|
******************************************************************** >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>| 非公式情報 |<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< 【マスコミが報道しない事実を伝える無料メールマガジン】 <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> ---------------------------------------------------------------------------------- 『反米マスコミ』の親米度 By StrangeLove 日本に『反米マスコミ』など存在しない。関東大震災の後にモルガン財閥のコントロール下に入って以来、戦後も日本はアメリカの一部権力グループから強い影響を受けてきた。ニューディーラーの置きみやげ、『日本国憲法』を替えろと再三、要求してきたのもアメリカのエリートだった。1980年代に入ると日本への締め付けが強まり、1990年代になると日本の政治家や官僚はアメリカの軍事強硬派グループの言いなり状態。日本のマスコミも同様だ。 1990年代、アメリカではビル・クリントン大統領に対する激しいスキャンダル攻撃が展開された。最後の下半身話を除くと、いずれも作り話、あるいは誇張した話だった。ホワイトウォーター事件では、検察側の偽証工作が暴露されている。が、こうした事実を日本のマスコミは報道しなかった。これは彼らが『反米』だからではない。彼らのボスであるアメリカ人にとって都合の悪い話だったからである。 クリントンが嫌われた理由はいくつかあるだろうが、例えば社会的弱者を救済しようとする制度改革、国防予算の削減、パレスチナ問題の平和的解決への意志などが思い浮かぶ。クリントンは妥協を繰り返した大統領で、若さが感じられないと批判する人もいたが、まだ妥協が足りないと考えていたグループも存在していたのだ。 さて、こうしたクリントン攻撃と深く関係していた人々が参加しているのが現在のアメリカ政府。この政府が打ち出したイラクへの先制攻撃にアメリカ議会は2002年10月、ゴーサインを出している。 ところが、2003年に入るとアメリカの主流派エリートが明確に攻撃を批判する意志を明らかにしはじめた。その象徴的な存在がジェイ・ロックフェラー上院議員の言動である。3月にはイラク攻撃の理由に疑問を投げかけ、その1年後には、自分がイラク攻撃に賛成したのは間違いだったと明言している。 日本のマスコミが米英のイラク攻撃に批判的な意見を取り上げるようになるのは、レジスタンスが激しくなるのを確認してからのこと。ロックフェラー上院議員よりも腰が引けていた。今でも腰は引けたままだが。小泉首相に『反米マスコミ』と呼ばれた新聞社はさぞかし喜んでいることだろう。そんなほめ言葉を贈ってくれるのは小泉首相くらいのものだ。 アメリカの親イスラエル派/キリスト教原理主義者が1990年代からサダム・フセイン体制の打倒を計画していた事実が欧米で報道されるようになったのは『同時多発テロ』から3カ月もしないうちのことだった。日本人だけが取り残されてきたのだ。 本メールマガジンでは再三指摘しているが、イラク攻撃の主な動機は石油でなく、イスラエルの中東戦略と軍需産業の思惑だと考えるべきである。蛇足ながらつけ加えると、イスラエルの基幹産業は軍需産業だ。 ******************************************************************** |