メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2004/07/29大引け  2004/07/29


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株式情報局
2004/07/29大引け

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◆極洋(1301)
186 -3 -1.59% 
UFJつばさ証券によれば、第1四半期決算は魚価上昇、寿司ネタ、調理品の数量増
等から利益が大幅増となった。また、現在の株価はPER10倍程度とやや低い水準
である。なお、レーティングは付与していない。


◆西松建設(1820)
339 -5 -1.45% 
最大250億円のCBの発行を決議し、これによる潜在的な一株価値の希薄化などを嫌
気した売りが優勢になる。多くのマイナス材料を抱え、今3月期の業績は下方修正が
必至と見られており、積極的な買いが入りにくい。4月20日に発生したシンガポール
地下鉄のトンネル崩落事故では来期に損失計上が見込まれるほか、6月には東北文化
学園大学が民事再生法の適用を申請して経営破たん。約43億円の工事債権を保有し
ており、今期には最大で20億円の損失が発生する可能性が指摘される。今月26日に
発表した4−6月期業績で単体受注高が前年同期比18%減になるなど、足元の受注動向
も伸び悩む。


◆大成ロテック(1895)
245 +1 +0.41% 
23日に石原伸晃国土交通相が記者会見で道路のアスファルトに水分をため込み、
ゆっくり蒸発させることで周囲の気温を下げる「保水性舗装」を来年度から普及さ
せていく方針を発表。約10年前から他社に先駆けて埼玉大学と共同で同舗装「クー
ルロード」の研究・開発に着手。今後の収益寄与に期待した個人投資家からの買い
が増えている。


◆住宅株
大和ハウス(1925) 1,136 -26 -2.24% 
積水ハウス(1928) 1,102 -19 -1.69% 
細田博之官房長官は、消費税の税率問題で小泉純一郎首相の任期中に将来、引上げ
るという結論を出すこともあり得るとの考えを示した。消費税引上げによる住宅販
売への悪影響への思惑から売りを誘っている。細田長官は「社会保障制度を合理化
した上で消費税引上げ。が必要ということは、議論としてあり得る」と語った。こ
れまで、小泉首相は2006年9月までの自民党総裁としての任期を念頭に、任期中の消
費税率引上げを否定している。


◆モスインスティテュート(2316)
170,000 +10,000 +6.25% 
前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が日本株に投資するファンドを設定したのは
今年春だった。その後プリヴェチューリッヒ企業再生を大量に買付け、デジタルガ
レージが急騰。モスインスティテュートも、このファンド向けファイナンスが材料。
発表は28日だが、ストップ高しているので、ザラバに発表。前日かなりの商いをこ
なしたため、ストップ高でかなりの売りが出ているが、それを吸収する動き。


◆アサヒビール(2502)
1,178 --- 0.00% 
みずほ証では「2」、目標株価1400円を継続。韓国清涼飲料大手ヘテ飲料の連結子会
社化は、アジア市場強化の一環で注目されるが、業績影響は軽微。


◆アイケイ(2722)
240,000 -22,000 -8.40% 
大規模なファイナンスを嫌気。最大1150株(現発行済み株式総数の13.8%に相当)の公
募・売り出しを実施すると発表しており、需給悪化並びにダイリューションが懸念。


◆サダマツ(2736)
700 -34 -4.63% 
8月末割当で株式分割(1株を2株に)を実施すると発表。新株の効力発生日は10月20日。
分割後の発行済み株式総数は933万4000株。


◆カッシーナ・イクスシー(2777)
34,900 +1,300 +3.87% 
大和証券では本日付のデイリーレポートで、同社を注目銘柄として取り上げる。モ
ダンデザイン家具の需要拡大が業績後押しと評しており、2Qも会社計画をアウトパ
フォーム。


◆ハニーズ(2792)
3,540 -260 -6.84% 
大和総研による格付けを観測。足元軟調だが、比較優位を発揮できるプロパー商戦
期の動向を見極めたいとして、新規に「3」とした。なお、弱含みの足元を勘案する
と、現時点では更なるプレミアムを付与できる段階ではない。


◆カネボウ(3102)
97 +4 +4.30% 
4日ぶりに反発、7月14日以来の100円台を一時回復。産業再生機構が化粧品部門を切
り離したカネボウ本体の再生に向け、昨日までに約100の金融機関から995億円の債
権放棄を含む再建計画の合意をほぼ取り付けたなどと報じたことを材料視。産業再
生機構は30日に政策決定機関である再生委員会を開き、カネボウの取引金融機関か
ら債権を買い取ることを正式決定する見通し。ただ、再建策が軌道に乗るには時間
がかかりぞうで、現時点では依然マネーゲームの色彩が強い。


