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【薩摩の風が語る】 『色を重ねる』見事な表現で、組紐を語ってくれました。 デザインルームでは在りません。「薩摩の風」のスタッフなのです。 現場の意識は、机上の意識では推し量れないほどの豊かさを持っていました。 此の様な表現をする事を、誰が予測をしたことでしょうか。 一言で評価をすれば、”薩摩の風は、鮮やかな彩りをしています。” 【重なる重なり】 今日から、主宰は新しい企画に挑戦を致します。 残念なのは、わたくしどもが、お手伝いが出来ないことです。 役に立たない者が傍に居たところで、邪魔なだけなことは分かっていますが、 其れでも、力仕事ぐらいは出来ます。 でも、声は掛かりません。 当たり前といえば当たり前なのですが、其れでも、少し淋しいのです。 新しい仕掛かりに出会えることは、喜びでも在るのです。 主宰の工房への関わりを傍で見ていた、わたくしどもと致しましては、 とり残されたような気持ちになっています。 主宰は、此の新しい取り組みに、新しい人材を迎えます。 其の人達の力で、大きな夢が実現を致します。 【糸が重なる】 今回の仕事の大きな課題が、糸の重なりの異なった表現なのです。 異なった?表現とは、組むのではなく、織るのです。 糸を重ねるとは、色を重ねることだと教えられました。 此のカテゴリーで考えれば、組むも、織るも、同じ事なのです。 どのような色の表現をするのか? 其の選択として、多様な表現を獲得する事が、目的となります。 其の手段として、織りが始まるのです。 【動くのは人】 機は、既に準備が出来ています。 今日は、其の機を、動かすように段取りをする事なのです。 動くことと、動かすことの異なりを、主宰は気付く事でしょう。 機が動くには、人が要るのです。人が動かねば、機は動かないのです。 人作りが、工房の仕事だと、「徒然の夢」は語っています。 一番大切な事に、主宰が辿り着きます。 多津蔵の、新しい幕が開きました。 夢幻出版社 編集長 田鶴彦乃蔵人 ***************************************************************** |