メルマガ:組紐工芸 工房 多津蔵通信
タイトル:夢幻出版社『多津蔵物語 ”変ったこと”』  2004/07/07


【多津蔵が変っていく姿】
此の物語の勤めは、変りゆく姿をお話する事でしょうか?
否、変った事を、さかのぼって語ることに、重きがあります。
何故か?変りゆく姿は、デザインルームにお任せをしています。
其の足跡を辿るのが、多津蔵物語の本質なのです。
どのように変っているのか?
今日の七夕にコメントが在りました。
昨年とは何もかも変ったと、書き込まれていました。
変ったのは、工房のスタッフなのでしょうか?
実は、スタッフも変りましたが、それ以上に変ったのが、主宰なのです。

【主宰の変り方】
一番大きな変り方は、自信が出来たことです。
暮らしも、仕事も、お花も、人間関係までも、自信を持って歩みだしました。
此の変り様が、スタッフを変え、工房全体を変えているのです。
工房は、主宰を中心に回っています。
其の心棒が揺れていたのでは、工房は定まりません。
今日の多津蔵の姿は、主宰の成長=変りように染められているのです。

【変った良さとは】
何が良かったかと言っても、主宰が多津蔵を我がものと思っている事です。
与えられた借り物ではなく、自分の手で勝ち取ったもので在ることなのです。
工房の暮らしが、自分の身の丈で実現を出来、
工房の仕事が、自分の手のなかで裁ける事です。

此の様な姿を実現できた理由は、
<1>一つ一つ確実に積み上げたこと。
<2>欲張らなかったこと。
<3>諦めなかったこと。
<4>皆の評価が在ったこと。
此の4点に、収斂されます。

主宰の”あだ名”は、”亀さん”なのです。
臆病で、直ぐに頭を引っ込めて閉じこもり、歩みだしても、鈍いのです。
処が、水を得ると、豹変を致します。
スイスイと、実に見事な泳ぎを致します。
得意でない処は、ゆったりと、のんびりと、歩みます。
此の有り様こそが、多津蔵を我がものと出来た大きな理由だったのです。

【多津蔵の標語】
ゆっくり、ゆったり、のんびりと、
慌てないで、急がないで、身の丈で歩みましょう。

               多津蔵が羨ましい夢幻出版社編集長 

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