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タイトル:Daily Drama Express 2004/07/08 人間の証明 (1)  2004/07/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/08 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 人間の証明
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 棟居弘一良(竹野内豊)
 本宮桐子(夏川結衣)
 横渡篤 (大杉漣)
 新見隆 (風間杜夫)
 那須英三郎(緒形拳)
 郡恭子 (松坂慶子)
 郡陽平 (鹿内孝)
 郡さやか(堀北真希)
 佐伯友也(田辺誠一)
 小山田武夫(國村隼)
 小山田文枝(横山めぐみ)
 翔平  (高岡蒼佑)
 路子  (松下奈緒)
 相馬晴美(りりぃ)
 ケン・シュフタン(Bo.Svenson)
 ジョニー・ヘイワード(池内博之)
 草場健次(おかやまはじめ)
 山路利雄(佐藤二朗)
 河西善行(津嘉山正種)
 富永雅彦(山崎樹範)
原  作 森村誠一
脚  本 前川洋一

あらすじ  第1話 『遠い橋・ある異邦人の死』

〈美しい思い出になる記憶もある。 忘れることもできず 美しくな
ることもできない記憶もある。〉

 六本木午前二時、麻薬取引の疑いがあるクラブを 棟居たち所轄の
刑事が張り込む。 「警察だ!」居合わせた翔平と路子が逃げる。 
出入り口を塞がれた2人は、トイレの屋根裏へと逃げ込む。 遅れて
逃げてきた売人が、警察と捕り物をしている間に 銃と麻薬が詰まっ
たバッグを持ち逃げする2人。

 棟居は、逃げた売人を捕らえる。 ナイフで反撃してきた相手を 
駆けつけた同僚に止められるまで 容赦なく叩きのめす棟居。
 刑事「やり過ぎだぞ。 問題になっても 知らないぞ。」
棟居は、5億円という膨大な麻薬を 検挙する事ができた。 所長賞
の図書券を貰った棟居に 警視庁捜査一課への異動の辞令がおりる。
 棟居の犯人検挙率は 抜群に高いのだ。


 同じ頃、アメリカでもエディという若者が、警察に追われていた。
 盗難車の売買を生業としている黒人青年だ。 受け渡しを見られ、
単独で追ってきた警官をピストルで撃ってしまうエディ。 追い詰め
られたエディは、居合わせた子どもを人質にする。
 刑事「エディ。 子どもを放せ。 これ以上罪を重ねるな。」
観念したエディは、子どもを放し 刑事に向かって銃を向ける。 恋
人が見守る中、エディは射殺された。

 エディの仲間の黒人青年が、車を安く買い叩かれている。 エディ
が亡くなった事で 逮捕を恐れ 海外へ逃亡しようというのだ。 足
元を見られ、8000ドルでおれた青年。
 男 「どこへ逃げるんだ?」
 青年「キスミー。」 


 日本エッセイスト賞を 華々しく受賞した郡恭子が、群集の前で挨
拶をする。
 恭子「主婦業の傍ら 執筆活動を続けてこられたのは 家族の理解
があってこそです。 夫や子どもに感謝しています。」

 入院している夫陽平を 娘さやかと秘書 佐伯と共に 見舞う恭子。
 脳梗塞で倒れた陽平は、神奈川県知事を務めていた。 その陽平の
後をついでの知事選への出馬を 恭子は心に決めていた。 人気の高
い恭子は、当選確実と 周囲から見られている。 


 警視庁に初登庁した棟居を、捜査一課にそぐわない穏やかな表情の
那須が にこやかに迎える。 そこに、胸に果物ナイフを突き刺した
まま 身元不明の黒人青年が倒れているという 通報が入る。

 被害者は、陸橋の階段を下りた所で倒れ、息絶える間際「ストーハ」
という謎の言葉を残したという。 目撃者のカップルによると、他に
人の出入りはなかった。 所持品が無い為身元も分からず、犯人はお
ろか 犯行現場さえ特定することができない。 高速道路を渡る
300mもある歩道橋の手すりには、血痕が点々とついていた。

 被害者の傷の程度から 犯行現場は 倒れた場所から離れていると
は 考えにくい。 その為、陸橋の上という説が有力となる。 しか
し棟居は 他の可能性もあると 異論を唱える。 棟居に期待してい
る那須は 棟居の考えを聞き入れる。
 那須「結論を出すのは早急だ。 あらゆる可能性を視野に入れて、
聞き込みだ。」

 15時から22時まで陸橋の上にいた露天商が、ジョニーが21時半頃通
ったのを目撃していた。 その他には 誰もいなかったという。 一
方を露天商、一方を通報した男女に塞がれた長い歩道橋は、密室だっ
た可能性が出てきた。

 棟居は、所轄のベテラン刑事 横渡と組む。 捜査本部が開かれる
と 古女房と顔を合わせなくてすむと 暢気な事を言う横渡。 しか
し、真実追及の為に動き回る棟居に 昼夜振り回される羽目になる事
を まだ知らない。