◆本郷(3425)
912 +22 +2.47% 
相場全体が軟調に推移する中、先行きの収益拡大を期待した買いが入る。連結
PERも7倍台と、株価指標面でも割高感がないため買い安心感が広がる。ホンダ向
けの売上比率が約9割を占める。8月5日に2004年4-6月期(第3四半期)業績の発表を予
定。


◆オリカキャピタル(3570)
137 --- 0.00% 
ユニマットグループ傘下で金融事業に経営資源を集中化することで企業再生を進め
ており、2005年3月期は復配予定と低位再生関連として注目されてきた格好。


◆ワコール(3591)
1,123 +27 +2.46% 
三菱証券で「B+」、目標株価1200円を継続。第1四半期決算を受けて、業績予想・
株価判断を再検討した結果、足元の進捗が同証券の前回想定と大きな乖離が見られ
ないと判断。また、少なくともPBR1倍以上の評価が妥当という従来からの考え方
に変更はない。


◆鐘淵化学工業(4118)
973 -8 -0.82% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が1060億1600万円(前年同期比
8.6%増)、経常利益が103億4900万円(同56.6%増)、当期純利益が66億2200万円(同
81.4%増)。9月中間期と3月通期の業績予想を上方修正。通期の売上高は従来の4200
億円から4250億円(前期比6.2%増)に、経常利益が330億円から355億円(同21.1%増)に、
当期純利益も180億円から200億円(同28.0%増)にぞれぞれ増額。


◆日立化成工業(4217)
1,591 -48 -2.93% 
GSは「アウトパフォーム」から「インライン」に引下げた。業績好調、上期計画
上方修正だが、ハイテク株全体との相関が強い同社株の性格を考慮。


◆EPS(4282)
473,000 -32,000 -6.34% 
この日マザーズ市場に新規上場したそーせいに対し、EPSは増資前の段階で4%の
出資をしている。そーせいの前評判が高く、上場後の含み益増大を期待した向きの
買いに上げていたが、初値が公開価格の同値(80万円)にとどまったことで、失望感。


◆キッセイ薬品工業(4547)
2,290 -130 -5.37% 
欧州での導出先企業が糖尿病治療薬の開発中止を決定したことが嫌気材料。期待新
薬だったため、中期的な利益成長期待が後退する格好。メリルでは「中立」から
「売り」に格下げ、UFJつばさでも格下げ。


◆アンジェス(4563)
590,000 -26,000 -4.22% 
相場全体が下げ止まらないことから、個人投資家の心理が急速に悪化しており、換
金売りや見切り売りが続く。そーせい(4565)の初値が公開価格と同値と、これまで
のIPO銘柄に比べてふるわなかったことも響いている。アンジェス、そーせいは
今期、ともに大幅赤字になる見通し。地合いが悪い状況だけに、業績が伴わない銘
柄には投資家の関心が集まりにくい。


◆そーせい(4565)
814,000 --- 0.00% 
東証マザーズ市場に新規上場。公開価格と同じ80万円で初値をつけた。医薬品開発
を手掛ける創薬ベンチャーで、7つのシーズ(医薬品の種)を有している。今3月期に
21億円の赤字予想など足元では研究開発費負担が重く、これが穏当な初値形成の要
因となった。その後75万円まで売られたが、その後は一転買い気配。9時28分現在、
81万円での買い気配。


◆パーク24(4666)
3,990 +10 +0.25% 
UBSは「BUY」から「HOLD」に格下げしている。目標株価への接近や好材
料出尽しで業績の上ぶれが期待できないことなどを格下げの背景とする。


◆荒川化学工業(4968)
1,365 -2 -0.15% 
第1・四半期(4〜6月)は連結売上高が125億7800万円(前年同期比14・8%増)、経常利
益は8億9500万円(同15・8%増)になった。傘下に収めた日本ノルペックスが寄与し電
子材料分野も伸びた。


◆スカパー(4795)
120,000 -2,000 -1.64% 
UFJつばさ証券は、「C」を継続。加入者数が収益力のベースであるが、地上波
陣営の攻勢が強まるなか、有料多チャンネル陣営は顧客獲得を失いつつある。今後
は新しい経営基軸を示さなければ、株価の水準訂正が不可避である。



