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タイトル:Daily Drama Express 2004/07/23 ああ探偵事務所 (3)  2004/08/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/23 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ああ探偵事務所
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 妻木  (永井大)
 井上涼子(酒井若菜)
 森野泉 (辺見えみり)
 松本康介(東幹久)
 藤島薫 (川島なお美)
脚  本 高山直也他

あらすじ  第3回 禁断の美少年!女塾講師との秘密

 −− 東京近郊の、とある街に、その探偵事務所はあります。わた
しはひょんなことから、時間のある時だけ、その探偵事務所を手伝う
ことになったのですが。

 妻木(永井大)は、子供相手に、本気でしりとりをしているが、ホ
ームズに関係のある言葉しか言わないので、すぐ負ける。
 でも、妻木の往生際は悪く、井上涼子(酒井若菜)にあきれられる。
 妻木は、家賃を払う代わりとして、大家の藤島薫 (川島なお美)
の娘・藤島茜(左近香澄)とその友達の面倒を見ている。それほど暇。


 涼子は最近、OL仲間とのつき合いが悪く、「男でもできたんじゃ
ない?」と冷やかされる。

 涼子は元気のない同僚の美菜(すほうれいこ)に声をかける。
 美菜は姉の真希(矢部美穂)のことで悩んでいるという。

 涼子は、みすぼらしいけれどもその代わりに料金激安だから、と妻
木の所に美菜を連れて行く。

 涼子がドアを開けると、妻木はパンダ顔にさせられていた。
 涼子は慌ててドアを閉めると、「取り込み中だったみたい」と言い、
間をあけてから中へはいる。

 目のまわりの墨を落とした妻木は、美菜のローヒール、コーヒーを
飲まないこと、お腹に手を当てていることタラ、妊娠していると推理。
 でも、全くの外れ。
 コーヒーを飲まないこととお腹の手は、会社でコーヒーを飲み過ぎ
て、胃がもたれていたため。ローヒールは、外反母趾のためだった。


 1週間くらい前、真希は美菜より先にマンションを出ると、悲鳴を
上げた。
 驚いて美菜が飛び出すと、マンションの壁にも、向かいの塀にも沢
山の張り紙。

 それからも、そういうことが続いた。
 そこで美菜はその貼り紙を1セット持参していた。
 半紙に墨で、『愛』などと書かれていたのだ。

 妻木は、「暗号と言えばミステリーの花形」と喜ぶ。


 真希は貼り紙のせいでふさぎ込むようになり、今は会社にも出てい
ない。
 でも、どんなに聞いても真希は理由を教えてくれない。食事もろく
に執らず、10Kgも痩せてしまった。

 妻木は、これは『踊る人形』と同じ、犯人と真希だけに通じる悪意
ある暗号だ。自分がズバッと解く、と大見得を切る。

 涼子が事務所に行くと、紙が大量に散らばっている。
 妻木は、あらゆる方法で暗号を解こうとしていたのだ。

 涼子は、真希の調査に行ってきたが、真希は数年前にそれまで勤め
ていた進学塾を辞めて、今の出版社に移っている。
 だが、人間関係は良好で、誰にも恨まれていない、と涼子は報告。
 そして、暗号について講釈を垂れる妻木に、素人の真希にわかった
のだから、難しいはずはないと涼子。


 2人が牛丼屋で暗い顔をしていると、さくら(牛尾田恭代)が訳を
聞く。
 妻木はさくらに暗号の紙を見せる。
 さくらは、意味はわからないけど、よほど暇な人間か、執念深い人
だと言う。
 「その心は?」と妻木。
 墨汁ではなく、墨を擦って書いている、とさくら。

 妻木は方針転換。
 美菜の話では、ほぼ3日ごとに貼られていると言うことなので、今
夜貼られる可能性が高い。
 そこで涼子と2人、張り込みをすることに。

 だが、涼子が妻木の手元を見て、驚く。
 妻木の手にパンティーが握られている。

 それを見た、ベランダのおばさんが、騒ぐ。
 そのおばさんは、毎日自分の下着を盗んでいるのは妻木だと叫び、
夫に110番をさせる。

 妻木は、涼子と別の方向に逃げる。

 妻木が角を曲がると、フードをかぶった人間が、あり貼り紙を貼り
始めていた。
 妻木はその人物を捕まえ、フードをはがす。
 出てきたのは美少年(ウエンツ瑛士)。
 妻木が彼の顔に見とれていると、お巡りさん2人と、あのおばさん
がやってきて、妻木と少年を捕まえる。

 妻木の取り調べに松本康介(東幹久)と曽根慎太郎(金児憲史)が
あたる。
 妻木は張り込みをしていたと弁明し、松本は、あの美少年・稲葉雄
介は、前衛散文詩を書き、それを多くの人に見て貰いたくて、あそこ
に貼っていたと言っていると教える。


