1対2の株式分割を行うと発表。これを好感した買いが増加。今5
月期の連結売上高を前期比26%増の130億円、同経常利益を22%増の22億円と予想、最
高益更新が続く見通し。2001年2月に新規上場して以来3年半になるが、これまで株
式分割を実施したことがなく事前期待感がほとんどなかったかめ、ポジィティブサ
プライズと受け止められた。


◆アパマンショップネットワーク(8889)
169,000 --- 0.00% 
三菱証券は、「A」を継続。株価上昇も、AM事業の本格稼働により中期的な
PERは依然割安感があるとしており、「A」を継続。


◆船井財産(8929)
4,790,000 -160,000 -3.23% 
前日までは値動きの良さを好感した買いを集めてきたが、上場来高値(7月26日、680
万円)から直近安値(4日、369万円)までの相場急落の半値戻し水準(524万5000円)近
辺まで上昇したことで、戻り売りの圧力が強まる。マザーズ指数は朝方に一時2200
台に乗せたが、その後は上値が重くなる。


◆山九(9065)
302 +12 +4.14% 
今3月期第1四半期連結業績は、経常利益が22億9900万円。今回が初公表で前年同期
との比較はないが、9月中間期計画に対する進ちょく率は65.6%、通期計画に対して
は28.7%。売上高は前年同期比7.6%増の684億4200万円、当期純利益は10億7300万円。


◆川崎汽船(9107)
643 +20 +3.21% 
7月30日に今3月期業績予想を大幅上方修正すると同時に当初は10円の計画だった年
間配当を15円に増額すると発表。先週5日には正式な業績発表、翌6日にはアナリス
ト向け説明会を実施して徐々に市場での認知度が高まった。会社側では今3月期の予
想一株利益を96.4円と公表しているが、コンテナ船やタンカーなどの運賃市況は引
き続き高水準で推移し、一部には一段の業績上方修正期待も出る。


◆玉井商船(9127)
103 +11 +11.96% 
人気の海運株の出遅れとして買いを集め出している。主力のボーキサイト運搬の市
況が上昇、2005年3月期は経常・最終黒字化予想でPERは8倍台。


◆空運株
ANA(9202) 340 +5 +1.49% 
JAL(9205) 311 +6 +1.97% 
原油価格の高騰による影響も、反応薄。NYMEXのWTIの期近物(9月物)は10日、
一時45.04ドルまで上昇し最高値を更新。このまま原油価格の高騰が続けば燃料コス
トの上昇懸念が浮上するが、原油価格の上昇は投機的な動きによる一時的なものと
の見方も根強く、株価への影響は限られる。


◆住友倉庫(9303)
453 +12 +2.72% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が247億5800万円(前年同期比
5.8%増)、経常利益が19億7100万円(同3.1%増)、当期純利益が12億5000万円(同9.3%
増)。9月中間期や3月通期の予想は変更していない。


◆テレビ東京(9411)
3,520 +50 +1.44% 
4−6月期の連結業績は売上高が298億2300万円(前年同期比8.5%増)、経常利益が22億
8300万円(同64.7%増)と好調な内容となり、これを評価した買い。9月中間期と3月通
期の予想は変更しなかったが、会社側が公表している中間期の経常利益予想は21億
4300万円で、4−6月期だけでこの数字を上回った格好。今後の増額修正は必至と見
る向きが買いを入れる。


◆イー・アクセス(9427)
129,000 +7,000 +5.74% 
前日10日の取引時間終了後に2004年9月中間期の単独経常利益が前年同期比4.3倍の
24億円になる見込みと発表。同銘柄は今年に入ってからも何度か噴いたことがあり、
好調な業績見通しの発表を受けて改めて短期の利鞘狙いの買いが膨らむ。これまで
軟調な展開が続いていたため、自律反発期待の買いも集める。


◆光通信(9435)
4,590 +80 +1.77% 
約1ヶ月ぶりに4600円を回復。05/3期連結経常利益を従来予想の180億円から200億円
に上方修正しており、材料視。ソフトバンクが戻り基調を強めていることも刺激材
料。


◆中部電力(9502)
2,350 -5 -0.21% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。第1四半期実績の増収増益を、販売寄与度の高
い大口顧客が想定以上に好調な仕上がりであったことが寄与したとする。また、関
西電力美浜原発事故が生じたことで、改めて火力構成比の高い同社の特質がポジ
ティブに捉えられる可能性。


◆DCS(9645)
1,315 +77 +6.22% 
UFJ信託問題での東京高裁の判決が出されてから上げ幅を広げる。三菱東京FG
とUFJHDとの経営統合の可能性がより高まったとの見方から、あらためて需要
の発生が見込まれる格好に。TISなどは逆に株価下落で反応。


◆富士ソフトエービーシ(9749)
3,700 +200 +5.71% 
大和総研は、「2」を継続。社員の稼働率が限界一杯であるため、外注コストの想定
以上の拡大を招いている。当面、増収効果と開発効果上昇でコスト増を吸収出来よ
うが、来期以降の人員確保が成長のボトルネックとなる可能性。妥当株価を4180円
とし現在の株価に上昇余地。