ICF  (4797) 367,000 +7,000 +1.94% 
MCJ  (6670) 770,000  --- 0.00% 
スリープロ(2375)  1,540  -70 -4.35% 
フルライン(非公開)の4社は、4社が業務提携し、共同で法人向けのコスト削減コン
サルティングサービスを提供することで合意したと発表。事業の開始は8月下旬とす
る。ICFは、2005年3月期経常利益予想を従来の1.3億円から4.2億円に上方修正。


◆ぱど(4833)
717,000 -96,000 -11.81% 
きのう発表した1対5の株式分割を好感。


◆マンダム(4917)
2,690 +60 +2.28% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。ギャッツビーや海外の好調が継続しており、
特に足元で猛暑が売上に好影響を及ぼしている。中間、通期とも会社計画を上振れ
する可能性が高いとみる。


◆ファンケル(4921)
3,430 --- 0.00% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。化粧品の回復が同社の構造改革の最重要点で
あり、売上が下げ止まりを見せていることは株価に好材料である。しかし、来期以
降の回復に結びつくか否かの鍵は、今秋以降の商品リニューアルや新製品の売上動
向が握る。



新日本石油 (5001) 682 +4 +0.59% 
昭和シェル石(5002) 991 +13 +1.33% 
コスモ石油 (5007) 318 +3 +0.95% 
AOCHD (5017) 689 +13 +1.92% 
石油株の一角が小じっかりに推移。NY原油先物は、ロシア石油大手ユーコスの操
業停止報道などをきっかけに一時、1バレル43ドル台と1983年の取引開始以来の最高
値を更新。


◆有沢製作所(5208)
4,570 -60 -1.30% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。FPC基板の大幅増加に加え、リアプロ用フ
レネルレンズの成長性とシェアの上昇で、業績急拡大が続く。ただ、現在の株価は
ピークに比べ反落しているものの、割安とはいえないと判断。


◆東京製鐵(5423)
1,676 -73 -4.17% 
5日線に頭を抑えられる格好から下げに転じる。なお、鉄スクラップの取引価格が騰
勢を強めており、材料視。標準品H2の電炉買値は昨日、東京、大阪両市場で前週比
8-12%上昇。


◆東京鋼鐵(5448)
390 +12 +3.17% 
業績予想の上方修正を好感。28日、第1四半期(4-6月)決算と併せて、中間期並びに
通期の業績予想を上方修正している。経常利益並びに純利益の修正率が約4割に達し
ているほか、今期の予想PERは3.2倍にまで低下ており、割安感から買い安心感が
強まる。


◆大同特殊鋼(5471)
256 -17 -6.23% 
昨日四半期決算を発表、経常利益は56.6億円となり会社側の中間期計画を上回る水
準となっているものの、原材料価格の上昇など先行きへの不透明感は拭えない格好。
UFJつばさが「A」から「B」に格下げしていることもマイナス材料。


◆日本フイルコン(5942)
1,229 -127 -9.37% 
UFJつばさ証券は、「A+」から「A」に引下げた。PDPの価格下落に伴い、値下
げ要請が予想以上に早く、2割程度の大幅値下げを受け入れたことを理由にしている。
ただ、押し目は拾うべき。


◆日立製作所(6501)
664 -14 -2.06% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が2兆634億円(前年同期比9%
増)、税引前利益が458億円(前年同期は309億円の赤字)、当期純利益が257億円(同
341億円の赤字)。第1四半期の業績は当初予想を上回ったが、今後については製品市
況や原材料価格、在庫の動向など不透明感が強く、9月中間期の予想は変えない。


◆三菱電機(6503)
499 -10 -1.96% 
反落も500円処では押し目を狙う買い。大和では「2」を継続。今期PER17倍は割
安と判断。産業メカトロニクスの利益率上昇とエアコン特需を評価。


◆NEC(6701)
680 -23 -3.27% 
第一四半期決算を発表、営業利益は前年同期比37%増益となった。会社側は計画どお
りの推移としている模様だが、アナリストコンセンサスとの比較では下ぶれといっ
た印象。三菱電機が好決算を発表していること、6月末の在庫が増加していることな
どもネガティブに映っている格好。UFJつばさ証券は、「B」を継続。


◆富士通(6702)
688 -23 -3.23% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が1兆81億円(前年同期比7%増)、
経常損益が158億円の赤字(前年同期が551億円の赤字)、当期純損益が118億円の赤字
(同398億円の赤字)。第2四半期以降については半導体やディスプレイなどの価格下
落、携帯電話市場の競争激化、米国の金融引締めの世界景気への影響などで不透明
感が強いとし、9月中間期や3月通期の予想は変更していない。


