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******************************************************************** >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>| 非公式情報 |<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< 【マスコミが報道しない事実を伝える無料メールマガジン】 <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> ---------------------------------------------------------------------------------- 参院選と日本の未来 By StrangeLove 7月11日は参議院選挙の投票日だった。自民党の敗北、民主党の勝利とされているが、政治状況にそれほど大きな変化があったようには思えない。 自民党出身の某元大物政治家は日本が現在、抱えている最大の問題は「健全な野党が存在しないこと」にあると語っていた。国民にとって選択肢になりえる二つの政党があるならば、『二大政党』と呼ぶこともできるが、現在の民主党と自民党の違いは、自民党の派閥間の違い程度のこと。健全なシステムだとは言えない。 イギリスで労働党内部に『ニューレーバー(新労働党)』なる看板を掲げてブレアが登場したとき、日本の目指すべき方向と宣伝していた人もいた。ニューレーバーが意識していたのはアメリカの民主党だとされている。似たような主張をする二つの保守政党の体制を作ろうとしたわけだ。 政党のスポンサーから見ると、ブレアは実質的な一党支配の体制を目指していたことになる。自民、民主両党が手を組んで改憲へ、という趣旨の発言を自民党の某実力者がアメリカで行ったそうだが、日本の政治状況を見るならば、不思議でも何でもない。 ところで、日本でアメリカ風の「二大保守政党」システムが定着するだろうか?イギリスではすでに崩壊しつつある。アメリカでは議員個人の判断で動ける自由度が高いのでそれなりに機能しているようだが、日本では難しい。結局、政党間の差が曖昧になり、『大政翼賛会』が生まれそうだ。それを避けるには、誰かが言っているように、少なくとも政界を再編する必要がある。 政界再編となると、資金の調達方法が問題になる。例えばイギリスのニューレーバーを率いてきたブレアの場合、イスラエルから多額の資金が流れていたため、労働組合の意見を無視することができた。イラク攻撃に賛成した主因はここにある。 アメリカの民主党は共和党に比べて資金力が劣っていた。そこで頼りにしたのがユダヤ系の富豪。民主党が親イスラエルだと言われる理由はここにある。 ただ、1970年代からイスラエルの軍事強硬派がアメリカのキリスト教原理主義者(核戦争待望派)が手を組み、イスラエルのリクードとアメリカの共和党が急接近、イスラエルから見て民主党の存在意義が薄くなっている。 ウォール街には一党独裁を目指す動きが第二次世界大戦前から存在した。1930年代の前半、フランクリン・ルーズベルト政権の打倒を目的とする未遂事件があった。クーデターでファシズム体制をアメリカに樹立しようとしたわけだ。アメリカのエリート内部にはこうした方向に向かおうとしている勢力が今でも存在していることは今回のイラク攻撃を見ていても確認できる。 ******************************************************************** |