 稲葉雄介、不動高校三年生。1986年10月6日生まれ、18歳
と妻木はつぶやきながら、下校中の雄介の写真を撮る。
 「稲葉君、君が何をたくらんでいるのか、ボクが化けの皮をはがし
てあげます」と妻木は意気込むが、防止を目深にかぶった姿は、全く
の怪しい人。

 妻木は、子供から財布を取り、おばあさんの荷物をひったくり、ヤ
ンキーと話している雄介を見る。

 だが、雄介は少年が取れなくて困っているUFOキャッチャーを取
ってあげ、おばあさんの重い荷物を持ってあげ、田舎から出てきたヤ
ンキーに道を教えてあげていたのだった。
 滅茶苦茶いい子!?
 でも、妻木はいい子過ぎるのが気になるし、犯人を捕まえることで
終わりではなく、暗号を解くことが必要、と思う。

 そして、雄介に直接あたるために、涼子の出番。

 涼子は女子高生の格好をして、わざと雄介にぶつかって倒れる。
 助け起こそうとした雄介の顔に、みとれる涼子。

 雄介は、自分が悪かったと言い、公園で涼子のネクタイのシミを取
り、怪我を心配する。


 涼子は妻木に、雄介は紳士的でいい子だと報告。

 その時、美菜から涼子に電話。
 今度は、真希の所に、葉書が送られてきた。それを見た真希は、倒
れてしまったという。
 すぐ事務所にFAXしてもらう妻木。

 切り抜いた文字を貼り合わせ、『言う / 「込み」として / 
せり / 暗い目 / 茶人ぶる』と書かれている。

 妻木が暗号を解けないでいると、そこに薫が飛び込んできて、茜か
らメールが来たが、変な記号ばかりで、意味がわからないと言う。
 それを見た涼子は、ギャル文字だと言って、例を見せる。『し』+
『+』で、『け』と読ませる、と。

 それを聞いた妻木がひらめく。
 「お手柄です。大家さん」と妻木。


 雄介は、郵便受けの葉書を見る。
 『陰謀 / たんと待ったと / 遠く 言うわ 噛む / パク
ッ 庭 言うわ 方面』とワープロで打たれている。
 それを読んだ雄介の顔色が変わる。


 雄介は、葉書を手に、するどい目つきで公園に現れる。
 「残念ながら、彼女はここに来ませんよ」と妻木。
 「あなた、あの時の」と雄介。
 「探偵の妻木です。笛吹真希さんはここに来ませんよ。なぜなら、
その葉書は、わたしが出したからです。
Important matter to talk, you come park near your home.
重要な話がある。家の近くの公園に来て。

愛は / 文と / シーン / 言う / 方は / ロ
ーン / 具体名
I haven't seen you for a long time.
お久しぶりですね。

言うは / 話す / 担当者 / 伊豆 / 見に
You are distant with me.
よそよそしいですね。

 雄介からの葉書は、
You commit a serious crime, chargeable.
重大犯罪を犯した。告発されるべきだ。」

 真希は5年前、中学生だった雄介に、英語を教えていた。
 何があったのか聞く妻木に、ただ年の離れたカップルと、さらりと
言う雄介。
 「5年前って言ったら、君はまだ13歳じゃないか!?」と妻木。
 「愛に年なんて関係ないよ」と雄介。

 雄介と真希は本当に愛し合っていた。
 でも、雄介はまだ13歳だから、2人の関係は秘密にしていた。

 2人でホテルのベッドに入っていた時、雄介が真希に、単語帳を見
せた。
 『言うは舞い愛である』
 裏には、『You are my ideal.』(君はボクの理想だ)と書かれて
いる。
 それは雄介の考えた暗号だった。

 だが半年後、突然真希は退職し、引っ越してしまった。
 そして二日後、別れの手紙が届いた。
 雄介の将来のために身を引いたというのだ。

 それから5年。
 雄介は真希のことを忘れたことはなかった。
 先日、街の中で真希を見掛け、声をかけたが振り向いて貰えず、電
話にも出ない。

 妻木は、真希は心労で入院してしまった。忘れなさい、と言う。
 雄介は、自分たちの仲を引き離すなら、5年前のことを警察に訴え
てやる、と言うとかけていく。

 妻木は隠れて聞いていた涼子に、真希は自業自得。恋愛は自由だが、
相手が少年では話は別、と言う。

 雄介を放っておくのか聞く涼子に、依頼を受けた以上、最後までや
り遂げる。だが、そのためには『彼女』の力を借りなければならない
かもしれない、と妻木は言う。


 ゲームセンターで遊んでいる雄介に、森野泉(辺見えみり)が声を
かけ、対戦しようと言う。
 それを陰で見ていた妻木は、涼子に泉は別れさせ屋のプロだという。
 雄介の真希への思いを断ち切るには、新しい女性に惚れさせるしか
ない、と妻木。