◆沖電気工業(6703)
391 -11 -2.74% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。04年4-6月期業績は、大幅増収で赤字幅も大き
く減少し計画をかなり上回った。新紙幣特需絡みのATMの拡大は今上期で一巡す
るものの、カラープリンタの欧米シェアが上昇拡大中で、半導体も順調。


◆松下電器産業(6752)
1,433 -33 -2.25% 
2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績は売上高が2兆1020億円(前年同期比19%
増)、税引前利益が804億円(同3.2倍)、当期純利益が328億円(同12倍)。連結子会社
化した松下電工とパナホームの売上が加わったことも大幅増収に結び付いた。利益
面では製品価格の下落が587億円の営業減益要因になったが、621億円の合理化効果
などで吸収した。9月中間期の業績予想を上方修正。売上高は従来の4兆1700億円か
ら4兆2600億円(前年同期比17%増)に、税引前利益が980億円から1250億円(同2.2倍)
に、当期純利益も280億円から450億円(同94%増)にそれぞれ増額。3月通期の予想は
変更していない。


◆シャープ(6753)
1,586 -41 -2.52% 
4〜6月期営業利益は前年同期比22%増の353億円と四半期ベースで過去最高となった
ものの、同じデジタル家電関連のパイオニアの下げの余波を受け買い手控えムード
が強い。四半期決算内容はほぼ想定ラインとみられるが、株価のアク抜け感にはつ
ながらず見切売りの動きが強まる。先行きの市況悪化への警戒は十分織り込まれて
いる感じだが、強気になるタイミングはまだ先。


◆ソニー(6758)
3,820 -90 -2.30% 
4−6月期の連結営業利益は41.4%減の98億円。会社側では「第1四半期は営業赤字に
なる可能性もある」としていただけに、黒字の業績結果については「予想を上回っ
た」と認識される。しかし、エレクトロニクス分野の基幹商品であるテレビの営業
赤字が前年同期の60億円に対して85億円に拡大、ビデオも3割減の200億円になるな
ど、従来ブランド力の高かった分野において成果が得られていない点がネガティブ
にとらえられる。UFJつばさ証券は、「B」を継続。今後CELL関連や次世代ゲー
ム関連などポジティブに評価される可能性のあるニュースが控えていることから、
投資タイミングが近づいている。GSは「インライン」継続。来期のリストラ効果
を織り込みはじめる可能性のある下期にかけて、押し目を狙う展開。


◆ソニーSCN(67585)
1,340 +40 +3.08% 
2005年3月期最終利益見通しを従来予想の0.5億円から7億円に上方修正したことから
ストップ高となり、本日も1480円まで上げたものの、全体の地合い悪化から利益確
定売りが出る。


◆カシオマイクロニクス(6760)
2,650 +60 +2.32% 
第1四半期は売上高が前年同期比33.3%増、経常利益が同3.0倍となった。ただ、上期
計画に対する進捗度合いは売上高で48.4%、経常利益で47.6%と、ほぼ計画線で推移。
みずほ証券は予想水準でサプライズはないとして、「3」を継続。


◆パイオニア(6773)
2,355 -235 -9.07% 
2004年度第1四半期の決算は、連結売上高が前年同期比7.2%増の1634億8700万円だっ
たが、連結当期利益は同49.1%減の14億9700万円と大幅な減益。ドイツ証は、
「BUY」から「HOLD」、目標株価を3700円から2450円に引下げ。三菱証券は、
株価判断「B+」を継続。UFJつばさ証券は、「B」を継続。当面は、10月中にも
発表される可能性が大きいNPDの収益動向に注目。


◆日本ビクター(6792)
1,065 +14 +1.33% 
第1四半期は民生用機器の営業利益が53%増と、民生が他事業を支えた結果となった。
三菱証券は、04年度は民生と産業の立場が逆転するものの、全体の会社利益計画に
は変更がない。「B+」を継続。GSは当面は、訪米での販売、在庫状況を注視する
株価展開が想定されるが、「アウトパフォーム」継続。また、リアプロの成長力を
考慮すると割安感。


◆日本航空電子工業(6807)
1,150 -40 -3.36% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。足元株価が軟調であるが、電子部品セクタ内
での優位性、中期計画への期待を勘案すれば、少なくとも電子部品セクタ平均22倍
のPER評価がなされるべきとし、1500円〜1900円以上が十分可能であると見る。