◆ナムコ(9752)
2,620 +40 +1.55% 
UFJつばさ証券は、「A+」を継続。第1四半期の営業利益が6億円の赤字であっ
たものの、下期偏重型の販売計画であるため想定の範囲とする一方、9月のJAMA
ショーや東京ゲームショーで同社の評価が高まると考える。また、05.3期の予想
PER15倍の水準には割安感。


◆ベネッセコーポレーション(9783)
3,230 +30 +0.94% 
大和総研は、「2」を継続。第1四半期がコア事業である教育事業分野において主力
商品の「進研ゼミ」の会員数が好調に推移したこと、シニアカンパニーにおいて介
護付き高齢者ホームの入居者数が順調に推移したこと等から、会社計画を若干上ブ
レした。受験に強いというブランドイメージの構築が奏功した。


◆セシール(9937)
878 -100 -10.22% 
ストップ安で、4500株の比例配分。4万5500株の売り注文を残した。2期連続の赤字
と初の無配に転落と発表したことが嫌気して売り叩かれた。下落率は東証1部トップ。
17日に抜本的な経営計画を発表し、9月には全社員の25%に相当する350人を削減。配
当も見送る。想定以上の業績悪化にネガティブサプライズ、会社側では希望退職350
人を募集とする。


◆ソフトバンク(9984)
4,110 -70 -1.67% 
第1四半期連結決算は、営業損益が38億円の赤字と、前年同期比て203億円改善。売
上高は同41.8%増の1473億円。BB事業のほか、ヤフー、SBIといったネット、
ファイナンス事業などが拡大し、BB事業を除く営業利益は145億円と前4Qと比べ
て3.2倍。有利子負債は1121億円と、上場以来最も低い水準となった。
2000年前後のネットバブル期には及ばないとはいえ、依然、目先筋が注目している
銘柄。株価の上昇・下落は含み損益に直結し、個人投資家などの市場心理を計る上
で重要。同社株の3日続伸は、目先の相場の底入れを暗示している。ソフトバンクは
5年前のきょう、ネット接続事業への進出を正式に発表。現在の事業モデルの起点と
なる「誕生日」から5年たった格好だが、株式分割を考慮しても株価は当時の半値以
下。FRBが示した強気な景況感をひとまず好感したが、原油高など日本株相場が
置かれた環境に変化はない。つかみどころのない心理に左右される姿はソフトバン
ク株に重なる。





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◆指標
日経225 11,049.46 +95.91 
日経300 215.88 +3.43 
TOPIX 1,121.11 +16.09 
日経ジャスダック平均 1,868.25 +8.63 
日経225先物期近 11,030 +110 

外資系証券、売り1890万株、買い2910万株、差引き1020万株の買い越し。

日経平均が1万1049円46銭(前日比95円91銭高)で取引を終え、200日移動平均線(11日
現在1万1048円64銭)をわずかながら上回った。200日線回復は4営業日ぶり。

東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が前日比7.08ポイント高い81.22%となった。
80%を上回ったのは2日以来、7営業日ぶり。前日10日の米株式相場が大幅上昇したこ
とで、東京市場でも幅広い銘柄に買いが広がり、騰落レシオを押し上げた。騰落レ
シオは直近25営業日の累計値上がり銘柄数を同値下がり銘柄数で除して算出する。
経験則では70%以下となると底値圏を示唆し、120%以上なら過熱感が強まるとされる。





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●レーティング定義(http://ams.adam.ne.jp/kabu/rating.html)

▼ゴールドマン・サックス証券
日立製作所 (6501) 据置き「IL」
住友ベークラ(4203) 据置き「IL」
セブンイレブ(8183) 据置き「IL」
三菱電機  (6503) 据置き「IL」
昭和電工  (4004) 据置き「IL」
東レ    (3402) 据置き「IL」
ニコン   (7731) 据置き「IL」
村田製作所 (6981) 据置き「IL」
ミネベア  (6479) 据置き「IL」
UFJHD (8307) 据置き「IL」
ブリヂストン(5108) 据置き「OP」
大和証券G (8601) 据置き「OP」
日本テレビ放(9404) 据置き「OP」
野村HD  (8604) 据置き「OP」
旭硝子   (5201) 据置き「OP」
三菱レイヨン(3404) 据置き「OP」
SMC   (6273) 据置き「OP」
小田急電鉄 (9007) 据置き「U」
ローム   (6963) 据置き「U」
日興コーディ(8603) 据置き「U」
ファミリーマ(8028) 据置き「U」

▼日興シティグループ証券
味の素   (2802) 据置き「1L」
大日本印刷 (7912) 据置き「1M」(目標株価1920円から1900円) 
セコムテクノ(1742) 据置き「1M」
JT    (2914) 据置き「1M」
住友化学工業(4005) 据置き「1M」
積水化学工業(4204) 据置き「1M」
ジーモード (2333) 据置き「1S」(目標株価400000円から380000円) 
宇部興産  (4208) 据置き「2H」
日本テレビ放(9404) 据置き「2H」
アルプス電気(6770) 据置き「2H」
関西電力  (9503) 据置き「2L」
凸版印刷  (7911) 据置き「2M」(目標株価1480円から1200円) 
ミツミ電機 (6767) 据置き「3H」(目標株価970円から850円) 

