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▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ 南米旅行記No.40(2004年6月27日 Sun.) ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ Index 1.今週のコラム 2. 株 3.インカ皇帝継承戦争 4.メキシコ旅行記XII 5.南米旅行記 6.あとがき □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今週のコラム 小泉首相の厚生年金疑惑で「会社もそれぞれ、社長もそれぞれ」 発言には驚かされました。 「会社もそれぞれ、社長もそれぞれ」だから、悪い事をして も許されるわけでしょうか。三菱自動車やハンナンには責任はな いのでしょうか。 そもそも、小泉首相が落選した時、ある会社に席を置き、労働の の実態がないにも関わらず、給料を得て厚生年金を払っていた という問題なのではないでしょうか。 会社員を隠れ蓑に給料として政治献金を得ていたというのは、法 律違反ではないのでしょうか。 それを「会社はそれぞれ、社長もそれぞれ」という詭弁では説明 になっていないのではないでしょうか。こんな人物が日本の首相 であるのは情けない限りです。 そもそも、彼は歴代の総理に比べて、偏屈で男前だから女性の支 持を得て支持率も高かったし、いまだに支持率が45%ほどあり ます。 日本の女性有権者に特に言いたいのは、政治家を選ぶのは恋人 を選ぶわけじゃないので、イケメンを投票の基準にしないで、 政策やビジョンヲ投票の基準にして欲しいということです。 エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 株 最近の日本株は11,500円まで上げると、達成感からか 200〜300円ほど下げる展開を繰り返しています。 おそらく、上値が重いので外資が先物で売りに来て儲けるの でしょう。彼らが仕掛けるで、彼らの懐にハ確実に利益が転が り込むという寸法です。 しかし、最近、彼らの仕掛けに疲れた個人投資家は売り越で 市場から遠ざかっているようです。外資がこのような個人投資 家を嵌めるような行動をとれば、日本株自体のボリュームが 低下するのではないでしょうか。この数年、個人投資家の株投 資が盛んになり、機関投資家を凌ぐほどになってきているので、 日本株が15,000円、20,000円と上昇していくため には個人投資家が重要な位置を占めています。外資の目先の 利益を追うような行動によって、個人投資家の投資意欲を削い でもらいたくないものです。 エドワルド □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ インカ皇帝継承戦争 資料不足のため休刊中 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ メキシコ旅行記XII 朝、起きると晴れていた。抜けるような空だ。クリスマスシーズン だからか街はガランとして人通りが少ない。ホァレス通りの沿っ て西に歩くと右手にはアラメダ公園があり、白いモニュメントが あった。半円形状の門のようなものがあり上に天使たちが載って いて一見何のモニュメントかわからないが、よく見ると中央にあ る円形の石版にベニート ホァレス(インディオ出身の大統領で フランス軍をメキシコから追い出し英雄)と書かれている。エド ワルドは普通の日本人だったのでそんな名前の由来を知る由もなく、 何げなく通り過ぎた。 しばらくいくと、国立芸術院宮殿が見えてきた。イタリアのサン ピエトロ寺院のようでなんか場違いだなと思えた。後で調べてみ ると、イタリア人の設計で1934年に完成した建物だというこ とだ。イタリアもメキシコの建物も同じじゃやないかという人も いるだろうが、イタリア人の設計はやはり粋な雰囲気を漂わせて いる。内部にはシケイロス(メキシコの有名な壁画家で岡本太郎 とも親交があった)やリベラ(フリーダの夫で、トロッツキーと も親交があった)の壁画描かれている。特にシケイロスの壁画は ラテンの情熱が爆発していて、原色が飛び出している。岡本太郎 の「芸術は爆発だ」というCMの顔を思い出してしまった。 「よくいうよな〜。エドワルドはそのときシケイロスと岡本太郎 の関係を知っていたのかよ」 「そんなこといったら、この旅行記に書くことがなくなるよ」 「はあ、そんなものですか」 無駄話をやめて旅行にもどろう。 国立芸術宮殿を出てもっと東へ行くと、カサ デ ロス アスレ ホスといわれる青いタイル張りの建物があった。