◆日立マクセル(6810)
1,680 +21 +1.27% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。コンピューターテープの収益性悪化に歯止め
がかかってきており、第1四半期をボトムに上昇に転じる可能性が高いと判断。05.3
期以降増益に転じると予想。


◆精工技研(6834)
3,700 -30 -0.80% 
2004年4-6月期業績は、連結経常利益が前年同期比45%増の7億4400万円。ただ、2005
年3月期の連結経常利益は前期比26%減の16億円と、従来予想を変更しなかったため、
株価を大きく押し上げる材料にはならなかった。アテネ五輪など特殊要因を除いた
下期以降の需要動向を見極めるまでは慎重にならざるを得ない。


◆アドバンテスト(6857)
6,310 -60 -0.94% 
ドイツ証は、同社の受注・業績のモメンタムが急激に鈍化する可能性は低くなって
きていると捉えている。目標株価は8200円から6100円に引下げているが、レーティ
ングは「Sell」から「Hold」に引上げ。


◆デンソー(6902)
2,730 +85 +3.21% 
2004年4-6月期業績で、連結純利益は前年同期比27%増の369億円。9月中間期の連結
純利益は前年同期比17%増の620億円になる見込み。


◆ウシオ電機(6925)
1,817 -16 -0.87% 
大和は「2」から「1」に引上げ。4-6月期決算は、想定を上回る業績拡大をみせてい
ることを評価。DIR予想で06/3期PER16倍の株価は割安感が強い。


◆富士通フロンテック(6945)
970 +15 +1.57% 
今3月期第1四半期連結業績は売上高が前年同期比30%増の240億4500万円、経常利益
は同8.7倍増の23億8200万円。中間期の業績予想は売上高が505億円、経常利益は32
億円、通期では売上高860億円、経常利益は34億円を見込む。


◆トヨタ系
トヨタ自動車(7203) 4,410 +60 +1.38% 
デンソー  (6902) 2,730 +85 +3.21% 
アイシン精機(7259) 2,295 +30 +1.32% 
豊田自動織機(6201) 2,555 +40 +1.59% 
豊田工機  (6206)  828 +3 +0.36% 
小糸製作所 (7259) 2,295 +30 +1.32% 
本日、デンソー、アイシン、豊田工機、小糸製作所は通期業績を上方修正、豊田織
機は通期業績予想を据え置いたものの、4〜6月期決算は好調で上ブレ期待が高い。


◆日産ディーゼル工業(7210)
301 -5 -1.63% 
2005年3月期第1四半期決算は、連結経常利益が前年同期比2.8倍の67億2300万円。売
上高は1004億1500万円(同7.3%増)、当期純利益は52億7400万円の黒字(前年同期は
402億円の赤字)。ディーゼル排出ガス規制強化による代替需要が高水準なうえ、南
アや北米輸出が好調に推移。通期業績予想などの変更はない。


◆三菱自(7211)
92 -6 -6.12% 
リコール問題など相次ぐ不祥事で消費者離れが進み、業績の先行きに不透明感が強
い。値動きの軽さを理由に個人の売買が交錯し、売買高は2700万株を超え、東証一
部売買高ランキングの首位。フェニックス・キャピタルは三菱自の第三者割当増資
を引き受け、発行済み株式の33%を保有する大株主。この引き受け価格が一株100円。
27日に株価は節目の100円を割り込み、見切り売りが加速している。


◆アイシン精機(7259)
2,295 +30 +1.32% 
第1・四半期決算は、連結当期利益が前年比77.8%増の100億9300万円となるなど大幅
増益決算となったほか、業績予想を上方修正、2005年3月期連結当期利益予想を400
億円から420億円に引上げたことなどを好感。


◆ホンダ(7267)
5,320 +170 +3.30% 
4−6月期業績で純利益が前年同期比12%増の1142億円と第1四半期としては過去最高
を記録。2005年3月通期の予想を上方修正しており、売上高は従来の8兆5000億円か
ら8兆5600億円に、3900億円と予想していた当期純利益も4170億円へ増額。UFJつ
ばさは為替が想定より円安傾向であるほか、アジア地域の収益拡大を評価し、
「B」から「A」に引上げ。日興シティグループ証券は「ポジティブサプライズ」
と指摘。目標株価も4000円から5300円に引上げ。外為相場が1ドル=111円台後半の
水準まで円安ドル高が進んでおり、これが今後の自動車各社の収益にプラスに働く
と見られることも追い風。米国はじめ世界的に原油価格が再び上昇基調を強めてい
ることも、結果として燃費性能に優れる日本車の競争力向上につながる。


