Daily Drama Express 2004/07/14 ラストプレゼント (2) 2004/07/30

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タイトル：Daily Drama Express 2004/07/14 ラストプレゼント (2) 2004/07/30

===================================================== 発行部数 15 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ 　　　　　　　　　　　 ☆☆ 2004/07/14 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 　　1.水曜日の連続ドラマ　　2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1.　水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル　ラストプレゼント～娘と生きる最後の夏～局　　名　日本テレビ系放映日時　水曜22時キャスト　平木明日香（天海祐希）　百瀬有里（永作博美）　小田聡（佐々木蔵之介）　廣川来実（須藤理彩）　安芸蓮太郎（要潤）　小田歩　（福田麻由子）　平木綾音（田畑智子）脚　　本　秦建日子あらすじ　　夜、平木明日香（天海祐希）の部屋。恋人で撮影助手の安芸蓮太郎（要潤）と明日香がワインを飲みながら二人で良い思い出について話している。蓮太郎から明日香さんの話はガキの頃の話ばかりだと指摘される。大人になってからの話で良い思い出は？と問われると、辛かった思い出が明日香の心の中に噴き出してくる。　明日香が身重で仕事をしていると「仕事なんて子どもが大きくなってからまたやればいいじやないか」と元夫小田聡（佐々木蔵之介）と咎められたこと。　育児に疲れ果て部屋で哺乳瓶を投げつけて泣いたこと。　明日香が家を出ると聡に引き止められ「私だって私のために生きたいの。誰かのために生きるだけなんてそんなの絶対イヤなの」と訴えたこと。　さらに、病院ですい臓癌で余命3ヶ月と診断されたことも思い出す。　平常心を失いそうな明日香は「今日は帰って」と蓮太郎を帰す。蓮太郎は名残惜しげに帰っていく。　過去の辛い思い出を思い起こしているといつの間にか朝が来ていた。　明日香が禁煙の誓いを破り、パジャマのまま道のガードレールに腰掛けタバコを吸っていると出勤前の聡が現れた。　「久しぶり？何？で今日は？何の嫌味を言いにきたの。歩の誕生日の話？確かに行きました。でも、顔は出さなかった。あなたが来るなって言うからその通りにした。なんか文句あるの」聡の突然の来訪意図がわからず戸惑い身構える明日香。　「玄関の外から何か音がした途端、歩「ママー」って走ってたんだ。外にはケーキがあっただけで、その後、あの子は部屋に閉じこもって一晩中泣いてたよ。はっきり言う。これ以上お前の気まぐれで、あの子を傷つけてほしくない。お前はあの子の母親であることをやめたんだ。やめたならやめたでちゃんとあの子の前から姿を消して欲しい。あの子から忘れられて欲しい。今日はまずそれが言いたかった」聡は他の特別な用件で会いにきたようだ。　花屋で聡の恋人百瀬有里（永作博美）が仕事をしながら、誕生日に傷ついた歩の心ををどう癒そうかと考えている。「9歳の女の子って何が一番喜ぶかな？」と高橋真子（深浦加奈子）に問うと「バイキングかな」スタッフは「お金じゃないですか」と答えるが有里は笑って取り合わない。　明日香が会社で一心に住宅の模型作りをしている。同僚の牛尾加奈子（中島ひろ子）が様子のおかしい明日香に、ダイエットを一緒にしようと持ちかける。加奈子は1ヶ月で５㎏ダイエットできしかも失敗したら返金されると大乗り気だが、明日香は気乗りしない様子。　「おいしいものを好きなだけお腹いっぱい食べたいの」「今のうちに食生活改めないと早死にするよ」「かもね」「ダイエットっていうのは女が女としてこの世で生きていくためのサバイバル」という加奈子の声に社長古茂口優（松重豊）が反応する。土曜日にサバイバル・ケームに行かないかと社員を勧誘。　病院で、明日香は医師の澤口久雄（升毅）から癌の転移・進行を遅らせ痛みを緩和する薬などの説明を受けている。明日香の「あのー治るわけじゃないんですよね」の問いに「治りません。でも、癌の進行を少し遅らせることができるかもしれない。１日命が延びればその分何かをすることができる。１月延びればその分何かをすることができる」「できることって何ですか？」「それは平木さんの問題です」　明日香は「こういうときのお医者さんってもっと気休めを言ってくれるのかと思っていました」「口下手なんですよ。だから出世もできない」「出世したいですか？」「いえ全然。自分らしく生きるのが一番です」と正直に答える澤口の言葉に明日香は胸を突かれる。　小学校の校庭で歩がクラス写真を撮っている。写真屋に歩は「もう少し笑ってみようか」と言われるが笑いたくないと無表情で答える。　明日香は病院の帰り道、澤口の「１日命が延びればその分何かをすることができる」という言葉を思い出していた。　コンビニでお弁当をレジに出そうとしていた有里。「赤毛のアン」のミュージカルのポスターが有里の目にとまった。「子どもって赤毛のアン好きだよね」チケットはＳ席１枚8000円だ。給料日前でお金のない有里は弁当を買うのをやめ、チケットを買おうと決めた。　明日香は聡から有里との再婚話が進んでいることを聞き、勤め先の花屋に偵察に現れた。明日香は有里がどんな人なのか知るために客を装い矢継ぎ早に質問をする。　「知らなかった。こんなおしゃれなお店ができてたなんて」「2年前にオープンしたんです。」「あなたがご自分で？」「ええ、友人と共同経営ですけどね」「お店やっていくの大変でしょう？」「でも好きで始めた仕事ですからね」　「ねえあなた独身？」「ええそうです」「もし結婚することになったらどうするの？」