▼UFJつばさ証券
東セロ   (3971) 新規「A+」(目標株価600円) 
日本油脂  (4403) 格上げ「A」から「B」

▼みずほインベスターズ証券
アミューズ (4301) 格上げ「2+」から「1」
富士重工業 (7270) 格下げ「2」から「2─」
オリジン東秀(7579) 格下げ「1」から「2+」
商船三井  (9104) 据置き「1」
豊田自動織機(6201) 据置き「2」
日本郵船  (9101) 据置き「2+」
川崎汽船  (9107) 据置き「2+」
日本写真印刷(7915) 据置き「2+」
アイカ工業 (4206) 据置き「2+」

▼大和総研
ヤマハ発動機(7272) 格上げ「3」から「2」
アルプス電気(6770) 格下げ「2」から「3」
日本電気硝子(5214) 据置き「1」
イビデン  (4062) 据置き「2」
日本板硝子 (5202) 据置き「2」
TOTO  (5332) 据置き「3」
日本ガイシ (5333) 据置き「3」






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





●FOMC声明全文FOMCは10日の会合で、FF金利の誘導目標を現行の年1.25%
から0.25%引き上げ、年1.5%とすることを決めた。
委員会は利上げを実施した後も景気を刺激する超低金利政策が継続し、生産性の底
堅い伸びとともに経済活動を下支えすると確信している。生産拡大と雇用改善の
ペースはここにきて減速してきた。この減速はエネルギー価格の上昇によるところ
が大きい。だが、経済は力強い拡大ペースを取り戻すだろう。物価の上昇は今年に
入っていくぶん加速してきたが、その一部は一時的な要因によるものとみられる。
持続的な経済成長と物価の安定を今後数四半期にわたって維持するうえで、委員会
は景気の上昇リスクと下降リスクはほぼ同等だと認識している。物価上昇率は比較
的低い水準にとどまる見通しで、委員会は現行の超低金利政策を慎重なペースで解
除できると信じる。しかし、物価安定の維持という責任を果たすため、必要な場合
には経済見通しの変化に対応するだろう。
委員会の決定に関する賛成票は以下の通り。グリーンスパン議長、ガイトナー副議
長、バーナンキ、バイズ、ファーガソン、グラムリッチ、ホーニッグ、コーン、ミ
ネハン、オルソン、ピアナルト、プール各委員。
委員会は12地区連銀の要請に基づき、公定歩合を現行の年2.25%から0.25%引き上げ、
年2.5%とすることも決めた。



●国際収支状況速報[財務省]
6月の経常黒字は前年比15.7%増の1兆2809億円、貿易黒字は前年比36.8%増の1兆3456
億円。ロイターの調査では、民間調査機関25社による経常黒字額の予測中央値は1兆
4800億円程度、前年比33.6%程度の増加だった。発表の数字は、同予測から下振れた。



●7月の企業物価指数(CGPI)[日銀]
国内企業物価は前年比1.6%の上昇となった。6月は同1.4%の上昇で、97年9月に同
1.4%のプラスとなって以来の大幅な上昇だったが、7月の伸びはそれを上回った。
CGPIは、3月に2000年7月以来の前年比プラス+0.2%となった後、4月は同プラス
0.6%、5月は同プラス0.9%、6月がプラス1.4%で、5カ月連続の前年比上昇となった。



●東京高裁は、UFJ信託銀行と住友信託銀行との経営統合を白紙撤回した
UFJHDに対し、三菱東京FGとの信託部門の統合交渉の差し止めを命じた東京
地裁の仮処分決定について、交渉を差し止める命令を取り消す決定を下した。
これを受けて、UFJと三菱東京は持ち株会社と銀行部門のほか、信託部門を含め
たグループ全体の経営統合に向けた基本合意を週内にも目指すことになる。高裁が
事実上の逆転判決を出したことで、住友信託は最高裁に特別抗告するか、損害賠償
請求訴訟を提訴するか検討。
UFJに対して、5000億円以上の増資に応じることなどを示して、経営統合を求め
ている三井住友FG(FG)は決定後も経営統合を求める方針。だが、この日の決定
を受けて、UFJと三菱東京との経営統合に向けた交渉が本格化するため、三井住
友が求めるUFJとの経営統合は困難になった。
住友信託は、UFJから、UFJ信託との経営統合を正式に白紙撤回されたため、
「法的措置を取らないと、株主代表訴訟を起こされる可能性がある」として、
UFJと三菱東京との信託部門の経営統合の交渉差し止めを求める仮処分を申請し
た。東京地裁は、UFJの異議申し立てを含めて2回にわたり、仮処分を認める決定
を下したが、UFJが東京高裁に抗告していた。














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