◆ヤマハ発(7272)
1,614 -14 -0.86% 
2004年4-6月期の連結業績は、経常利益が前年同期比42%の233億円。電子部品の実装
装置の売り上げが大幅に伸びたことが要因で、経常益は期初計画を46%上回った。
2004年12月期通期の業績予想は据え置いたものの、足元の業績改善で上方修正期待
が出て、買いを誘った。


◆エクセディ(7278)
1,877 +42 +2.29% 
UFJつばさ証券は決算発表を受けて、第2四半期以降も業績拡大傾向が続くと見ら
れることから、通期業績は増額される公算が大きいと見る。AT用トルクコンバー
ターや部品売上が今後も好調に伸びそうで、先行投資負担などでやや伸び悩んでい
るアジア地域の損益も改善が見込まれる。


◆ノジマ(7419)
740 +100 +15.62% 
子会社イーネット・ジャパン(3334)のヘラクレス上場を承認したことが手掛かり。
ノジマはイーネット・ジャパン株の40.7%を保有しており、上場に伴う保有株式の含
み益が拡大するとの期待が広がる。2004年4-6月期決算で、連結経常利益は前年同期
比約2倍の4億200万円。2005年3月期通期の連結経常利益は前期比14%増の15億円を見
込む。足元の業績が好調に推移していることも投資家の買い安心感につながる。


◆ゼンショー(7550)
2,600 +65 +2.56% 
米国産牛肉の輸入再開期待を材料にして「旧牛丼チェーン」が買われている。ラー
メンチェーンのヒサモト商事、中華麺製造販売の横山食品の子会社化を発表。ココ
ス(9943)を買収して同社の体質を強化するなど、M&Aによる事業範囲拡大に力を
入れている。


◆トーメンエレクトロニクス(7558)
5,500 -60 -1.08% 
野村証は想定通り業績は好調とし、収益性の高さや安定感を踏まえると割安感が評
価できると判断。レーティングは「2」を継続。


◆キヤノン(7751)
5,350 -50 -0.93% 
2004年12月期最終利益予想を前期比16%増の3200億円に上方修正したものの、全体の
悪地合いに引きづられて買いが続かない状況。JPモルガンは「Overweight」から
「Neutral」に引下げた。コピア関連の競争激化、成長性鈍化を予想。


◆グラファイト(7847)
496,000 +26,000 +5.53% 
8月31日現在の株式1株を3株に分割すると発表したことが手掛かり。流動性の向上や、
権利確保の買いに伴う目先の株価上昇を見込んだ個人投資家などの買いが集まった。
その後は、利益確定売りに押され、やや伸び悩む。相場全体が調整色を強めている
ことに加え、市場エネルギーの低下が顕著になっており、需給悪化への警戒感が高
まる。このため、目先の材料を利益確定売りのきっかけにする投資家も多い。


◆バンプレスト(7854)
1,540 +45 +3.01% 
今3月期9月中間期の連結経常利益を従来計画の6億円に対して13億円(前中間期比3.2
倍増)に増額修正。アミューズメント事業において景品事業が順調に伸びた。家庭用
ゲームソフト事業も好調に推移。通期見通しは中間決算発表時に公表。


◆リンテック(7966)
1,481 -19 -1.27% 
UFJつばさ証券は、「A+」を継続。同社三島工場、土居工場を見学し、多品種
な特殊紙生産のノウハウや剥離紙でのシリコーン無溶剤化による環境対応の優位性、
今後の拡大余地が確認できた。


◆タカラ(7969)
515 -3 -0.58% 
UFJつばさ証券は、「B」を継続。「ベイブレード」の売れ行きが落ちており、
赤字幅が前期よりも広がっている。「ベイブレード」をカバーするような大型商材
が育っておらず、通期目標の達成も難しいと考える。


◆任天堂(7974)
12,420 +400 +3.33% 
昨日四半期決算を発表、主力株の中ではコンセンサスからの上ぶれが目立った銘柄
である。営業利益は前年同期比141%増の175億円、前年との比較感に加え、上半期の
会社計画をも上回る推移。


◆トーホー(8142)
897 -2 -0.22% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。メインビジネスである外食卸は極めて好調で
あるものの、小売業態や食材宅配の子会社の不振がその好調を打ち消している。た
だ、低バリュエーション、業績回復見通しは不変で、見直し余地があると判断。