「結婚しても仕事続けます。」　「男の人って家事と育児の大変さ全然わかってないし、男の人ってお皿を流しに運ぶだけで、家事を半分手伝ってるっていう気になるような生き物よ」「私の夫になる人は大丈夫です。彼、前の奥さんと別れた後、男手一つで娘さんを育てて子どもと一緒の時間をつくるために残業の多い営業の仕事をやめて自分から事務職に移ったような人なんです」と有里は聡を信じきっているようだ。　明日香は「幸福の木」を買って店を出る。真子が有里を心配して「今のお客さん、何か変じゃなかった？」「彼の元妻」有里は明日香を写真で見て知っていて、有里は明日香に気丈に対応したのだ。　明日香が帰社すると、新居の注文主である坂本和史（村上航）とフィアンセの佐倉美樹（遊井亮子）がまたもめていた。前回のクレームである墓の見えない間取りを明日香が設計し直したにもかかわらず、今度はバスルームの位置を坂本の母が風水上問題であると言ったことを理由に言い争っている。和室を増やして風水上問題のないプランに変更することになる。　終業時間になるとピタリと仕事をやめ、タイムカードを押す聡を見て、会社の同僚は「たそがれ清兵衛だなあ」と。買い物をして帰る聡に有里から携帯に電話が入った。　お客からミュージカルのチケットを3枚もらったと嘘をついて聡と歩を誘う有里。聡は有里が自分に負担をかけまいとしてチケットをもらったと言っているのではと聞くが、有里は違うよ。と言う。　お昼を抜いた有里に真子が「闘う以上は勝て」とおにぎりを差し出しエールを送る。　何度も客の設計のやり直しをする明日香に来実は不思議そうだ。「明日香さんこのところ変。物分りがよかったですかね。短気で損気で客より先にキレルのが明日香さんの個性だったじゃないですか。誰が相手でも絶対に謝らない。設計のやり直しをさせられた日には３日３晩言い倒すのが明日香さんじゃないですか」　病院での検査結果が悪かったのではないかと心配する来実に明日香は「絶対誰にも言わないでよ。痔だって。サクっと切れてた。縦に」とごまかす。　聡は歩に土曜日は会社から早く帰ってくるからその後出かけようと言う。歩は有里から誘われていることを察する。聡は赤毛のアンのミュージカルへ3人で行こうと誘う。歩は気乗りしないが、聡の気持ちを考えて承諾。　会社で新しいエア・ガンを社員にみせびらかす社長。　夕食のチキンカレーにほとんど口をつけなかった歩は、流しに残りを捨てている。　「私行こうかな。平木明日香出動します。サバイバル・ゲーム」明日香は歩と「良い思い出」を作ろうと思ったようだ。結局優勝チームに叙々園食べ放題の社長の声に社員全員行くことに。　土曜日。小学校のプール実習。プールサイドに座り暗い顔でバタ足をしている歩。そこへサバイバル服姿の明日香が歩を連れ出す。　歩は明日香と一緒にサバイバル・ゲームに参加。二人一組の全面戦。ペイント弾で撃たれた者から順に抜けていく方式。歩と明日香は同じチームだ。「ママは絶対に勝つ」と張り切る明日香。　聡は明日香の携帯の留守電にメッセージを入れる。聡は明日香が歩を勝手に連れ出したことを怒っていた。有里との待ち合わせの時間が迫っていた。　花屋を早退した有里に聡から電話が入る。突然激しい雷雨。　明日香と歩は木の陰に隠れている。「新しいお母さんに会ったんだって。実はねママも会いに行った。とってもいい人だと思ったよ。歩のこと、ちゃんと大事にしてくれる人だと思った。ママねえ歩にね。歩に……」と泣いて言葉をつまらせるが、歩には明日香の話の真意が通じていない。　そこへ来実と加奈子チームが攻撃をしかける。歩と明日香が攻撃。ペイント弾が二人に当たり「勝った」と喜ぶ明日香だが、歩がいない。歩は谷底に転落していた。　歩が運ばれた病院に聡と有里が駆けつけた。歩は軽い捻挫ですんだ。聡は明日香に「どういうことなんだ。歩の前に二度と顔を出さないでくれって言ったはずだぞ。お前はどうしてそんなに自分勝手なんだ。どうしてもっと実の娘の気持ちを考えてやれないんだ」と詰め寄る。　「私だって母親よ。私だってあの子の気持ちだってちゃんと」「その上歩に怪我までさせて」「これで最後にするつもりだったよ。頼まれたってもう二度と歩に会うつもりはない」　歩は明日香の「二度と会うつもりはない」の言葉に動揺するが、すぐに歩に「赤毛のアン（のチケット）無駄にしちゃってごめんなさい」と謝る。歩は聡に連れられていく。歩は悲しげに明日香の方を振り向く。「歩。ママ別に」と明日香は言いかけるが言葉を飲む。有里が明日香に頭を下げて帰っていく。寸　　評　　明日香と聡の関係がこじれると、歩と絆を深めるどころか歩から遠ざけられてしまうと思います。歩は誕生日に明日香がケーキだけ残して帰ったことで傷ついた上に、明日香の「二度と会わない」という言葉で更に深く傷つきました。関係修復はますます難しくなってしまいました。さて、来週はどんな展開が待っているのでしょうか。執筆者　たま() ---------------------------------------------------------------------- 2.　編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 　話の筋とは関係ないのですが、第１話で蓮太郎がパスタとプロッコリーを同時に茹でていたのを見て、かなりの料理上手かなと思いました。第2話で歩がほとんど食べていないカレーライスをキッチンに捨ててしまうのは、教育上よくないのではと思ってしまいました。聡は自分の作ったものに愛着ないんでしょうか。（たま） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。（http://www.mailux.com/) ======================================================================

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