ここは17世紀の 初頭伊達政宗によりローマへ派遣された支倉常長の一行が泊まっ たといわれ、現在サンボーンズというファミリーレストランにな っている。階段のところの壁にはオロスコ(メキシコ三大壁画家 の一人)によるフレスコ画が描かれている。アメリカ人の目玉は テファニー(日本にも店がありますね)のデザインしたガラスのカ ーテンだそうです。 サンボーンズでコーヒーを飲んで、いくら取られるかなと思ってい ると、意外に安いので安心。建物が16世紀に建てられたもので壁 画まであるのだから、ファミリーレストランだとは思わなかった。 外に出て空を見上げると41階建てのエンパイアステートビルに似 ているラテンアメリカタワーが聳えている。なんと細長いのだろう。 地震の多いメキシコシティでよく倒れないものだと心配になってく る。通りは人で充満している。下町の中心地だけあって黒めの小さ な人が多い。インディオたちだ。 そこをさらに進むと、サンフランシスコ教会(この教会はラテンア メリカのどこに行ってもある)や現在銀行になっているイツルビ デ皇帝(メキシコ人で唯一皇帝になった人物で黒人の血が流れてい たといわれる。もちろん、アステカの皇帝たちは別に考えなければ ならない)の宮殿がある。 そこをずず〜と進むと、巨大な広場がある。その真ん中に巨大な日 の丸じゃなくて、緑、白、赤の地にサボテンに止まった鷲が蛇を咥 えた図が描かれた旗がなびいている。前面を見ると30階建てを横 にしたような巨大な建物がある。政府宮殿だ。何百年とメキシコの 政治の中心として君臨してきた由緒ある建物だ。左側にはコルテス が建て始めたと言う巨大カテドラル(大聖堂)、右側はメキシコDF 庁舎だ。 少し歩いて政府宮殿の横に入ると、窪みがありそこがアステカのピ ラミッドの遺跡テンプロ マヨールだ。中には生贄の心臓が置かれ たチヤック・モール(神様の名前)の台座がありサボテンが茂って いる。コルテスが征服した当時のピラミッドは破壊されカテドラル の基礎や壁になってしまったらしい。ここに現れているのは13世 紀当時(アステカ時代、ピラミッドの上により大きなピラミッドを 定期的に建設した)のピラミッドらしい。 広場には下層階級のアベックが抱き合っていたり、民族衣装を着た インディオたちが円をつくって踊りまくっている。アメリカのイン デイアンとソックリな踊りだ。周囲には食べ物、Tシャツ、キリスト グッズを売る屋台が並び、活気に満ち溢れている。 白いトウモロコシの茹でたものを買うと、マヨネーズをつけて一味 唐辛子を塗りつけてくれた。こわごわ食べてみるとなんと美味しい ことか、病み付きになってしまった。 つづく・・・・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 南米旅行記XLI 朝、起きて窓の外を見ると、クスコの中心部が見える。いつも、 どんよりと曇っていたリマとは違い、乾燥した、貫けるような青空 がその後ろに広がる。ここが、インカの都、アタワルパの都である クスコである。 リマの女性漬けの生活は、ここにはない。なければ、探すか、観 光に専念するかの二者択一なので、とりあえず観光に専念すること にする。 クスコの真ん中、プラサ デ アルマスで軍隊が点呼をしている。 そのものものしい広場を横目に見ながら教会が三つ並んでいるうち の真ん中のカテドラル(大聖堂)にはいる。この教会は元インカの 神殿を壊して造られたもので、内部の祭壇には大量の銀が使用さ れ素晴らしいものになっている。その左側の外壁の内側に165 0年の地震の絵が描かれている。宗教画も多くあり、メスティソ の画家マルコス サパタが描いた「最後の晩餐」は特に目を引く。 晩餐の料理がクイ(ドブネズミの大きなやつ)かギニア豚である のが南米らしい。いくつかあるうちの一つの小部屋に祭られている イエス像は褐色でセニョール デ テンブロール(ミスター 地震) と呼ばれ人々の信仰を集めている。やはり、ここでもキリスト教と インディオの神が合体している。2年前に行った、メキシコシティ のグアダルーペ寺院のサンタマリアも褐色だった。よく考えると、 釈迦はインド人だから日本人的な顔をしていなかったはずなのに、 奈良の大仏をはじめとして日本の仏像は日本人の顔をしていると 気付かされて、どこも人間の発想なんて変わらないものだと苦笑い する。 カテドラルを出ると1659年に据え付けられた、ラテンアメリ カで一番古い壁が見える。路地を一本は入るとインカ10代目の王 トパック ユパンキの宮殿の石組みの上に作られたサンタ カタリ ナ教会があった。クスコの教会は、殆どインカの神殿や宮殿の跡に 建てられており、「一つの民族が他の民族に征服されるというのはこ ういうことなのか」と思い知らされる。 そこから少しいくとインカの石組みが残っているところがあった。 