◆青山商(8219)
2,520 -150 -5.62% 
円安・ドル高の進行を背景にした外国人投資家の日本株売りの一環。株価は16日に
2865円の直近高値を付けた後、じり安となっており、見切り売りも出始めている。
青山商の4-6月期連結業績発表は30日の取引終了後の予定で、業績内容を見極めたい
との空気も強い。


◆伊勢丹(8238)
1,229 -57 -4.43% 
2004年4-6月期の経常利益は前年同期比38%増の52.5億円と好調だったが、2005年3月
期の連結経常利益を220億円(従来予想250億円)に下方修正。これを受けて株価は大
きく下落。


◆阪急百貨店(8242)
818 -51 -5.87% 
昨日発表した四半期決算は好内容だったものの、同時に200億円のCB発行を発表し
ており、需給悪化への警戒感が高まる。第一四半期の営業利益は会社計画を10%超上
回った。CSFBは投資評価「OUTPERFORM」を継続。バリュエーション
はCSFBがカバレッジする百貨店6社の平均を下回る水準であり、バリューピック
として注目。UFJつばさ証券は、「B」を継続。


◆イオン(8267)
3,650 -180 -4.70% 
小売セクターは全般軟調な展開。昨日発表された6月の商業販売統計によると、大型
小売店販売額は4.9%の減少、4ヶ月連続でのマイナス。個人消費の先行きに警戒感が
強まる格好。


◆新生銀(8303)
600 -21 -3.38% 
600円を割り込むのは初めて。相場全体の下落を受け、信用取引を使って買った個人
が損失覚悟で手じまい売りを出している。


◆三菱東京(8306)
1,040,000 +10,000 +0.97% 
UFJ統合に絡む仮処分決定で昨日は一時大台を割り込む場面もあったが、「方向
自体は変わらないだろう」との見方から、その後は買戻しが優先する流れに。ただ、
一方のUFJは軟調な動きを続ける。


◆UFJHD(8307)
405,000 -22,000 -5.15% 
「検査忌避に組織関与認める」「統合交渉中止命令に異議申し立て、『信託銀行抜
き』統合は否定」など報じられているが、統合を含め今後の展望の不透明感が払拭
されていないことから買いが手控えられる。


◆住商リース(8592)
3,690 +30 +0.82% 
UFJつばさ証券は、「A」を継続。リース中途解約益や営業貸付収益が増加し、
貸倒関連費用などが低く抑えられたことなどを背景に、会社中間予想に対する進捗
率が計画を上回って推移。第1四半期のリース成約高も前年同期比でプラスとなるな
ど、業績の堅調さを考えればバリュエーションに割安感があるとみる。三菱証は、
「B+」を継続。


◆証券株
野村証(8604) 1,491 -33 -2.17% 
大和証(8601)  734 -16 -2.13% 
新光証(8606)  334 -14 -4.02% 
三菱証(8615) 1,294 -46 -3.43% 
松井証(8628) 3,030 -100 -3.19% 
WNF(8696)  456 -24 -5.00% 
7月に入り、相場低迷で個人の売買が減ったうえ、外国人の一部が夏休み入りしたこ
とで商いが減少。7月の1日平均の東証1部売買代金は前日28日までで1兆773億円と、
月間の1日平均としては昨年12月(8983億円)以来、7カ月ぶりの低水準。商い低下に
よる手数料収入の落ち込みが懸念され、売りが出る。野村は大引け後、決算発表予
定で、様子見気分を強める。


◆毎日コムネット(8908)
760 -40 -5.00% 
三菱証券によるレポートを観測。高入居率を裏付けとした資産活用ニーズにより学
生マンションの開発が加速、ファンド組成や大学の都心回帰による成長余地から割
安感があるとして、新規に「B+」とした。


◆NTT(9432)
538,000 +8,000 +1.51% 
UFJつばさ証券は、NTSコストを接続料の原価から除外し、基本料の費用範囲
内で回収するという総務省の発表を受け、同社の収益に与える影響は限定的である
と考える。コスト削減で十分吸収できる範囲であるとみて、レーティングは「A」
を継続。


◆沖縄セルラー電話(9436)
1,080,000 +20,000 +1.89% 
四半期決算と併せて1:2の株式分割を発表。通期予想は据え置いたものの、実績は
計画を上回って推移していると明示。また、期末配当を据え置くとしており、実質
増配となる見通し。大和総研は事業環境の好調持続、待望の分割と増配の発表も株
価の支援材料にと評して、「1」、理論株価147万円を継続。