 午前4時、小山田は酒を飲みながら 妻を待っていた。 車椅子の
小山田に代わって、若くて美しい妻の文枝が 水商売をして稼いでい
るのだ。 帰宅が遅れた文枝に向かって 男がいるだろうと、小山田
が疑いをぶつける。 否定されても 小山田の気持ちは 晴れる事が
なかった。 小山田は、家捜しした妻の持ち物から 大量の避妊薬を
見つけ、浮気を確信する。 文枝は、新見隆という会社役員と 夜な
夜な会っていたのだ。


 被害者が泊まっていた宿の通報から、被害者が アメリカ国籍の
「ジョニー・ヘイワード」だと判明する。 棟居は 当日18時頃 被
害者が乗ったタクシーから、当日のジョニーの足跡を追う。 お台場
のショッピングセンター『アクアシティ』で下りたジョニー。 そこ
には 恭子のサイン会に並ぶ人の 長い行列が出来ていた。 そこで
見つかった目撃者によると、ジョニーは亡くなる1時間前、アクセサ
リーショップで 麦藁帽子を手にしていたらしい。

 棟居は、恭子の取材に来た 本宮桐子に出くわす。 桐子は 棟居
の幼馴染のジャーナリストだ。 互いをよく知る2人は、それぞれへ
の心配を口にする。 横渡たち同僚の前では見せない 棟居の素顔だ
った。 棟居には 父親を殺されたという隠された過去があり、それ
が棟居の人格に 暗い影を落としているらしい。


 タイミングを計っていた恭子が、周囲の噂通り 神奈川県知事選へ
の立候補を表明する。  元々 夫陽平の秘書だった佐伯を 有能な
参謀として。
 恭子「4年前知事選に当選した夫が、昨年暮れ 志半ばで倒れまし
た。 夫がやり残した事を 妻である私が引継ぐ事を決意しました。」


 警察から逃げた翔平と路子は、車で逃げながら 持ち逃げした銃と
麻薬を持て余していた。 素人では売るさばく事も叶わない。 麻薬
売買の手伝いをしていた翔平と、クラブで出会ったばかりの路子。 
大量の麻薬を持て余した2人は、雨のごみ捨て場に捨ててしまおうと
する。 その現場を 新見との逢引きから帰る文枝に 見られてしま
う。


 睡眠不足でふらふらな横渡を連れて、真実追求のために走り回る棟
居。 棟居は ジョニーが死んだ同じ時間に 現場の検証を試みる。
 雨が降る中、再度現場を訪れた棟居は、観覧車に電燈で描かれた麦
藁帽子の絵を見つけた。
 棟居「あれがストーハじゃないですか? ストローハット。」
ジョニー・ヘイワードが亡くなる直前 手を伸ばしていた方角に光る
麦藁帽子。 そして、アメリカで ジョニーが手放した車の中からも
 麦藁帽子が出てきた。
 〈それは 暑くて長い夏の始まりだった。 小さな事件の筈だっ
た。〉


寸  評  映画のテーマソング「ママ〜?」と、「母さん、あの・・・」が
 有名な『人間の証明』です。 でも、印象だけで 内容は深く覚え
ていなかったので 連続ドラマで見られるのは楽しみです。 エンデ
ィングは スティービーワンダーの曲を「桜」の河口恭吾さんが歌っ
ていました。 連続ドラマなので ちょっと柔らかい感じにしたので
しょうか? 回を重ねるうちに 馴染んでくるのでしょう。
 主人公の「棟居」は、テレビ朝日のサスペンスの 佐藤浩市さんの
印象が私の中では 強かったです。 でも、竹野内さんの まだ独身
で 何かくすぶった感じの棟居も 素敵です。 珍しくちょっと間が
抜けた感じの大杉漣さん演じる横渡のコンビが、これから どんな活
躍をしていくのか楽しみです。
 前回担当させて頂いた『新しい風』の主人公「新見昂」と 風間杜
夫さんの役名「新見隆」が同じ読み方なので 驚きました。 きっと
原作通りなのですね。 昔だったので 随分忘れてしまっています。
 原作はドラマを見てから読む主義なので、楽しみにとっておきまし
ょう。 間違いがありましたら、お許し下さい。

執 筆 者 飯塚()

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2. 編集後記
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 今回 『人間の証明』を担当させて頂く事になりました。 サスペンスの王
道 森村誠一原作なんて荷が重いとは 思いつつ、とても楽しみにしています。
 どうぞよろしくお願い致します。
 前回担当の『新しい風』も まだ完結しておりません。 本当に申し訳あり
ません。 放送はもう終了してしまったのですが、ドキドキワクワクの内容で
した。 遅れを取り戻しますまで、もう少々 お待ち下さい。  (飯塚)

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