 泉が事務所に、デートの約束をしたとハイテンションで入ってくる。
 「騙しているみたい」と涼子。
 「メンタルケアよ」と泉。
 「ものは言いようね」と涼子。
 「聞こえたわよ」と泉。
 「随分、お耳がいいようで」と涼子。
 2人は対立。


 泉が誘ったデート場所は寄席。
 変装した妻木が、同じく変装した涼子に解説。
 雄介はデートなれしているはずだから、こういう場所は新鮮。それ
に笑うと、ドーパミンが大量放出されて、恋愛と似た気分になる。計
算し尽くされたコース。

 2人は海岸へ来る。
 妻木から泉への電話。

 雄介は電話を終えた泉に、楽しそうに話しかけてきたけど、誰?と
問いつめる。
 泉は、自分のことを責めるばかりでなく、財布に入れている女性の
写真をここで破って!と言う。

 雄介は写真を破り、2人は抱き合う。
 後は泉が別れるだけ。
 だが、妻木は双眼鏡の先でニヤリと笑う雄介に気付く。
 妻木はイヤな予感を覚える。


 松本と曽根は、他に雄介が妻木が言っていたのと同じような事件を
起こしていることを知る。
 いずれも訴えが取り下げられているので、事件になっていないが
.....
 それを松本と曽根は、妻木と涼子に教える。


 泉は雄介に、まだ雄介は若いのだから、もっと若い娘と付き合った
ら、と言う。
 「また、そうかよ」と雄介は口の中でつぶやくが、表面上は、「わ
かりました」とほほえみ、最後に乾杯、と言う。

 携帯が鳴り、泉が出ようとすると、グラッと倒れる。睡眠薬だ。
 電話をかけていたのは涼子。
 泉が出ないことを知った妻木は、騙されていたのは自分たちの方で、
彼が真剣に愛していればいるほど、失った時のショックは大きい。年
上の女性に復讐するようになったのだろう、と。

 ホテルの個室で目覚める泉。裸にされていた。
 雄介は泉の恥ずかしい写真を沢山撮っていた。これをネットで流す
か?顔を切るか?と雄介はナイフを泉に突きつける。

 その時、ホテルに駆け付け、部屋のカギをピッキングで開け、妻木
と涼子が中に飛び込む。

 妻木は雄介を殴り倒し、雄介はお父さんにも殴られたことがないの
に!と反発。
 涼子が、別れて傷ついたのは、振られた雄介だけでなく、振った真
希もだ。雄介は結局、誰も愛して無くて、自分を愛していただけだと
お説教。

 それが効いたのか、雄介は自ら出頭した。


 事件が解決し、事務所で泉も涼子も、あんな美少年なら好きになっ
てしまっても仕方ない。久しぶりに初恋を思い出した、と夢見るよう
な瞳で言う。


寸  評  今回のストーリーは、暗号解読が中心なのですから、もっと力を
入れてくれてもいいのに、と思います。
 「言う」が、"you"、「言うわ」が"your" なのですが、ところどこ
ろ、「言うわ」と書いてあって"you"になっています。どうしてでし
ょう。

 後半泉の「別れさせ屋」何年か前、奥菜恵と村上里佳子が出演して
やっていたドラマを思い出してしまいました。

 今回の暗号、初めて見たのかも、と思いました。でも、必ず同じよ
うに解釈してくれるか賭けの部分も大きいので、相手の癖のわかって
いる仲間同士でないと、辛いですね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今、今まで録画したけれども見られなかった「冬のソナタ」をまとめて見て
います。
 最初の1,2回見た時よりはまだ内容がわかるようになってきましたが、ど
うも、日本のドラマほどのめり込めません。
 自分でどうしてだろう、と思ったのですが、1つには、登場人物の名前を覚
えられないと言うか、人物の区別がつかないことです。最近はだいぶ識別でき
るようにはなってきたのですが.....書いてある文字もチンプンカンプン。

 連続して10話近く見て、はまる、と言う状態にはなれなかったのですが、
ついていけるようにはなりました。
 でも、感じる一番強い思いは、「歯がゆい」という気持ちです。好きなら好
き、嫌いなら嫌い、関心が無いなら無い、など、なんではっきりと言わないの
!という気持ちになります。
 ドラマやラジオでは聞いていなくて、本で読んだだけですが、「君の名は」
がちょうどこんな感じなのでしょうか。
 って、書いたら、ファンの人からすごい怒られてしまうのでしようか。(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
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