◆東京ガス(9531)
388 +9 +2.37% 
25日線が抵抗線として意識。2004年4-6月期業績は純利益が前年同期比17%増となっ
た。2005年3月期通期の純利益は92%増の860億円と過去最高を更新する見通し。ディ
フェンシブストック性を評価した買い。


◆スク・エニ(9684)
2,775 +30 +1.09% 
2004年4-6月期の連結業績を発表すると、株価は一時90円高の2835円まで上げた。連
結純利益は18億3400万円と前年同期(1億5000万円)に比べて大幅に増えた。2004年9
月中間期の連結経常利益を38億円と従来予想の9億円から大幅に上昇修正。純利益は
従来予想の2億円から20億円に修正。


◆トラスコ中山(9830)
1,893 +33 +1.77% 
UFJつばさ証券は「A+」を継続。足元の売上は工場がユーザーのファクトリー
事業部を中心に好調に推移し、第1四半期の売上ショート分は第2四半期で取り戻せ
ると見る。これにより、中間期、通期業績ともに会社計画を上回る可能性が大きい。


◆ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント(9841)
531 -14 -2.57% 
28日に開催された経営方針説明会を受けて、UFJつばさ証券は「A+」を継続。業
界の生き残り組として今後も大幅な利益拡大が見込め、来期予想PERが10.2倍に
過ぎないと指摘。


◆ソフトバンク(9984)
3,840 -160 -4.00% 
下降する5日線に頭を抑えられる展開。直近IPO低迷による個人投資家の需給悪化
の影響。なお、販売代理店が郵送先を間違えたため、「ヤフーBB」の申し込み内
容を確認する書類317人分について、個人情報が流出したと発表。





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◆指標
日経225 11,116.84 -87.53 
日経300 216.37 -1.12 
TOPIX 1,121.98 -7.66 
日経ジャスダック平均 1,890.26 -27.59 
日経225先物期近 11,120 -120 

外資系証券、売りが2590万株、買いが2850万株、差し引き260万株の買い越し。





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●レーティング定義(http://ams.adam.ne.jp/kabu/rating.html)

▼ゴールドマン・サックス証券
日立化成工業(4217) 格下げ「OP」から「IL」
ソニー   (6758) 据置き「IL」
シャープ  (6753) 据置き「IL」
東海ゴム工業(5191) 据置き「IL」
アドバンテス(6857) 据置き「IL」
ホンダ   (7267) 据置き「IL」
キヤノン  (7751) 据置き「IL」
キッセイ薬品(4547) 据置き「IL」
アコム   (8572) 据置き「IL」
日本ビクター(6792) 据置き「OP」
大和証券G (8601) 据置き「OP」
任天堂   (7974) 据置き「OP」
伊勢丹   (8238) 据置き「OP」

▼UFJつばさ証券
キッセイ薬品(4547) 格下げ「A」から「B」
ホンダ   (7267) 格上げ「B」から「A」に引上げ。

▼大和総研
ウシオ電機 (6925) 格上げ「2」から「1」
日立金属  (5486) 格上げ「3」から「2」
プレナス  (9945) 据置き「2」
明治乳業  (2261) 据置き「3」
プロミス  (8574) 据置き「3」

▼岡三証券
日立金属  (5486) 据置き「2」
オービック (4684) 据置き「2+」
OMCカード(8258) 据置き「2+」
北越製紙  (3865) 据置き「2+」





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●経済産業省が発表した6月の鉱工業生産指数速報(2000年=100、季節調整済み)
前月比マイナス1.3%となった。
6月の出荷は前月比マイナス1.4%、在庫は同マイナス0.2%だった。
製造工業予測指数は、7月が前月比プラス1.6%、8月が同プラス1.0%の見通しとなった。
鉱工業生産の基調判断は、「総じて見れば生産は緩やかな上昇傾向にある」との前月の
判断を据え置いた。同時に発表された4─6月期の生産は、前期比プラス2.6%となった。
4期連続の前期比プラスとなった。



●東証が29日発表した7月3週(20-23日)の投資主体別売買動向(東阪名3市場合計)によると、
外国人が7週ぶりに売り越した。売越額は204億円。前の週は1275億円の買い越しだった。
一方、個人は3週連続で買い越した。買越額は452億円と前の週(59億円)を上回った。
信託銀は3週連続の売り越し。ただ売越額は112億円と前の週(812億円)から減少。








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http://ams.adam.ne.jp/kabu/haisin/melmaga.html
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