12角に切られた大きな石が剃刀の刃一枚も通さないほど精密に組 まれているので感心させられた。この辺りは地震が多いので、耐震 用に石を多角に切り組み合わせていたのであろう。このインカの頃 の石組みがびくともしないのに、スペイン統治時代の多くの建物が 地震で倒れていったというのは興味深いことである。 プラザ デ アルマスを隔てて反対には、ゴンザロ ピサル(フラ ンシスコ ピサロの弟)やアルマグロ親子が埋葬されているメルセ デス教会がある。フランシスコ ピサロが自分の副官であるディエ ゴ アルマグロを殺し、ディエゴの子供がフランシスコを暗殺した のに、なぜフランシスコの弟とアルマグロ親子が同じ教会に埋葬さ れているのだろうと、不思議に思う。ちなみに、 フランシスコは 自分が造った都市であるリマのカテドラル(大聖堂)に埋葬されて いる。 日本は、時まさにバブル真っ最中で、クスコの町は日本の旅行者 で溢れ、腰を曲げたおばあさんや、一眼レフのカメラを持ったおじ さんが、我が物顔に歩いている。「俺たちは、経済No2の日本から 来たんだぜ。お前らみたいな貧乏人で、汚い奴らとは違うんだ」と 顔に書いてあった。「いつから、日本人はこうなったんだろう。俺の 小さい頃の日本は、子供達はみんなズボンの膝小僧に穴をつくり、 鼻をたらしていた。喉もと過ぎれば熱さ忘れると言うけど、人間と は愚かなものだな〜」とつくづく思う。 「しかし、ツアーでこの国に来て観光地だけ見て歩いただけで日 本へ帰っていくのに何の意味があるのだろう。ただ、友達や親戚に 『ペルーへ行ってきたよ』と自慢するぐらいにしかならないのでは ないだろうか。そのために、個人旅行者の旅費の4、5倍も取られて、 旅行社を喜ばせ、太らせているだけじゃないのか。やはり、旅から、 いろんなことを吸収す るには、『チーノ』と呼ばれながら、地元の人々と直接接触しなけ ればならない貧乏旅行が一番だ」と取り留めないことを考えながら、 歩いていた。 つづく・・・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ あとがき MJ恋愛でまた、メルマガ配信を一週間穴を開けてしまいました。 まあ、MJというバーチャルがリアルに変わったのですが、会う までが大変でした。 向こうにしたら、こちらはどこの馬の骨かわからないし、こちらに しても美人局(つつもたせ)かもしれないとお互いに恐れていた わけですから、なかなか、進展がありませんでした。最初から、身 分証明書を携帯のカメラで写して送るわけにも行かないし、顔写真 を送るわけにもいかないから、お互いに相手の腹の探りあいをして いたわけです。 「簡単には見せることができないけど、身分証明のようなもの を見せ合いしなければならないね」とか、「お互いの町でないとこ ろで会って、駅に着いたら携帯電話をコインロッカーに入れ、タ クシーを取り、タクシーの運転手が知っているホテルに行こう」 とか相手の反応を試していたのです。 結局、まだ、何もしていないのだから、美人局で脅かされる事は ないだろうという判断から、自分の写真を送ると、向こうから 顔写真が送られてきました。 それからは、とんとん拍子に状況は進展したのですが、まだ、私と してはわだかまりがありました。最終的に会うと決めたのは、彼女 が私の要求を呑んでお互いの住んでいる街の中間点まで来てくれる ということになったからです。 しかし、そこまで、女性に言われると、その女性ばかりに負担をか けるのは男として情けないので、彼女の町に乗り込むことにしまし た。 その後、どうなったかというと、大人の男女が会えば自然に行き着く ような結果になったわけです。 昔、私が若い頃は、街で声を掛けたり、合コンしたり、友達の紹介 とかで異性と付き合うようになりましたが、最近は、MJや掲示板 で知り合う男女が増えたのではないでしょうか。 最初は顔が見えないので、考え方とかを相手にアピールするので リアルとは違って、表面的なことに誤魔化されえない恋愛ができ る反面、美人局などの犯罪の温床になっているきらいがあるので、 くれぐれも気をつけてください。 エドワルド ////////////////////////////////// ★ このメールマガジンについてのご意見、ご感想について質問等、 ございましたら cubajapo@m3.kcn.ne.jp までメールして下さい。 ////////////////////////////////// ★ 登録/解除の方法 http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/melmaga.html 「南米旅行記」は、上記のURLよりいつでも登録/解除可能です。 ★ホームページ 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